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スピーカー 1
はい。
はい、楽しみにしております。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
では最初にまずどういうストーリー仕立てみたいな感じでしょうかね。
スピーカー 1
そうですね。
まず、誘う本人がウイスキーにある程度見識があって、ある程度たくさん飲んでいるという前提で話をします。
ちなみに、もし自分自身が本当に、自分自身もウイスキーまだそこそこ好きだけど詳しいことはよく分かっていないというふうに考えていらっしゃる方であれば、
まずはですね、最低3人、自分も含めて3人ぐらい、2人でもいいですし、最悪1人でもいいです。
この場合は1人でもいいです。
まずバーにウイスキーをある程度置いてそうなバーに行って、バーテンダーさんの話をですね、しっかりと聞くというのが正直言って一番近道ですね。
スピーカー 2
まずウイスキーを知りたいと自発的な思いがあれば、自分からバーに行ってみようということですね。
スピーカー 1
はい。
ちょっと今回の話に関しては、バーに行くということを前提に話させていただこうかなと思ってます。
そうじゃないと個人的にたくさんボトルを持って言うとかですね、ちょっとよくわからないシチュエーションを想定しなきゃいけなくなっちゃうので、それはまあおいおい各自同じようにやってもらえればいいかなと。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
はい、ということでですね、まず車窓側の人間がある程度ウイスキーに造形が深くて、
ほぼほぼというかですね、ウイスキーにちょっと興味があるようなタイプの人にウイスキーの面白さを伝えたいと思った場合、
まず一番おすすめなのはですね、さっきも言ったんですけどバーに、まず一旦連れて行ってみるということですね。
なるほど、興味がありそうな人にバーを誘うということですね。
で、バーで本当にわからない場合なんですけれども、まずはですね、実はおすすめなの、1杯目におすすめなボトルというかですね、お酒に関してはそういうとハイボールです。
はい。
はい、でですね、この際頼むハイボールは3人別々であれば一番いいです。
スピーカー 2
最初にバーに行って、ハイボールを3人ぐらい別々に頼むということですね。
スピーカー 1
はい。でですね、先に肝を言ってしまうとなんですけれど、ウイスキーの面白さ、特に何も知らないというか、基本的にほぼ知らないというみたいな感じの人もそうですし、
そうじゃない上級者、上級者という言い方は僕は好きではないんですけれど、ある程度お酒を飲んだ人たちがウイスキーについて、ウイスキーに対して楽しいと感じる部分の根幹は何かというとですね、
はい。
それはお酒ごと、もしくはボトルごとによって味わいが違うという点なんですね。
なるほど、はい。
でその、それぞれのウイスキーにはそれぞれの味があって、同じ味というのは基本的にないんですよということを一番最初に教えるというのが、教えるというか知ってもらうというのが先決だと僕は思っています。
スピーカー 2
美味しいかどうかよりも違うんだよということを気づいてもらう。
スピーカー 1
そうです。本当にその通りで、美味しいかどうか本当にまさに本当にそうですね、美味しいかどうかよりも味わいに違いがあるんだよということに気がついてもらうということが一番最初にやるべきことだなと僕は思っています。
スピーカー 2
なるほど、はい。
スピーカー 1
でこの時に注文するハイボールは本当に香味の系統が違えば違うほど良くてですね。
はい。
一番分かりやすいのは、例えば一杯目は誰か一人はグレンモールンジー10年の、今は12年かもしれないですけどそのハイボール。
でもう一人はラフロイグ10年のハイボール。
で残り一人は何でもいいと言えばいいんですけど、例えばシェリーカスクのハイボールだったりとか、
もしお財布によっとりがあるのであればちょっと熟成が長いタイプのハイボールだったりとか、そういうのでもいいかもしれないですね。
