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2023-01-06 31:58

【詩吟ch】詩吟の公開アドバイス③ S氏:大楠公<梅花>

梅花 / 高啓
瓊姿只合に 瑤臺に在るべし
誰か江南に向いて 處處に栽うる
雪滿ちて山中 高士臥し
月明らかにして 林下美人來る
寒は依る疎影 蕭蕭たるの竹
春は掩う殘香 漠漠たるの苔
何郎去りて自り 好詠無し
東風愁寂 幾回か開く


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00:03
詩吟の魅力を発信する
しぃぃぃぃぃぃん
ちゃんねるぅぅぅぅぅぅぅ
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルの屁肥です。
このチャンネルは詩吟劇20年以上の私、屁肥による
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力や吟じ方について
わかり易くザックバラにお話ししていくチャンネルです。
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
もうあのすっかり3日とか終わって仕事が始まった雰囲気がしてますが
相変わらず僕は育休中なのでですね
もうひたすら娘との格闘で大体終わってます
ようやく生活サイクルが安定してきてですね
昨日奥さんと1日の過ごし方をちゃんと決めようと
基準を定めようという話し合いをして
それなりに目安がですねできてきた
何時に起きて何時にこれをやって
自分はこの掃除をして奥さんはこれをやってみたいな
どのタイミングで娘を預かってるかみたいな
そんなところも決めてと細かいところまで決めたんですけど
まあそれがどこまで実行されるかは
まあほどほどに頑張ろうかなと思います
さてですね今日の本題ですけれども
今日もですね大変好評いただいております
資金の公開無料アドバイス3回目3人目になります
ちょっとあのメールが来ていたんですけれども
どうもあのGメールがですね
よく見えよくわからなくて
そう見落としていたんですけど申し訳ないですね
今日も男性のSさんの大難考ですね
こちら送っていただきましたので
それに対するアドバイスをさせていただきたいと思います
えっとですねあのこの今回このSさんなんですけれども
男性で1本なんですけれども
外国の方ですね外国の方なので
発音をあまりに細かく言いすぎるのは
ちょっと難しすぎるかなというふうに思いますので
あまりに気になるところは発音のところもアドバイスしますし
あとはまあその音楽として捉えた場合と言いますか
音程とかリズム言葉運びとか
そういったところを中心にアドバイスしていこうかなと思っております
ではいつも通りですね
まず送られてきた音声データをお聞きください
03:29
はいというところになります
いやあの本当外国の方なのに
こんなにしっかりと臨時試吟されているもんなんですね
ちょっとあの僕はあまりそう
外国の方で試吟やってる方に直接お会いしたことはなかったので
結構新鮮な感じで聞かせていただきました
よしではですね
早速順を追ってアドバイスさせていただきたいと思います
えっとちょっとここらへんから細かく行くんですけれども
大難航なんですね大難航大難航大難航というよりは大難航小難航とかありますけど
ここはの自然に同じリズムで大難航で行った方がいいですね
大難航ですね
えっとそうですね
まあまず一番最初
氷は死して氷は死してこの氷は氷はというところが音程がちょっと怪しいかなと思います
この聞くこの出だしですね
出だしは試吟においても8割方を決めるほどにものすごく重要なんですよ
なのであの音程とか発音とか発声とか気をつけましょうと
06:05
もし先生に言われた場合はですね
この聞く一番最初の句をそれだけでも言われたことをですね
しっかりと守っていけばまあ概ね評価は良くなると
まあその最初ができるかどうかがものすごく大事ですし
審査員もですね
そこができているかどうかをものすごく聞きます
逆にそこができていなくて
小句転句結句からですね
よくなったとしてもなかなか評価が覆りにくいんですよね
どれだけ最小丁寧に出しているかというところが本当に重要になってきます
今回の場合は評価指定という風になっていたので
ひょーひょーはですね
ひょーひょーの音がちょっと取れていないなというところがあります
あとはここは日本語的に難しいんですけど
ひょーはひょーはがそれぞれがポイントなんですね
どんどんどんと送るので
そこを均等なリズムでいきたいですね
