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2023-12-21 14:44

【詩吟ch】「楓橋夜泊 / 張継」の意外なエピソードと吟じ方

楓橋夜泊 / 張継
月落ち烏啼いて 霜天に満つ
江楓漁火 愁眠に対す
姑蘇城外 寒山寺
夜半の鐘声 客船に到る


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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
私は元気なんですけれども、相変わらず、昨日あれだけ早く寝るっていう風に言ったんですけれども、結局できませんでした。
一通りの作業が終わったのは10時40分だったんですよ。
10時半に寝ようと思ってたんですけど、40分かっていう風になったのとですね、
ちょっと少しだけ漫画読もうかなみたいな感じで読み始めたらですね、これが止まらなくなってしまって、結局11時半ぐらいになりました。
もうダメですね。
本当に夜8時ぐらいまではですね、早く寝るんだ早く寝るんだってずっと思ってるんですけど、この最後の最後のアリの一欠ですね。
このダメな使い方のアリの一欠で、漫画を読み始めると。
しかも今ハマってるのはですね、ソウソウのフリーレンなんですよ。
アニメでもやってるんですけれども、これが面白いのなんのと、多分日本人にすごく響くような感じなんですよね。
普通であれば、勇者ものの異世界もの、異世界じゃないですね。
勇者もののやつは魔王を倒しに行くためのストーリーをですね、細かく戦闘描写とかやっていくんですけれども、
これはもう1000年以上長生きする魔法使いのエルフが主人公で、魔王を倒し終わった後の時代。
80年後とか100年後とか、そういった頃のご実談をですね、メインにしているんですけれども。
いやー考えさせられるし、結構面白いし。
そしてアニメ自体も面白いし、漫画自体ももっと面白いしということで、もうダメですね。
はい、という言い訳になります。
ではでは、今日とりあえず本題に行きたいと思います。
今日もですね、以前にご紹介しておりました本から、参考に一つのメイクを紹介しつつ、吟じ方も紹介していくという流れでいきたいと思います。
題材にしている本はですね、いつも紹介しているんですけれども、
村上哲美さんが書かれた漢詩のメイク名言という本になっております。
30年ぐらい前に出版されたものですね。
そして今日ご紹介する言は、風境夜白長計策になります。
まあこれも詩言やってる人で知らない人はいないでしょうねという、とてもとても有名な漢詩になっております。
ではまず先にこれを詩文を読んでですね、通釈をまずさらっといきたいと思います。
風境夜白長計
月落ち、カラス鳴いて、霜天に満つ、
降風漁火、州民に対す。
こそ城外の観山時、夜半の正清、覚醒に至る。
03:05
ではどういった内容かですね。
月はもう西に沈み、カラスの鳴く声が聞こえ、
空には霜の降りる気配が満ち溢れて、寒さが厳しい。
川岸の楓や潔日の明かりが転々と寝そびれた目に映る。
なかなか寝疲れずにいると、こその街外れの観山時からであろうか、夜半を告げる鐘の音がこの船まで聞こえてきた。
本当にイメージがですね、そこに行ったことがないけれども、
なんとなく哀愁漂うような、とてもいい雰囲気が思い起こされる詩文になっております。
ではですね、今回はこの詩文のふざけたエピソードをですね、先ほど言った本からちょっとご紹介したいと思います。
だいぶかいつまんでいくんで、詳細はぜひこの本を読んでいただければと思うんですけれども、
161ページにですね、風景夜白について取り上げられております。
この詩はですね、そもそもこの張慶という方は、ほとんど詩文を残していないというか、有名になっていないんですね。
しかもこの漢詩を書いた前後の流れが、どういう事情で旅をしていたのかすら分かっていないんですよ。
ただ、こういう本来であれば大事な人物像とか背景、これまで話してきたんですけれども、
そういうものすらを超越してですね、この詩は哀愁を演じた名作として、もう長い間ですね、親しまれてきたということになっております。
もう中東の時代756年ですから、1300年ぐらいですね、1300年間それほどにこの詩単体として親しまれていたという、
まずそれだけにですね、この完成度が本当に高いということになっております。
観光地とかでもいろいろあるらしいんで、とても有名になっているんで、
僕もいつか行きたいなぁとか思いながら、あまりに有名ならそこまで行きたくもないかなというこのあまどかな気持ちがあるんですけれども、
この本の中でですね、説明をいろいろ読んでいるとですね、なんか面白い内容が見つかりました。
風景予白はやはり有名なのでいろんな本に書かれているんですけれども、
馬匠の門人ですね、俳句の人のお弟子さんの一人で森川巨録さんが和訓三大志という本を作ったんですけれども、
そこに書いてある内容がなかなか面白いんですね。
一部読むと、
06:03
それは約束に待ちわぶるというふうにいろいろあるんですけど、
船着き場のところに、やはりキャバクラというか色里と言いますか、女性と遊べるような場所があって、
そこに遊ぼうとしたら、長兄が遊ぼうとしたら、そこの女性に振られてしまって、一人寝をする羽目になってしまった。
