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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。 このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を
わかりやすくザックバランにお話ししていくチャンネルです。 週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
ではでは、今日はひどい雨の天気なんですけれども、金曜日なんでですね。 頑張っていきたいとおもいます。
まず最初にですね、先日の【N】の出し方ですね。【N】の出し方が結構あの好評でして、たくさんレターを頂きました。メッセージ頂きました。
ありがとうございます。 もうまた次は秋の春の大会か、春の大会に向けてこれから頑張りますというメッセージも
頂きましてですね、もうこういうの嬉しいですね。 詩吟で繋がれる機会ってなかなかないし、もう流派とか赤いも違うと本当にもうほぼないと
言ってもいいほどなので、こういう交流ができるというのはとてもとても嬉しいです。 では今日の内容に行きたいと思います。
まあのこれから大会に向けて頑張るという方がいましたので、 その方に向けて
私から細かいところは正直お伝えするとですね、 教えている先生と違ったりするとややこしいことになりかねないので、
とても大事な、ずれることのない基礎的なところですね、そこをしっかりとお話ししたいと思います。 その名もですね、銀を作り上げる、完成させるための3つのステップということでお話しします。
これは本当に大事ですね。 結論からお話ししていきましょう。
まず1つ目、骨組みをしっかりと作る。 2つ目、肉付けをする。
3つ目、感情を込める。 この3つのステップで詩吟をどんどんと時間をかけて練り上げて完成させていくということになります。
僕もここまでできているのはなかなか今まで1つか2つぐらいの銀しかないんですけれども、 本当にですね全力で、例えば大会に向けて半年とか1年以上かけてこの銀で頑張っていきたいんだと言う人はこのステップで進めていってください。
ではまず、早速入りましょう。 まず1つ目ですね、骨組みをしっかりと作り上げる。
骨組みとは何なのか? 僕が先生から言われていたんですね、詩吟は骨組みと肉付けでできるんだということです。
詩吟における骨組みというのは、 アクセント、発音、発声、そういったところですね、
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これができていないといけないけれどもこれだけじゃ物足りないよというものになります。
なのでそればっかり練習していると正直つまらないです。 アクセント、まずいきましょう。
弁政粛々、今回は9月13日でいきますね。 これが僕ちゃんと練り上げてきた銀なので、9月13日陣中の作植杉謙信ですね。
下は軍営に満ちて周期清し、これの銀をやりましょうと言った時にですね、 まずアクセントから入りますね。
下は軍営に満ちて、 ここまでゆっくりはやりませんけれども、この言葉は頭から高いのか、真ん中だけ高いのか、
平板、2音目以降ずっと同じ音で高いのか、そういったところを丁寧に丁寧に何度もですね、
読んでいきます。下は軍営に満ちて、周期清し、結構これでもちょっと荒いんですけれども、
アクセントについてお話しした回があるのでそちらを聞いてみてください。
銀はですね、日本語からできているので、この読み方がまず美しくないと、どんだけ節回しとか声が良かったとしてもダメです。
だからここが骨組みになりますね。下は軍営に満ちて、この時のお口の動かし方、発音の仕方も丁寧に意識してみてください。
ちゃんとウとかエとか、口が横になっているのかな、口をちゃんとすぼめているのかな、前もって準備できているのかなとか、
そういったところ、下は軍営に満ちて、周期清し、骨組みの続きですけれども、音程になりますね。
下は、下は、ちゃんと音が取れているか、コンダクター使っている方も多いと思うんですけれども、音程ですね。
下は、軍営に満ちて、声を揺らすとか、そういったところは正直まだこの段階ではいいです。
たどたどし、カタカタしたような声でいいです。小学生とかがですね、詩吟やっている時に、下は軍営に、みたいな風に吟じているのと、
方向としては似たようなものですね。あれだけの純粋さで、教わったことをそのままに丁寧に、アクセント、発音、音程、この3つをしっかりと練り上げる。
正直ですね、これ一番つまらないんですけれども、これが丁寧にできているかどうかは、レベルの高い大会ほどですね、ここがものを言いますね。本当にものを言います。
これでちょっとした点数の差で、1位2位3位が決まってしまうというような世界が確かにあります。だから、私はまだそんなレベル目指してないよという方もですね、むしろここを今のうちにしっかりしておくことで、あなたの吟はもう安定してるねと、しっかり丁寧にやっているねと、丁寧っていう言葉はもう骨組みからきます。
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ですので、何度も言いますけれども、アクセント、発音、音程かな、あと発声も言いましたね。ここらへん大変ですけれども、一つ一つ意識してやってみてください。そして2つ目のステップ、これが肉付けになります。肉付け。肉付けというのは、緩急、強弱、間合いのことになりますね。
急に難しくなってきますけれども、緩急、緩急は弱めたり、急に、緩いと思ったら、この急にタタタンと畳みかけるようになったりする。強弱は正量の強弱ですね。優しいと思ったら急にガンとくる、強弱。そして間合い、間合いはもう銀と銀の縁と縁の間と言いますか、たくさんのところ、言葉の継ぎ目のところですね、すべてが間合いになります。
