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2023-01-05 20:59

【詩吟ch】「大揺り」の吟じ方を徹底分解<烏江亭に題す>

烏江亭に題す /杜牧
勝敗は兵家も 期す可からず
羞を包み恥を忍ぶ 是れ男兒
江東の子弟 豪俊多し
巻土重來 未だ知る可からず


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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル!
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上の私、heyheyによる、詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について、分かりやすくザクバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
今日から?あれ?昨日から?仕事始めらしいですね。
僕はまだまだ育休中なので、とにかく子育てに追われていて、年末年始もなんとなくやりましたけど、がっつりお祝いしたみたいな感じはやっぱ難しいなと思っています。
良くも悪くもとにかく生活サイクルが固定されるのでいいなと思います。
うちの娘も4ヶ月過ぎて、寝返りはしっかりできるんですね。
ただ寝返りから元に戻ることはまだできないんで、数秒目を離したらもうひっくり返ってるみたいな。
でもそこからなかなか動けずにうんうん言ってるみたいな感じなんですけど、これは可愛いですね。
ということで、今日の本題の方に移りたいと思います。
今日は年末の頃に質問いただいていて、なかなか回答できていなかったので申し訳なかったです。
NOさんからYouTubeの方で質問いただきました。
そうですね、お湯に関してなんですけれども、以前と重複する内容はあるかと思うんですけれども、
伸ばす長さとか、母音に返すタイミングとか、死の音に達するまでの持っていき方など教えてくださいということです。
なのでこれは大揺りですね。死銀における大揺りの話なので、大揺りを吟じる際に僕が気をつけていること、そういった内容でお話ししていこうかなと思います。
ちょっとですね、どういう風に話そうかなってなかなか悩んでいたので、今日は考えながらの内容になってしまうかと思いますけれども、どうかご容赦ください。
まず大揺りなんですけれども、こちらですね。
これですね。
これもさっぱり型、こってり型がありますよというか、そういう表現を使い分けたらもっといいですよということで、2種類ありますね。
さっぱり型が
こんな感じ。
こってり型が
03:04
こんな感じになります。
標準型がさっきやったやつですね。
ということなんですけど、
これ高いな。
4本、4本。高いけどこっちのほうがやりやすいんで、4本でいきますね。
まず大揺りなんですけれども、本当にぐにゃぐにゃ、ぐにゃぐにゃ、節調がついていて、音の動きをそのまま丁寧に覆おうとすると、なかなか難しいところがあります。
特に、銀歴の浅い方であれば、なおさらここが肝になってくるのかなと思いますね。
本当に一番骨組みというか骨格はとてもシンプルなんですよね。
ただ音が上に行って降りてくるだけになってくるんですけれど、これをこのままにやっていると、子供が丁寧に先生さようならみたいな、そんな丁寧さのある、稚拙な感じの大揺りになってしまいますので、そこに強弱とかもつけていく必要が出てきます。
どこから話そうかな。
大揺りを吟じる際に、これはどれにでも言えることなんですけれども、まず一つ目は言葉の音程ですね。
今回ですと、かわお、かわお、かわお、ここをまず丁寧に言わないと、出だしから音がずれてしまうということがあります。
かわお、その次にこのかわおですね。
大揺りに上がる前のこの音の主音でまっすぐ出すところ。
ここもですね、ビブラートちょっとは入れてもいいと思うんですけれども、基本まっすぐの方がいいですね。
かわお、かわお、どっちのさっぱり方、こってり方、どっちにおいてもなんですけど、言葉を言った後の最初、かわお、2拍ぐらいですかね。
そんぐらいはまっすぐ、しっかりと、ビブラートせずに揺らさずにしっかりと出した方が良いです。
いや、出すべきですね。
そうしないと、基準になる音が、要は地面がグラグラグラついてしまうということになりますので、これも音がずれてしまう原因になります。
なので、そこから上がるときですね、上がるときは揺らしてもいいですし、思いっきり上がってもいいです。
僕はここを意識しているのはですね、より、この上がりをかっくんと上げたいんですね。
06:00
勢いをつけたいんです。ぬるっと上がりたくないです。
こんな風に上がるとですね、すごく気持ち悪いんですね。
