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詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネルーーーーーーーーーーー
おはようございます、こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、
分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
いつも通り、漢詩や俳句、和歌などどれか一つご紹介して、
実際に吟じていくということで、
どういう内容なのか、どう楽しめばいいのか、どう吟じたらいいのか、
さらさらっとですね、お話ししていきたいと思います。
基本的に2日に1回かな、ぐらいのペースでやっていきますので、
リクエストも募集中です。
今日ご紹介するのはですね、和歌。
和歌を久しぶりにちょっと紹介したいと思います。
なかなかにですね、面白いやつを見つけたので、
これはいいかなと思います。
万葉集で有名な方ですね、大友の旅人、
この方が作られた、この世にしという和歌です。
なかなかにですね、本来であれば、来世でも素敵な人生になれるように、
今もしっかりと真面目に節制して生きていこうとか、
そういう価値観が昔は濃いのかなと思っていたんですけれども、
結構それと逆でですね、今が楽しければいいじゃない、みたいな、
そういう内容になっております。
では早速ですね、和歌を読ませていただきます。
この世にし、大友の旅人。
この世にし、楽しくあらば、今世には、虫に鳥にも我はなりなん。
これどういう意味かというとですね、
この世にし、楽しくあらば、今世には、
この世ですね、今のこの、今現在を楽しく過ごせるのであればですね、
今世には、今世と、今世っていうのは多分来世の方ですね。
この世は今の世、今世、今世ですね、今世にはっていうのは来世。
虫に鳥にも我はなりなん。
まあ来世はですね、虫にでも鳥にでもなってしまおうと。
今が楽しければ、来世はですね、いわゆる仏教道でいう畜生道ですね。
仏教でいう畜生道、ここに落ちてしまっても構わない。
だから今をもう楽しもうじゃないかということですね。
なかなかにユニークな、まあ今であれば気持ちはわからなくはないです。
宗教感もまあ弱いですからね。
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ただ昔のこの平安時代の頃にですよ。
こんな頃になかなかこういう詩が出てるというのは面白いかなと思います。
まあ僕も別に今悪いことしたいわけじゃないですけれど、
やはりこの今現在が大事かなと。
そこを精一杯生きていくことこそが大事なのかなというふうにちょっと思っているので、
共感したところがあります。
では和歌を吟じていくわけなんですけれども。
いつも言っているわけなんですが、和歌、あと俳句ですね。
女泳と本泳というふうに和歌を2回吟じていきます。
2回全く同じ詩文をですね、吟じていく。
ただ伏島詩が異なるということになります。
女泳、序盤に泳ずる。
女泳というのはシンプルに淡々とこういう詩なんですよ、こういう歌なんですよというのをご紹介する。
そして本泳、本盤に泳ずると書いて。
この本泳では気持ちを込めてより高らかに吟じていくという、そういうスタイルが基本となっております。
ではまあそれに従ってですね、吟じていけばいいかなと思います。
特にまあ難しい伏島詩もないので、意味もわかりやすいですね。
シンプルに丁寧に吟じていけばいいかなと思います。
それでは吟じていきましょう。
和歌、この世にし大友の旅と。
この世にし楽しくあがば
この世には虫に鳥にも
我はなりなん
この世にし楽しくあがば
この世には虫に鳥にも
我はなりなん
うん、吟じていて気持ちいい内容ですね。
まあ僕の性格に合うんでしょうけれど。
そんな感じで今日は終わりたいと思います。
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今日は大友の旅とによるこの世にしという和歌をご紹介させていただきました。
今が楽しければ来世は何にでもいいから今を精一杯楽しみましょうという。
まあいい内容です。
では次はまた明後日ですね。楽しみにしていてください。
士銀のミルクを発信する士銀チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。