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今回は、地球の中の20億年前にできた岩石の中に微生物を発見した、そんなお話をしていきたいと思います。
この発見、南アフリカの地下にある20億年前の地層から生きている微生物を発見したというところで、
これ、今回の発見が、今進んでいる火星探査の中で生命発見されるかもっていうところにも繋がりそうだし、
地球の生命の起源というところに一歩前進したような、そんな発見にもなっているので、ぜひ最後まで楽しんでいただけたら嬉しいです。
改めまして始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日でエピソードが1509話目を迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるところからぜひ聞いていただきたいです。
昨日は、はやぶさ2が持って帰ってきたリュウグウのサンプルから、なんと塩の結晶が発見されたという話をね、紹介いたしました。
あのエピソードの更新が遅いなぁと思った方いるかと思うんですけど、申し訳ないです。 あの
すっごい処方的なミスなんですが、 更新ボタンを押し忘れておりました。
昨日の夜ね、1時半とか1時ぐらいかにちゃんと撮ったのに、で、アップロードもしてたのに、
それだけしそびれるっていうなんともね、処方的なミスだったんで、ちょっと楽しみにしていた方は申し訳ないですが、
今日のエピソードと一気に聞いてくれたら嬉しいです。 そんな感じで、じゃあ早速本題に行きたいと思いまーす。
今回お話しするのは、20億年前の岩石の中から生きている微生物が発見された。
そんなお話をしていきたいと思います。 もうね、冒頭で話したみたいに、今回の発見、かなり広くこう、地球での発見なんだけど、宇宙全体に広がっていきそうな、
そんな研究結果をもたらしてくれています。 でですね、地下に生息する微生物っていうのは、これまでのいろんな研究の中で、
共通祖先と呼ばれるものに近い微生物が生息していることが判明されているんですね。
この共通祖先っていうのは何かっていうと、セントラルドグマで呼ばれるもの、聞いたことありますよね、きっとセントラルドグマ。
DNAから RNAとかを使って、タンパク質とかを合成する生き物の中で、最も古いと考えられている生き物。
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で、これが共通祖先と呼ばれるもので、この共通祖先から派生していって、どんどん生物が進化していった。
で、それに近いものっていうのが、地下の探査によってどんどん見つかってくるんじゃないかというふうに、すでに判明もしているわけですね。
で、そんな中で、この地下の微生物の増殖速度っていうのは比較的遅くて、1億年のスケールで進化してないっていうところも判明している。
つまり1億年同じような状態でいるみたいな感じですね。
そんな感じで、地下を調べれば面白いことも分かるし、1億年前の情報とか、何なら1億年前から住んでいるその生物の情報とか、微生物ですけどね、見つけられるんじゃなかろうかというようなところが、過去の研究で明らかになっていたと。
ただ、1億年前っていうのは結構ボーダーラインになっていて、1億年より前っていうのがどういうふうになるかは、いまだに分かっていなかった。
で、太陽系の歴史、47億年とかありますよね。そうしたら、その歴史の中で生命がどうやって進化してきたのかっていうのの中に対して、今のところ僕たちの回っていうのは1億年しかないわけです。
で、そんな中で今回、南アフリカとカナダの金属鉱山の中から採出された石ですね。
特に南アフリカで採掘された石。で、これが形成の年代がだいたい20億年前ぐらいっていうふうに言われている。
そんなところの岩の中を調べた結果ですね。なんとこれ、微生物を発見することに成功した。
しかもその微生物が生きているというところまで加えて発見されたのは、かなり面白い研究結果だなと思いました。
単純にね。で、まあこれ、こういう類の研究って、発見してからその微生物が見つかるまでっていうところの間で汚染と言われる現代の生物がそこに紛れたんじゃないかみたいな、そんなところも指摘されるわけなんですよね。
例えば、宇宙探査の中でも同じように汚染という言葉を使われるんですけど、この汚染何かっていうと、
例えば昨日のハヤブサ2のミッションとか、あれもリュウグーから物を取ってきて、もうどんな研究をするにも絶対に地球の大気には触れさせないっていう、
