ManaのWebクリエイターカフェ。
WebデザイナーでWebクリエイターボックスを運営しているManaです。
この番組では、Webコンテンツ制作で役立つ知識やノウハウ、キャリアのお話をしていきます。
今回のテーマは、Web制作の可能性と働き方、です。
制作会社やインハウス、フリーランスなど、今、多様な働き方がある中で、
こんな会社で働いてみたいなという方に、今日はお話を聞いてみたいと思います。
それでは、今回のゲストをご紹介します。
株式会社クラップ代表の前川本成さんです。
前川さん、簡単に自己紹介をお願いします。
はい、こんにちは。株式会社クラップ代表、前川本成と申します。
ちょっと私の紹介というか、クラップの紹介になっちゃうんですけど、
クラップではですね、Webコンテンツ制作から始まり、グラフィックとかコンサルサービス開発みたいに、
日々サービス領域といいますか、幅が広がっていまして、
こういったことをモチベーション高く、いろんなことにチャレンジしていける、
そんな少数性の会社を目指しています。よろしくお願いいたします。
今日はよろしくお願いします。
それでは、前川さんとはどこで知り合ったかなんですが、
以前、ゲストに来ていただいたなおやんのつながりもあったりして、
2023年12月のスタック名古屋フェスというイベントで、
前川さんがご登壇いただいたときに、私はお話を聞いていたという感じで知り合ったんですが、
知っていますかね。
はい、もちろんです。
よかったです。
短いでも、ちょっと喋らせていただいて、ありがとうございました。
そうなんですよ。そのときに、ちょっとポッドキャストというのをやってて、
出てくださいよって、いいですよって言ったままだったんですが。
そうですね、いつ来るんだろうなって。
そうでしたね、申し訳ない。
なおやんがこの間出ていただいて、そのつながりでですね、またお話ができて光栄に思っております。
はい、ありがとうございます。
そのなおやんとはどこで出会ったかって覚えてますか。
そうですね、覚えてなくて、前回の放送を聞かせていただいて、私のことをいい感じでいじっていただいて、本当に。
その後に、なおやんとどこで出会ったっけっていうのをちゃんと確認した上で、
うちの会社の居畑という人間がいて、その子の結婚式に参列させていただいたときに、
すごい人懐っこい人で、僕年下だと思ってて、すごい若く見えるんで、美男子なんで。
なんかすごいため口で話してて、仲良くなったって感じでしたね。
そうなんですね、すごい誰とでも仲良くなるタイプですからね、なおやん。
すごいですね、コミュニケーションの鬼だなと思って、いつもお世話になってもらって。
それで、前回なおやんが出ていただいたときにおっしゃってたような、
会社に行ってお話を聞いて感動してっていう、そういう流れで仲良くなったんですかね。
そうですね、あんまり記憶がちょっと曖昧なんですけど、
確か僕は仕事があって、仕事してる間、会社で待ってるわって言ってくれて、待っててもらって、
その後そのまま喋ってて、なんかすごいいい話だとか言ってくれたんで、
僕もノリノリになっちゃったって感じですね。
なんか話してたら気持ちよくなっちゃいますよね、なおやんって。
そう、気持ちよくなる、うまいんですよ、ほんとに。
わかりました。
なるほど、わかりました。
そもそもこのウェブ業界に興味を持ったきっかけっていうのは何でしたか?
そうですね、もともとは僕、2002年に就職したんですけど、
その当初で印刷会社、地元の大手の新生というかね、100年くらいの歴史のある会社に就職させていただいて、
そこではもともとグラフィックデザイナーだったんですね。
正直、皆さんもこれやりたいと思って就職すると思うんですけど、
仕事してる間に絶大な力を持つ先輩とか、ショーに入りまくるすごい人とか、周りにいて、社内社外。
自分、グラフィックデザイナー無理かもしんねぇなみたいになりながらも、
結構その時代、遅くまで仕事したりはあったので、
だんだん自分の中で本当にこれがやりたいのかがわかんなくなっちゃったっていうときに、
5年くらい経って、ちょっと辞めるか続けるかって悩んで相談したときに、
同期の、後かって言うとデジタルに強い子から、山田って言うんですけど、
これからデジタルの時代じゃね?みたいな話になって、
社長が辞められるくらいなら会社でウェブのチーム作らないかみたいな話になったと。
そんなきっかけで、将来に広がっていく方の領域の方が自分の力を貯めるんだったらいいよねって2人で言って、
ウェブチームを立ち上げた。それが多分一番最初きっかけというか、
一緒に立ち上げた山田って人が今、うちの岐阜社長やってくれてるんですけど。
そうなんですね。
20年近くの付き合いってことですか?
