1. 心に刻みたい人生哲学のはなし
  2. 第91回「子どもの『本心』」
2023-06-07 11:36

第91回「子どもの『本心』」

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https://youtu.be/IrJW69wsIb4

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 登録は無料です。さらなる理解や復習にご活用ください!
 https://yoshinorinarita.substack.com

▶︎今回は、視聴者さんの質問にお答えしました。
Q.お利口な10歳の姪っ子の本心を引き出す方法はありますか?(30代女性)

▶︎番組へのお便り、成田儀則への質問相談募集中です。
http://j.mp/jtetsugaku

【成田儀則プロフィール】なりた・よしのり/1961年生まれ神奈川葉山町育ち。
小学6年から父の影響でテニスを始める。将来プロになりたいと中央大学庭球部に入部。大切な試合になると、メンタルの弱さで全て負ける。結局レギュラーになれず、四年生で寮長で大学生活を終える。
日本火災海上に入社し社会人をスタート、6年間お世話になった後に独立、会社を設立し、新たなチャレンジをスタート。しかし、事業に失敗。億の借金を背負う。どん底の真っ只中、能力開発の草分け、株式会社TBR故夏目志郎氏に師事、ブライアン・トレーシーのプログラムを徹底的に学び、主席トレーナーになる。夏目氏引退を機に、有限会社ヒューマンリンクを設立。企業研修からオリンピック選手のメンタルトレーニング、学校に行けない子供達のカウンセリングまで幅広く活躍。現在にいたる。
https://narita-yoshinori.amebaownd.com/

【早川洋平プロフィール】はやかわ・ようへい/プロインタビュアー。キクタス株式会社代表取締役。
羽生結弦、コシノジュンコ、よしもとばなならトップランナーから戦争体験者までジャンルを超えてインタビュー。ユニクロ・ネスレなどCMのインタビュアーも。いっぽうで「音声」の可能性にインスパイアされ、声のメディアも創り続けてきた。『We are Netflix Podcast@Tokyo』『横浜美術館「ラジオ美術館」』『石田衣良 大人の放課後ラジオ』などプロデュース。
https://yoheihayakawa.substack.com/