地球の大気に触れた瞬間に、宇宙から持って帰ってきたものすごいピュアな情報っていうのを、一気に地球の大気で汚してしまう。
つまり、コンタミネーションみたいなのを言ったりするのかな。
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地球の大気で、大気のせいで影響を受けてくっついたものなのか、その天体自身にいた特徴、
昨日の話で言うと、塩の結晶だったりとか、そういった可能性っていうのをなるべく排除するために、この汚染っていうのにはものすごく注意するわけですね。
今回の微生物の発見っていうところに対しても、一旦この汚染っていうのを全て検討した上で、
20億年前のこの微生物っていうのが、今回の研究で発見されたというふうに言えるというのが、今回の指摘になっています。
発見としては、20億年前のものであるっていうところが、今、バーッと言われているので、過去最古の微生物の発見になってくる。
そして、20億年前にも、こういった生きた微生物っていうのが、今の時点までも存在しているっていうところが、
生命が地球の環境が変わっていく中で、どういうふうに進化してきたのかっていうのの推定とかタイムスケールを見積もるためには、非常に重要な存在になってきそうなので、
これからこういったものがどんどん見つかってくるっていうのがかなり期待されます。
そして、単純に生命の起源っていうのにつながる研究って面白いよねっていう話があるんですけど、
加えてですよ、加えて。 今、NASAが進めているパーサビアランスっていう火星探査ミッション。
そして、その火星探査ミッションの中で採掘された火星の岩石っていうのを持って帰ってくるっていうヨーロッパのミッションもこれからどんどん続いていくわけなんですよ。
これね、NASAとヨーロッパの共同プロジェクトみたいな感じで持って帰ってくるところまでがセットなんですよね。
パーサビアランスとかの研究とかで言うと、それこそ現地でヘリコプター飛ばしてとかっていうので、火星で結構チャレンジングなことをいろいろやっていたっていう中の最後、
締めみたいなところにサンプルリターンミッションっていうのもあると。 ただなんかちょっと遅れてるみたいな話ね、前ポッドキャストで紹介したと思いますが、
ただこれ持って帰ってくる。そしてなんと面白いのが、今回の研究同様ですね。火星から持ち帰ってくる原石っていうのが、まず
構造がものすごく似ているだけじゃなくて、形成された時期っていうのも、だいたい20億年前っていう、そういった岩石を地球に持ち帰る予定なんですね。
つまり、単純に20億年前の形成された岩石っていうのを持って帰ってくるってなると、なんかあんまりそこから何がわかるんだろうねっていう感じになると思うんですけど、
今回の研究成果が出てきたことによって、地球の20億年前の地層の中には生きた微生物がいる。
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じゃあ火星にもいるんじゃないかっていう期待度も出てくるわけなんですよ。 なので今回の研究との関連で、じゃあ火星の生命体っていうところにどういうふうに
どういう期待ができるのか。そして火星から帰還する資料にも、そういった生命が含まれている可能性っていうのを飛躍的に高めたっていうのも、この研究の重要なポイントなので、
これからね、数年かけて火星のサンプル持って帰ってこられた時に、この研究のことをみんなに思い出してほしいなというふうに思ってます。
で、なんかそれに加えて先週とかかな、火星の月がどうやってできたかっていう話もさせていただきましたけど、ここら辺も結局繋がってくるので、
今なんか宇宙開発って月に向かってるよねみたいな話してると思うんですけど、ここからどんどん火星ですね。
火星にバンバン注目度が集まっていくと思うんで、今回の研究はみんな知っておいたらものすごくテンションが上がるタイミングが来るんじゃないかなと思うんで、ぜひ楽しみにしておいてください。
はい、ということで今回は20億年前の地球の地層の中から生きた微生物が発見された、火星でも生命探査もしかしたらうまくいくんじゃないか、そんなお話しさせていただきました。
ということで、じゃあ次回、次回はですね、またちょっと太古の地球の話ししていきたいなと思います。
今、20億年前の生命の話出ましたけど、地球が誕生した直後、だからさらに20億年30億年前の話ですね。