その侘しさでこの詩文を書いているみたいな、そんな解釈が入っているんですね。
これがもっともっとふざけて適当に書いたんじゃなかろうかなと思って遡ったら、
まだ出典があったんですよ。
これは独奏ではなくて、古の明の儀という、昔の五山の講義という、
禅寺の中にとても公釈を受ける大事なところがあるんですけれども、
そこの講義の中でそういった話がされていたということなんですね。
この女性が一緒に遊べた、こっちの説は女性と遊べたけれども夜が明けたからと言って、
この長兄を騙してよそに行って、長兄はその後一人で夜半の鐘を聞いて悔しがったという、
そういう話があるんですよ。
こんなおしゃれな哀愁漂う名家はこんな背景があるの?というふうに思ったんですけれども、
実はこの本の中のオチとしては、有名なお寺で講義をしたんだけれども、
生徒さんをだんだん暇そうにしてきたんで、
こういう考え方もあったらしいよということで、
ふざけて話したんじゃなかろうかという、そういう説でこの本の中では終えております。
ということで、あまりに対して今回は学びになるところではないんですけれども、
むしろそれだけ昔から愛されていてですね、
こういう二次創作と言いますか、
こういうふざけた創作も今に尚残っているという、
それほどに有名な吟なんですよ、漢詩なんですよということをただお伝えしたかっただけです。
すいませんね、今日はかいつまんだ割には大して内容もないですし、
うまく説明できたところではないんですけれども、こんな感じになります。
ではその分ですね、この吟字方について少し詳しくお話ししていきたいと思います。
これはですね、本当に言葉をいかにきれいにスムーズに話すかがとても大事になっております。
節長というよりは詞文の方ですね。
月落ち、カラス鳴いて、短い言葉がどんどんと続いていくんですね。
月落ち、月で、この平板と言いますか、二音目が高いと。
落ち、頭高、カラス、これも頭高、鳴いて、これは平板になってくるんですけど、
このアクセントの上がり下がりが激しいのと言葉がどんどんぶつ切れになっていくんですね。
だからアクセントを丁寧にしようとしたら結構ぶつ切れにならざるを得ないんですけれども、
ぶつ切れになると詞文の流れが失われてしまうというところで、このバランスを取るのが難しいですね。
09:02
できれば両立してほしいというのが多分本質なところです。
月落ち、カラ、カラス鳴いて、このキクをいかにスムーズにかつ美しく読めるかどうか、
これは本当に大事になってきます。
霜天に、この頭高と短い言葉、これが何度も何度も出てくるんですね。
霜、天に、密、後は降風の後、魚下、魚下、これも頭高に入ってくるというところで、
この前半のところは短い言葉と頭高のアクセント、これが本当に扱い方が大事になってきます。
そして天空の方ですね。
こそ城外の観山寺、こそ城外の、私の教本の方ではこそ城外ので一息で行くので、
その分節聴はたっぷりじっくり風情を味わうためのところになってきます。
そして一番難しいところが観山寺ですね。
観山寺と、この観山の後に息継ぎを入れると本当にダサくなってしまうんですよね。
観寺寺という風に言ってしまうので観山寺なんですね。
これはやはり一息か極力流れをつなげるようにしていきたいというところになります。
夜半の生成、核戦に至る。
このあたりは言葉が4つになってくるので比較的言いやすいんですけれども、
夜半の生成、核戦に至る。
声に出して読んでみても結構言いやすいんですよ。
その分、だからこそ、より丁寧に言葉を大切にしてもらいたいところかなと思います。
生成、核戦に至る。
鐘の音がこの船のところまで届いてきたというところなので、
じっくり丁寧にひっそりとした音が遠くから届いてくるという雰囲気をぜひぜひ表現してもらいたいなという感じですかね。
なかなか今日はうまく説明もできず、
今日は撮り直しも少ししちゃったので時間もないんですけれども、
こんな感じになります。
そうですね、本当にこれはよく習うんですが、
難しく、おしゃれに、やっぱりできればおしゃれにやりたいですよね。
このバランス感覚を気をつけながら吟じていきたいと思います。
風景夜拍 長径
月落ち
カラス鳴いて
12:03
霜天に
三つ
幸福
愉快
庶民に
大勢
町外の
閑散
夜半の
小戦
核戦に
至る
いかがでしたでしょうか。
本当に吟じてみてですね、この二音、頭高の二音ですね。
これがえぐるようにやるのか、頭から丁寧に置くのかですね。
本当に二音、同じ頭高の二音なんですけど、吟じ方が全然違ってくるんですね。
それも気にしながらちょっと私の吟もう一度前半聞いてもらえればと思います。
あとはまあ後半難しいんですけれども、
しっとりと哀愁漂おうとするとですね、
全部ゆっくりになってしまうので、どこでスパイスを聞かせるのかというところも
後半のポイントになってくるのかなと思います。
まあこれが今日はうまくできたかったですね、難しいですね。
そして時間がないと言いながらこれを吟じ始めると、
ついついじっくりやってしまうというのがこの自分の魅力かなと勝手に思いました。
では今日はやっぱりうまく説明できなかったな、睡眠時間ですかね。
引き続き体調に気をつけて頑張っていきましょう。
ではシギンの魅力を発信するシギンチャンネルどうもありがとうございました。
バイバイ。
14:44

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