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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。こんばんは。【詩吟ch】のheyheyです。このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、heyheyによる、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を、分かりやすくザックバラにお話ししていくチャンネルです。
週2、3回のペースで配信しているので、気楽に聞いていってください。
今日収録しているのは3月17日なんですけれど、昨日の夜は地震、結構ビビりましたね。
あの、1回目ちょっと揺れたかなと思って、収まったと思ったら、もう1回揺れ始めたと。
これはヤバいぞということで、奥さんを急かしてですね、とりあえず外に出ました。
もともとあの仙台にも住んでいたんで、まあ、余震の怖さとかが何となく分かっていたんですけれど、今日は結構ヤバかったですね。
本当に普段から防災リュックとか準備しておいた方がいいかなと思います。
では、えー、今日は、えー、こないだのまあ、詩吟を1つ、2回に分けて、えー、1吟ずつ細かく解説していくということで、その第2弾になります。
今日ご紹介するのはまあ、できるだけ有名な詩吟を選んだつもりなんですけれども、石川定山作、富士山ですね、富士山。
えー、とてもまあ有名なやつなんで、まず詩文から行かせていただきます。
富士山、石川定山。
尖閣、来たり遊ぶ、雲雷の頂。
神廟、墨及、道中の淵。
雪は岩草のごとく、煙は絵のごとし、白線逆島にかかる東海の点。
ということで、えー、前半のですね、えー、道中の淵のところまで行きたいと思います。
ではまず、えー、さらさらっと私の方で言じていきますね。
富士山、石川定山。
尖閣、来たり遊ぶ、雲雷の頂。
神廟、墨及、道中の淵。
いやー、ちょっと今日は声枯れてるな。
すいません。
ではでは、えー、順番に行きたいと思います。
えー、まず富士山ですね。
富士山、頭のフだけアクセントがあって、えー、それ以降、字から下がるんですね。
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富士山、石川定山。
えー、これもアクセントを丁寧に行きましょう。
あとあの、前回も言いましたけれども、
この、銀台、作者、えー、そして出だし、尖閣。
ここの前をたっぷりと取っていくということです。
富士山、石川定山、尖閣、尖閣。
えー、こういう風に出だしのところ。
この出るタイミングですね。
えー、しっかりと息を吸って、えー、入るぞと。
おー、聞いている人を焦らせてはいけないんですね。
えー、そういう気持ちでやっていきましょう。
尖閣。
えー、で、この尖閣、えー、2音目からアクセントが付くわけなんですけれど、
尖閣、来たり、遊ぶ。
えー、結構ですね、イメージとしては最初から全力でガガガガガっていう銀樹林のではなく、
えー、どこか、どこかあのー、ちょっと高豪しいような感じですね。
えー、水墨画のような世界、そういうイメージになるかなと思います。
だから言葉のリズムも結構難しいっちゃ難しいんですよね。
尖閣、来たり、遊ぶ。
来たり、遊ぶ。
えー、この音の動き、えー、なんか結構楽しいんじゃないかなと。
ひゅらひゅらひゅらひゅら、ひゅらひゅら、ゆらゆら。
えー、そういうイメージですね。
来たり、遊ぶ。
で、最後、遊ぶ。
ここら辺まではふわふわーっと、おー、いって、いっていいんですけれども、
最後に締めないといけないんですよ。
どこで締めるかっていうと、この遊ぶ、うー、遊ぶ、うー、このうーですね。
この音、ここで主音に戻るんです。
えー、主音に戻って、びしーっと、ここにしっかりと戻るから、血に足の付いた銀になるんですね。
なのでここを意識してください。大事なポイントですね。
遊ぶ、うー、うー、うー、うー、うー。
で、びしーっと決めたら最後止めると。
で、運がいいのを、運がいいのを、
今日ちょっと出だし高くやりすぎたかな。
運がいいのをいただき、心霊澄みよい。
運がいいののところは、まあ、まあそんなにですね、
とにかく雲の外ですから、まあ標高高いんでしょうね。
とはいえ後半もっともっと盛り上がっていくんで、
まあさらさらっとお揺れを入れていきましょう。
いただき、で、運がいいのは結構あの、言葉としてもボリューミーな感じがするんですけれど、
それでずっと最初から線画来たりでヒュラヒュラヒュラヒュラ行った後に、運がいいのでブワーッと行って、
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で、さらにいただきまでそこをたっぷりやるとだんだん聞いてる人は飽きてくるわけなんですよ。
いただき、こういう風にあの下がる時にまどろっこしくやると聞いてる人がちょっと疲れてきます。
なのでここは短めに降りた方が吉ですね。
いただき、こういう風にタンタンタンと下がっていく方がいいですね。
信領、信領、ここは龍が潜んでいるわけですから、もうちょっと舌を這いずるような感じで声を出せたらいいかなと思います。
住みおゆ、住んでいて、そこで追いさらばれている、違うな。
そこに昔から龍が住んでいるという意味で住みおゆ、住みおゆ。
住みおゆって言うとちょっと一言で言うにはなんか言葉としては違うと思うんですね。
住みおゆ、住みおゆを改めて言うことで言葉にメリハリをつけていきましょう。
住みおゆ、
途中まで下がるんですね。
土中の、土中の、
この下から盛り上がる感じ。この麓の方に潜んでいるんだよという力強さをですね。
これ、土中のとかって言うと、この信領の重々しさがなくなってしまうんですよ。
なので、信領を這いずるように住みおゆでここで丁寧に言って、土中の低音からしっかり響かせて盛り上がることで、
この龍の大きさ、素晴らしさっていうのを伝えられるんじゃないかなと思います。
では前半はこんな感じですね。今日はサラサラといけた。
じゃあ今日後半は何を吟じようかなと思ったんですけれど、きつめの吟、吟じようかと思ったんですけど、
今日の喉の調子からしてやばいですね。全然ダメだ。
花粉、花粉が来ているのかどうやらですね。
いやでも、立志も嫌だしな。立志もやれる気がしないので。
そうですね、じゃあこちら吟じていきたいと思います。
液水の送別、楽品能ですね。この別れの季節なんですけれど。
ちょうど3月、もう半ばですからね。普通のコロナじゃない時期であったらば、
普通に送別会とかもやっていたんですけれども、もう懐かしい話ですね。
それではこちら、5音ゼックですけれども吟じさせていただきます。
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液水の送別、楽品能。
はつかむりをつく
せきじ
ひとすでに
ぼち
こんち
みず
なお
そむし
はい、今日は声が枯れているな。
まぁあのちょっと昔を思いながら、だいぶ思いを馳せながらみたいな感じの吟じ方してみたんですけれど、いかがでしたかね。
水なおさむしはちょっと、せきじは気持ちよく吟じれたかなと思うんですけど。
ということで、毎回吟じながら反省しながら、言い訳をしながら吟じております。
今日はこんな感じですね。じゃあ次はまた富士山の後半を吟じたいと思います。
シギンのミルクを発信するシギンチャンネル、今日は以上です。どうもありがとうございました。バイバイ。