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詩吟の魅力を発信する、【詩吟ch】
おはようございます。そして、お久しぶりです。【詩吟ch】のheyheyです。
このチャンネルは、詩吟歴20年以上、準詩班の資格を持っていて、全国大会の優勝経験もある私、heyheyによる
詩吟というとてもマイナーな日本の伝統芸能のその魅力をお伝えしていくチャンネルになっております。
だいぶ不定期でやっていてですね、最近平日に全然できなくなったんで、だいぶご無沙汰しているんですけれども、
まあ、これからもう少しですね、更新頻度ちゃんとやっていこうとは思っています。 ということで、今日もですね、今回は和歌を、和歌を吟じていきたいと思います。
そろそろもう桜の季節になってまいりました。 だから、100人一首でですね、桜に準じたですね、有名な和歌を吟じていこうと思います。
いつもはですね、漢詩を吟じているんですよ。 植杉謙心の詩であったり、葛藩周の詩であったりですね、力強い、もう強い強い、そういう詩吟をやってきているわけなんですけれども、
今回は漢詩ではなく和歌、そして和歌特有のこの優しい感じですね、そういう雰囲気の詩吟、これをご紹介して吟じていきたいと思います。
ではでは、今日ご紹介する吟はですね、こちらです。 尾野の小町が作った和歌ですね。
花の色は移りにけりな悪戯に、我が身世に振る眺めせしまに。
多分聞いたことあるんじゃないでしょうか。 こちらですね、これを吟じていきたいと思います。
どういう意味かというとですね、まあ現代語訳のちょっとサラサラと読ませていただきますけれども 桜の花の色というのはですね、もう虚しく衰え色あせてしまった
春の長雨ですね。長雨が降っている間に衰えてしまったと。
この私の美貌が衰えたようにですね、恋や世間の諸々のことに思い悩んでいるうちに、そういうふうにもう衰えてしまった。
時が過ぎるのはもう早いなぁというのを、桜の散るのを見ながら眺めているという感じになります。
これからいよいよ桜のシーズンなんで、ちょっとこれ一歩早かったかもしれないですけれど、桜の詩ということで吟じていきたいと思います。
この和歌の詩吟はですね、一度、序詠と本詠というのはですね、詩を2回吟ずるんですね。序詠はサラサラと、そして本詠というのはですね、
本番で演じる、そういう感じを書くんですけれど、より高らかに感情を込めて吟じると。
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そういう構成になっております。 それではお聞きください。
尾野の小町 花の色は
花の色は
移りにけりな
いたずらに
我が身世に降る
眺めせしまに
花の色は
移りにけりな
いたずらに
我が身世に降る
眺めせしまに
という感じになります。
そうですね、こういうの、女性が吟じるのうまいんですよね。感情を込めたり、優しく吟じたり、僕はなかなかちょっと得意ではないんですけれども、
いろんな詩吟をですね、せっかくなんで、これからもご紹介していきたいと思います。 通常やっているサラリーマン千流とかはですね、これあの完全に俳句の音程を使っているんですね、ちょっと明るい感じ。
なので、俳句の詩吟もこれからご紹介してみたいと思いますし、新大使とかですね、いろんな詩文も詩吟としてありますので、それもぜひ楽しみにしていてください。
ということで、今回は尾野の小町の和歌をご紹介して吟じてみました。
こんな感じかな?こんなマニアックな内容を聞いてくださっている方、本当にありがとうございます。
それでは、これからもどうかよろしくお願いします。 詩吟の魅力を発信する詩吟チャンネル。
ヘイヘイでした。どうもありがとうございました。バイバイ。