1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 1368. NASA版はやぶさミッショ..
2024-07-09 14:26

1368. NASA版はやぶさミッションの初期分析論文を噛み砕く

集英社連載最新回「⁠⁠⁠⁠⁠宇宙のゴミ問題に立ち向かう! 「アストロスケール」社が目指すサステイナブルな未来⁠⁠⁠⁠⁠」 を公開しました!


初書籍「⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠超入門はじめてのAI・データサイエンス⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠」出版しました!


⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Youtubeチャンネル⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠も更新中!


ブラックホール特集プレイリストは⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

スーパー宇宙ビジネスマン準レギュラー「ヒロ」のプレイリストは⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

月プレイリストは⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

宇宙兄弟公式コラボプレイリストは⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


お便りコーナーは⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちら!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

もう1つのチャンネル「となりのデータ分析屋さん」はこちら!

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Spotify⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ / ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Apple Podcast⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Instagram(ryo_astro)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠個人ホームページはこちら!⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠Twitter(_ryo_astro)⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠note⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠

ジングル作成:モリグチさんfrom⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ワクワクラジオ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠


ソース

https://www.nasa.gov/missions/osiris-rex/surprising-phosphate-finding-in-nasas-osiris-rex-asteroid-sample/

00:04
2024年7月9日、始まりました佐々木亮の宇宙話。 今回はNASAが進めていた、NASA版の早ぶさ2みたいな、そんなミッションで持って帰ってきた物質から出てきた最新の研究結果を紹介していきたいと思います。
この中から、DNAだったり、生命に欠かせない物質、この辺りの情報の一部が取得されたというところで、かなり話題になっているので、今回はこちらをご紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 ということで、改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日7月9日、本日の月、どんな感じかというと、前回の新月から3日経って、いわゆる三日月の状態が見える、そんな夜空になっております。
月もそんなに明るくなく、星が見えるような状態にもなっているし、三日月も綺麗に見える、そんなタイミングかなと思うので、ぜひぜひね、
天気良さそうな場所あれば、ちょっと梅雨でまだね、まだ明けてないからね、なかなか難しいかもしれませんが、
場所によっては天の川とかが見える良い時期なので、ぜひぜひ見上げてみてください。
ということで、じゃあ早速今日の本題に行きましょう。 今日の本題はNASA版のハヤブサミッションです。
