1. 詩吟日本一による「声を鍛えるラジオ」
  2. 【詩吟ch】自分も知らなかった..
2022-07-11 08:45

【詩吟ch】自分も知らなかった「平常な吟」とは?<山行>

山行 / 杜牧
遠く寒山に上れば 石径斜めなり
白雲生ずる処 人家有り
車を停めて坐に愛す 楓林の晩
霜葉は二月の 花よりも紅なり

#漢詩 #詩吟
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/5f18a737907968e29d7a6b68
00:03
詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】です。
おはようございます、こんばんは。【詩吟ch】の平平です。
このチャンネルは、詩吟歴の長い長い私、平平による、
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能の魅力を
分かりやすくザクバラーにお話ししていくチャンネルです。
ということで、私は関東の北側の方に住んでるんですけども、
恐ろしく暑いですね。連日37℃、8℃、9℃。
予定では40℃になる日もあるとかですね。もうやばいです。
ということで、今日はですね、ちょっとサクッと、ついこの前、
私が通っている詩吟の稽古で先生からですね、自分なりに新しいことを教わったので、
それを自分のために記録に残すために、あと言語化しようというところで
サクサクと撮っておきたいと思います。
若干夏バテ気味なんでですね、短いかもしれませんがご了承ください。
今回先生から教わったのが、平常という考え方ですね。
平常な詩吟というのはいいよねって先生から言われたんですよ。
何と言いますか。平常というのは、いたちシンプルな平らに常って書いてある平常ですね。平常心と。
何と言いますか。本当に自分をすごく主張しているわけじゃないんですよ。
もうただそこにたたずまっているみたいな、そういうような詩吟のこと。
そういう詩吟っていいよねって先生がおっしゃっていたんですよ。
僕は詩吟の教条の方で3人でやっている、教わっているんですけれども、
そのうちの1人がですね、まさにそれを体現したような感じの子なんです。
全然年下なんですけど、その子が吟じているときにですね、僕は今まであまりさらっと聞き流している感じ。
決してもう下手とかではないです。全然上手いし、僕よりも素晴らしい詩を取っているんですけれど、
本当にただ聞き流すなって感じだったんです。
それを先生はいいね、やっぱいいよねっていうことを言い出したんです。
何がいいのかというとですね、詩吟っていうのは自分をガンガンとどやどやと主張するというものではなくてですね、
表情とかも極力変えちゃダメなんです。それは僕も知ってるんですね。
頭を動かしちゃダメだし、表情も変えちゃダメだし、もうスッと言った顔である意味無表情のような、
そんな感じで朗々と口だけは、声だけは朗々と吟じる。そんな感じが美しいとされているんです。
それは理解はしていたんですけれど、ついつい特に僕みたいに大会が近くてですね、
ここを表現しなきゃ、ここを相手に伝えなきゃと必死に考えれば考えるほどですね、
その平常からどんどん離れていってしまうんですよ。
僕ももうまさしく、今はたぶん一番平常から外れていったんですよね、今の吟の練習が。
03:00
ここで先生からその平常っていいよねと、なんていうか、
さらさらと聞き流しちゃうんだけれども、まあ心地いいからですね。
心地いいからさらさらと聞いちゃうし、気が付いたら終わっていたと。
でも振り返ると、いい吟だったなと感じるんだと言っていました。
たぶんこれが平常の詩吟の良さなんだと思います。
商品を買うときも、いいよいいよと、これめちゃくちゃいいんですよ、あなたの生活に合ってるんですよ、
どういうところを生かせると思いますよ、みたいな感じでめちゃくちゃゴリ押ししてくると思うんですけれど、
そういうものではなくて、ふと目に入って、ちょっとしたキャッチコピーが目に入って、
これを使ったら自分の人生良くなりそうだなと、そういうふわっと感じて、
じゃあそうだな、ちょっと買ってみようかなと。
相手にですね、相手にボールがある状態。
だから詩吟においても、どうだどうだ聞いてくれ、聞いてくれっていう風なのではなくてですね、
先生の方から聞かせて、先生が聞いてくれるような、審査員が聞いてくれるような詩吟、
それがたぶん平常なんじゃないかなと僕は考えています。
あ、詩吟始まったのか、いいかもしれないなみたいな、そんな感じなんですね。
聞いて聞いてって言われて、そんな風な感じのやりとりではなくて、
審査員の方からちょっと聞いてみようかなぐらいになるようなもの。
つまり平常な詩吟、自己主張のあえて弱いような、淡々とした詩吟と言いますか、
多分そういったものがいいんだろうなと、一つ学びました。
これ伝わるかな?
まあ難しいなと思ったんで、まず最初から平常を狙おう。
多分つまらないと思うんですよ。
もっとここ上手くなりたいんだとか、というのもありますし、
やっぱ意識があって初めて上達するので、最初は必死に頭を動かさない。
でも次にもっと細かいところまで意識する。
その次に平常っていう銀の境地に入ってくるんじゃないかなと僕は思っております。
一緒に習っている子はもう既にそれを体得しているので素晴らしいと思うんですけども、そうなんです。
10年20年経ったらそういうのになるのか。
まあ今は売り込みすぎているような詩吟かなと思いましたので、こんな感じで。
平常な詩吟ですね。大会近いけれども、色々頑張って売り込みを一通り意識して学びきった上で、
その後で次に大会直前とかリラックスして、あえてこの平常な詩吟、頑張ってみようかなと思いました。
ではもう車の中めちゃくちゃ暑いんで、今日は後半に行きたいと思います。
もう暑いんでですね、とにかく寒々しい詩吟がいいですよね。
ということで、とぼくによる参考をこちらを吟じていきたいと思います。
06:02
遠くさんざんに登ればすっきり斜めになり、さんざんというところから寒々しい感じがしていいですよね。
じゃあ暑いんでサラサラと吟じていきたいと思います。
遠くさんざんに登れば、
すっきり斜めになり、
はくくんそうずるところもちんかで、
くるまをとどめて、
こぞろにあいすて、
くりんぼをくれ、
そうよは二月の花よりも、
くれないはり。
いかがでしたでしょうか。いつもより元気がないだけなのか、熱中症で元気がないだけなのか、平常なのか、この違いが非常にわからないところではあるんですけれども。
吟じている間はですね、若干寒い、涼しい感じがしたかなと僕は信じております。
ではでは引き続き、収録も大体も頑張っていきたいと思いますが、夏バテには気をつけて。
詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネルどうもありがとうございました。バイバイ。
08:45

コメント

スクロール