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2022-03-30 11:28

【詩吟ch】「富士山」の吟じ方を解説(後半)<富士山>

富士山 / 石川丈山
仙客来り遊ぶ 雲外の巓
神龍栖み老ゆ 洞中の淵
雪は紈素の如く 煙は柄の如し
白扇倒に懸かる 東海の天

#詩吟 #漢詩

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おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週に2、3回のペースで配信しているので、気楽に聴いていてください。
はい、今日は一気にちょっと冬の寒さに戻ってしまったんで、あとはちょっと昨日夜更かししてブログ書きすぎましたね。
さすがに睡眠時間削りすぎるのは良くないんで、ほどほどにしたいと思います。
まあ、では今日もですね、とりあえず本題本題に移ります。前回の吟を2回に分けてですね、丁寧に丁寧に説明していこうという回で、今日は富士山の後半になりますね。
富士山、石川定山ですね。ではもう早速行きましょうか。
今日はちょっと体力なさそうだな。では後半ですね。
雪は元祖のごとく、煙は絵のごとし、白線逆島にかかる東海の点。
ここはですね、まあ、勢いがあっていいですね。
今日は声が疲れてるから。ではまず軽く吟じていきたいと思います。
雪は元祖のごとく、煙は絵のごとし、白線逆島にかかる
東海の
いやー朝一からこれはちょっと辛いな。
では、言っていきましょう。まず雪は元祖のごとくですね。
僕が富士山のこの漢詩が好きなのはこの雪は元祖のごとく。
ここが吟じていて気持ちいいからなんですね。
雪はこの和で一番気持ちよくですね、声を高らかに伸ばせるんですよ。
雪は元祖のごとく。ただですね、僕もちょっと前までついついわーって雪はーみたいな感じでバーッとうるさい感じに吟じていたんですけど、そうじゃないんですね。
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ここの力強さっていうのはこの日本一そびえ、日本一高い標高にそびえ立っているこの高さを表現したいんですよ。
だから上にぐわーんと上がっていくような、そういう高い標高の高い表現をしたいんですよ。
だからただうるさいとかじゃなくて、上にギュインという上がっている感じが欲しいんですよ。
雪はーじゃなくて、雪はー。
こういう風にブーンと力を込めてですね、なんていうかな、勢いよく上がっていく感じ。
奥行きが必要になるので、ここはどうしてもお腹を使わざるを得ないんですけれど、この雪は一番聞かせたいところですね。
ここは勢いをそのままあまり失うともったいないところなので、
一気に丁寧に行きたいですね。
ここも同じですね。
ここら辺はもう全く同じような言い方でいいんじゃないかなと思います。
白線の方から結局ですね、もう最後の締めに移りかかるわけです。
白線のところでできるだけ防備着て伸ばしていった方が美しいですね。
それまでワンワンワンワンとひたすら大揺れを重きし盛り上げている状態なんで、その後は緩急つけるという意味でも。
今までワンワンと伸ばしてきたんだから、そのまま止めてもいいし落としてもいいですね。
ここでメリハリを聞かせましょう。
ここから言葉がちょっと多いんですね。
最後たっぷりと盛り上げていきたいので、ここで逆島にかかるみたいな感じで勢いよく行くと。
せっかくの最後が締まらなくなってしまうんですよ。
なので、ここは丁寧にアクセントを気をつけながら逆島にかかる。
このにとるをですね、より置いていく。そこにポンと置くように吟じてみるといいかなと思います。
逆島には平板のアクセントの取り方。かかるは中々ですね。
そこから富士山の標高の高さが一気に上がっていくんですね。
だからここは人によっては3段上げする人もいてもいいかなと思います。
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こんな感じに上がっていってもいいですね。
そういう人が多いかもしれないな。
普通に2段上げ。揺り上げでたっぷりと。
伸ばして勢いをそのままキープしてビッと止める。
そのほうはですね、余韻がさらに上に残っていくような感じがするんです。
最後、東海の天。
もうここは最後、締めですね。
締めはもう悠々とそびえ立っている富士山をイメージしてそのまま大揺りを作ってあげればいいかなと思います。
東海の天。
最後はドの音まで戻るんですけれど。
ドなんですかね。僕はどっちでもいいと思います。
あまり流派はそこまで気にしてないんで。
ドまで下がった場合は、
手はちょっと高いところからやったほうが綺麗にバランスがとれる感じですね。
下がったなら上がったところで入る。
下がらないのであればそのまま行けばいいですね。
天って言っても、東映の映画の感じですね。
そういうような感じで最後、締まるっていうのをやってみてもいいんじゃないかなと思います。
まとめていきますと、全然まとめてなかったですね。
雪輪の輪。ここは伸び伸びと高さを表現するように出していきたいですね。
煙や絵の如し、同じように。
白線、逆島にかかる。
ここの言葉を丁寧にしましょうね。アクセントと発音。
丁寧に逆島にかかる。
ここから上がっていくところは富士山の高さそのものを表していきたいですね。
東海インのギュンギュンギュンと伸ばしていく。
至ってそういう意味では複雑なことはあまり考えなくていいんですよ。
富士山の高い高い美しい様をひたすら表現できればいいので、
それを想像しながらどうやったらよりその良さが出るだろうかとかですね。
そういうことだけを考えて吟じればいいかなと思います。
それでは吟じていきますね。前半から含めて吟じていきましょう。
いやー疲れてきた。ではでは。
富士山、石川定山。
石川定山。
09:21
すみおゆ
道中の
雪は
あんそのごとく
煙は
えのおとし
白銭
逆島にかかる
東海の
いかがでしたでしょうか。ちょっと長すぎますね。
ちょっとたっぷりやりすぎた感はありますね。銀でやると2分超えたんじゃないかな。
それぐらいちょっとやりすぎた感はあるので、もうちょいテンポよくいった方が聞いてる人は疲れないかもしれないですね。
ということで今回は富士山を2回に分けて説明させていただきました。
引き続きリクエストがあればそちらも紹介していきますし、他にも有名な日本史ばっかり言ってきたから中国史とかですね、そこら辺もやっていこうかなと思います。
いやーちょっと睡眠時間削るのはやめなきゃな。
今日は以上です。詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
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