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2021-08-17 07:39

【詩吟ch】初級:源平合戦の有名な場面<那須与一宗高>

那須与一宗高 / 松口月城
一矢弦に在り一生を懸く
宗高の心事孰か情に堪えんや
源平の合戦詩趣多し
軍扇翩々浪に入って明らかなり

#詩吟 #漢詩
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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのへいへいです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、へいへいによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を
わかりやすくお伝えしていくチャンネルです。
基本的にまぁ、最近は2日に1回やっているので、お楽しみ下さい。
ということで、いよいよ仕事が始まってしまいました。
今の職場は休みが多いんで、8連休かな?あったわけなんです。9連休か。
なんですけれど、今日からだいぶ気分が参っています。
気を取り直して頑張っていきましょう。
ということで、今日ご紹介するのはですね、なかなかにドラマチックなと言いますか、
吟じていても聴いていても楽しい、そういう有名な、ある意味有名な詩をご紹介させていただきます。
元平合戦で有名ですね。
那須の与一、宗鷹、こういうタイトルの漢字です。
松口月上という方が作られました。
那須の与一、たぶんこれでご存知な方多いんじゃないでしょうか。
特にあの、元平合戦ですね。元平合戦の最も有名なシーンと言っても過言ではないところ。
矢島の戦いでですね、船に美女を乗せて、さらに扇を一つ乗せていると。
で、あそこにある扇を射ることが、撃ち抜くことができれば降伏しようという、そういう話でですね、
源氏側の方から推薦されて出ることになったのが、この方、那須の与一、宗鷹。
まあ宗鷹ついたりつかなかったりするんですけれど、この方になります。
その人について吟じた、作られた詩ということですね。
では、それを想像しながら聞けば非常に分かりやすいので、まず詩文を読ませていただきます。
那須の与一、宗鷹。松口月上。
一詩、原にあり。一生を書く。
宗鷹の心事、誰か情に絶えんや。
元兵の合戦、四種応始。軍船変遍、波に逝って明らかなり。
一詩、原にあり。一生を書く。
一つの弓矢がですね、矢が、原に今、
継がえられているという状態ですね。もう引いている状態です。一生を書く。
この弓矢がですね、自分の一生、生死を決めているということです。
この那須の与一本人にとってはですね、これで戦が決まるわけですから、もしこれを失敗しようものなら、もう切腹しかないんですね。
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だからもう本当に一生をかけた、命をかけた一詩であるということです。
宗鷹の心事、誰か情に絶えんや。この時の宗鷹の心情というものは一体誰が想像できようか。
このたった一本の弓矢で自分の生死が決まるということですね。
厳平の合戦、四種応種。このように厳平合戦と厳平合戦というのは、こういう趣深い情景と言いますか、舞台がたくさんあるんですね。
軍船変遍波に行って明らかなり。そして結果どうだったかというと、軍船がひらひらと波に入っていったと思う結果は明らかであるということですね。
ある意味、戦国絵巻を見ているかのような、楽しんでいるかのような内容になっております。
これはですね、あまり詩品の教科書にそんな載ってないんですけれど、僕の師匠から教えていただいたものでして、
とにかくですね、やはりこれはBGMをつけて、オーケストラに合わせて吟じるのがすごく楽しかったですね。
結構、シャミセンの強い感じですね。
BGMに合わせて、イッシーという風に入ると、すごく気持ちが良いということで、こちらドラマチックな吟になっております。
吟じていく際にはですね、特に難しいところはないですね。
内容も想像しやすいですし、何しろ言葉がですね、自然とハキハキと言いたくなるような、喋りやすい吟でもあります。
比較的初心者向けなんじゃないかなと、僕は思います。
やっぱり、詩文は情景が想像しやすいというのは一番やりやすいですね。
ということで、なかなか多分普段聞くことがないかもしれないんですけれども、楽しんでもらえて良ければ聞いてみてください。
コメント欄のところにですね、僕が文章をそのまま載せているので、あとはこの吟を聞きながら、身を見真似でやるというところが王道かなと思います。
それでは吟じていきます。
那須之与一 胸鷹 松口 月状
一死厳にあり
一生かく
胸鷹の
信じ
垂れかじょに
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堪えんや
厳平の合戦
死守
応し
軍戦
偏偏
波に
行って
明らかなり
やっぱりこれは伴奏が欲しいなぁ 寂しいなぁというところでありますけど
まあ今日はこんなところで比較的まあ戦国絵巻のようなドラマチックな死銀、那須之与一胸鷹をご紹介させていただきました。
死銀の魅力を発信する死銀チャンネル次はまたあさってありがとうございましたバイバイ
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