いずれにせよ、その全てがやっぱりどうしても味わいが違ってくるっていうような3杯をハイボールで提供させてもらって、みんなで飲むというところから始めるというのは僕はすごくいいかなと思います。
スピーカー 2
ちなみにこれはなぜハイボールかっていうところを多分これから話すのかなと思ったりしたんですが。
スピーカー 1
まずですね、全員が全員ウイスキーをストレートで飲み慣れているかといったら圧倒的に否なんですね。
まずウイスキーをストレートで飲むというのにも、このポッドキャストを聞いてるみたいなですね、ある程度ウイスキーマニアの方々は忘れてしまっているかもしれませんが、結構コツがいるんですよ。
最初はむせたりとか、本当に初心者の人はしちゃうんですね。
その点、ハイボールであれば割とゴクゴク飲める上に、今、ボトルの例で挙げたグレン・モーレンジのオフィシャルのスタンダードの10年とか12年とかだったりとか、ラフロイドの10年だったりすればですね、タリスカの10年とかもすごくいいと思いますね。
フィリックの10年もいいかもしれません。そういうのは本当にもう、炭酸でしっかり割っていただければですね、結構ゴクゴク飲めますし、それぞれ味わいの個性がちゃんと出る作りをしてますので、非常に最初の一杯としては、実はハイボールがおすすめだなと僕は思います。
スピーカー 1
なるほど。じゃあ、コーヒーの系と違うハイボールで、みんな飲みやすいものから違いを知ってもらおうということですね。
そうですね。若干話がずれるんですが、これは最初に喋るべきだったかもしれないですが、まず良くない例というやつですね。それをちょっと喋ろうと思うんですけど。
スピーカー 2
はいはい、良くない例。
スピーカー 1
ウイスキーに造形が深くなればなるほど、やってしまいがちなミスだと僕は思っているんですが、このお酒は美味しいから飲んでみなよって言って、まずすごくいいボトルみたいなのを何にも知らない初心者に飲ませてしまう行為っていうのは、もう僕は圧倒的に悪種だと思っていて。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
これにはいくつか理由があります。まず一つ、提供した本人は良いと思っているかもしれませんし、それはもしかしたら伝説的なというかですね、評価が確定した素晴らしいボトルだったりするかもしれません。
例えばMacからの60年代だったりとか、フォームワーの60年代だったりとかですね。あとは、それこそ最近で言えば、最近でもないですけど、ベンのMacだったりとか、マーティンとかだったりの76のヴィンテージだったりとかですね。
スピーカー 2
ベンリアックですね。
スピーカー 1
ベンリアックとマーティンの76はちょっとあれかもしれないんですけど、要は香味が非常に複雑で、その細かい差異を解釈できる人間であれば、その部分、そのお酒の持っている香味の魅力みたいなものをですね、最大限に感じることができるようなタイプのボトル。
要は飲むっていうのも結局、初心者であれ上級者であれ、ほぼすべからくですね、基本的に香味の差異を感じているんですね。
初心者であれば、そのメッシュが粗いというか、網が粗くて、上級者になればなるほど、このメッシュがどんどん細かくなっていって、非常に細かい差異っていうのが取れるようになるわけなんですけれど、いきなりですね、そういったですね、伝説的なボトルとかを飲ませる場合、これは本当にリスクが高いですね。
スピーカー 2
解像度が荒い状態で、要は解像度が高い人が飲むお酒を飲ませたところで、ちょっと違った結果、逆にそのネガティブなところだけを取ってしまうとか、そういうリスクもあるということですね。
スピーカー 1
そうですね、あとはわからないまま終わるリスクが非常に高いと思うんですね。
何人かに1人はですね、例えば飲んだことがないぐらい、あまりにも圧倒的な味わいに感動して、もうウイスキーって本当に素晴らしいものなんだ、啓示を受けるような体験をして、そういったボトルを追い求めてウイスキーにハマっていくっていう人も一定数います、正直言うと。
ただですね、それは元々簡単に言うと選ばれた人というかですね、結構才能があるタイプの人なので、再現性のある構造にはならないという点でですね、僕はお勧めしません。
