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2022-01-21 13:01

【詩吟ch】応用:肉付け①緩急強弱は色んなサイズがある<事に感ず>

事に感ず / 于濆
花開けば 蝶枝に満つ
花謝すれば 蝶還稀なり
惟 旧巣の 燕有り
主人 貧しきも 亦帰る

#詩吟 #漢詩

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おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
ということで、今日も元気に進めていきたいと思います。
これまで、ストーリー仕立てでと言いますか、詩吟を完成させるためのステップで、順番に来ました。
骨組みの話、そして次は肉付け、最後にほんのりと詩情、感情を込めるというのが、詩吟を完成させるステップだとお話ししましたけれども、
過去にこの骨組みについて4回ぐらいかな、話してきました。発声、発音、滑舌、アクセントで、少し間が空いたんですけれども、
今日は肉付けの話にいよいよ行きたいと思います。お待たせしてすみません。
この肉付け、肉付けというのはもう本当に応用編と言いますか、だいぶレベルの高い感覚的なところが多い世界になってきますので、
僕もだいぶ躊躇していました。どこまでこれ伝えられるのだろうか、僕が言語化できているだろうか、そういったところもあるので、
僕が理解している範囲の話になってしまいますけれども、どうかご容赦ください。
ということで本題に入ります。今日は肉付けの中の柑橘強弱、柑橘緩い、強い、弱い、この柑橘強弱、基本的にセットでしか考えられないので、
これはまとめてお話ししたいと思います。そしてポイントは1つずつ、1回につき1つずつという内容でいきたいと思います。
なかなかですね、たくさん言葉を重ねないと伝わらないかなと思いましたので、今日は柑橘強弱の中の1つのポイントですね。
柑橘強弱というものは、いろんなサイズのものがあるよという話をしたいと思います。
では話、本題に移りますね。この柑橘強弱、つまりどういうものが、ただこういうものが一切ない死因だとどうなるかということですね。
弁聖宿宿 夜川を渡る
こんな風になります。柑橘強弱がない死因というのはこんな感じになりますね。
アクセントが丁寧で発音も発声も綺麗であればですね、まず初心者のうちはこれで十分素晴らしいです。
ただですよ、これをさらに完成させていく。芸術として美しくしていく。
03:07
聴いている人がですね、もっと楽しく感じられるような、そんな風にしていくためにはこの柑橘強弱というものが必要になってきます。
カラオケでも何ででも一緒ですよね。歌においてはそういう弱めたり緩めたり、そういったところが入ってきます。
なんとなくイメージはわかるかなと思います。これ柑橘強弱が入るとこんな感じですね。
しもはぐるみにみちて
しききよし
こんな風に変わってきます。
じゃあここにですね、この急にしもはぐるみに、こんな風に聴いて明らかにですね、急に入っていてかつ急で強いようなところですね。
そういうところが入っている。もしくはみちて、こんな風にあの弱く緩く入っているところがある。そういうのはなんとなくわかるかと思います。
波のようなものですね。最初に強くやったら次は弱くする。最初に急になったら次は緩やかにする。こういう風に交互に入ってくるのはわかるかと思うんですけれども、この柑橘強弱という一セット、これあのいろんなサイズがいるんですよ。
いろんなサイズ。これどういうことかというとですね、まあ今わかりやすいのはまずこのしもはぐんえいにみちて、この気象転結の気区の中でですね、しもはぐんえいにみちて、この中で柑橘強弱がだいたい3セットぐらいある感じですね。
しもはぐんえいにみちて、こういうサイズのものがありますし、大きいものでいうとですね、気象転結ありますけれど、やはり気象転結の点ですね。点のところが結構強くなりがちですね。急で勢いがあって強いと。
えつぞんあわせえたり。こういう風に、くのサイズ感でも柑橘強弱というものがあります。点句でこういう風に強くなったら最後結句ですね。さもあらばあり。こういう風に弱くなっていくというところがあります。
