第三百六十四話『工夫をする心を持つ』-【愛知篇】元プロ野球選手 山内一弘-
2022-08-20 13:01

第三百六十四話『工夫をする心を持つ』-【愛知篇】元プロ野球選手 山内一弘-

愛知県一宮市出身の、伝説のプロ野球選手がいます。
山内一弘(やまうち・かずひろ)。
現役時代は、毎日オリオンズ、阪神タイガース、広島東洋カープでプレーし、「打撃の職人」、「シュート打ちの名人」、「オールスター男」などの異名を持ったレジェンドです。
19年間の選手人生で、打点王4回、首位打者1回、ホームラン王2回を獲得。
引退後は、巨人や阪神でコーチを歴任。
ロッテオリオンズ、中日ドラゴンズで監督を務め、2002年、野球殿堂入りしました。
山内の名が再び注目を集めたのは、昨年夏の文春オンラインの記事でした。
文春野球コラムでは、山内と、阪神の若きスラッガー・佐藤輝明(さとう・てるあき)との共通点が論じられました。
二人とも外野手で、背番号「8」。
出身高校は、決して野球強豪校ではなく、打率、本塁打、盗塁など、全体のバランスが酷似しています。
現役の4番打者、佐藤の成績から、あらためて山内の凄さが再評価されたのです。
さらに山内の注目すべきは、RCWIN。
RCWINとは、勝利数を基準として打撃貢献を測る指標です。
平均的な打者と比べて、打撃でチームの勝利数をいくつ増やしたかを示します。
山内はその値が、王貞治、張本勲、長嶋茂雄に次いで、歴代第4位なのです。
この成績は、彼の非凡な努力の賜物だと言われています。
山内は、自分が天才でも野球エリートでもないことを、早い段階で認識しました。
それでも大好きな野球で生きていくためには、どうしたらいいか。
同僚が遊ぶ時間、飲みにいく時間を、全て自主練に捧げたのです。
「腕で打たず、腰で打つ」
たったひとことで済んでしまう打撃の神髄のために、手を血だらけにしてバットを振り続けました。
「平凡な人間が非凡なことをするには、ひとが休んでいる間、練習するしかない」
生涯、最高のバッティングのために練習と研究を欠かさなかった賢人・山内一弘が人生でつかんだ、明日へのyes!とは?

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