スピーカー 2
打率が低いと。
スピーカー 1
打率が低いです。
加えて、その人に何が好きなそういった才能があったとしても、その提供した人との好みの部分で合わなかった場合、その部分でも疎後が生じちゃうんですね。
そうすると、提供した側はおそらくなんですが、素晴らしいボトルを提供しているのに、飲ませた側の人はあまり良い反応を示せなかったという印象を人間なので、おそらく受けると思うんですね。
そうするとその結果、その人にまた次のボトルを飲ませようというふうにですね、なかなかならなかったりとか、この人は残念ながら味わいがわからないタイプの人なのではないかなと思ってしまったりとかですね。
要は認識のギャップが発生しやすい。
スピーカー 2
結果的にそれが提供する側、教える側のモチベーションが下がって、結果的にうまく伝えられないというリスクがあるということでしょうかね。
スピーカー 1
それもそうですね。言葉を選ばずに言えばなんですけど、ウイスキーのことがわかっていると自負しているのであれば、自分自身の相手にそのウイスキーの良さを伝えようとするときに、まずギアをトップに入れないということは大切なことだと思うんですね。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
トップギアで喋ってしまうとですね、正直誰もついてこれないみたいなことを本当に選ばれたというか、同じぐらいのスピードで走っている人じゃないと会話が成立しないんですよ。
初心者というのは、我々ももともとは初心者だったわけですし、もっとゆっくりゆっくり理解していくステップというのがあるんですね。
なのでウイスキーのことをある程度わかっているぞっていうふうに自信ある自覚があるようなタイプの人に関しては、できればそのギアを下げて相手に寄り添う感じでまず提案をしていくべきだと基本的に僕は思っています。
まずそれが初心者に対してウイスキーを進めるということの前提になります。
スピーカー 2
確かにプロのボクサーがスパークリングを初心者に本気でやったらぶっ倒れますよね。
スピーカー 1
そうなんです。
スピーカー 2
それと同じこと。
スピーカー 1
それ全く同じことですね。
スピーカー 1
それを踏まえてハイボールの話に戻るんですが、ハイボールは意外とですね、ウイスキーの良い部分、ボトルを細かい話は抜きにしてですよ。
細かい話を抜きにして、結構持っているポジティブというかですね、特徴をですね、比較的感じやすい飲み方だと僕は思っているんですね。
で、特に最初は本当にメッシュを荒く。
ティーとノンピーと、あとはバーボンでなかったらシェリーとか本当にそんな感じが良くて。
なるほど。
その3本を飲んだだけでも明確に味わいが違うということはわかるはずなんですね。
その明確に3つ頼んだウイスキーに明確に味わいが違うということをまた認識するということが非常に大切で、話はそこからなんですよ。
で、3人が3杯頼んだとしてですね、みんなで交換とかしながらですね、ちょっとずつ飲んだとします。
その後にどれが好きだったかという話に繋がるんですね。
で、ピートが持っているラフロイグみたいなアイボールが好きなのか、それでもグレームオレンジみたいに非常にオレンジとか柑橘系のフルーツが香る華やかな味わいが好きなのか。
で、もしくはそれ以外のシェリーならシェリーでもいいですし、
もし紹介している側の人間がある程度ウイスキーに造形が深くて、自分の好きなボトルが彼にあったとしたら、
例えば僕の場合だったらベンローマン10年とかですね。
あったとしたらですね、そういったボトルをハイボールにして、どれが好きかっていう話にまずなるんです。
で、意外とですね、別れます。
で、そうなった時に別れた段階で、では例えばラフロイグが好きな人がいたとしたら、
そしたら次はそれと同じような香味系統のボトルをバーテンダーさんにお願いをして提案してもらうんですね。
いくつかを何倍か提供してもらう。
あまり高くないボトルから全然いいと思いますので、提供してもらうというふうに進めていくんですね。
スピーカー 2
ちなみにこれはストレートですか?
