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A whisky lovers diary
で、就職して一旦ノトの方に移動なったので、
ノトの方ではウイスキー飲める場がないので、マザーズ通いながらボトルを溜め込んでったっていうような流れですね。
Drinkers Lounge
なるほど。
そのハムるきっかけになった、ターニングポイントになった1本でもいいですけど、あとは出来事とか何かありますか。
A whisky lovers diary
まず、何本かあるんですけども。
まずは、僕は最初アイラーが好きでした。
アイラーばっかり飲んでました。
Drinkers Lounge
スーパーノヴァスタートです。
A whisky lovers diary
スーパーノヴァスタートなんで、で、ラフロイドがやっぱ好きでした。
ラフロイド結局10年、クォーターカスクとかも飲んでましたけど、
10年を基本飲んでました。
その後、ジャパニーズが流行り始めてた時期なんで、ジャパニーズも飲んでましたね。
で、ジャパニーズで大ってなったのは、これマザーズじゃないんですけども、
マルスモルテージの25プラス3ですか。
なんかですげーショートだったっていうので。
あれはうまかったです。
全然僕はウィスキーの文字もあんまり知らず、
例えば、その時夜中にはキルティックのボトルとかがワンサーが出てた時期だと思う。
まだ買えた時期だと思うんですけど、そういうことあんまり知らないかったんですね。
で、その中でそういうの飲んで、なんだこれってなってましたし、
Drinkers Lounge
次がグレンカダムですかね。
グレンカダム。
A whisky lovers diary
はい、カダムのですね。
あれなんだっけ、89だったかな。
コニチョの安いやつ、昔のコニチョって4千円ぐらいで売ってたじゃないですか。
Drinkers Lounge
はい、覚えてます。
A whisky lovers diary
あれのグレンカダムが、確か21年とか22年ぐらいで4千円とかだったんですよ。
2010年ボトリングとか2009年ボトリングとかだと思うんですけども。
それを何の気なしに買ったんですよ。
で、飲んだらすごく美味しくて、飲んぴーといいじゃんってなって。
そこからですね、グレンカダムからアイラじゃなくていいやってなって、そこから色々飲み漁った気がしますね。
Drinkers Lounge
面白いですね、コニチョのグレンカダム。
A whisky lovers diary
僕は割と平凡な、どちらかというとバーで色々やろうと言ってましたけど、
結局地方ってそんなにウイスキーバンバンやってるバーってなかったりして、
マザーズさんがあったからこうなっちゃったってとこあるんですけども、
今の金沢はかなり充実してるのでバーで飲めばいいと思うんですが、
そうじゃないとこに飲んでる方は必ずしもバーでどうすればいいっていう環境でもないと思うので。
Drinkers Lounge
確かに。
A whisky lovers diary
僕のような流れにちょっとなってた人って一定数いると思うんですよね。
で、ある程度飲んでからキャンベル行ったりとか、
Drinkers Lounge
マザーズさんがキャンベル行けとすごく言ってくださってキャンベル行ったりとか、
A whisky lovers diary
モルト山の方に行ってボトルド教えてもらったりとかもありましたし、
そうですね、それこそ松木先生のボトルの評価見まくって、
Drinkers Lounge
売ってるボトルだったら買ってとか、ガンガンテイスティングしたりとかしてたっていうのがやってたことですかね。
やっぱりそうですね、広がりをどんどん自分の中で作っていくっていうことはしてたわけですよね。
A whisky lovers diary
なんでターニングポイントって言ったら、実は僕グレンカダムですね。
多分あんまりそういう人いないと思うんですけど、
どりがちさんはどうですか。
Drinkers Lounge
僕はそうですね、お酒にハマったきっかけは失恋とかっていう話とか別途あるんですけど、
そこら辺は全部端折りマスクじゃないんで、
インターネットで検索してほしいですね。
そこは全部端折りなんですけど、
ウイスキーっていう観点から言うと、僕最初本当に味わい分かんなかったんですよ。
それがどれくらい分かんなかったかっていうと、
これはですね、結構すごいですよ。
グレンリベットをブラインド出されて、僕ラガブリンって言いました。
A whisky lovers diary
だいぶ違いますね。
しかも。
だいぶ違いますね。
いいですかそれ。
Drinkers Lounge
ウイスキーコニサーの試験受かった翌日の話ですよ。
A whisky lovers diary
ていうかどりがちさん持ってるんですかコニサー。