そうです。私はグラフィック会社の方にその後転職して、
彼はずっとウェブの専属の大手の会社にいて、結局一緒に今やってるって感じですね。
そうなんですね。その当時はウェブに関する知識っていうのはゼロの状態で?
そうです。まだ2007年って、YouTube始まったのが2006年だったと思うんですよ、確か。
なるほど。
なのでまだ世の中に公式サイトっていうのがあんまりない時代だったっていうのがあって、
会社でもウェブできる人少ないから、違い封建で、
もう管理もされないし、ちょっと時間かけてゆっくり作っても褒められるし、
儲けとか関係ないしぐらいな、もう学ぶのにはすごい適した時代をいいスキルチェンジできたなとは。
じっくり自分のペースで学びながら仕事にもなってっていう。
はい。
その当時はウェブサイト制作でHTMLとかCSSとかで打ち込んで作成していくっていう、そういうパターンだったんですかね?
もうまさにその時代はテーブルレイアウトがまだ主流で、CSSとかもまだ本当に初期段階のものだったので、
ちょっとフラッシュで動かしただけでめっちゃ褒められるみたいなアニメーション動画とか、
だから私はどっちかというとガビクア狩りなんで、最初フラッシュとかを覚えて、山田って人間がそのHTML組んで、
企画書は僕は仕事がないので、その営業ウェブはわかんないんで、
取りに行くために、ただ動物病院とかを1日で20件を企画書書いて回って、
20件目でウェブサイトっていうのは、動物病院業界は勝手には作れないんだよ、そういう横の繋がりあるからって言われて、
そこで初めて気づいて意味がなかったとか、
そういうゼロから全部営業から企画から自分たちを覚えていくっていう状態でした。
なんかすごく時間もかかったけど、今振り返ったらでもいい経験ですよね、そしたら。
そうですね。ディレクションってなんだろうっていう本を、こんな分厚い本を2人で読んだり。
そうですよね、その時代ですよね。
はい、そういう時代でした。
その当時だったら、勉強する本とか教材みたいなのも少ない時代ですよね。
少ないんですけど、バイブルって言われるウェブディレクターズガイドみたいな本とかが、
結構何冊か、もうこれ読めば間違いないみたいなのが逆に絞られてたので、
2人でもう1日中それ読んでたり、休みに持って帰って読んだり。
そうなんですよ、もう本当自由だったんで、勉強で読ませてもらったりとか、
仕事中にもちょっとそういう勉強させてもらったりとかあるぐらいな。
なるほど、なるほど。
逆に少ないだけに情報を絞り込めてたんで、今みたいにもう、
広すぎてわけわかんないとかじゃなかった時代だったんでね。
そうですよね、今やること多すぎて何から始めればっていうのがわからないんですよね。
そうなんですよね、本当。その辺はありがたかったです。
じゃあもう必要な知識を、その時必要なものを必要なだけ勉強して、
自分の力にして、それを仕事に生かしてっていう、いい循環になってたんですかね。
そうですね。
なるほど。
そんな感じでした。
その後、クラップを立ち上げるまでですね、立ち上げたきっかけっていうのは何かあったんですか?
その後、今二冊会社から名古屋に転職して、
広告系のグラフィック系強いところに転職させて、
そこで働いている間に大手の仕事とかいろいろと学ばせていただいたっていうのがあって、
そもそもなんですけど、
印刷会社でウェブチーム立ち上げた時の楽しみがその時も忘れられなくて、
新しいチームの立ち上げだったり、人がやってないことをやるみたいなのが楽しくて、
なのでちょっと営業企画とかその辺をやっぱり自分は強くしていきたいなっていう思いがある中で、
いつかやったらいいなと思って、
そういう話をやっぱり周りの仲良い人たちがしてたんで、
そういうとあるお世話になった先輩が会社を一緒に立ち上げんかって誘われて、
ネクストドアって会社を一緒に立ち上げて、
そこのメンバーでウェブだけにもっと専門的にデジタルを強くした会社を作ろう、
いろんなことをデジタルでやっていこうっていう形で、
今度はクラップを同じメンバーで立ち上げていくっていうのが、
なので元々ネクストドアって会社から今スピンオフして、
クラップって会社になったっていう感じですね。
なるほど、このクラップが設立されたのが2019年、5年目ですかね。
そうですね、5期目です。
はい、いろいろあったかと思うんですが、とにかくクラップを立ち上げるにあたって、
絶対的にこれだけはやろうとか、
そういうのが大事だと思うんですけど、
そうですね、クラップ自体、ネクストドアの時と今とそんなにやること変わってないんですけど、
やっぱり世の中見てて、どんだけ働き方っていうのが大事かっていうのがだいぶわかってきたのがあって、
もっと言うと、お客さんから仕事をいろいろとご依頼いただくことも結構ありがたいことに多いので、
やっぱりどこを期待されてるんだろうって感じがするんですよね。
そうですね、そういうのが大事だと思うんですけど、
もっと言うと、お客さんから仕事をいろいろとご依頼いただくことも結構ありがたいことに多いので、
やっぱりどこを期待されてるんだろうって感じを考えた時に、
どちらかというと、スキルはどこの会社も結構それぞれあるところ多くて、
やっぱり対面に立つ人、裏で働いてる人の顔が見えるとか、
あと人間がいいかとか、しゃべりやすいかとか、