間合いを言った後の間の取り方もすべて入ってきます。とても上級者向けの内容なので、そうですね、この内容はやっぱり一個一個改めてあった方がいいかもしれないですね。僕も整理できてないかもしれないです。緩急、緩急はどんな感じかというと、
しもはぐんげりにみちて、っていう感じに真っ平らにやっていたのが、しもはぐんげりにみちて、こういう風にしも、しもって、もうここで急に入って、和で緩くなるんです。しもは、で次またぐんって強くなる。
ぐんげりにみちて、ぐんげりにをもうまたここで急に入れて、みちてを緩くする。こういう風にですね、聞いている人を飽きさせない。詩の強弱、詩の内容を伝えるために必要な表現方法になります。
緩急、強弱もまあ今の中に結構自然と含まれてしまうんで、緩く強くっていうのは難しいんですけど、急なところっていうのは結構自然と強くなりやすいので、まあそんな感じですかね。しもはぐんげりにみちて、ここらへんはなんか緩く小さくなっていくということになります。
そして間合いですね。これも今のところにだいぶ入っていたと思います。しもはぐんげりにみちて、こういう風に一拍、一拍、一拍と安定して入れるのではなくてですね、ちょっとしぼめたり、たっぷり設けたり、まずはですね、感覚的でいいので、ここはちょっとだけたっぷりめに間を取るかと。
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ここはつなげるようにしようかとか、そういうふうにやってもらえればいいかなと思います。大事なところはどこで気持ちを切るかどうかですね。区切るのかどうか。そこで一拍をふんと置くのか。文章がつながっているのに声が足りないからそこで切ってしまうっていう方はやっぱり必ずいます。僕もそうです。そうではなくて、詩としてはどこまでが意味しているのか。であればそういったとこには気持ちを切らずに次に続けてください。
そうするとですね、自然とこの間というのは詰まっていきます。逆に切れてしまうところは自然と間が広がります。そしてやっぱり溜めたいと思ったところはですね、溜まってくるんですよ。ということでそこを意識して間の取り方、それも肉付けに入っていきます。
しもくんげんにみちて
こういう風に、だいぶ間が違うなという風にやってみるのがいいかと思います。ただあまりにやりすぎると、それよりもお前もっとしっかりとやれよと、ちょっと表現しすぎだよと言われる可能性があるのでまあ程々にしてみてください。
ということで2つ目のステップ肉付けですね。 緩急強弱間合い。これは本当にむしろこれだけでもう超ハイレベルです。
これをやりきったらほぼ詩吟が完成すると言っても間違いないんですけれども、僕はあえてこの3つ目、感情を込めるというのを入れたいと思います。
ただ大事なのはこれ最後の最後なんですね。感情を込めるっていうのは最後なんですよ。
詩上表現すると言われると一番最初に詩を読み込んでどんな感情なのかを伝えるのが大事だという風に考えがちなんですけれども、そうじゃないんですね。
やはりあの基本をしっかりとして表現できる技法を身につけてその上でその上で自分の感情を乗せる、それができれば相手に伝わる詩吟になっていくんですね。
伝わる状態にない、つまり音程とかアクセントとかそういったものがガタガタなのに感情だけ伝えようとしてもですね、そこはなかなか相手に伝わりにくいんじゃないかなと僕は思います。
なのでようやくようやくですね、僕としてはようやくここで歴史とか背景とか作者のどういう経歴なのか、どういった気持ちでここを厳じたんだろうか、詩を作ったんだろうか、そこを想像しながら感情を乗せる。
まああのほんのり乗せる、ふりかけぐらいに乗せるぐらいがちょうどいいかなと思います。
さらさらっとですね、それぐらいが多分一番美しい詩なんじゃないかなということで、僕はそういう内容になります。
ということで、超超超重要なお話をしました。
まあだいたいこれで吟は完成するんじゃないかなと思います。
僕も正直毎回この吟やってるなんて絶対無理ですよ。
シンパニアの毎日毎回こういうふうに詩吟やってますけれども、正直1割だけ真剣にやってきた吟があって、7割ぐらい、7、8割ぐらいはですね、もうその場で今までの経験上、もう肉付け、骨組み肉付け感情全部ごちゃ混ぜにして、さらさらっとそれっぽくやっているだけです。
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ということで、ちょっと長くなってしまいましたけれども、やべえな今日だいぶ長いな。
詩吟を完成させる3つのステップ、骨組み、肉付け、そして感情を込めるということを意識して、まず骨組みだけで超大変だと思いますので、まずそこからしっかりとやってみてください。
疑問で質問であればどうぞ聞いてみてください。
では後半の吟を移りたいと思います。
レターを下さった方のヒントを参考にですね、こちら吟じさせていただきます。
道観未能かるの図に題す、作者不詳ということで、こちら吟じていきます。
自分なりにもやっていきますけれども、アクセントとか流派とか違いがありますので、本当に気持ち参考になればいいと思います。
細かいところはやはり先生から直接教わったことを最優先にしてください。
では早速吟じていきます。
道観未能かるの図に題す、作者不詳。
こわん雨をついて
どうしよう叩く少女
民に贈る花石
少女言わず
花はらず
英雄の心象
乱れていたの
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お年
映画的ですね。場面がすごく美しいなと思います。ちょうど今雨降ってるからますますですね。
ということで今日はこんな感じで終わりたいと思います。
また疑問点、もっとここ深く聞きたいとか、そういった話があれば是非是非コメントください。とっても嬉しいです。
以上です。シギンの魅力を発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。