Drinkers Lounge
持ってます、エキスパートまで持ってます。
エキスパートの試験受かったんですよって。
しかもその時に本当に申し訳ないことに、
友達の女の子2人とかと一緒にバー行って、そんな話をして。
じゃあおめでとうございますって言って、
A whisky lovers diary
じゃあこれブラインドで1杯サービスしますよって言って、
Drinkers Lounge
そのバーのモンスターグレンリベット出してくれたのに。
すごい考えた、結局。
その前日に飲んでるラガブリンと似た感じがあるのをなぜか考えたらしくて。
これはラガブリンだと思うって、
勇気を出して行ってみたんですけど、
残念、グレンリベットですって言われて。
A whisky lovers diary
僕はもう二度と大きな、本当に偉そうなこと言うのやめようと思いました。
辛い思い出ですね。
Drinkers Lounge
辛い。いろいろ辛い。辛いというか、
もう本当にちょっと調子に乗っちゃダメだなって。
僕こういう調子に乗っちゃダメだなって話は他にもいろいろあるんだよ。
機会があったり。
それはともかくして、とにかく分からなかったんですよ、本当に。
なんで分からなかったんで、いろいろなボトルを飲みました。
特にオフィシャルのスタンダード。
僕はオフィシャルスタンダードから始まってるんですけど、
いろんなバーに行って、
これ飲んだことないでくださいとかって。
行ったらある時にですね、
ボトラーズのボンワーを飲む機会があったんで。
まず僕ボトラーズなんてものも知らなかったんで。
見たことないラベルですって言ったら、
これボトラーズっていうもので教えてくれたんですよ。
で、これを飲んだんですけど、
僕の知ってるボンワーの味わいじゃなかったんですよ、それが。
ちなみにヴィンテージは93だったんです、それが。
A whisky lovers diary
93のボンワーだったんですね。
いわゆる伝説のトロピカルと言われてる93ヴィンテージと。
Drinkers Lounge
そうですね、90年代のヴィンテージの中で最も偉大なヴィンテージ。
だと今後も言われそうなQさんですけど。
で、全く知らない味わいなんです。
え、これボンワーなんですか?って言ったんです、それで僕。
で、そこでちょっと話が弾みました。
要は自分の概念が崩される。
今まで自分の知っているボンワー、
ちょっとずつ出来上がってきた自分のボンワーを
根底から崩されるみたいな元に出会って。
これはどういうことなの?っていうところっていうのがあるんですよ。
僕は結構その積み重ねですね。
作っては崩され、作っては崩されを何回も何回も減ってきてますね。
他に崩されたやつだと、
ボンワーが一番思い出に残ってますけど。
で、あとはトマーティンですね。
トマーティンもオフィシャルのトマーティンを飲んだ後に
76とかって言われてるやつとかを飲んだ時に
全然違うっていうのがありました。
A whisky lovers diary
まあそうですよね、全然違いますよね。
Drinkers Lounge
全然違う。
で、あとはですね、他にもいろいろあったんですけど、
ラフロイグもマッカランもそう。
自分の作ってきたものがどんどん自分でこうかなこうかなって思いながら
こうだぞっていう風になった時に
全然違う視点を与えてくれるタイプっていうのがあって
ただそれは今となれば分かるんですよ、実を言うと。
なぜ違うのかっていうことは分かるんですね。
ありがたいことに。
確かに、はい。
それは多分その何で何で、何で違うんだ何で違うんだっていうのを
突き詰めていった結果なんですよ。
言っちゃえば結構飲んだ結果なんですけど、そこですね。
確かに。
そういったものの積み重ねが僕をウイスキーにはめていきました。
A whisky lovers diary
そういうのはありますよね。
なんかそれで聞いてて思い出したんですけども、
当時の彼女、今の奥さんと一緒に飲んでた時に
バーでですね、マザーズで飲んでたんですけども
僕の弟、ベンリアックかな、なんかベンリアック飲んで
彼女の方がテイスティングコメントが優秀だったっていうのがあって
飲み始めですよ、今から見たら。
で、僕は何も分からなかったなと思って恥ずかしくて。
Drinkers Lounge
いやいやいや、女性は本当にすごいですよ。
A whisky lovers diary
で、後にマスターにダイヤリー君、
あの時ちょっとバニラとかって言った時に
なんか目が、なんかやべって目してたよとかって言われてたんですけども。
なんかそういう経験ですよね。
なんかそこで僕の中で弾けたというか
ギアが入ったのはあったかもしれません。
所詮そういうカッコつけのとこありますからね。
Drinkers Lounge
カッコつけないですからね、やっぱり。
で、あとボトルを集めようというきっかけのボトルもあって。
