集英社連載最新回「火星人は本当にいるかも!? 生命の痕跡が見つかるかもしれない火星探査に注目が集まっている!」 を公開しました!
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今日は、日本がある天文学の分野で、世界を牽引し始める、こののろしを挙げた、
そう言っても過言ではない研究結果、特にブラックホールの研究について紹介していきたいと思います。
その分野っていうのが、X線で宇宙を見る、X線天文学と呼ばれるもので、僕はこの研究をずっとやって白紙号を取った。
そしてNASAでも研究させてもらったっていう感じだったので、そこで今、日本が世界に対してどういう立場を持っているのか、
で、それが今回の研究、どんな成果だったのか、それも含めてお話ししていこうと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、
天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。
今日でエピソードが1443話目を迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
今、ポッドキャストいろんなメディアで聞けるんですけど、今ですね、アップルポッドキャストグイグイ来てるっていう話しましたよね。
なんとなんとなんと、今、宇宙話、日本全体で5位です。5位、やばすぎる。
これ、近くに何があるかっていうと、1個下にはBBCのニュース、で、1個上、4位には大久保かよこさんのTBSラジオ、で、その1個上がマユリカのウナゲロリンっていう、僕めっちゃ好きなポッドキャスト番組なんですけど、
そこをいうのが並んでいる中で、今、日本全体5位というところになっております。 いやー、日本1位までどこまで近づけるかっていうとこなんで、ぜひ皆さん盛り上げてくれたら嬉しいです。
なんか再生回してもらうとか、登録してもらう、レビュー増やしてもらう、この辺りが総合的に聞いてランキング決まっているっぽいので、ぜひ皆さんね、まだだよっていう方はチェックしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい、ということで、じゃあ早速今日の本題に行きましょう。 今回は日本が世界を牽引するのろしを上げ始めた
X線天文学、そこを今リードしていくクリズムと呼ばれる人工衛星、一体どんなミッションなのか、そしてそこで今どんな感じになっているのか、
そんな研究の最前線をお話ししていきたいと思います。 今回紹介するのは、X線分光撮像衛星
クリズムと呼ばれるものですね。XRISMって書いてクリズム。 まあ宇宙話でもこれまで何度かピックアップしてきた
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衛星ですね。 これも文字通りでX線を見る人工衛星になっています。
X線を見る人工衛星って何かっていうと、宇宙の 暑くてめちゃめちゃ速いもの
そのそういった天体からはなんとX線が放射されているんですね。 X線ていわゆるレントゲンとかで使うような
あの放射線なわけですけど、あれが天体から飛んでくると。 太陽とかも実は結構出してたりするんです、X線を。
そうすると、僕ら太陽の光浴びてたらX線めっちゃ受けて被爆しちゃうんじゃないの? みたいなそんな風に思うかもしれないですけど、実はそんなことはなくて
その地球の大気がそのX線を守るバリアーの役割をしてくれていて、僕らには届かないと。 ただ宇宙に行くとX線で見える宇宙の世界っていうのは結構広く広がっていたりするんですよね。
で、暑くて速い激しい宇宙。 例えばブラックホールに吸い込まれていく星たちの叫びとか
僕が専門にやっていた光勢フレアですね。 X線で爆発した瞬間に輝くとか。
あとは超新星爆発と呼ばれる宇宙に物を撒き散らす大爆発があるんですけど、スーパーノバーってやつですね。
まあそれとか。 まあ様々なものがX線で観測することができるわけですね。
そんな中でこの教会60年ぐらいの歴史があって、この幕開けをしたのはまさに日本人研究者がその盾役者の一人だった。
だから世界のX線天文学の流れって日本が作ってきたんですけど、
ただ、このクリズムの前進ミッションっていうのが、これひとみっていうのが2016年、15年、16年ぐらいに打ち上がって。
で、それでガーって行くかと思ったら、まあちょっといろんな事故があってポシャってしまったわけですね。
300億円もかけてとかで、当時かなり話題になったんですけど、まあそれがダメになった後継ミッションとしてクリズムが
昨年の2023年9月の7日に打ち上がって、でそこから2月に観測を開始して、6ヶ月にわたって様々な初期性能検証って呼ばれるものをね
行ってきました。まあこれ簡単に言えば人工衛星打ち上げました、よし動かせるような確認取れました。
じゃあ実際にその運用チームで吟味した天体たちを観測していって、まあいい感じの結果得られそうなものをどんどん見ていこうよっていう