今回ご紹介するのは、NASAが進めていたサンプルリターンミッション、
オシリスレックス、こちらの最新の研究結果をお話ししていきます。 今回のお話は、
NASA版のハヤブサと表現してもまあいいぐらいのミッションになっていて、 オシリスレックス、これね、
多分ポッドキャスト始めた初期、3年、もう4年前か、 ぐらいから、まあ継続的に紹介しているミッションになりますね。
このミッションは、2023年の9月末に、小惑星ベンヌって呼ばれるところからサンプルリターンに成功して、
その後、その分析がずっと進められていた、そんな状況です。
なので、サンプルリターン成功してから、約1年、まだ経っていないですね。約1年経った状態で、
じゃあ、どんな姿が見えてきたのか。 ここが実際に論文として出てきたので、かなり注目されているポイントになっています。
じゃあ、一体今回はどんな研究が出てきたのか。 こちらについて話していきましょうかね。
03:07
今回、ベンヌから持って帰ってきたサンプルには、サンプルの中でどんなところにポイントがあったかというと、
まず1つは、水がどんな感じで存在していたのかっていう角度。
そしてもう1つ。もう1つは、僕たちの体を作っているようなDNAの中で欠かせないものの1つとして考えているリン酸塩ですね。
これについての研究が発表されたというところで、実はここらへんの研究って過去の
隕石の研究だったりとか、その辺りでも行われてたので、かなり重要なポイントなんですね。
で、そこに入っていく前に、そもそもこのサンプルリターンミッションというのが、なんで重要なのかっていう話もしておかないといけないかなと思うんですよ。
日本もハヤブサ、ハヤブサ2っていうところで、
サンプルリターン、実際に成功させて、かなり世界に対して存在感を見せている。
そして今回NASAが成功させてっていうので、日本が独自で進めてたっていうよりは、世界中、特にNASAとかもついづいするようにそういうミッションをやっていくってことは、
そこに何かしらの意味があるってことなんですよね。それが何かっていうと、
まず僕たちの生命だったり、この地球の発展していくこの歴史、
それを紐解いていこうとするっていうのが、ざっくりとしたこのサンプルリターンミッションになります。
で、サンプルリターンミッション、つまり宇宙に出て行って、ある小惑星に行って、物を持って帰ってきて分析するって、これ何が意味があるかっていうと、
汚染されていない物体を分析できるってことなんですね。
この汚染っていうのは、僕らが日常的に使う汚染とは違って、
宇宙から持って帰ってくるだったり、宇宙から来る物質にとって、僕らが分析したい時に地球に触れた時点で汚染なんですよ。
どういうことかっていうと、こういう小惑星を研究しに行くっていうのは、
この小惑星が太陽系ができた初期の情報っていうのを、そのまま保持しているんじゃないか。
または、その初期に太陽系全体の環境の中で、どういう状態が作られていたのか。
そして、そこからどうやって、この40億年以上の時間を過ごしてきたのかっていう、ピュアな情報が残っていると、そういうふうに思われているわけです。
地球上だと、どうしても中の近くの活動だったりとかもそうだし、表面は僕たちの活動とかで、変わっちゃってるわけですね、その当時の情報に比べると。
06:09
それに対して、小惑星とかっていうのは、そういう天体自体の活動っていうのも弱いですし、そのまま情報が残っているだろうというので、取りに行って持って帰ってくる。
なので、そいつらが地球の環境に触れてしまった時点で、その、そこを例えば分析したとしたら、あれ?みたいな。
これ元々地球にあって、地球に入ってきた時に汚されて、その情報を取れてるんじゃないの?ってなってしまうから、
だから、サンプルリターンって言って、物を持って帰ってきて、もう密閉された状態で、地球環境には一切干渉しないサンプルを加工しに行こうと。
そういうアプローチなわけですね。
勘のいい人は気づくかもしれませんが、これだから、地球に汚染されているっていう状態を許容するのであれば、
隕石を使って、それを同じような研究をするっていうのも手なんですよ。
だからこそ、隕石研究っていうのも、これまでガーッと発展してきていて、
その隕石研究で得られている知見と、こうやって、ハヤブサもそうだし、今回のベンヌもサンプルリターンしてきたものと、隕石の研究を比較するっていう、そういうアプローチもされるので、
汚染されているから何もできないってことではなくて、汚染されている上で分析して得られた結果っていうのも、今の宇宙の理解にはすごい重要なわけです。
そんな中で、今回NASAが持ち帰ってきた小惑星ベンヌを分析してみた結果、まず一つ明らかになっていることは、
過去に大量の液体の水にさらされていたっていうことが指摘されております。
これ、僕たちも水、非常に重要なポイントですよね。僕たちの生活にとって。
それもそうだし、ハヤブサ2とかの研究でも、やっぱり水っていうのがそこの場にあった。
それのせいで、岩石がこんな形になっているとかっていう、そういう考察が得られていたことから分かるように、やっぱり太陽系の中にある小惑星っていうのは、
