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2021-10-13 13:22

371. 日本の歴史書物を世界にひろめた男のハナシ

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このPodcastでも紹介している藤原定家が残した「明月記」。

この書物のおかげで、現代の天文学が加速したと言っても過言ではないんですが、

これを世界にひろめたアマチュア天文家の存在は実はあまり知られていない。。。


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題ですが、今日は、明月記と呼ばれる藤原の左大江という方が書いた昔の書物、
ここに様々なレアな天文現象が残っているんですが、記録として、それを世界に広めた岩康明さんという方のお話をしていきたいと思っております。
で、これですね、このポッドキャストでも何度か明月記、藤原の左大江っていう言葉を出してきたかなと思うんですけど、
1180年から1235年の間の、いわば日記なんですね。で、実はその日記の中に、望遠鏡が発明される前に観測されたような、天文現象というのがいくつか残っていたりしたと。
で、そういったところを、なんと日本のアマチュア天文家である、今回紹介する岩康明さんという方が世界に対して発信したことで、天文学の研究を加速させたっていうような背景があったので、今回はちょっとそちらを紹介していきたいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただきたいと思っております。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を先にさせていただきたいなと思うんですが、昨日はですね、昨日の夜10月12日は家電最前線と呼ばれるポッドキャストチャンネルのゲストとして出演してきました。
で、放送自体はまだ先なので、また放送されるタイミングでお知らせしようかなと思っているんですが、そこがポッドキャストのチャンネルをしっかり何か会社というか一つの組織として運営していて、実際にパーソナリティをやられている方もタレントをやられている方だったりとか、そういったところで結構ちゃんと一つの番組を作るっていうようなところをやられている、そんなチームになってるんですね。
で、そこで家電最前線っていう名前なんで、家電と宇宙とみたいなところの繋がりのお話をちょっとして参りました。
で、今こうやって一つの組織だったり一つの会社みたいな括りで、なんかこうポッドキャストチャンネルを運営するところっていうのは少しずつ増えてきていて、なんかここが結構今後数年間の間でなんかポッドキャストっていうところがガッと盛り上がっていく中で、なんか結構台風の目みたいな感じになるんじゃないかなと僕は思ってるんですね。
で、今って僕が初めて今週で毎日更新始めて1年。本当は最初に始めたの9月とかなんですけど、まあそこはカウントしないとして10月15とかからポッドキャストを毎日更新に切り替えてやらせていただいてるんですけど、この1年の中でもやっぱりすごい目まぐるしく変わっている状況を僕も肌で感じてるんですよね。
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で、プラスで今結構いろんなチャンネル見かけるかなと思うんですけど、そこで見かけるぐらい知名度が高くなってるチャンネルっていうのは大体僕と同じぐらいのタイミングの9月とか10月とかそのあたりに始めた方が多いので、ぜひそのあたりのチャンネル聞いていただけると、まあ1年経って、例えばちゃんと編集してるチャンネルだったら編集のクオリティとかもガンガン上がってますし、
あと1年間やって、やっぱり喋り方っていうのもポッドキャスト向きになってるっていう部分かなりあるかなと思うので、そこは注目ですね。
まあ今回のこの雑談の部分で何が言いたかったかっていうと、この数年でポッドキャストの市場ってすごい動いてるなと思っていて、
そんな中で1年間続けてるようなチャンネルだったりが表面に上がってきてる。そして組織としてポッドキャストチャンネルをいくつも運用して、それでいろんなランキングの上を狙っていくみたいなところの動きが出ているので、
今後のこの1年、2年でのポッドキャストの番組ないしはランキングの動きっていうのは非常に注目していただきたいなというポッドキャストガチ勢からの今後のポッドキャスト楽しみですねというお話でした。
で、なんかの調査によるとポッドキャスト音声市場のピークがやってくるのは4年後、5年後っていう話らしいので、まあそのあたりはゆっくり待っていければいいんじゃないかなと思っております。
はい、そんな感じで今週はいろんなゲスト会の収録が詰まりに詰まっているので、そんなところのお話をちょっとしてみました。
ポッドキャスト周りのですね。ということで、じゃあ早速本題に入っていきたいとおもいます。今日の本題はこのポッドキャストでも何度か紹介している
藤原の定江という方が書いた明月記と呼ばれる、まあ彼の日記ですね。これを世界に広めた
岩安明という方のお話をしていきたいと思っております。で、今回なんでこれを紹介しようと思ったかっていう背景から先にお話ししようと思うんですが、
これ紹介しようと思った背景が、実はなんか昨日の夜ですね、10月12日の夜になんかツイッターで北海道の方で
オーロラが見えた。 なんかこう北海道の北の空の方、なんか多分ほぼロシアの方なのかなと思うんですけど、
そこの方向で赤い光みたいなのが見えたっていうお話があって、それもまさに明月記に書いてある石器じゃないかと。