メリハリがないような、そんな印象を受けてしまいますので、できるだけまっすぐのところからガクンと上がりたい。
そのためにですね、あえて押し込むという感じですね。ちょっとしゃがむような力の込め方を入れています。
どういうことかというと、
ここでクリも入れやすいので、それを入れるとなお、この上がり方が明瞭になってくるので、それを入れることもありますし、別に入れなくてもいいんですね。
という風にやってもいいですし、後は揺らして勢いをつけて、まるで獲物を見つけた猫みたいな感じですね。
お尻をフリフリしながらピューと飛ぶような感じですね。
こんな感じに、この上がり方をいかに勢いよくやるのかを重視しています。
これが次につながるんですけれど、なぜここの勢いを重視するかというと、その次に一気に高い音にジャンプするわけなんですね。
なのでここの上がりが悪いと滑走路が足りないんですよ。
一気に上がりたいのに飛び立てない飛行機みたいな感じになってしまって、この一番大揺れの聞かせるべき音であるこの一番高い音、ドの音ですね。
ドの音が若干暗いなーとか勢いがないなーとか、実際に数字でいうと4分の1音ずれてるとか、8分の1音ずれてるとか、16分の1音ずれてるとか、こんな感じになってしまいます。
やっぱり大揺れはなぜ大揺れかというと、ここの高いところ、この一番高い音を聞かせてようやく大揺れの意味があるんですね。
ここで感情の高ぶりとかを表現したいわけなので、この音に綺麗に到達するためにジャンプするところは勢いよく上がった方がいいということがあります。
なので僕はちょっとしゃがんでカクンと上に上がったところで、この上がりはですね、勢いを決して止めることなく、真っ直ぐガーンと上がってきます。
これ音だけは出すとただのドって音なんですけど、この音を出しながらも真っ直ぐに音程を出してるんじゃないんですね。
上へ上へ上がっていくようなイメージを持ちながらこの高い音を出してます。
音程は変わらないんですけど、勢いが違うという、そういう出し方をしています。
09:03
あとはイメージとして、押し付ける音というよりは上に花開くようなイメージを持っております。
やはりですね、声って結構イメージに引っ張られるものなので、そこでパーッと花開かないと明るい感じが出てようやく音がバシッと当たってる。
そういうふうに思ってもいいのかなと思います。
そこでまずドまで行きましたね。
そこで
まず聞かせたいところはこのドなので、ここでしばらく聞かせます。
上がるところと上がったところで両方それなりにたっぷり間を使っているわけですね。
結構時間を使っているわけなので、
下りの方もですね、もったいぶると聞いている人はだれてくるんですよ。
メリハリがないという感じになってしまいますので、
下りはできるだけテンポよく下るように意識しています。
もうたっぷり行ったから最後はトントントントントンと降りていきたいんですね。
ただ、これを勢いよく降りてしまうと音がずれてしまいますので、
間に一箇所だけ踊り場を設けると。
一番高い音から2音下がったところですね。
この踊り場をラの音で踊り場を使った後は最後もトントントントントンと降りていきたいと思います。
この踊り場をラの音で踊り場を使った後は最後もトントントントントンと降りていきたいと思います。
そうするとこの大揺れで最も音がずれやすいファとミが安定してくるというところがあります。
だいたいそんなところなんですよね。
音がファとミがずれやすいのでそこは気をつけないといけないのと、
あとはせっかくテンポをよくやっているからこのミの折り切った音を変に伸ばさないようにしますね。
ちゃんとキュッとさっさと閉じるようにします。
じゃないとせっかく勢いよく上がったものが余韻が台無しになってしまう感じになってしまいますね。
ここまでを言うと、
さっぱりまたで言うとこんな感じになってきます。
あとはコッテリまたかな。
時間長すぎると奥さんに怒られます。
もうちょいテンポをよくいきます。
12:04
コッテリまたは何が違うのかというと、
まず上がるところですね。
ラシラシで一度ですね。
刻んで刻んでドに上がる。
下りのところもですね。
ラの音で一度踊り場があるんですけど、
そのまますぐに下らずに、
ラで引っ張ってからもう一度シにちょびっと上がって、
という風にちょびっと上がるという。
そこで色気を足している感じになっています。
この若干上がるシの音もですね、結構ズレやすいんですよ。
適当にやるやりがちなんですよね。
なのでこの音も一瞬なんだけれども、
気をつけないと音がズレやすいというところになります。
そんなところかな。
あとは至音に戻るタイミングとかもありましたよね。
ちょっと待ってくださいね。
至音に戻るタイミングといいますか、
階段をただ単単単単単と下りていく。
そして下りたのであればもう、
そこでサッと止めるんですね。
そこで、
という風にやると、
なんかすごく脂っこい大揺れになってしまうので、
