第百二十話『人を愛し、運命を呼び込む』-【鹿児島篇】西郷隆盛-
2017-12-16 13:51

第百二十話『人を愛し、運命を呼び込む』-【鹿児島篇】西郷隆盛-

来年、明治維新から150年を迎えます。
幕末の動乱を生き抜いた偉人は数多くいますが、今あらためて、最も注目を集めそうな人物のひとりに、鹿児島出身の西郷隆盛がいます。
最後の侍と言われる西郷は、実に謎の多い人物です。
まず、写真嫌い、あるいは写真を撮る機会がなかったので、姿かたちがわからない。
彼を知る人物が描いた肖像画が、頼りなのです。
身長178センチ、体重110キロ、目はギョロっとしていて、黒目が大きい、犬が好きでいつも犬を連れていた…どれも伝聞の域を出ません。
上野の西郷の銅像が初めて披露されたとき、妻は、「これは我が夫ではありません」と言ったといいます。
最もこれは、風貌が似ていないということではなく、「西郷は、こんな浴衣姿で外に出るひとではありませんでした。いつも礼儀正しく、礼節をわきまえた服装をするひとだった」そうです。
坂本龍馬は、西郷を評して、こう言いました。
「西郷というやつは、まっこと、わからんやつじゃ。寺の鐘にたとえれば、少し叩けば、少し響き、大きく叩けば、大きく響く」。
西郷が、座右の銘とした言葉は、『天を敬い、人を愛す』。
言葉どおり、私利私欲を捨て、天のために戦い、国家の大業のために奔走、一方で農民の心に寄り添い、主君の死に際し、自害するほど情にもあつい男でした。
数々のエピソードがつくる彼の姿は、聖人君子のそれではなく、涙もろく繊細で人間くさい侍です。
日本が大きく揺れた時代をブレることなく生き抜いた西郷隆盛が人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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