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詩吟の魅力を発信する、詩吟チャンネル
おはようございます。こんばんは。詩吟チャンネルのheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴20年以上、純詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私heyheyによる、詩吟というとってもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力をわかりやすく伝えていく内容にしております。
日替わりで腹式呼吸のやり方や声の出し方もお話ししていますけれども、今日は詩吟の内容ということでよろしくお願いします。
今日ご紹介する詩吟はですね、初心者向けの詩吟になっております。内容としてもわかりやすいですし、吟じ方としても結構シンプルな方なので、ぜひぜひ興味のある方はやってみてください。
藤井さん、石川定山という方が作られた詩になっております。まず内容そのまま書き下し文を読んでいきたいと思いますので、どんなイメージなのか想像しながら聞いてみてください。その後に解説するので答え合わせというふうにいきましょう。
尖閣来たり遊ぶ雲雷の頂 深涼澄みおゆ道中の淵
雪は岩草の如く煙は絵の如し 白線逆島にかかる東海の天
尖閣来たり遊ぶ雲雷の頂 雲雷の頂、雲を越えたさらに高い、要は頂上ですね。頂上の方には尖閣、仙人のお客さんが来たり遊ぶ、遊びに来るんですね。
頂上には仙人が遊びに来ると、深涼澄みおゆ道中の淵、深涼というのは神の流ですね。
澄みおゆ道中の淵、麓の洞窟の方にはですね、実際にあるかちょっとわからないんですけれど、そこには流が住んでいると言われていると。
雪は岩草の如く、ここは雪は白い絹糸のように真っ白でということです。山頂に積もっている雪のことを示しています。
煙は絵のごとし、白線というふうに繋がるんですけれども、富士山はですね、白い扇子、白線、これを逆さに置いた時のように見えると。
その時の絵の部分、持ち手の部分が富士山から山頂から出ている煙のようであるということですね。
煙は絵のごとし、白線、逆島にかかる東海の点、この逆さにしたセンスですけれども、これが東海地方の点、空に、空というか東海地方にかかっているように見えるということになっております。
富士山を白いセンスということでわかりやすく表現している形ですね。
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どんなものなのか、富士山を見たことがない人にもありありとわかるような、そういうような美しい詩吟になっております。
詩吟のポイントとしてはですね、そんなに難しいところはないんですけれども、最後ですね、逆島にかかる東海の点、この逆島にかかるというところで三段上げという、とにかくどんどんどんどんと上がっていくんですね。
最後東海の点ということで、ここが富士山のすごい標高の高い立派な情景を表現しているようなところになるかなと思いますので、この三段上げ、逆島にかかるの三段上げのところが大事かなと、勢いが大事かなと思います。
それでは吟じていきたいとおもいます。
富士山 石川定山
君を言う道中の淵
息はそのごとく
煙は絵のごとし
白線逆島にかかる
東海の
てん
ということで富士山石川定山による詩吟監視を吟じさせていただきました。
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今日は以上となります。詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルありがとうございました。バイバイ。