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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということでですね、早速今日の本題を紹介しようと思うんですが、今日の本題は、まるで映画【アルマゲドン】のように、
地球に衝突する隕石を防ごうというような研究っていうのを、ちょっと今回はイレギュラーに2種類紹介していきたいと思います。
1つは、シミュレーションによって計算で明らかになっているもの。そしてもう1つは、なんと来月11月に打ち上がって本当に地球に飛んできている小惑星の軌道を変えようとする実験、
DARTと呼ばれるプロジェクトがあるんですが、そちらについて紹介していく、そんなお話になっておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということでですね、毎日恒例の近況報告を先にさせていただこうと思うんですが、今ですね、Apple Podcastのホーム画面でアプリ開いていただいて、見つけるっていうボタンを押すとですね、
Apple Podcastの中で配信されている番組、いろいろ紹介というか、発見することができるようになっているんですが、そこのトップページにですね、なんと宇宙話特集を組んでいただいております。
しかもこれ、一番上のでっかいバナーみたいなところにドドンと出ているんですね。なので、ぜひApple Podcast、iPhone使っている方は開いてみて、バナーを2スクロールぐらいしたら多分出てくるかなと思うので、ぜひ大特集されている姿を見に行ってみてください。
で、Podcastってやっぱりそういうところで新しいリスナーの方に見つけてもらわないとなかなか知名度っていうのは伸びにくいんですね。
なので、Podcastをやられている方って結構Twitterと組み合わせていろんな方に知ってもらうなんていう活動をしているんですけど、今回のでまた新しく宇宙に興味を持ってくださる方がいればいいかなというふうに結構前向きに視聴者数が伸びていただけるんじゃないかと期待しております。
で、昨日とかもお話しした通り、今週の金曜日ですね。明日になるのかな?10月15日で一応〇〇1年放送。毎日放送を開始して〇〇1年っていうことになるんですね。
本当は最初に始めたのって9月の頭とか中旬とかだったんですけど、なかなか不定期開催みたいな感じだったので、毎日更新し始めたのは10月15日からというような感じになってました。
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なので、今回のApple Podcastからの特集っていうのは簡単なというか、僕のこのチャンネルの毎日更新へのお祝いだと思って受け取っております。勝手に僕が解釈しているだけなんですが、そんな感じなので、そうですね、今週の金曜日の回とかは〇〇1年やってきたお話とか、
あとは簡単なアンケートだったりとか、そんなこともちょっとやってみようかなと。好き並みですけど、聞いてくださっている方と少しでもやりとりができるような、そんな場を作れたらいいななんて思っているので、ぜひ放送を楽しみにしていただけたらなと思っております。
はい。ということで、Apple Podcastを特集されているので、今ぜひ見に行っていただきたいと。そしてできればTwitterとかでそれを広めておいてくれたら嬉しいですというお話でした。それではですね、早速今日の本題に入っていきたいと思っております。今日の本題は映画アルマゲドンのように地球に向かう小惑星っていうのを地球に衝突させないようにする、そんな研究をお二つ紹介させていただきたいと思っております。
今回二つにした理由は何かっていうと、一つはこれまで一回ちょろっとそんなお話させていただいたっていうのもあり、なおかつそれにプラスしてやっぱり惑星防衛っていうこの地球に小惑星がぶつかるのを防ぐっていうところで、もう一つ面白い研究結果が見つかったので、今回はそこの二つで紹介していこうかなと思っている次第です。
まず一つ目なんですけど、一つ目は一回紹介したことがあるような内容なので、アメリカのDARTというプロジェクトを紹介していこうかなと思っております。
こちらですね、来月2021年の11月に、なんと実際に打ち上げが決まっているプロジェクトで、何をするかっていうと、人工衛星を打ち上げて地球に向かってくる軌道にあるであろうと言われている星に人工衛星を飛ばしていって、なんとその小惑星にぶつけてしまおうと。
で、そのぶつけることによって加わる力でその軌道を反らすことができるのかっていうような実験を宇宙空間で行おうというのが今回の研究の趣旨になっています。
このDARTっていうのは本当に面白くて、さっき言ったみたいに、とにかくまず1ヶ月後に打ち上がる、そんななんか映画の話みたいな研究が本当に実施されるっていうところも面白いですし、
それがちょうど1年ぐらい経って目標の小惑星にたどり着く、で、それにぶつけて軌道を反らすっていったところも、なんかリアルタイムで見れるところは非常に面白いのかなというふうに思っています。
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で、今回そうやって地球に衝突しうる星みたいなのをピックアップして、そこにぶつけていくっていう話になってるんですが、
これ、そんな星ってあるのかっていう話、多分皆さん印象として持つかなと思うんですけど、これ大体100メートルとか150メートルぐらいの大きさのものっていうので、地球に今後の軌道次第では、地球にぶつかる可能性がある、地球の近くにある小惑星って本当に数万個とかあるんですよね。
そのぐらい結構地球の周りには大きい小惑星っていうのもあって、それがじゃあぶつかる可能性があるのかないのかっていうのは、やっぱりもう世界中いろんなところの研究機関で軌道の計算とかがされてるわけなんですよ。