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まあ実証実験のフェーズみたいなところですね。それをまあやってきましたと。8月までね。
っていうのでやってきて、その8月までの6ヶ月間で観測した成果の中から、今回学術史にすでに2本掲載が決まっているもの
っていうのが今回まあこう発表されたというような形になっています。 いやまあとにかくまずはめでたい。
前回がもう成果を残せずして、まあ1個でかい成果を残してくれたんですけど、瞳っていうのは。
ただ今回こうクリズムがうまく観測を進めることができたというところは本当に喜ばしいことで、
でこういう人工衛星とか国家プロジェクト的なミッションですね。 あの国家なんていうプロジェクトって言うとちょっと大げさというか
くくりが厳密には違うのかもしれないですけど、税金バーってかかっているような超でかいミッションがこう
どうやって評価されるのかっていうともちろん運用面の評価もあるんですけど、 クリズムに関してはやっぱこう科学的な成果をしっかり残していくっていうことが
もう全てと言われているぐらいになっているので、この初期運用フェーズを超えて観測がどんどん開始していってるっていうところは
非常に喜ばしい限りだなと思うわけですね。 でそこからまずは学術史への掲載が2つ決まっているっていうところで
上がっているものを一つ紹介していきましょう。 今回お話しするのは
ブラックホールの形を明らかにしたよっていうそういう研究ですね。 正確にはブラックホールの周辺に広がっている
こう塵とかガスとかそういったものの分布を綺麗に測ることができた。そんな研究ですね。 これ喋りきれんのかなぁ
微妙ですよね。もう8分喋ってるんだよな。 えーどうしよう。ブラックホール明日にしようかなぁ
なんかどれぐらい今回の クリズムの動きが良いかっていう話を先にした方がいい気がする
ごめんなさい冒頭でブラックホールの話するって言ってブラックホールの話待ってた人 超嫌われる可能性あるけど明日しますね。ですいません申し訳ない
でこのクリズムなんでこの歴史に対してノロシを上げ始めたっていう話を振りをしちゃったん でそこをちょっと話していこうかなと思うと
まあその X1000天文学に取り組んできた国ってどういうところがあるかっていう話なんですよ
でこれってそのリードしてきたのはやっぱり日本アメリカヨーロッパ ここの3社がやっぱりリードしてきた側面が強いんですね
でそこからじゃあ宇宙開発のそのリードしている国ってどんな感じで動いてきたかで言うと
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日本の勢いはちょっと弱いですね正直今 でそれに加えて今って宇宙開発中国そしてインドがかなり勢いを増してきてます
でこう宇宙開発先進国って言われてたのがだいたいその3カ国プラス 日本アメリカヨーロッパプラスまあロシアとかっていう感じになっていたところから今は
結構勢力図が変わってきて 中国インドがそこに食い込んできているような形になってますね
で面白いのがその先進宇宙開発ガンガン進めてるよねリードしてってるよねっていう国がこそって取り組むのがやっぱ
X1000天文学なんですよね 実際にここ半年の間にインドと中国からX1000観測衛星っていうのが打ち上がって
まあ俺たちガンガン入っていくよみたいなところの意思表示というか もう実際に実験をスタートさせているっていうような形になっているぐらい
まあとにかく 参入してきている状態であるんですよ
ねならまあすごいなーってなっててその中でX1000天文学を作り上げた日本の立場 下がってきちゃってたんですよ
理由は明白で 各国自分たちの人工衛星を持ってなおかつ他国との連携をして成果を出してきた一方で
日本ってそのX1000観測の衛星をもうかれこれ15年とか
いやそれは嘘だな10年ちょっとぐらい持ててないんですよね いや大げさに言ってないか
そんぐらいですねだから持ててないわけですよ10年ちょっとぐらい ってなってきてその前がスザクっていう人工衛星があってそれもかなりの
成果を残してたんですけどやっぱりこう 運用が寿命で終了してしまってそれでそこから本当はひとみっていう人工衛星がこのクリズムの
前にあったんだけど そいつがポシャってしまったことで日本の勢いかなり失われてたんですよ
でギリギリ日本のプレゼンスをキープできていたのが そのクリズムっていうミッションが発足したことと
あと実際に観測ができていたのが僕が運用に携わっていた 国際宇宙ステーションについているX1000観測装置マキシと呼ばれるものだったんですね
これでこうまあ日本はマキシあるしねみたいな話とか でアメリカはこういうのがあってこういうのがあってみたいな
いろいろ 持ってるものがあるんですよ例えばチャンドラっていう人工衛星でとにかく宇宙の
X1000の綺麗な写真を撮れるっていう能力はアメリカは持っていて でそれに加えて
光を分ける能力がめちゃめちゃ優れているそしてそれを短い時間でたくさん観測できる っていう能力を持っている