ひょーはしして今聞いた感じですと
ひょーはという風にひょーはってなっているのを
ひょーはししてというこういうリズムで
吟じた方が良いのかなと思います
そしてあともう一つですね
銀を聞いていて全体的な直した方がいい癖があるんですけれども
瀬頂の一番最後を元気よくブツッと切る癖があります
ひょーはしして川をとどむ
こういう止め方ですね
これは極力抑えた方が良いです
唯一使うところとしては
転句だけですね転句だけ
それ以外のところはこういう風に強調しすぎると
漢詩がブツ切りになってしまいますので
極力避けた方が良いです
自然に止めるそっと置くそういうイメージですね
ひょーはしして川をとどむ
揺らして止めるんですけれども
止めるのと力強く元気よくバツンと切るのとは
これ違うんですよ
止めるキュッと力強くアーと出したやつを
それをキュッとそのまま止めるんですね
勢いよく止める必要はないんですよ
正直ですね僕も銀やっていた頃
こういう止め方してたことあったんですよ
全部が全部最後に強調して
クレッシェンドで膨らませていって
バツンと切るっていうのを
09:00
無意識的にやっていたんですけど
それを先生から何度も何度も注意されてですね
やはり自分の銀を録音して聞き返すと
なんか違和感が強いなという風に
ようやく認識できてきたわけなんですけれども
この止め方ですね止め方
そうそのまま止める
そう自然に止めるそっと止める
だいたいそんなイメージで
優しく止めていただければと思います
でとここはですね
あの兄偶然ならんやならんやでですね
音が大きく下がってしまっています
だいたい2分の1音ぐらいですかね
音がずれてしまっているんですけど
そこの原因はと言うとですね
兄偶然大揺りの最後の2音ですね
偶然この2音です
この2つの音はですね
ものすごく音がずれやすいんですよ
これはsさんに限ったことではなくてですね
他の教えてる方も
みんなさんほぼほぼここで音がずれるんですよ
それほどにこの2音を丁寧にしないと
そのままもずれてずれていってしまうと
なのでまあそれの対策として
その2音の手前の音ですね
一番高い音から2つ降りたところかな
兄偶然この音ですね
ここでしっかりと伸ばして音程も再確認した後
残りの2音を素早くだけれども
丁寧に降りるんですね
ならんにゃーという風にすると
音程がすごく安定していくということになります
なのでこの最後の2を気をつけてください
ここですね一石一石一石
どちらでも流派によって
どちらでもいいと思うんですけど
そうですねこれは発音ですね
発音が銀の途中で
少し変わってしまっていることによって
音が音がずれていくんですね
一石一石それで固定してやれば
音程は安定するんですけれども
そこをですね発音をあやふやな状態にしておくと
一石という風な形で音がずれてしまいます
今のところはですね
やはり音がちょっとずれてしまうんですよね
12:08
一石一石までは良かったんですけど
そこから少し口の形が変わって
響き方が変わって音が上ずりになってしまっている
というところで
そこの音のずれもどんどん後半に響いてしまっているので
一度口の形を決めたら変えないんです
変えない僕も先生から手鏡を持って銀次郎とか
鏡の前で銀次郎自分の口元を見るんだ
っていう風に言われました
口動いてないかとちゃんと確認するんだ
という風に言われたんですね
本当に鏡で見てみると
途中で無意識的に音に合わせて
口の形が動くんですよ
もしくはすごくひしゃげた
自分では綺麗な口の形をしていると思っても
実際はひしゃげているということもあったりですね
なので鏡を見ながら
口の形を一度決めたら変えないということ
そうすればそこも音のずれとかもなくなってきます
このあたりはレベルの高い話になってしまうんですけど
言葉運びですね
言葉が今だいぶ走っているような感じがします
港側の遺跡遺跡に水天につらなる
ここをつらなるとやってしまうと
これから天空で大いに盛り上がる前の序奏がですね
ちょっとあの勢いがつかないんですよね
言葉が多いところほど
一音一音を丁寧にかつ均等なリズムで言うようにした方が
言葉が相手に伝わりやすくなります
水天につらなる人生という風な形になるので
このつらなるですね
もう少し一音一音と意識してみてください
ここですねまず一つは言葉運び
やはりあの均等にした方が良いので人生人生それぞれを一音と捉えて
均等にしていく感じですね人生ですね人生と限りありはいいかなと思います
ただあのその最初にところで話した
15:01
この切る時に強調してしまうという切り方人生限りありというところですね