で、例えば最近だとアメリカには宇宙防衛っていうところのタスクフォースができたりとか、あとは2016年に地球防衛整備局っていうようなところができて、今回のプロジェクトみたいなのが動き始めたと。
これってやっぱ地球に近づいてくる小惑星から地球を守るっていうお話で、映画の題材とか冒頭で話したアルマゲドンとかであったように、本当に何か安易に思いつくけど本当にそんなできるのかみたいな、そんなところって計算とかやっぱりしていてもイメージはつくものの本当にできるのかっていうのは、やっぱり宇宙空間なので実証実験が必要ですね。
っていうお話があるんですよ。で、それが本当に実現するっていうのが今回の話で。いやもう何にせよやっぱシンプルなのが一番いいですよね。小惑星近づいてきてるからぶつけて軌道ずらそう。
しかもこれって今回狙ってるのって直径が1キロにも満たないとかっていうような比較的大きい星だったはずなんですね。で、そこにぶつけて軌道を変える。
で、しかも地球上の望遠鏡から覗いてみてみると今まで動いてた方向と違う方向に軌道が変わるっていうところまで見える。そういう確認ができるっていう意味でも今回のこのダートっていうプロジェクトは非常に注目されているっていう風になってます。
で、さっきこれ単純にシンプルにぶつけるだけと。で、これさっきアルマゲドンと共通性があるみたいなところでお話ししたと思うんですけど、アルマゲドンっていう映画の中では地球に衝突するであろうっていう小惑星が見つかったところにロケット飛ばしてその表面で穴を開けて中心に核爆弾を詰め込んで
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真っ二つに爆発させてやろうというのがアルマゲドンっていう映画の目的というか趣旨だったんですよね。で、本当にそういうことができるのかっていう研究結果を出した研究チームがアメリカにあるんですよ。
で、今回はその研究も紹介しようかなと思っていて、核爆弾で地球に衝突しそうな小惑星っていうのを粉々に破壊してあげようというようなそんな研究が実際にできるのかっていう計算シミュレーションを行ったそんな研究ですね。で、こちらって冒頭にも話した通り、惑星防衛って呼ばれるようなそんな分野になってるんですよ。
で、今回の研究内容で調べたのはだいたい最近話題になってるリューグー、ハヤブサ2が言ったリューグーだったりとか、あとは今後表面のサンプルリターンっていうのがアメリカのプロジェクトで見込まれているベンヌ、オシリスレックスっていうプロジェクトがやっているベンヌっていう小惑星だったりとか。
これらっていうのは比較的小さい小惑星なんですね。
この比較的小さい小惑星っていうのが地球に飛んできたときに、それが本当に衝突してしまうってなったら数ヶ月前とかにどうやって対応するのかというところで、
じゃあロケットに核爆弾を詰め込んで、その小惑星にぶつけてあげれば粉々にできるんじゃないかっていうのを本気でシミュレーションをしたという研究なんですが、この研究結果によると、
2ヶ月前に地球に衝突する、2ヶ月前に小惑星を破壊する、核爆弾で破壊すると、だいたい100メートル級とかの小惑星っていうのは粉々になって、地球に衝突する破片っていうのは千分の1とかに減らすことができるっていうお話なんですね。
これ結構面白くて、今回冒頭でお話ししたダートっていうプロジェクトに関しては、今後地球にぶつかりそうな星っていうのをピックアップして、それが数年単位で軌道が変わって地球に当たらないっていうような立て付けなんですが、
これはもう本当に今回のシミュレーションで出たものっていうのは、地球にぶつかりそうな本当に直前、このままだとやばいっていう本当に緊急アラートが鳴るぐらいのタイミングでどうやって対処するかっていうお話で、2ヶ月前ぐらいに反応できれば、地球に衝突する破片をだいたい千分の1ぐらいまで減らすことができると。
今回100メートル級のお話をしましたけど、じゃあこれがもっと大きい、ひと回り大きいサイズのものだったりすると、だいたい半年前ぐらいに爆発すれば100分の1とかに減らせるなんていうお話もあったりするんですね。
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こういった感じで、本当は遠くにあってこのままだと地球に衝突しかねないっていうような状況になったときに、今回のダートプロジェクト、1回目に紹介したダートプロジェクトみたいな感じで人工衛星ぶつければ軌道を変えられる。
これが一番安全なんですよね。地球上に何も降ってこないので。ただ、もうあと数ヶ月でぶつかってしまうっていう状況になったときには、例えば核爆弾を使って宇宙空間で粉々にするっていう作戦も十分に考えられる。
これがもし本当に地球の危機っていうことになれば、本当に実施される可能性っていうのが十分にある。そんなプロジェクトなのかなと思っているので、最近ですね、宇宙天気だったりとか、いわゆる宇宙からの災害っていうところに結構注目度が集まっている中で、こういった感じで本当に隕石っていうのが降ってきて、
人類が甚大な被害を受けないようにするための対策っていうところの研究が結構どんどん進んでいるので、今後もこのポッドキャストではそういった話もしっかり取り上げていこうかなと思っているところでございます。
ということで、今回は結構ポップなお話でいいかなと思って、地球にぶつかりそうな小惑星から地球を守るための2つの方法というところでお話しさせていただきました。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話で募集しております。1年記念のメッセージだったりとか感想いただけたら非常に喜ぶのでいただけると嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。さよなら。