そういったところってすごい仕事をする上で大事になってきてるなって感じたので、
やっぱりそこをお客さんにも提供するなら、
やっぱり生き生きと人が働く会社であるべきだろうって思って。
周りのスタッフに話してても、今まで過去に働いてすごい大変な思いをしたこともいっぱいあるし、
辛い思いをしたこともあるし、以前はどこの会社も夜中まで当たり前に働いてるような業界だったのもあって、
そういったのを改善してこそお客さんにサービスを提供できるんじゃないかなってのがあって、
真っ先に社員ファーストっていうのを本当に実現していく会社を作りたいなっていうのが、
私がプレゼンすることが多いんですけど、
うちとはいうと、例えば社員それぞれが1回、
その家族だったり、例えば友達だったり、恋人だったりと、
旅行に行けるっていう、結構いいホテルに泊まれるっていう福利厚生を
うち作ってるんですけど、
それは私たちから、僕から提案して通ったっていうのがあるんですけど、
それでご飯もつけようぜっていう提案とかも福利厚生で、
僕らが提案すると、
それよりはスタッフブログの方がいいですって形で今、
スタッフブログっていう福利厚生、ちょっと後で出てくるんですけど、
それを社員から予防になって、
それを実現していこうって作ったりっていうのが今実際稼働している。
そうなんですね。前川さんからの提案が却下されるっていうこともあるんですね。
そうです。それぞれに責任があるっていうことは、
決済権もあるんで、うち決済権は社員にも与えてるんで、
結構僕からプレゼンすることが多いです。
ほぼNGになるんです。
そうなんですか。
面白いですね。
こっちじゃなかったんだなっていうのが後で気づくっていうパターンですね。
そうですね。どこの会社さんも結構福利厚生って、
会社で決めて社員が使えたら使っていいよって言うと、
使われないこと多くないですか。
確かにそうですよね。
社長がこういうのがあったら喜ぶんでしょみたいなのも、
全然認知されてなかったりとかありますよね。
そうですよね。あるし、
やっぱ有給とかも使ってもらえないのもそういうところに理由があると思うんで、
うちはそういう自主的に責任を持って自発的にっていうところを
なるべく育つような環境なんで、
有給使用率もすごい高いっていうのが社長さんから言われてたりしますね。
なるほど。分かりました。
先ほどお話にもあったんですが、
社員の方からですね、
ブログをやってみたいというお話が出たということなんですが、
実際にどんなサービス、どんなブログをされてるんですか。
そうですね。これグルメブログってうちは呼んでるんですけど、
何かっていうと結局、
みんなで会合行ったりするとかっていうのが、
やっぱコロナ禍において難しくなってきてた時期が
ちょっと前まであったじゃないですか。
その中でもコミュニケーションっていうのを取りたいねって言った時に、
今度はテレワークになったじゃないですか。
それぞれが自宅で。
そういったのをいかにやっぱりみんなとこじまり合ったりとかして
楽しめるようなものないかなっていう時に、
社員から上がってきたのがグルメブログってもの。
毎月1人5000円ずつなんですけど、
経費の兼ね合いで5000円になるんですけど、
会議費だけで5000円の中で、
ランチだと結構コースが食べれたりとかって結構あるんですよ。
そういったのも、うちはグルメの社員が多いっていうのと、
もともとブログ書いてた人間とかも多いので、
文章書けるし、写真撮れるし、
美味しい店知ってるし、
だったら日本で一番の
ウェブ会社が運営するグルメブログを目指そうっていう
よくわかんない企画が上がってきて、
それで毎月上がったところ、
店が3個上がって、
社員がここが良い、ここが良いって選んで、
3チームに分かれて、
みんなでコミュニケーション取りにご飯を食べる。
そしたら、他にもやっぱ接待で使われたりとか、
良い店知りたいって方が周りにも多いので、
それをちゃんとウェブに上げていくことで、
会社として日本で一番のグルメブログってのを
作れるんじゃないかっていうテーマで今、
運営していってるんで、
もし、名古屋で美味しい店知りたかったら、
別のサイト見ていただければ、
あるので。
そうですね、グルメっていうリンクが。
で、これパーッと見ただけでも、
写真がすごく綺麗で、
これは別途用意していただいて、
っていうことなんですかね、提供いただいて。
はい、一応ですね、デザイナーが入るときは、
デザイナーがカメラ担当するんですけど、
そうじゃないときも、ある程度のカメラを持って、
デザイナーが教えながら、
写真とかをなるべくみんなに撮れるように
していっているって感じであります。
なるほど、これ見てたら、
サイズ感とかもスマホと並べて、
こんなに大きいんですよ、みんな。
そうですね。
比較とかの写真もあったり、
引きがあったり、作ってるところの写真もあったりで、
すごく写真がすごいなと思ったんですよね。
そうですね。
見てて、これ行きたいなっていうところばかりで。
ぜひ。
名古屋の市内ですかね。
名古屋中心で、たまにバンガ編がありますね、ギフトが。
なるほど、なるほど。
愛知の方に行かれる方、いらっしゃったら、
ぜひ見てみてください。
では今後のウェブ制作者の働き方についてなんですが、
はい。
どう変わっていくと思いますか?