ここは人生限りあり文章としては切れ人生で区切れてはいるんですけれども
ここを強調して切るほどでもないんですね
自分としては人生限りありというある程度流れのある一文になっている
単語としては切れているけれども文章としては繋がっているところなんですね
人生限りあり人生限りありっていう風にやると
やはり死がぶつ切りになってしまうしまいます
なのでそうならないために次の死を意識
次の死にちゃんと繋げるためにこの止め方を自然に止めるということになります
ただただ強調せずに止めない強調しないようにするというよりは
次の死に繋げるというのが目的になっているんですね
人生限りあり
こういう風にこういう風な止め方ですね
もう限りありにどうやったら自然に繋がっていくかということを考えながら止めるとよりよくなるかなと思います
ここは縄ですね縄っていうところがちょっとアクセントが曖昧かなと思います
縄縄縄が低くて輪が高いですね
縄作る作るの方はできているんですけど
縄のところが怪しくなっているのでそこから丁寧にされると良いかなと思います
でここの大揺りのところもやはり音がずれがちになってしまうので
この最後の二音ですね
特にそこを気をつけてみてください
そうですねここも声中万古に声中で力強くやりたいところはものすごくわかるんですけれども
力強さはあくまで節調の方で力強さを出して
声中というのはもう少し一音一音を大切にした方がより強さが伝わるかと思います
18:03
声中声中
こういう感じですねこういう時はブツッと切ってもいいですね
まあただブツッと切るというよりは僕としてはですね
飛行機が飛び立ったようなイメージなんですね
この切った後に飛行機がファーンと上に飛び立ったみたいなそんなイメージで僕はここを切ります
そうすると万古にというところでこの万古にという声がですね高らかに響き渡るんですね
ただただブツ切りにすると
声中ブツッと切るとですねちょっとなんか違うんですよね
どういう意味でどういう目的でここを力強く切るのかということになります
万古になんですけど
ここの万古にの音程がちょっともったいないなと思いました
この場合はアクセントはSさんの場合は万古に万古に万古にという音の取り方をされているので
万古にですね
ただ切調はそのような音にしているのに
アクセントは万古にという風になっているので
ちょっと違和感が強いんですね
万古に万古にであれば万古にが全く同じ音程でそのまま行くと
もしくは万古に万古にと頭高で行くのであれば
その後の大揺りは一度下がってから上がっていくという形になります
今どっちつかずになっているのでどちらかを意識的に選択されると良いかなと思います
あとはここの最後もですね
万古にの大揺りの最後もブツッとやはりついつい切ってしまうんですね
多分癖になってしまっていると思うんですけども
ここもですね切らずに次にツトウに繋げるために
どういう風な止め方をしたら良いのかということを意識してみると良いかなと思います
万古にツトウ
もう最後はバーンと切ってもいいのかなというところですね
という感じになります
なので外国の方なのでその細かい発音とかは難しいんですけれども
とはいえ発音一度口の形を決めたら変えないということ
21:02
そしてこの止め方ですね
止め方ここをもっと自然な形に次の詞を生かすための自然な止め方をやっていくということ
あとは大揺りですね大揺りの最後の二音
ここを丁寧にすればだいぶ音程としても綺麗になって聞きやすくなっていくかなと思います
でこの力強い感じがもっともっとよく表現されるんじゃないかなというところですね
ということで3人目の公開アドバイスは以上となります
ではではでは後半の方一つ言じていきたいと思います
今日はですね若干気持ち的に余裕がなくはないので
なくはないのでちょっと長めの立詞ですね
立詞を一つ言じていきたいと思います
梅の花と書いて梅花ですね
後継作
軽詩ただまさに用題にあるべし
誰か高難において諸々に得る
雪満ちて山中こうしがし
月明らかにして輪花美人来たる
寒い夜添えい少々たるの竹
春は大残光ばくばくたるの苔
かろう去りてより光栄なし
東風終息幾回か開く
長いですね僕もちょっと初めてあるんですけど
まあ丁寧に話します
玉のように美しい梅の花は当然
仙人の棲むうてなにあるべきなのに
誰がこの人間界の高難の至るところに植えたのであろう
いやちょっとようこんなことは思い浮かびますね
雪が積もった中に花を開いた様は
山中にこうしのガスルガンごとく気高くですね
また月の明るい時は輪花に美人が立っているような美しさである
まばらな花の影が寂しげに竹に竹に寄り添っているのは
いかにも寒そうに見え花が落ちてからは一面の苔に残花を