#メンタル
#人生哲学
#本心
#子育て



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心に刻みたい人生哲学のはなし
学校に行けない子どもたちから、オリンピック選手をはじめとするアスリート、企業経営者、マネージャー、新入社員、メンタルサポーターとして20年間にわたり、講演・研修を行ってきた成田由紀が、今と未来を変える人生哲学のはなしをお届けします。
視聴者、リスナーからの人生相談にもお答えします。
メイッコは小さい時からたくさんの習い事をしていて、一言で言うと、聞き分けのいい、お利口な子どもという印象です。子どもなのだから、もっとわがままに言ってもいいのになぁと思います。子どもの本心を引き出す方法はありますか?ということです。
そうですね。
ちょっと贅沢な悩みかもしれないって言っては怒られそうですけどね。すごい聞き分けがいいと。
一つはですね、法則を思い出して欲しいんですが、コントロールの法則ですね。
要は他人はコントロール?
できない。
できない。子どもに対しても、メイッコさんに対しても、メイッコさんの気持ちはコントロールできない。ということは、コントロールできるのは?
自分。
そうです。要は自分がメイッコさんに対して、もう本音で、常に、本心で付き合う。何でも話す。これがまず第一点。それで、だんだんそれをやってると、お子さんは本音でいろんなことを言ってくれてるな、おばさんはって。
はい。
そうすると、だんだん心がオープンになって、本音を言ってくれるかもしれない。それをやりながら、もう一つはね、何でもできるとしたら、何がやりたい?とかね。
いい質問ですね。
そういう質問ですよね。ねえねえ、なにちゃんって、何でもできるとしたら、今日は何がやりたい?とかね。そんな形で、要は問いかけてあげる。そうすると、そういったね、いい子ちゃんっていうのは、これを言っちゃったら、大人がね、困っちゃうとか。
迷惑かけちゃうとかね。
お父さんがね、困っちゃうとか。要はそういうことを考えて言わないようにしてるんで。何でもできるとしたら、何でもやっていいとしたら、何やってみたい?とか言ってあげると、出てくる可能性は高まります。
うん。
はい。
ああ、確かに。こういうね、いい子だったら、なんか我慢してることないの?って言うと、うん、大丈夫だよって言っちゃいそうですもんね。
言っちゃいます。言っちゃいます。だから、もう何でもしていいとかね。何でもできるとしたら、何やってみたい?今日。とかね。まあ、そういうことを聞いてあげたらいいかな。
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何でもなれるとしたら、将来何になりたい?とか。まあ、そんな形で言ってあげてると、常に言ってあげてると、だんだんだんだんイメージがいろいろ出てくる。だから、いきなり言っても、すぐ返ってこなくても、会うたんびにそれを言ってあげる。
そうですね。
うん。
それをしかも、本当に楽しくですよね。
はい。
それ、最初多分ね、こう、いい子だったら、うん、特にないよ、今すごくあの、感謝してるみたいな感じだから、それをこっちがしつこく、もう何度も、何かない?みたいに聞いてたら、また、あの、言葉はね、せっかく未来の可能性にならない。
はい。
で、質問でもやっぱり、また閉じちゃいますよね。
そうですね。だから、もう楽しそうにね、何でもね、やっていいとしたら、今日はね、何やってみたい?とか、笑顔で楽しく問いかける。それを常にやり続ける。そうすると、必ずどっかでね、また心を開いてくれると思うし、で、例えば、自分がまず一番最初に、心を開いて接することですね。はい。
本当ですね。こう、成田さんのね、あの、お答え聞きながら、僕も、あの、やっぱりこのご質問、事前に読ませてたときに、自分だったらどうするか。
うん。
どうするかなって考えたときに、やっぱり子供の本心を引き出すっていうところでいくと、あの、僕も普段子供いるんで、いろいろ考えて、できてないんですけど、でも一歩引いてこうやって見てみると、引き出そうとしちゃうんですけど、成田さんおっしゃってたように、そもそも変えられないし、聞き出すっていう、その、やっぱスタート自体がちょっと違うんじゃないかなっていうとこですよね。その、できればね、やっぱハウツーとか、なんか理屈を知りたいんですけど、相手のあることなんで、そもそもなんか聞き出すというよりも、まあ成田さんがおっしゃったことに近いですけど、そもそも、
なんか日頃から何でも心から話し合える環境というか、そういうものだったら相手に、これは本当に反省なんですけど、理想はそういうもの持ってるんですけど、日々忙しい中で全然相手に子供に関心持ててない。で、いきなりその時だけ聞いてもやっぱり無理じゃないですか。今回はこの目的ですけど、目的と関係なくどれだけやっぱり相手に興味関心とか、なんかまあそれ愛情なんでしょうか、欠けてるかっていうのが、その場でいきなりはなかなかできないですよね。っていうのはちょっと感じますよね。
まあでもとにかく常にそうやって自然と、
自分が思ったことをね、全部伝えながら、お子さんに対してね、名護さんに対してね、楽しくね、明るくいろんなことを伝えながら、一人の人間として尊重をしてね、会話をすると。
あとはね、あのキーワード、何やってもいいとしたら何やってみたいとか、何でもなれるとしたら何になりたいとか、まあそういった会話をね、常にしてあげると、いろんなその名護さんのね、気持ちがいろんなところに飛んでくるんですよ。
想像力膨らみそうですよね。
何回も言われてると、どんどんどんどん想像力膨らんでくるんで、まあそういうふうにね、向けてあげたらいいかなと思いますね。
まあありがとうございます。
これはあの、このご質問はね、あのお子さんなんで、今のナイザーさんのご回答でかなりクリアになったと思うんですけど、
引き出すものではないけど、ただこの質問者側の立場としては引き出したいっていう環境って、例えば子どもだけじゃなくて、家族だったり、仕事の上司、部下だったり、友人だったりあると思うんですけど、