さらに言うとですね、しもはぐんえいにみちて、この一番小さいサイズぐんえいにみちて、たとえばこのみちてですね。みちての一言の中にもですね、柑橘強弱があるんですよ。しもはぐんえいにみちて。
06:14
これわかりますかね。だいぶわかりにくい。今のはわかりにくいなと思ったんですけど。みちて、これはぐんえいにのところが強いから、みちては出だしはですね、結構ゆるめに優しめに入ります。ただ優しく入った後ですね、みちて。
ここは節回しまで弱いままだと聞いていると、うーんみたいな感じになっちゃうんですね。そうならないために弱く入ったなら、みちて。
この伸ばした後に急なところが入ってくるんですね。急でちょっと押し込むような強い感じが入ってくると。ブワンともう一回急で強いのがあって、最後に手の最後の置くところはまた弱くなる。みちて。
こういうふうにこの一言の中、説聴といいますか、この一言たった一単語の中にも緩急強弱があって、しもはぐんえいにと、この一つの句の中にも緩急強弱がある。そしてこの漢詩自体ですね、奇声を転結の中にも緩急強弱があるということです。
なので緩急強弱を真っ平らに認識するんじゃなくて、いろんなところに隠れているんですよということを知ってもらいたいと思います。もちろんですね、この詩だったらここをやればいいとか、正解があるかというと僕はないと思いますね。ないと思います。先生によって付け方が変わってくると思います。
ただ基本的にはですね、基本的な考え方としてはこの素読ですよ。詩をシンプルに読んでいって、その時に自然とだんだんリズムが生まれてきて、それに合わせて緩急強弱を入れていくというのがやはり第一歩になるのかなと思います。
こんな感じですね。何回も読んでいると少しずつリズムがついてくるということになります。正解は本当にないし、どのサイズでここに入れようかとかというのもありますけれども、ここは結構先生の価値観、価値観、美意識に変わってくるんじゃないかなと思います。
まあでも最終的にはですね、聞いている人がこれはいいギンだなと思えればいいんです。ただですね、この初心者のうちはあまりこれにこだわりすぎてですね、もうなんかぐちゃぐちゃな感じになるのも難しいんですよね。
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ただ少しずつ少しずつ取り入れてみるのはいいのかなと思います。ということでこの肉付けの話は非常に難しいです。基本的にはその骨組みをしっかりした後に着手してほしいと。同時並行はあんまり、もしやるとしてもほんのりやるぐらい、それぐらいがいいのかなと思っております。
ですね、まあまず、柑橘の一つ目、柑橘強弱というのはいろんなサイズがあるよということをお話しさせていただきました。次も、次も柑橘強弱シリーズまだまだいきますのでお楽しみください。
では、今日の詩吟ですね。もう9月13日山ほどあったんで、もうそれはとりあえずいいです。ということで今日やるのはコトニカンズ。ウフンという方ですね。出だしがこれ美しいんですよ。
花開けば蝶枝に満つ。花射すれば蝶また稀なり。ただ旧葬のツバメあり。主人貧しきもまた還る。花が開くと蝶が群がるし、花が散ると蝶はもう来なくなる。
しかしですね、しかしこのツバメだけはですね、たとえ主人がもう貧しくなろうとも、ふるすにしっかりと還ってくれると、もうなんか嬉しいなみたいな。
コトニカンズとある事例と言いますか、とあることにふと感じたということですね。
適当だな。
ということでこちら、吟じていきたいと思います。柑橘強弱つけれるかな?わかんないな。
コトニカンズ ウフン
花開けば蝶枝に満つ。
花射すれば蝶また稀なり。
ただ旧葬のツバメあり。
主人貧しきもまた還る。
12:20
こんな感じかな。
また還る。
こっちの方が終わった感ありますね。今の終わり方だとまだまだ続くよみたいな感じがちょっと残るかもしれないな。
とか色々考えたりして、いつも適当にちょっとずつ書いていっています。
では今日はこんな感じですね。また明後日ぐらいお楽しみください。
また引き続きリクエストや質問ここらへんちょっと説明わかんなかったよということがあれば、もっと言葉を重ねて説明したいと思いますのでお待ちしております。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
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