00:03
詩吟の魅力を発信する、
詩吟チャンネル
おはようございます、こんばんは。
詩吟チャンネルのheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を
分かりやすくお伝えしていくチャンネルです。
ということで、2日に1回のペースですけれども
毎回ですね、詩吟、俳句や和歌、漢詩などをご紹介していって
ちゃんと私が吟じていくというスタイルで
今日も進めさせていただきます。
前回もですね、和歌をご紹介させていただいたんですけれども
今日もその流れで和歌を一つやりたいと思います。
百人一首に出てくるものですね。
僕が小学生の頃かな、百人一首一番最初に覚えたのが
これですね、これ。
共感してくれる人がいたら嬉しいです。
蝉丸という方が作られた和歌。
これやこの行くも帰るも別れては
知るも知らぬも大阪の咳
これやこの行くも帰るも別れては
知るも知らぬも大阪の咳
これの和歌、ご存知ですかね。
タイトルはですね、なんか結構長いんですよ。
大阪の咳に暗実を作りて澄みはべりけるに
行こう人を見て
というタイトル、知らんわという風に思うかもしれないですけれども
そういうものがございます。
この詩ですね、僕もあの頃は小学校でしたからね
何も意味も何も考えてないんですけれども
大阪の咳、ああ大阪ね大阪
それだけは思ってたんですけど、字は違うんですね。
あう大瀬の大ですね。
信仰にこれはほうみねって書くのかな。
あう坂、坂は坂ですね。の咳
これはどこかというとですね、大阪じゃないんですよ大阪じゃない。
滋賀県と京都府
この二つの境に設けられた咳場を
大阪の咳という風に呼ぶらしいですね。
まあなんか中有名なところだったらしいです。
適当な説明だな。
これはどういう意味かというと
これやこの行くも帰るも分かれては
これがまあということですね。東国東の国
東の方へ下る人も都の方へ帰る人
京都ですね。都へ帰る人も
ここで分かれて知っている人も知らない人も
会うという大阪の咳なんだなと。
ただ人が流れていくのを見て
こういうものかとありのままを述べている。
だいぶなだらかな内容なのかなと
一見思いがちです。
03:00
死としても行くも帰るも知るも知らぬも
こういう追会を用いているので
結構聞きやすいというところではあるんですけれども
このベースになっている考えがですね
えしゃじょうりというんですかね。
あったものは一度あったら必ず別れる運命にあるよ
という話ですね。この世の集合離散とか
露天の姿こういった内容が
込められていてですね
いわゆる無常感と言いますか
もうありのままにとにかく何もないんだと
この感が合ってるかな。ちょっと怪しいですけど
こういう無常感が流れている
どちらかというとしみじみとした内容になっております。
そういうの全然分からずにですね
百人集してたらセミマルだ!ってボーズが出てきたぞ!
大阪だ!分かるぞ!パーン!
そういう流れでやってましたけど
このセミマルという方も実際は天皇の息子
という伝説があるらしくてですね
なかなか面白い話ではあります。
ではこれを吟じていきますけれども
こちらもですね、特に難しいところはありません。
上映と本映に分かれて2回吟じていくわけなんですけれども
序盤は淡々と、本映ではのびのび
感情を込めてという風にいきます。
ちなみにアクセントはですね、大阪の関
会う、会うっていうのは会う坂の関なんで
大阪の関という風に読ませていただきます。
ここだけ注意かな。大阪って言うと
大阪になっちゃいますからね。
それでは吟じていきますね。
大阪の関に暗実を作りて
隅羽べりけるに行こう人を見て
セミマル
大阪の
行くも帰るも
別れては
知るも
知らぬも
大阪の
関
関
06:01
若干無情感を
出してみました。しみじみ感?
伝われば幸いです。ということで今日は
こんなところにしておきますかね。有名な百人一首
セミマルのですね、これやこの行くも帰るも別れては
これをご紹介させていただきました。
次はまたあさって、その時は詩吟をやろうかな。長めのやつ。
ということでお楽しみに
待っていてくれれば幸いです。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル
どうもありがとうございました。バイバイ。