残りがを漂わせている残りがを漂わせているのは
春がそこに名残を留めているようである
涼の花村という人は大変に梅を愛した人で
花が開けば名刺を招いて
完売梅を見る宴を開いて詩を作ったというが
今はその人もよう去って
孔子この素晴らしい詩を絵ずる人もいないのに
年々東風の吹く頃になれば寂しげに花を咲かせるのである
いやこの梅の花をよくもまあここまで美しくというか
24:01
なんと言いますかね
これはちょっと言い過ぎなんじゃないかなっていう気もしなくはないんですけれど
こんなあの梅の花本当に風情によってですね
見せる表情が違うということですね
ただただ一面だけを見て綺麗だなというよりは
いろんな場面において味わえることがある
だからことのできるまあ良さがあると
それが梅の花の素晴らしさだという話でしょう
あんまり僕もそんなに花好きじゃないんですけれど
まあでもこの春夏秋冬みたいな感じが入ってくるのは
やはり現時点で楽しいだろうなと思います
あとはちょっとですね言葉が難しいところがあるんですよね
諸々にううるううるですね
ううるここにありますし
あとは春はおおうですけれど
これはうはおになるからおおうですよね
ここも難しいなとはいえ
まあなんとか吟じてみたいと思います
梅の花これからですよね
ではではお聴きください
梅花光景
けいしただまさに
陽台にあるべし
誰か
湖南において
諸々にううる
行き満ちて
山中
越し
越し
月明らかにして
輪花
美人
至る
鎌はよる
27:04
少々
足るの
春はおおう
残光
爆々たるの
から
去りてより
紅蓮
奈子
桃花
十石
幾回か
記録
いかがでしたでしょうか
いやー吟じていてなかなか楽しい
楽しいですね
あとあの言葉の使い方を結構意識します
まあ楽しさっていうのは
やはり先に言ったように
この春夏秋冬と言いますか
寒い時とか月が降る夜とか
寒とか春とかですね
まあいろんな場面が
この歴史の中にどんどんと切り替わってくるんですね
なのでまあそれに応じて
全部同じように吟じていっちゃ意味がないんですよね
ここをどんどんどんどんと切り替えていくというとこ
で最後にからを去りてよりというところは
もうあの遠い昔のことを思いながらと言いますか
そういう寂しさも見せつつというとこです
この最初は黄石陽台
ただまさに陽台にあるべし
なんて素晴らしい花なんだみたいな
そんなところから始まって
最後寂しい感じに終わると
だけれども途中もですね
いろんな風情のある見え方がして
場面が切り替わって面白いというところはあります
あとはですね
30:00
まああのおうおうとかううるとかも
まあいい練習になるんですよ
これ本当に難しいんですよ
はるはるはるはるはおうおうですね
これあの録音を聞いてちゃんと
おうおうになってるかをですね
わかるように意識しないと本当に難しいんですよ
ちょっとそうやってみてください
でえと少々樽の竹とかですね
バクバク樽の苔とか
こういうふうに追句みたいな形で入ってくるので
ここもいかに違うように銀ずるかというところもありますね
あとはまあ大揺りもやはり立身なので
何度も何度も出てくるので
ここはこういうふうにやろうかな
ここはさっぱりしようかな
ここはこってりしようかな
いやここはさっぱりだけど
ちょっと色気を付いた感じにしようかなとかですね
それぐらいなんかただ2パターンだけだとちょっと無茶があるんで
4パターンぐらい意識しながら
ちょっと吟じてみたところです
という感じですかね
この梅花これから梅の花の時期
時期なのかな時期だと思うんですけど
この詩を見ながらなんか思いを発していただければ
きっといいんじゃないかなという雑な紹介でした
では今日はだいたいこんなところですかね
最近またのちょっとネタ切れしてきましたんで
引き続きこういうことについて聞いてみたいということがありましたら
ぜひぜひ送っていただけますと
多分すぐに回答できるかなと思いますんで
お待ちしております
あとは本当にいつも優しいコメントもですね
ものすごく励みになっております
明日明後日のことまで考えると
僕多分この配信やる気なくすんですけど
今日1日今日いただいたコメントを見て
元気をもらいながら頑張っているという感じなので
普段コメントしてない方もですね
一文だけでもいただければ本当に嬉しいです
ではでは今日は以上となります
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました
バイバイ
31:58

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