そうですね。
結構技術革新が今AIとかすごい話題になってますけど、
うんうん。
今まで手でやってたことがやらなくてよくなるっていうのを、
もう何回も私たち体験してきてるんですけど、
フラッシュとかいろんなものだったんで、
はい。
けど最近特に激しいなと思う中で、
はい。
やっぱり最終的に知識とアイディアってものすごい大事になってきてるなとは思ってます。
うん。
逆に言うと技術とかはある程度できなさそうなものでも、
今は調べてみると意外と簡単にできたりとか。
あ、ありますね。
はい。
なのでどっちかっていうと、
僕らはこれをやれる専門家だっていうプロフェッショナルっていうよりは、
うんうん。
ちょっとゼネラリストって僕ら呼んでるんですけど、
はい。
平たく言うと何でも屋さんみたいな、
はいはいはい。
知識が豊富で、
うん。
課題を聞いたらもう手段問わずに答えれるよみたいなものを、
はいはいはい。
ちゃんとお客さんに提供していけれるような知識を蓄えていけば、
はい。
お客さんからはすごいものを作れる人ではなく、
はい。
お客さんに見てもらえるので、
これからはそういうふうな人間になれるような働き方を、
うんうん。
常に意識していくのが大事じゃないかなと思ってます。
確かにそうですね。
以前はね、深夜まで仕事してたのはどっちかっていうと、
3時間働いたら3時間かけるどんだけ稼げるっていう、
うんうんうん。
掛け算の仕事だったと思うんですけど、
はい。
今はアイデアがさえ出れば、
うん。
1だったものが100にもなる可能性がある。
それが多分デジタルの強みだと思うので、
うんうんうん。
そういうふうに言って、
可能性が見出せれば一気にこうみんなで楽しんで、
うんうん。
集まってプロジェクトにしていくっていうのは、
うちが目指すところになってるっていう理由でもあるので。
なるほど、確かにそうですね。
はい。
前回お話を聞いたとき、スタッフ名古屋フェスでもおっしゃってたんですが、
これまでは専門職でこう専門的な人が目立ってたというところが、
今はこうそれだと時代の変化に合わせづらくなるので、
まあ広く浅くじゃないですけど、
いろんな視野を持ってた人のほうが動きやすいんじゃないかっていうお話をされてたんですけど、
うんうんうん。
はい。
はい、それが時代に合わせるんであれば、
そういったこうフットワークの軽さだったりとか、
視野の広さだったり、
そういうのが大事そうですね。
そうですね、そう思います。
はい、なるほど、分かりました。
では前川さん、今日はいかがでしたか?
そうですね。
はい。
ちょっと仕事のタスクとかスキルの話ではなく、
どっちかっていうとこう、
うん。
会社の体制だったりチームだったりの話どうしても、
はい。
会社の体制の話なんでなっちゃったとこはあるんですけど、
うんうん。
やっぱこれから就職される方とかも、
はい。
入るまでその会社がどういう会社かって本当分かんないと思うんですよ、今って。
そうなんですよね。
そう、だからそういった時に、
やっぱなんかこう、
サイトを見た時に実績ってめちゃめちゃ載ってると思うんですけど、
はい。
実績よりもやっぱりその会社が実績から生まれる空気感とか、
うん。
あと最近だと多いんですけど、
スタッフの声が載ってたりとか、
はいはいはい。
そういうなんか載ってるものの空気感が
自分と合うかどうかでちゃんと選んでいかないと、
うんうんうん。
やっぱいいもの作るっていうのは、
あくまでいいもの作った時に実績として載せるんで、
はい。
全部載せてるわけじゃないと思うんで、
そうですよね。
そうやって広く空気感とかで会社を選んでいくのが
今後大事になっていくんじゃないかなとは今思ってるんで、
うんうん。
なんかそういう意味では今日の話すごい私も面白くて盛り上がっちゃったので、