1. 前川孝雄の上司が元気になるラジオ
  2. #2FeelWorksエッセンシャル..
2024-07-29 06:37

#2FeelWorksエッセンシャルズ「部下全員の活躍を支援するダイバーシティマネジメント」

FeelWorksのホワイトペーパー 前川孝雄のFeelWorksエッセンシャルズ2

『部下全員の活躍を支援するダイバーシティマネジメント」』
の一部を抜粋してご紹介します。

全編は、FeelWorksのHPからダウンロードしてお読みいただけます!

 

関連書籍情報: 「部下全員が活躍する上司力5つのステップ」 
(著者:前川 孝雄、出版社:株式会FeelWorks、出版年月:2023年3月)
傾聴し、支援し、フィードバックする「支援型上司」になるための5つのステップを解説。

部下が活躍するための、「支援型マネジメント」を習得します。

00:09
今回は、FeelWorksのホワイトペーパー、前川孝雄のFeelWorksエッセンシャルズ2
「部下全員の活躍を支援するダイバーシティマネジメント」の一部を抜粋してご紹介します。
多様な人材を採用し活かそうとするダイバーシティの推進は、今や官民問わず組織戦略の要です。
起点は、多様な人材を受け入れ、それぞれの働き方に配慮しながら活躍を支援する必要性が高まったこと。
少子高齢・人口減少社会の中での、切実な人材確保の狙いも大きかったと言えるでしょう。
しかし今や、次のステップとして、ダイバーシティ経営のより積極的な意義が論じられています。
伝統的な日本企業は、終身雇用と年功序列に象徴されるメンバーシップ型で、これまでは男性正社員中心のピラミッド型組織でした。
しかし、VUCAと言われる不確実性の高い現代、画一性の塊になりがちな会社村のままでは変化に対応できず、失速する懸念が高まるばかりです。
ダイバーシティ経営は、この打開のためにこそ期待されているのです。
多様な人材一人ひとりの能力を最大限に引き出し、活躍を支援する経営戦略・人事戦略、ダイバーシティマネジメントへの転換が不可欠と言えるでしょう。
では、ダイバーシティマネジメントを進めるにあたって、管理職・経営幹部層を含む上司は、自らの役割をどのように捉え、力を発揮していくべきでしょうか。
ダイバーシティ組織における上司の役割を考える上で重要なのは、メンバーとの心理的な位置関係です。
従来型企業、つまり画一性組織では、上司からの指示でメンバーが動く縦方向の関係が特徴的です。
これに対して、ダイバーシティ組織では、上司とメンバーはよりフラットな関係であることが望ましいのです。
画一性組織であっても、ダイバーシティ組織であっても、上司に共通する基本的な役割は、チームとして成果を生み出すことにあります。
そのためには、メンバーを束ね方向づけることが欠かせませんが、画一性組織とダイバーシティ組織では、そのための方法が異なります。
画一性組織はピラミッド型で、メンバーをポストと報酬で方向づけることができます。
メンバーの価値観が同一で、これらを重視することが想定されるからです。
03:02
しかし、ダイバーシティ組織では、そうした想定が通用しにくいものです。
例えば、ワークライフバランスを大切にする人は、必ずしもポストや報酬に魅力を感じるとは限りません。
また、職場の中で多くを占めつつある非正規従業員は、そもそもこの構造から排除されています。
役職定年、定年再雇用されたシニア層にも、ポストや報酬を提供し続けることは難しいでしょう。
こうしたダイバーシティ組織でメンバーを方向づけるのは、組織の目的と個々の尊重です。
組織の目的、すなわち自分たちの仕事を通してどのように世の中の役に立ちたいのか、というチームにとって本質的な目的を掲げ、共有することです。
このことによって、ともすればバラバラになってしまいがちな多様なメンバーを束ね、方向づけ、上司としての求心力を高めることができるのです。
しかし、あくまでもフラットな関係を保ちながら個々の強みを尊重し、多様な知識や能力を引き出して成果につなげることが大切です。
こうした組織づくりを実現するために上司に求められるのは、共感・支援型リーダーシップです。
これは、現在の日本企業が直面している環境変化にも適合的です。
画一性組織において、上司に求められてきたのは、指示・管理型マネジメントでした。
しかし、成熟の時代となり、変化が激しく、上司層や経営層にも正解が見えない現在のビジネス環境下では、常に的確な指示を与え続けることがそもそも難しいのではないでしょうか。
上司層ですら正解がわからないのなら、多様なメンバーのアイディアや能力に頼るほかありません。
多様なメンバーは、現在の環境変化において実は貴重なリソースなのです。
フラットな関係を保ちながらメンバーを束ねること、そしてそこから多様な知識や能力を引き出すこと、
そのために求められるのは、共感・支援型リーダーシップです。
上司は、細かな指示を出すのではなく、大きなビジョンを示し、メンバーと共有して共感を得る。
ビジョンを実現するためのやり方はメンバーに任せ、上司は一人ひとりのモチベーションを高めるために支援する役割を担うのです。
いかがでしたでしょうか。
FeelWorksエッセンシャルズ2「部下全員の活躍を支援するダイバーシティマネジメント」では、
今回一部抜粋してご紹介した内容のほかに、
ダイバーシティの推進を環境変化への適応も含めて成功させるための上司の意識改革や、
06:06
ダイバーシティ組織が機能するために欠かせないリーダーシップのあり方を整理して解説しています。
今回ご紹介したFeelWorksエッセンシャルズ2「部下全員の活躍を支援するダイバーシティマネジメント」は、
FeelWorksのホームページからダウンロードできます。ぜひお読みください。
06:37

コメント

スクロール