もうそれはもう何度でも言いますが、
いろんなところで言ってるんですけど、僕は山崎の18年なんですよ。
A whisky lovers diary
はいはいはい、18年。
Drinkers Lounge
これは僕が一番初めて家に迎え入れたボトルじゃない。
で、ちなみに一番最初に迎え入れたボトルは3本あって、
それはラフロイグの15年とタリスカの18年と
それからあとはマッカランの1リッターボトルの
ラベルが赤々になっているカスクストレングス10年。
A whisky lovers diary
はいはいはい。
Drinkers Lounge
昔のボトルですね。
この3本を迎え入れたんですね。
六本木かなんかの酒屋さんで買ったんですけど。
A whisky lovers diary
そうなんですね、はい。
Drinkers Lounge
で、今思えば結構いいボトル買ってるんですけど、
で、とにかくラフロイグとマッカランがまあ飲み進まなくて。
A whisky lovers diary
はいはい。
Drinkers Lounge
結構なくとも時間かかった記憶があるんですよ。
しかもなんか、この話をするとなんかいいボトル買ったねって言われるんですけど、
別に僕いいボトル買ったっていうつもりで飲んでないんですよ、本当に。
A whisky lovers diary
なるほど。
Drinkers Lounge
そう、実を言うとタリスカに関しては、
当時読んだこのバーの本みたいのがあって、
そこでタリスカのことをすごくよく書いてあったんですね。
はい。
ハイランドモルトのモルティーサとアイラのスモーキーサ両方が金備えてモルトナーみたいな、
シューマンバーと書いてあったんですよ。
えー。
なんかそこに書いてあって、ヘイジャーとタリスカの物語って言って、
別に高くもなかったけど当時。
A whisky lovers diary
はい。
Drinkers Lounge
で、まあ買ってみたんですよ。
で、多分10年も売ってたし、18年も。
18年がリリースしたてみたいな時ですね。
うーん。
で、売ってたしで、
あのー、まあせっかくだから18買うかみたいな感じで、
A whisky lovers diary
で、アードボックスみたいなの分かりやすかったんですよね。
ピート、シェリーで甘みみたいな感じで。
ガツンときて、やっぱこれだよねみたいなので入ってきましたね。
Drinkers Lounge
ああ。
A whisky lovers diary
結構違うもんですね。
全然違います。
Drinkers Lounge
カダムとかがジュラと対比になったんですよ。
A whisky lovers diary
なるほど。
なんでっていうところで。
カダムがあまりにおいしいってなって、
いろいろカダム買ったりして。
で、そっからですね。
Drinkers Lounge
いや、面白いですね。
やっぱりそうなってくると勝手に情報を集め始めますよね。
A whisky lovers diary
そうなんですよ。
まず、いろんな酒屋もありましたしね、当時。
そうですよね。
近所の酒屋でグレンモーデージのポートウッドフィニッシュとか。
4000円とかで売ってたりして。
Drinkers Lounge
いやもう僕もめっちゃやりましたね、とりあえず。
この価格帯なら買えるみたいな感じのことで。
ちょっと知らないボトルがあるとすぐ買うみたいな。
A whisky lovers diary
そうですそうです。やってました。
当時の写真まだあるんですよ、僕いろいろと。
いいですね。
安いですね。
安いですね。今見ながら喋ってるんですけども。
めちゃくちゃ安いですよ。
洋一12年が6500円とか。
これ多分あまり安くない酒屋でそうでしたからね。
Drinkers Lounge
はいはい。
僕もだから昔までは、前までは相当前ですけど、
Excelでちゃんと管理してたんですよ、ボトル。
A whisky lovers diary
やってました、昔。
Drinkers Lounge
上流商、その熟成年、その何年上流、何年熟成、度数。
で、樽とかがあった場合は樽。
で、あといくらで買ったかとか、いつ買っていくらで買ったかみたいなこと全部やったんですけど、
途中からやめましたね。
まあそうですよね。でもやっとけよかったなーってなりますよね。
A whisky lovers diary
わー安いですね。
これは横須賀の酒屋さんですかね。
確か。
アランとか安いですね。全部1万切ってるぐらいの。
確かここで1980のグレングランとブラドヌックフォーラムとかが1万であって、それをスパーンと買った気がしますね。
Drinkers Lounge
いやまあそうなんですよ。だから結局なんだかんだ言ってそうやって少しずつ少しずついろいろ飲んでいると、
なんかそういうこと同じことやってるような人の目に止まったりしません?