スピーカー 1
これはストレートでいいと思います。
ここからストレートになるんですね。
で、もしウイスキーにある程度造形が深い人が、自分の好きなボトルをハイボールでもストレートでもいいですけど、
飲むことにもですね、実は結構意義がありまして。
で、僕はこのボトルが好きなんですよっていうことを連れの方に伝えることになるわけじゃないですか。
多くの場合で。で、ほとんどの場合でどこが好きかという話になるんですよ。
で、自分自身が好きなボトルであれば、それのどこが好きなのか。
例えば僕はベンロマック10年はストレートで飲むものも好きですし、ハイボールで飲むのも全然好きなんですね。
で、かつベンロマック10年の良さというのはですね、ストレラシステム的な感じで作ってるっていうのもあるんですけれど、
熟成が10年という熟成にも関わらずですね、曝画感もちゃんと出てて、
かつタルの味わいもある程度持ってて、そこに加えてスペースアイドの地域の上流商には珍しくピートも炊かれていてですね、
そういったウイスキーを構成するすごく基本的なタル、出質タルピートっていうですね、
要素が非常にまんべんなく入っていて、かつバランスが取れているところが好きなんですけど、
要はこういったことをですね、相手に伝えることができるんですよ。
で、このタイミングで自分の好きなウイスキーに対して、ある程度見識のあるタイプの方がですね、
なぜこのウイスキーが好きなのかということをですね、伝えることには非常に意味があります。
なぜかというと、これを自分から発信して伝えることによって、その場の雰囲気はバーテンダーさんもまず話しやすくなりますし、
何も知らない人が飲んだ時もですね、ちゃんと言葉が、自分が何が好きだったのかっていうのを話しやすい空気というのを作ることができるんですね。
なるほど。
はい。なので、ある程度わかっている人が、自分から相手にですね、何が好きだったのか、何が好きなのかということを伝えることは非常に、
今後円滑に進めるために非常にいいので、このタイミングぐらいでやっておくと非常にいいと思いますね。
スピーカー 2
なるほど。こう言語化する癖を作っておくってことですね。
スピーカー 1
そうですね。好きなボトルであれば、普段からテイスティングノートを書き慣れている以来にかかわらずですね、
何でこれが好きなのかっていうことに関しては、一言二言はだいたい言えるんですね。
逆でもいいです。嫌いな、嫌いなというか、ベンのマックが好きで、ブレン・モーレンジのハイボールはたまにちょっと問題ないと思ったとしたら、
ブレン・モーレンジのハイボールはすごく華やかでフルーティーだけど、僕はもうちょっと麦の香味の感じが欲しいというか、
ボディーがしっかりしていて欲しいとかですね、言い方はいろいろあるんですね。
で、そうやって言葉にして伝えることができる、しかもその誘った側の人間が伝えることができるっていうのは、
その場の雰囲気を円滑に進めるためにも非常に重要かなと思ってますね。
ここでも逆に非常に良くない例をしゃべるとですね、ある程度見識がある側が初めて来た人に対してですね、
こいつはわかっているんだろうかみたいなですね、評価をするというような目線で相手のことを見るというのはですね、もう最悪オブ最悪だと思っています。
スピーカー 2
さっきの話で言うと、やっぱりその好きだ好きでないっていうとこういうのもあくまで比較として違いがあって、私はこちらの方が好みです。
そういうようなプレゼンテーションを心がけるってことなんですね。
スピーカー 1
はい、全くその通りです。そうですね。本当にやっぱりベースに本当にダイアリーさんが言ってくださったみたいですね。
とにかくその味わいに違いがあるということをベースに、味わいをフラットに評価するということが評価するという前提で自分の好みを伝えるということができれば最高だなと思いますね。
スピーカー 2
なるほど。そこらへん1個をとってこれが良い悪いここがどうこうではなくて、AとBを比べてAはBよりもこうだというところに着目していけば、そんなに初心者と上級者の間でブレが少ないかというのが一貫してあるということですね。
スピーカー 1
そうです。で、その後にここからはバーテンダーさんの力も借りたりとかしてですね、この方はこのボトルが好きだったみたいなんですけど、何がしか似たような、まず似たような系統のボトルを進めるということが大切です。