その時期の地球の大気っていうのがどういう風になっていて、それが生命の誕生にどう繋がっていったのか、これに関する研究がこれね、10月の末とかにリリース出ていたっぽいので、
ちょっとね、紹介していきたいと思います。ぜひ明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
アフタートークです。 はい、ということでいかがでしたでしょうか。
かなりワクワクする研究なのと、なんか最近紹介したところとのマッチがすごいなーっていうところがあるんで、
しかも昨日のエピソードもね、今後の衛星探査につながる研究とかになっていたから、
まさにこの太陽系内での地球外生命体の探査めちゃめちゃ熱くなっていきそうっていうので、勝手に一人テンション上がってるんで、これからのトピックちょっとそういうのが増えてくるかもしれません。
ぜひまぁそこらへんも楽しみにしておいてください。ということでじゃあ一ついただいているコメントを紹介していただき、させていただきます。
ボイシーでいただいているコメントですね。1504話の純レギュラーヒロが出てくれた回です。
リスナーネームずくるかさんからいただきました。お二人の興奮度が伝わります。アグリ分野のiot はとても広がりますね。光通信良さそうですね。ということでコメント頂いてます。ありがとうございます。
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興奮度伝わりましたか。多分だけど、勝手に興奮してたのは僕かもしれない。
なんか彼からすると、ヒロからすると結構日常の中で見えていることを喋ってくれたけど、僕的には結構新鮮な話が聞けたなーっていう感じがしたんで嬉しかったですね。
ただ、聞いてる側からそういうふうに二人の興奮度伝わってきてっていうのがあったのはものすごく嬉しいんで、これはなんか道端でゲリラ的に撮ったのが逆に良かったのかな。
めっちゃリラックスして撮れた気がします。いつもはなんか、最近全然ゲストの人呼べてないですけど、ゲストの人と収録するとかってなると、なんか
zoom とかね、google meet とか繋いで、じゃあ収録しましょうかって言って収録始めるみたいな感じがあるんですよ。そうするとやっぱ
僕は喋り慣れてるけど、ゲストで出てくれてる人ってそんな喋り慣れてなかったりするんで構えちゃうんですよね。
ヒロに関しては純レギュラーでも10何回、15回ぐらい出てるからなんともっていう感じだと思うんですけど、それでもやっぱりリラックスした場で
喋れたのはものすごい良かったなぁと思っております。ぜひまだ聞いてない方は聞いてみてください。よろしくお願いします。
ということで、じゃあ最後、月の情報いきましょうか。月齢チェックです。本日11月の28日、11月の28日の月は
次の新月が12月の1日なんですよ。12月の1日なので一応こう27日、今月30日までなので3日前
あ、違うか4日前か。あ、違う28日だから3日前ですね。っていうので一応こう今日は
三日月が見えることになります。ただまぁ三日月、あのねー
やっぱ細いんですよ、思ったより。なんか三日月だと思ってみてください。今日は三日月なんだと。11月28日は。
で28日三日月なんだって見ると、思ってる三日月より絶対細いです。これはね、みんなに伝えたい。なのでぜひね、あの
ちょっと月、今日見上げてみてください。よろしくお願いします。 ということでみんなの月
見たよーっていう報告、Xのハッシュタグとかで待ってるんで、ぜひぜひみんなでガンガン呟いてください。よろしくお願いします。
ということで今回は以上にしていきましょう。今日はね、あのXのスペースを開きながらの収録なんで、たくさんの人に聞いていただいてます。本当にありがとうございます。
ということで今回は以上です。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャスターアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク
こちらでレビューいただけたら嬉しいです。 番組の感想や宇宙に関する質問については、Xのハッシュタグ宇宙話、またはスポティファイのコメントコーナーだったり、
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概要欄のお便りフォーム、Apple Podcastのレビュー、YouTubeボイシーリッスン、どこでもお待ちしております。
それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。