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ナイサーと呼ばれる観測装置も宇宙ステーションについて これでナサアメリカはその2つでとか
あとはまあ近くの波長の観測装置とかを使って世界をリードしてきたと ちなみにこのナイサーっていう存在があったから僕はナサに行って研究ができたって
いうのあるんですけど まあそれがあってでヨーロッパは xmm ニュートンと呼ばれるものがあってこれも人工衛星で
めちゃめちゃ細かくあの光を分けてみることができるっていうね そういう装置があってっていうので
それぞれやっぱ持ってたんですよ人工衛星をただ日本持ってなくて ちょっとね自分の国からその成果を出していくっていうのができないちょっと立場の
弱い状態になっていたからこそ 今回クリズムっていうのが打ち上がってでしかもこのクリズムは過去持っているどんな人工衛星
の能力よりも優れた装置を乗っけている これがマイクロカロリーメーターと呼ばれるものなんですね
でこれの成果によって多分これからね x 先天文学の世界がらっと変わっていくし どんどんどんどん論文が出てくるのは多分その装置を使った観測になると思うん
ですよ なのでそこに対してまずは今回この2つ
観測結果が出てきて論文に載せることができるようになったっていうところが非常に こう
喜ばしい限りとでこれ 前回のエピソードでもう本当なんでニュースに取り上げられないんだみたいな話をしてたして
ちょっと怒りのメッセージを伝えたいって言ってたのは この x 前天文学って例えばブラックホールを観測的に
存在をこう示唆したっていうのも初めて行ったのも x 先天文学なんですよ でしかも日本人の方が進めてっていうのでわーってなってでしかもそこからどんどん世界を
リードしてきたのも日本 だからこそ
それが復活をのろしを上げたっていうところを なんか世論としてね盛り上げてくれたらかなりの後押しになるはずなのに
しかもネタとしては結構なんかドラマチックな背景があるのに なかなか取り組んでもらえないなぁと取り上げてもらえないなぁっていうちょっと
ジレンマみたいな感じてるので なら僕は自分が関わっていて宇宙の研究をさせてもらった分野への恩返しっていう意味でも
こうやってリリースが出たらバンバン紹介していこうかなと思っているので こういうクリズム関連の会話
皆さんにもたくさん聞いてほしいなぁと思っています ということでちょっと重いみたいなのを先に伝えさせてもらいましたけど
じゃあ実際どんな研究結果出してきたのかみたいなところは明日からお話ししていき たいと思います
ということで明日はブラックホールの周りの構造を明らかにしたっていう まあ
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まさにこのクリズムだからこそできた研究ですねこちらを紹介していこうと思っております ぜひ明日も楽しみにしておいてください
アフタートークです いやめちゃめちゃ喋ったもう疲れちゃった
いやーでもねとにかくクリズムの打ち上がったことっていうのは本当に喜ばしい ことですし
あとは僕もねあのちょっと研究室の 後輩のメンバーがそれのシステムとかを書かなきゃいけなかったりして行動書かなきゃいけ
なかったりしてみたいなので ちょっと手伝ってたりもしたので若干思い入れはあったりするわけですよね
だからこそ なんか打ち上げとかを見遅れたわけではないですけどただ僕が知っている
x 先天文学に関わっている研究者の方々っていうのはもうここにあのもうこの直近の 忙しいあの貴重な時間を全部注いでるぐらいの感じでやられているのでとにかく成功して
欲しいミッションだというふうに思っています 実際にねなんかこう僕の書籍とかもちょっと手伝ってほしいなぁというかレビューして
欲しいなぁっていうご依頼もさせてもらったんですけど ちょっとマジでクリズム忙しすぎてやばいからごめんみたいなになったぐらい
もうとにかく今はもうここが山場 書き入れ時というか感じになってきて本当にすごいペースで論文出てくると思うので
しつこいぐらい x 先天文衛星クリズム紹介していこうと思っておりますぜひ皆さん チェックしてみてくださいけど
ブラックホールの情報を取れるとか爆発の情報を取れるっていうこの激しさ 音声だけで伝えれるようにねでもわくわくしません
あそこちょっと楽しみにしておいてくださいよろしくお願いします ということで今回は以上にしていきましょう
あ やばい最近月紹介するの忘れてんだよな
20本日9月の23日ですね前回の満月から1週間経って 明日24日が半月っていう感じになってます
なので真っ二つの満月月は明日ですけど かけていってる姿みんなで追っていきましょう
ということで今回は以上にしていきます今回の話も面白いなぁと思ったらお手元 の podcast アプリでフォローボタンの近くにある星マーク
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