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そのあたりも、その本質的な部分っていうのは、何か共通することってあるんですか?その相手の心を、まあ開いてもらうってことですよね。
引き出そうでこっちがコントロールできないので、
もうこうなっちゃってますもんね。
そうです。言いたくなるような気持ちにさせてあげる。
そういう自分になるってことですよね。
そうですね。そういう質問をしてあげたりとか、そういう場面を作ってあげたりとかね、要は自らが言いたくなっちゃうような、本音を言いたくなっちゃうようなシチュエーションを作ってあげることはできますよね。
それに。
相手が応じてくれるかどうかは別として。
そうですよね。
自分たちがコントロールできるのはそこまでですよね。
そうすると人間関係って、まあそれが難しいんですけど、シンプルといえばシンプルですよね。
基本的にこちらがオープンで、相手をコントロールしようとせず、ところに入るというか、あんまり意図的にせずに、こちらが開くっていうのは、そこが基本な感じですよね。
まずこっちが開いてほしいんだったら、こっちがまず開くことですね。
こっちがまず開いてあげないと、こっちが閉じたままね、お前に開けって言っても相手は開きません。
開かないですよね。
愛してほしければまず愛しなさいっていうのと同じで、そこですよね。
まず自分がやってあげることですよね。
オープンにオープンに自分の本音で接してあげること。
それが先決ですよね。
そうですね。
これはこのご質問者の方、そこまでは書かれてないですけど、聞き分けのいいお利口な子供っていうね、おばさまなので、親御さんではないのでちょっと違うかもしれないですけど、仮に質問者の方が自分の子供。
今ね。
やっぱりいろんな人が世の中にいると思うんで、子供がまさに聞き分けが良すぎて、っていう状況になってしまうというか、そういうものっていうのはやっぱり気せずしてあると思うんですけど、それ自体を、今日の質問の一歩手前の部分かもしれないですけど、原因が親とかにあるとしたら、その辺はどういうところにあって、どうすればそう改善できるんですか。
それは素晴らしい質問だと思うんですね。
実はですね、常に子供にいい子であることを要求する。
要求しちゃう親が多いんですよ。
っていうのは、いい点取ったら褒める。悪い点取ったら怒る。親が希望することをしてくれたら褒める。そうじゃなかったら頭から怒る。これが常にいい子にしてないと、愛されないと勘違いしちゃう。子供が。ってことは親の前で常にいい子でいる。演じてしまう。この可能性を高めてしまう。
だから大切なのは、親がどんな時も子供が愛されてることを実感させてあげなきゃいけない。
いい点取っても悪い点取っても。どんな時でも、あなたは無限の可能性よって。あなたが本気になれば絶対できるからねって。いい時も悪い時も。
試合に勝とうが負けようが、試合楽しめたって。楽しめたんだったらOKねって。しかも勝ったんだよねって。いいじゃないって。
でもねって、一番大事なのは、あなたが心から自分が楽しんで、そして実力を発揮できたことが結果ね。負けようが勝とうが一番大事よってことを普段から伝えてれば。
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だから演じる必要ないんですよね。
確かに。
だからいい点取ろうが悪い点取ろうが、常にあなたが一番大切、愛してるっていうことをね、常に分かってもらった上で、じゃあもっといい点取りたいのとか、どうしたいとかいうことで指導していったらいいと思うんですね。
ところがついついやってしまうのが、もう頭から褒める。頭から叱る。それは親の都合ですよ。
子供はいいことをしない限り愛されないって感じる。これが一番怖い。
だから子供だけじゃなくて、やっぱり目の前の相手ってね、基本的にその移してるところがあるから、やっぱりそういう状況に、もちろんならない子がいてますけど、なりかけてたらやっぱり自分を少し顧みないと。
そうです。だから部下の指導もね、子供の教育も一緒で、とにかくうまくいかなかった時に、どういう態度で接するかで変わってきちゃうんですよ。
うまくいかなかった時にでも、お前だったらね、必ずもう二度とこんな失敗しないし、学んだよなって。OKだって。必ずできるようになるよって信じてあげて。
そういう接し方をしてあげる。そしたらですね、どうですか?部下として。
いやもう、頑張りますよね。
ね、やっぱりすごい成長しますよね。ところがいい時は褒めるけど、悪かったらもう何やってんのって。けなされて。
そうすると、うわーってなりますよね。
大切にされてない感じしますよね。結果だけを見てるっていう。
ですよね。だから親にとって一番子育てで大事なのは、どんな結果であろうが、子供に伝えるべきことは何なのかっていうことを、
まず明確に持ってなきゃいけない。
そして信じることですね。
そうです。そこがすごい大事ですね。
いやなんか改めてね、以前の話であったWBC、侍ジャパンによる信じる力もまたちょっと復習にもなりましたね。
はい。だから子供に常にどんな状況でも愛されてるということをね、実感させて育てるっていうのは、すごい受信がついた子供になるんですよ。
いやー、深いお話ありがとうございました。
さあ、この番組では成田さんへのご質問ご感想を募集しております。
はい。
詳しくは概要欄をご覧ください。たくさんのご質問お待ちしております。
そしてこの番組が映像、音声に続いてテキストでもお読みいただけるようになりました。
無料のニュースレターをご購読いただくことで、テキスト版もお読みいただけますので、ぜひ復習に活用していただけたらと思います。
ということで成田さん、今回もありがとうございました。
ありがとうございました。
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