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はい、こんにちは。今日はですね、上司力実践ケーススタディの解説をですね、
スペシャルバージョンを皆さんにご紹介していきたいなと思っております。
皆さんからですね、一番の関心の高かったものからですね、紹介していきたいと思いますが、
1つ目、Q1ですね。同じミスを繰り返す若手部下に対するマネジメントということです。
皆さんに対する問題はですね、すみません、わかりましたと返事をするものの、
何度も同じミスを繰り返す若手の部下、どう注意しましょうかというふうなお題でございます。
2択になってましてですね、アンサーの1つ目はですね、何度も同じ注意をさせないでほしいな、
このままでは大事な仕事を任せられないよと、本人が事の重大さを理解するように注意して、
以後その仕事は自らがやるようにするということです。
もう1つの選択肢、アンサーの2番目がですね、あなたのミスで先輩同僚にどれだけ影響・迷惑がかかっているか、
考えてみたことがあるかと、予期せぬ対応でチームの工程は1日遅れているんだよと、
チーム内や業務プロセス上のお任せした仕事の影響について指摘しながら注意するというふうな選択肢でした。
さて、どっちがマネジメントとしてはベターでしょうかというようなお話なんですが、
おすすめの回答はですね、アンサーの2番目ですねということでございます。
もちろんマネジメントはですね、絶対的な正解はないですね。
やっぱり上司と部下の関係性とかですね、その時の状況とかですね、
に応じてやっぱり対応は臨機応変に変えていく必要があると思うんですけど、
考え方のベースとしてはアンサーの2番目がいいというふうに思います。
もちろんですね、同じミスを繰り返す若手の部下なんで、
どうしてもですね、上司としてはイラっとして叱りたいなというふうな気持ちになってしまう気持ちは分かるんですけど、
やっぱりこう、特に若手の場合はですね、叱ってしまうとですね、
萎縮してしまって、なかなか思考が停止してしまってですね、
結局また同じミスを繰り返すという悪循環に陥りかねないと思うんですね。
おそらくですね、このアンサーの1つ目と2つ目でいくと、
多くの方が1番目は、やっぱり良くないねと思う方が多いと思うんです。
なぜならば、以後その仕事は上司自らがやるようにするというのは、
結局上司としては良くないね、自分で仕事やってしまうと良くないねという方が多いんじゃないかと思います。
ただ、頭ではそう思っていても、現実的にそれができていますかというと、
結局やっぱりミスを繰り返すとですね、結局それだけ仕事が遅れるとかですね、
また2度でも3度でもあるというので、結局プレイングマネージャーの多くが
部下に動いてもらうより自分がやった方が早いというので、
現実的には自分がやってしまっている方が多いんじゃないかと思うんですよね。
でもやっぱり原理原則を考えると、自分でやってしまっては
マネジメントとしてはやっぱりあまりよろしくないというふうに思うんです。
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で、やっぱり部下がやっぱりミスを起こさないように改善してですね、
できるようにする、サポートするというのがマネジメントとしてはとても重要ですね。
その時に何で同じミスを繰り返すんだというふうに指摘するだけだと、
冒頭にお話したように萎縮してしまうと思うんですね。
なぜそのミスが起こってしまったのか、そのミスによってどういう影響が周りに
起こってしまったのか、もしくはその仕事はそもそも何のためにやっているのか、
こういうですね目的や背景、影響範囲ということを説明することによって
部下自身がですね、この仕事の勘どころは何なのかなということを気づいて、
次はそこに注意しながら仕事をしようというふうなマインドセットというんですかね、
そこを促していくということがとても重要だと思うんです。
その意味ではアンサーの2番目のように説明をすることによってですね、
本人がそのミスの影響範囲とか、なぜ起こってしまったのか、
どうすれば二度と起こさないようになるのかというふうなことを考えられるようなヒントを提供して、
気づかせてあげるということがとても重要ということだと思います。
ということで上司力実践ケーススタディのレッスン1、
同じミスを繰り返す若手部下に対する対応はアンサーの2番目が
ベターな正解ということでございました。
お役に立てましたでしょうか。ぜひ参考にしていただければと思います。
よろしくお願いいたします。