A whisky lovers diary
あーそうですね。
なんかそういうのやってるとちょっとずつこう、なんかその地域の人とのつながりが出てきてですね。
Drinkers Lounge
そうですね。
なんか石川県でなんかやってるやついるよみたいな感じで、ちょっとずつじわじわときて。
あと今度持ち寄り会とかなんか飲み会があるからとか、あんなイベントがあるから行ってみたらどう?とか来ないよとかっていう話になったりとか。
A whisky lovers diary
でもですね、僕全然持ち寄り会行ってないんですよ。
Drinkers Lounge
あ、そうなんですか。
実は。
まあ逆にもむしろ主催するみたいな。
A whisky lovers diary
いや持ち寄り会自体がそんなに得意じゃなかったのと、やっぱ遠方で行ってなんかやるっていうのが得意じゃなかったんですかね。
ご縁がなかったのかちょっとわかんないですけど。
Drinkers Lounge
確かに僕、はい。
A whisky lovers diary
東京の人とか都市圏に住んでる人はいいと思うんですけどね。
Drinkers Lounge
確かにそこはちょっと今喋ろうと思ってたところです。
東京だったので。
そうですね、東京は確かにそこはやりやすいかもしれないですね。
人が多いっていうか飲んでる人口がまあ相対的に多いんで。
なんか本当にバーに行って行って飲んだりとかしてると、なんか持ち寄り会があるよとか。
なんか山岡さんがなんかやるみたいだからとか。
そういった話で本当にフラッと参加して。
怖がらずに参加する。それ重要ですね。
怖がらずに参加して。何にも分からないけど。
飲んでみて、いや最近ウイスキーすごい好きなんですよねとかっていう本当に無邪気な話をするんですよ。
本当に無邪気な話しかできないんで。
A whisky lovers diary
そうすると津田さんとかですね、そういう。
有名人ですね。
Drinkers Lounge
本当にいろんな人からですね。
えーじゃあここもあるよとかですね。
いろいろ言われたりとか個人的にご招待されたりとかですね。
こんな風になるんだみたいなところがあったりとかして。
いろいろハマっていって。
そんで今度なんか常理所見学バスツアーするから。
面白い人たくさん来るから来なよって言われて。
行きます行きますみたいな感じで軽いノリで行って。
なんかその時からなんかいいボトル持ってかなきゃとか思って。
A whisky lovers diary
ありますよね。
合わせていこうと頑張る感じですよね。
Drinkers Lounge
ちなみに僕その時めっちゃ頑張ってるっていうか。
僕さっきのタリスカ18年の話につながってくるんですよ。
タリスカって酒も僕の酒の認識を変えた酒、モルトの認識を変えた酒のうちの一つで。
シューマンバーブックっていう本にタリスカっていうのは各々しか違うみたいな。
スペーサイドハイランドのモルトの良さとアイランドのモルトの良さの両方があるって書いてあって。
飲んだんですよ18年は。
ただよくわからんと。
でも待てと。
この書いてるチャールズシューマンっていう人が飲んでいた時期のタリスカと
俺が今飲んでいるタリスカは違うかもしれないと。
よしじゃあ古いやつ探すぞってなって。
ヤフオクをずっと探してすごい古いラベルのタリスカ8年見つけたんですよ。
で多分4万数千円ぐらい。
当時としては今はすごい金額なの知ってますが当時の僕としては4万数千円高かったんですよ。
で頑張って買って。
開けたんですよ。で飲んだんです。
で結果感想としてはよくわからない。