似たような系、例えばラフロイグならラフロイグでいいんですけど、ラフロイグはですねオフィシャルのボトルでも10年があり、18年は最近ちょっとレアですけど18年は一応あり。で、例えばカーディスとかも含めるとセリーカスクのウィスキーがあったりとかしますよね。ラフロイグだけで考えても結構いろいろバリエーションがまずあります。
もうちょっとだけ広げて、アイラっていうふうに考えると、これは飲む本人が考えなくていいんですね。バーテンダーさんが提案するとき全然構わなくて、アイラって考えれば、アイラの定理書であればラフロイグだったら例えばラガブリン、カリラ、それからボーモア、ポートセアロットとかでもいいと思うんですけども、我々はいいんですよ。
全部味わいが違うことを知っていますし、下手するとビンテージだったりとかオフィシャルかオフィシャルじゃないかとかそういった違いもわかっちゃうのかもしれないんですけど、そういったことを無視してもう少しメッシュを荒くするんですね。
本当にピートが大抵ある、アイラピート、じゃあアイラの定理書みたいな感じで幅を広げていくんですね。
それで1杯でも2杯でもいいので飲んでいただいて、その段階でじゃあまずどちらが好きかっていうような話にまたなるんですね。
ここら辺から同じようなサイクルを繰り返すことになるんですけれど、ちなみに僕はこれを希少転結で喋ろうと思っていまして、今の段階で希少転結の章までが終わっていることになります。
ある程度同じ味わい、同じような香味のニュアンスを持っていても、香味の系統を持っていても細かいニュアンスは実は全然違うということに、その段階で普通は気が付くはずなんですよ。
そうなった時に次は全然違う味わいのボトルを提供するんですね。
例えばラフロイが好きだった人にグレンモーレンを提供することになるわけですけれども、その際にはハイボールで飲んだものより、ハイボールで飲むのはできるだけスタンダードの方がいいと思うんですが、
そうではなく少しシングルカスクだったりでもいいですし、別にグレンモーレンじゃなくても全くいいです。本当にビートがたかれていないスペーサイドのものだったりとか、もしくはハイランドのものであったりとか、
もしくはバーモンダル主体のハイボールを飲まれたのであればシェリーカスクのものを飲まれたりとか、何でもいいんですが、全然違うものをいっぱいご提案するというか、別に他の人が飲んでもいいです。
複数人で来るというメリットはそこにもあるんですけれど、他の人が頼んだものを飲んでもらったりするんですね。
そうするとまた同じようなものでも味わいが違うという状態がさらにもう一周して、全然違う状態、違う味わいのものがあるっていうところに一回立ち戻るんですね。
ただそれはストレートで今度は飲むことになるので、ハイボールで飲んだものよりも、あとは味わいの感じ方がまた違うはずなんですね。
それで感のいい人であればボトルの味わいの違いというのはもちろんあるということはわかりますし、飲み方によっても感じる香味が違うということをほとんどの場合で理解してくれます。
そうすると自分の口から勝手に言葉が出てくるんですね。
何が違うってなったときに、例えば度数が高いボトルを飲んだときに、なんか口の中で張り付くような感じがするとかですね。
あとは、これは本当に柑橘の香りがするオレンジとかですね、ちょっとリンゴっぽいとかですね、ということが勝手に口から出てくるようになるんですよ。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
で、本当そうすれば閉めたもので、その相手の好みをどんどん発展させて、誘導側は気象点検の点にあたる少し違うボトルを提案したりとかしてですね。
で、本当においしいボトルを飲ませたいと思っているのであれば、それは気象点検の決の段階でですね、その本当においしいと、もしくは歴史背景的にこれがおいしいというボトルが決まっているというふうに評価が覚醒するタイプのボトルですね。
スピーカー 1
なるほど。
スピーカー 2
ここはちょっと考え方は私と違うかもしれないですが、例えば継続して飲むことの面白さっていうのは好みも大事だけども同じぐらい違いに興味を持つことっていうことが大事なのかなとちょっと思ったりしていました。
スピーカー 1
それは全くその通りです。
だからその二巡目に当たるんですよ。
まず本当にハイボールとか何とかで一番最初に飲んでもらって、何にも知らない人ですか飲んでも全然味わいが違う3杯なり2杯なりを飲んでもらった後に、じゃあ何が好きかって言って、その好きをある程度飲んでもらった後に、その後じゃあ全然違うものをもう一回飲んでみてもらうっていうことをですね。