一定量水にさらされていた状態っていうのが、やっぱり爪痕として残っているみたいなんですね。
この発見があるからこそ、地球外の環境でも、地球と似たようなプロセスが起こっていた可能性もあるし、
こういう事例がどんどん増えていったら、地球の水っていうのは、太陽系の中でこういう状態だったから、
みたいなところまで発展していく可能性があるので、非常に重要なポイントなわけです。
そしてもう一つのポイント、今回研究の結果で一番注目されているのは、
大粒、比較的大きい、水溶性、水に溶けやすい、磷酸塩と呼ばれるものが発見されたということなんですね。
09:10
この磷酸塩、正直あんまり馴染みないし、僕もちゃんと、そういうものなんだって、これを論文を見ながら知ったんですけど、
磷酸塩、僕たちの体を作り上げるDNAなど生命にも欠かせない物質でもあって、その存在が確認されたのが初めてであると。
ただ、これ面白いポイントが、今までさっき隕石研究との比較の話をしたと思うんですけど、
隕石研究でも一応見つかってはいた、確認はされていた、その存在みたいなものがね。
ただ、従来の隕石研究では、磷酸塩は、難溶性、つまり、水に溶けにくい、高温にも耐えうるものが多かった。
だから、状態がちょっと違ったわけですね。
溶けにくい、ガード力の強いものがあったのに対して、今回見つかった水溶性の磷酸塩は、
また、隕石で見つかったものとは別の状態だったわけですね。
これ、水に溶けるというところがあるから、やっぱり生命の起源を探る上で、そしてDNAで使われている物質だからこそ、
そこらへんってかなり重要なんじゃないかというような発見が、今回かなり注目されていると。
で、これ、この水溶性の磷酸塩、実は今回が初めてというわけではなくて、その隕石を抜いてもね、
リュウグーのサンプルでも存在が確認されているというふうに記述されています。
ただ、今回の粒の大きさというのが、そこと比較しても大きいというところがあるからこそ、
また、形成のされ方が違うのかなというところも、結構今回注目のポイントとして載せられているわけですよ。
だから、これから多分サンプルリターンみたいなのが、また繰り返されていって、この磷酸塩、
特に水に溶けるタイプの磷酸塩というのが、どういう形で残っているのか。
そして、どういう形で残っているのかと、水にどういう状態で晒されていたのか。
この辺りが多分うまく組み合わされて、研究がどんどん発展していくのかなと思うので、
まだまだちょっと生命の起源だったり、太陽系の歴史、ひも解かれていく部分多いのかなとは思うんですけど、
なんか良い研究結果が出てきて、ワクワクするなというような、そんな状態ですね。
とにかくこうやってサンプルリターンミッションを繰り返されていったり、
多分また新しい手法とかが考えられていって、太陽系の内側、太陽系の外側の生命の可能性というところに対する理解、深まっていくかなと思うので、
12:05
またまたこういう研究があったら紹介していこうかなと思っております。
いやー面白いですね、この研究は。なんかしっかり紹介できて良かったです。
そして、じゃあ明日どんな話しようかなと思っているかというと、
これ、ネイチャーと呼ばれる非常にインパクトの強い論文雑誌にですね、今回は太陽系の外側の惑星、
この惑星でマグマ活動があったんじゃないか、そんな研究が出てたので、こちら紹介していきたいと思います。
いわゆるマグマオーシャンと呼ばれるもの。でこれ、昔の地球だったりっていうところと類似した環境なのかどうか、
そんなお話になってくると思うので、ぜひぜひ皆さん明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
よろしくお願いします。はい、ということでアフタートークです。
いやー、今日の研究はかなり面白かったですね。
そう、今日からちょっとオープニングの話し方を若干変えようかなと思っていて、前置き長かったかなっていう。
なんか前の日のエピソードも聞いて欲しいなっていう気持ちで色々喋ってたんですけど、前置き長そうだから、
ちょっと端折りながら、 また試行錯誤してやっていこうかなと思ってるんで、
なんかどんな感じだったか感想とか教えていただけたら嬉しいです。 今日は本編喋りすぎちゃったので、また明日お便りとか色々紹介していこうかなと思っております。
最近はyoutube の方でもポッドキャスト聞いてもらえる件数が増えてきている。かなり嬉しい状態ですので、
youtube の方は是非他の過去の回とかもね、色々聞いてみてください。
そして動画とかでも色々あげてるんで、youtube の方も是非ポッドキャスト聞いてみなさんチェックしてみてください。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話または Spotify のQ&A コーナー概要欄のお便りフォーム、
アップルポッドキャストのレビューなどなど、じゃんじゃんお待ちしております。 それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
14:26

コメント

スクロール