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と思って今回この話をしようというふうに決めたんですね。 で、このオーロラっていうのの記録も実はこの明月記には残っていて
だいたい1200年とかに京都でこの藤原の定家っていう方が空を見ていたときに空が赤い
赤く光っているような状況を見つけたっていうお話が記録として残っているんですよね。 で、地球の歴史上、実は本当に赤道に近いところでオーロラが見えたりとか
実際オーロラって北の方とか南の方のその寒いところで見れるのが一般的じゃないですか。 ただ地球の磁場の関係
地球が大きい磁石だとしたら、その磁石の都合上実はたまに例えば日本だったりとか もっと赤道に寄っているところで見えたりする
なんていう現象が起こるんですね。 で、そんな歴史上にもいくつかそういった記録が残っていて
藤原定家さんも1204年に京都でオーロラが見えたなんていう記録を残している。 そして
この間のポッドキャストでもお話ししたみたいに、これまでの数百年間の地球の中でのこのオーロラがどうやってできたのか
みたいなコンピューターシミュレーションが成功したというふうなポッドキャストの話させていただいたと思うんですけど
それにしっかりと藤原定家さんが書いている 京都でのオーロラこれもマッチする
そんなことがわかったんですね。 なので日本からオーロラが見えるっていうような現象がこの
1日2日の間ですごいホットになっていたので、これはもう紹介するしかないなというところで今回は藤原定家の名下付き
っていうところにフォーカスを当ててお話ししていこうかなと思っている次第です。 ただ今回お話しするのはどっちかっていうとその藤原定家さんすごいよね
っていうお話ではなくて、こんなに話してなんですけど、ではなくてそれを世界に紹介した
岩安明さんという方が結構重要人物になっていて、この岩安明さんという方が藤原定家の名下付きを読んで
ここに残っている記録っていくつか天文現象と一致するんじゃないかっていうところを見つけ これアマチュア天文科の方にもかかわらず
イギリスの天文雑誌 ポピュラーアストロノミーっていうところに記事を書いたと
でこの 記事を寄稿したタイミングでなんとこれを見つけてくれた人がすごい優秀な方々
だったんですね これを見つけたのが有名な人が一人
ヤン・オールトっていう方がいらっしゃいまして このヤン・オールトさん何をした方かっていうと本当に様々な
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異形というかを残しているんですけど まず銀河系私たちがいるこの銀河系にある星が
ある一点を中心にしてぐるぐる回っているっていうことを明らかにした人 そしてさらに他の望遠鏡を使って銀河系が渦巻きになっている
よくあのディスクの話僕すると思うんですけど あの形になっている渦巻き構造をしているっていうのを明らかにしたのも
このヤン・オールトさんなんですね あとは
地球上に飛んでくる彗星 大きい星あるじゃないですか
あれがどこから飛んできているのかっていうのを予測した オールトの雲っていうような存在を予測したのもこのオールトさんなんですよ
そのぐらい有名な方がなんとこの今回紹介する イバヤスアキさんが投稿したイギリスの雑誌の内容を見て
これは面白いみたいな ってなって
実際の今の研究結果と照らし合わせるっていうことをしたんですね でそうすると今は最も有名な超新星爆発としても認識されている一つの
カニ星雲と呼ばれるものですね これがなんと藤原の沙大江さんが書いた
冥月期に残っている超新星爆発と一致するというような そんな研究結果を残したことでイバヤスアキさんの知名度っていうのは一気に上がったとされております
でこのイバヤスアキさんなんですが こういった日本の歴史的な書物っていうのを世界に発信したっていうところに
リスペクトの意を込めてですね 1997年に使った小惑星にイバという名前がつけられるぐらい
それだけ世界中で認められたアマチュア天文学者として名前が有名なわけです でこの小惑星に名前をつけるっていうのは
なんか以前ゲスト会でヒロイさんという方をお呼びして その方も自分の名前がついている小惑星っていうのを持っている方なんですがどういうふうに
命名されるのかというお話を伺ったところ 発見した人の名前がつくっていうことは実はあんまりなくて小惑星の場合は
でその命名権っていうのを 誰にちなんでこの小惑星の名前にしましょうとかっていうのを決める
でそこが結構 天文学に貢献した方だったりとかあとは小惑星分野で論文だったり研究で貢献された方
っていうのに送られるらしいんですね なので今回この
岩安明さんという方が 明月期藤原の左大への日記を世界中に発信してそしてこれ望遠鏡化発明される前に
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見つかっている超新星爆発って実は世界中に今7個しかないんですけど この7個のうち3件がなんとこの明月期に記載されているというふうにされてるん
ですね なのでそういったところで実際に超新星爆発が起こったタイミングと
今現在見えている超新星爆発の名残り 超新星残骸って言ったりするんですがそれとの対応っていうのの研究を一気に加速させた
というところで小惑星に名前をつけるっていうぐらいまで知名度がグッと上がって なおかつリスペクトされているとそんな方でした
なので 藤原の左大へという方は確かにちゃんと日記を残していて本当にありがたい存在ではあるもの
のそれをやっぱり日の目を浴びさせた人っていうのが実際にいるっていうような そんなお話を今日はさせていただきました
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