で、その後、最後の起承転結の結にあたる本当に誰が飲んでもおいしいとある程度評価が覚醒しているボトルを飲んでもらうっていうのはおまけみたいなもので、違いがわかる好みを把握するっていうそのサイクルをですね、延々と回すことで、その人のあのウイスキーの持っている魅力だったりとかですね、その人自身が魅力として感じていることですね。
一般的に魅力と言われていることではなくて、その人自身がウイスキーに対して魅力だと、ウイスキー面白いなと思っている部分っていうのを深めながら、その周辺への広がりというのを持たせることができて、だから本当に今ダイアリーさんが言ったみたいな違いを感じるということの方が重要だっていうのは、それはあの全然そうです。これは本当に鶏か鷺か鷺かみたいな感じで。
そうなんですよ。
スピーカー 2
それをドリゼさんのやり方っていうのは、好きっていうのを目的かとしたときに比較対象を作るっていうところを、そのプロセスを回していくことで、どんどん奥深さにはまっていくってことだし。
そうですね。
私はまあ比較するのが目的になってもいいんじゃないかって言ってるけど、やってることは同じっていうところですね。
スピーカー 1
やってることは同じですね。
なるほど。
ただ本当に最初何もわからないみたいな人とかでも、味わいが違うんだよっていうその違いがあるよっていうところから入ると、非常に入りやすい。
何が好きっていうのは、やっぱりある程度違いが弁別できてからの話になるので。
そうですね。
そうなんですよね。だからまずは全く違うところから飲んでもらってとかでもいいと思いますね。
スピーカー 2
結構時間も良くなってきたので、2つだけ質問したいと思うんですけども、例えば今のドリラジさんのドリラジ式のやり方で言うと、
やっぱりドリラジ式のウイスキー入門っていう方法で言うとですね、背景知識としてメッシュがある、要は解像度の粗さっていうところが1つ問題というふうな話だったと思うんですが、
私ちょっと実は例外があるかなと思ってまして、例えば日本酒ですとかワインとかもそうなんですが、他のお酒に精通している人っていうのは初めてウイスキーを飲んでもある程度解像度高いなと思うんですよ。
スピーカー 1
いや、全くその通りで。今の話に関しては結構そういう人はですね、想定してないです。
なるほど。
本当に、全く本当におっしゃる通りですね。
他のお酒に対する解像度が高い人っていうのは、本当に数種類の、もうそういったはちょっといい奴から始めちゃって全然いいと思うんですけども、
数種類のお酒をウイスキーを飲んだ段階で、多分二重も三重もするんですよね、味わいの中で。
これはとこれは味わいが違って、かつこれはこれは自分が好きで、僕はこの香味の分解とかもかなり的確にできる方が多いので、
もしウイスキーを足し飲む前に他のお酒に対する造形が深いような方であればですね、そのお自身の持っている味覚というものを存分に発揮してウイスキーを味わっていただければいいかなと思いますね。
ただ結局やっていることは、この違いを弁別して、自分の中で好みを探っていく、かつそのスパイラルを回していくっていうのは、初心者だろうが上級者だろうが、やってることは多分基本的な行動としては変わらないだろうとは思っている。
スピーカー 1
確かにそうですね。
スピーカー 2
次なんですけども、好きなウイスキーをプレゼンテーションしようっていう話を堀田寺さんおっしゃってたと思うんですが、
例えばベンドマックとかっていう時にバランスがいいお酒ってプレゼンテーションの難易度が上がるんじゃないかなとちょっと思ったりしたんですが。
スピーカー 1
そうですね。実際特徴的な好みが、ベンドマックは特徴的な好みがないわけではないと思ってるんですけど。
ベンドマックはちょっといい方、わかりやすい方だと思うんですけども、例えばグレンディベットとか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
非常に美味しくていいお酒だと思うんですが、プレゼンテーションが難しかったりとか、例えば青リンゴの香りしませんって言われても、ちょっと最初からピンとくるかっていうと、難易度はアイラーよりは難しいんじゃないかなと思ったり。
そうですね。それは本当にそうで、グレンモーレンジのハイボールとグレンディベットのハイボールとか、ハイボールじゃなくてもグレンディベットとグレンモーレンジはですね、オフィシャルの12円同士を比べたとしても味わいは全然違うんですよ。