最後キレイを気をつけるというところですかね。
だいたいこんなところかな。
伸ばす長さ。
伸ばす長さ。
本当に長く伸ばすのか、
あとはテンポよく下りていくのか、
その2つだけで意識していますね。
だいたいそんなところかな。
というところです。
音程を正確にするためのポイントも
ちょっと混ざっていたかとは思うんですけれども、
だいたいそんなところですね。
ちょっともう一回言って、
確認だな。
だいたい今言った内容ですね。
そこら辺を意識しながら普段吟じていると。
ただ何回も何回も吟じていると、
それが無意識にできるようになってきて、
そこにさらに至上とかも感じられるようになってくる
というところです。
まずは、
そうですね。
だいたいそんなところかな。
長さ。
長さが大事ですね。
長さが大事ですね。
そうですね。
だいたいそんなところかな。
長さ。
まずは聞いたまま真似てみて、
そこから自然な感じってどうだろうと考えることですね。
他の人が聞いたらこれはどう思うだろうかとか、
15:01
他の人の聞きやすい弦はどんな長さになっているだろうかとか、
そういうことを感じながら微調整していくことになります。
ここで必ず何拍伸ばしなさい。
ここで何拍で折りなさいとかっていう風な考え方をしていると、
頭を山ほど使って疲れてしまいますので、
まずは今日言った内容を抑えて、
参考にしている人の、聞きやすい人の大揺れを聞いて、
それの通りに真似てみて、
あと自分で口ずさんでみて、
それを自分のものにしていくという、
そんな流れになってくるかなと思います。
よし、ではこんな感じですね。
まだ説明がもし足りなかったら追加でご質問ください。
後半の方、ギン、サラサラっといきたいと思います。
今日ギンじるのはですね、
とぼく、さく、うこうていに、だいす、ですね。
勝敗は陛下も、きすべからず、
恥をつつみ、恥をしのぶ、これ男児。
高等の指定、豪神王子、
剣道重来、いまだ知るべからず。
これなんか剣道重来は四字熟語なんですけど、
あえて重来って書いてあるんで、
僕も重来ということにします。
内容ですね、勝敗は陛下の常であり、
また思う通りにはならないものである。
敗れた時には恥をしのんで、
最強を図るのが男児のなすべきことである。
幸運も恥をしのんで剣道重来を期したならば、
故郷の高等の地には優れた指定もたくさんいたことだろうから、
最強に成功したであろうに、
自ら命を絶ったのは惜しいことであった。
これ僕中国史結構好きなんですけれど、
三国史も好きですし、春秋戦国時代も好き。
あとは孔武と隆法もですね、
横浜三世さんの漫画もよく読んだし、
柴良太郎氏の小説も読んだような気がしますね。
ここら辺好きなんですよ。
外科の戦いでもうボロボロにやられて、
最後は右皇帝のほうまで逃げ切って、
そこでもう恐ろしい死死奮進の働きをするけれども、
お前なんぞにもう首輪やらんみたいな、
そんな感じでもうちゃんと自分で自死をしたと。
ただまあ体もバラバラにされてという、
悲惨な感じになってきたんですね。
その時に右皇帝にこの川を渡ることができればですね、
そこで逃げ切ることもできなくはなかったんですけど、
いや俺はそんなことはしないんだと。
ここでもう自分のやるだけやるんだということですね。
プライドがあったと言えばそうはそうなんですけれども、
歴史の威風みたいな話ですね。
というなかなか有名なシーンであります。
ここで逃げなかったからこその幸運なんだろうなとも思いますし、
まあなんとも言えないですね。
とはいえ楽しい、楽しいというか好きな歴史のシーンなので、
楽しみながら吟じていきたいと思います。
右皇帝に題す届く
勝敗は
18:05
陛下の
規制
べからず
恥を包み
恥を忍ぶ
これ
断じ
ことして
御心
押し
剣道
従来
未だ
知るべからず
これ最後、おちゅうまわしの場合もありますよね。
未だ
知るべからず
知るべからず
めちゃくちゃ難しい詩文ではないので、
銀に慣れていない方はやってみてもやりやすい銀かなと思います。
よし、だいたいこんなところですかね。
あとは、そうだそうだ。
一つお知らせがありまして、
こないだの詩銀の公開無料アドバイスなんですけれども、
もう一名いらっしゃいましたので、
明日やろうかなと思います。
ちょっとですね、メールの方が迷惑メールがどっかに入ってたのか見えていなくて、
今日気づいたんですけれども、
それで明日もやらせていただきます。
あとは月末にもですね、また改めてやってみたいかなと思っておりますので、
ぜひぜひ楽しみにしてください。
コメントもリクエストもほんといつもとてもうれしいです。
ありがとうございます。
では今日は以上となります。
詩銀の魅力を発信する詩銀チャンネルどうもありがとうございました。
ばいばい。
20:59

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