ただその好みを分解して表現するという風になってくると、ちょっとだけ経験が必要なのかもしれないと思います。
ただその点に関しては、自分自身の言葉をストレートに伝えるということを怖がらないでほしいと思うんですね。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
君はどう思うということ以前に、僕はこう思いますよっていうことを伝えることでですね、何も知らない人とかその入りたての人だったりとかっていうのは、逆に言うとそれをガイドにしながらですね、ウィスキーの好みを楽しむ余地が生まれるんですね。
白い画用紙に線を一本引くだけで地面と空が分かれるっていう、その最初の一本を引くということもですね、案内をしたいウィスキーのことを他の人にも、ウィスキーの楽しさを他の人も知ってもらいたいと思っている人にはやってもらいたいなと思いますね。
スピーカー 2
確かにそうですね。明らかな間違いは存在するかもしれませんけど、このプレゼンテーションに正しいとかするのないですよね。
スピーカー 1
そうなんですよね。しかもその明らかな間違いっていうのは、実際ありますよ。ピートタイトルのピートとか、圧倒的にスペースハイドラニアアイラーとか、そういった明らかにシグハグな好みのあれはあるんですけれど、変な話それはかなり突き詰めた状態ですが問題にはならないはずですね。
例えばブラインドテイスティングをするとか。ブラインドテイスティングって別に普通の人はしないですからね。
スピーカー 2
別にあれできなきゃウィスキー楽しくないと思ったら、それはウィスキーの楽しみ方を知らないだろうって、ちょっとうがって思っちゃいますよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。ラベル見てスペック見てでいいんですよ。度数見てで。
で、ブラインドテイスティングは確かにそれで当たったりとかしたらですね、それは素晴らしい、すごいことなので。
スピーカー 2
できる人はすごいですよね。
スピーカー 1
自信を持って本当にすごいことです。すごい自信を持っていいと思うんですけど、無闇にチャレンジする必要はないですし、別にブラインドテイスティングが外れたからといって味わいがわかっていないということにすらならない。逆は真ではないんですよ。
スピーカー 2
まあそもそも味わいわかってなくても別に何が問題なのって感じではありますよね。
スピーカー 1
そうなんですよ。
スピーカー 2
違いがわかって美味しければそれで美味しい方を見つけられればそれでいいっていうのがこの手法だと思うので。
スピーカー 1
そうですね。で、もしこの美味しいものがわかって飲んだその人、はじめウイスキーの美味しさがあるけど、あのウイスキーの美味しさに触れてこういった味わいの違いもあるんだなということを知った人にぜひやってもらいたいのは、飲んで美味しかったっていうボトルを記録してほしいんですよね。
これはですね、要はスマホで写真を撮るだけでも全然いいんですよ。
少し日を明けて同じ店に行くでもいいですし、全然別のお店に行ってもう一回ウイスキーを頼みたいなと思ったときに、ほとんどのバーテンダーさんはどんな味がお好みですかとかどういったお酒にされますかみたいなことを聞かれると思うんですね。
で、そのときに自分の好みが言葉にできる必要はすらないです、簡単に言うと。
その自分が飲んで美味しかったボトルの写真1枚あれば、それをバーテンダーさんに見せて、各々しかしがいずいずこれを飲んで、これが僕美味しいと思ったんですよね、僕私は美味しいと思ったんですよねって言うだけで、
まあ本当にやっぱりプロは舐めない方がいいと思うんですけど、バーテンダーさんというのは基本的にカウンターのこちら側にいる我々よりも、掃除でお酒に対する知識があると思っていただいて結構ですよね。
スピーカー 2
そうですね、ウイスキー屋っていう方は特に。
スピーカー 1
そうなんですよ、だからこそですね、詳しくなればなるほどアードコーダー言いたくなるみたいなですね、その承認欲求みたいなものを満たせみたいなですね、よくわからないことをですね、
本当に僕は人間形成の修行が足りないなと思うので、本当にやめてもらいたいんですけど、そうではなくですね、本当にそのスタンスというものを常に持ち続けてほしいと思うんですよ。