こうやって、太陽みたいに自ら輝いている恒星とその周りを回る惑星っていう関係性があるからこそ、
惑星を見つけるときっていうのは、その星の前を天体が通過して本当にちょっとだけ、
友達の顔にほくろがついて気づくか気づかないかぐらいの、そのぐらいの明るさの変化って感じですね。
それで実際に、星の前を通って惑星が通過したことがわかるから、ここに惑星があるなっていう見立てが立つようになってくるんですよね。
で、それだけじゃなくて、それで通過するから、惑星だっていうところまでだったら、これまでの装置とかもできてたんですけど、
ジェームス・ウェップが取り組む非常に重要なポイントとしては、そのさらに細かい情報。
例えば、太陽みたいな星の前を地球が通過するとしますよね。
でも、地球の地面と地球の上空までの間って、やっぱ何十キロっていう距離があるわけじゃないですか。
ですよね。で、そこに、じゃあ、僕ら地球からちょっと離れた、そうだな、
1個外側の火星から地球を見ていたとしましょう。
そうすると、太陽の前を地球が通過すると、太陽が地球によって隠されるっていうだけじゃなくて、
地球の大気を通った太陽の光っていうのを受けるんだろうなって、なんとなくイメージつきませんかね。
まさに、これがジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡の目がものすごくいいからできる、
より精度高くできるようになってきたっていう、そういう背景があって、
だって、こうね、イメージとしては、本当にちっちゃいほくろみたいなところの、
ほくろの周りの産毛みたいなのがどうなびいているかみたいなのを見て、
その遠くで見つかった太陽系以外の惑星の大気の情報を調べることができるわけですからね。
で、その大気の情報を取得したら、なんかこう怪しいシグナルがいくつもあると。
ただ、どうしても、ジェームス・ウェップ宇宙望遠鏡のその精度、性能っていうところでは、
どうしても不確定な要素っていうのが拭いきれなかったと。
なので、今回の研究のアプローチとしては、そこの懸念を計算式で証明してあげれば、
ある程度確からしいことが言えるんじゃないの、データっていうのは扱いやすいんじゃないのっていうようなところで、
理論研究のチームとコミュニケーションを取って、で、今回は観測と理論両方でアプローチした結果、
その遠くに見つかった惑星の表面には大量の二酸化炭素があるっていうことが、
観測結果、そして理論的なシミュレーションから明らかになってきたというようなことで、
二酸化炭素がめちゃめちゃあるんだとすれば、まあもちろん酸素とかも作れますよね。
で、H2Oが水で、で、CO2じゃないですか。で、Oが酸素ですよね。で、Cだから炭素。炭素もある。
で、炭素があるってことは、僕らの生命とかの体を構成するような、そういった材料もそこにあるっていうことなので、
ちょっとね、いろいろ期待できるポイントかなと思うわけですね。
まあなので、こうやってどんどんどんどん目のいい望遠鏡で、
より詳細にその天体のこう、大気の情報とかまで取りに行くっていうアプローチ、出てきてますので、
またね、これからこういったニュース、まあ地上波のニュースとか、そういったところに流れないと思うけど、
宇宙話で、宇宙の神秘ってこうやって一歩ずつ解き明かされてるんだ、みたいなところをね、お話ししていけたらいいかなと思うんで、
そこを楽しみにしておいてくれると嬉しいかもしれませんね。
はい、よろしくお願いいたします。
ということで、じゃあ、明日ですね。
明日のエピソード1571話目はですね、
トランプ大統領が改めてアメリカの大統領に就任したわけじゃないですか。
で、火星の表面に洗浄機を立てるぞ、みたいなのとかでガーって言ってるけど、
実際、僕はトランプ政権の時にアメリカにいて、
科学研究に対してそこまで真摯というか、力を入れて向き合っている感じがなかったんですよね。
そんな、じゃあトランプ大統領は今後どういう風なアプローチをとっていってとか、
なんかどういう気持ちの人なんだろう、みたいなところをちょっと整理する、
宇宙開発を軸にしたアメリカ政治のお話みたいな、そんなところをしていきたいと思います。
ちょっとね、色を変えながら、面白いなって思ってくれる人が1人でも増えるように頑張って作っていこうと思ってますので、
ぜひぜひこれからも応援よろしくお願いします。
アフタートークです。
はい、ということで、最近月齢紹介できてなかったですね。
本日1月の29日ですね。
1月の29日はなんと新月になっています。
今年は2025年に入って1月の1日から12月の31、30とかが満月だったわけですね。
なのでそこから、新月か、新月になってだんだんそこから満ちていく姿っていうのが見えていた。
で、なので14日に満月を迎えて、今回29日で新月を迎えると。
で、新月を迎えるってことは月明かりが少ないので天体観測にとってはチャンスになってきますね。
ぜひ自然のパワーを生かして天体観測頑張ってみてください。
そしてじゃあ一ついただいているコメントを読み上げさせていただきます。
リスナーネームみゆきさんからいただきました。
いつも楽しく拝聴させていただいています。
やっぱり宇宙はすごいも今読んでいます。
わかりやすい言葉で書かれているので宇宙素人の私でも面白いです。
先日プラネタリウムに行ったのですが、
その時星のコンシェルジュの方がオリオン座の三つ星の近くで新しい星がたくさん誕生してばらけていっているとおっしゃっていました。
ばらけていくって星が動いていくっていうことですよね。
じゃないとそこに星が溜まっていってしまいそうです。
それがどういうことなのかわからなくてよかったら教えてください。
宇宙話、声のトーンも話し方もとても聞きやすくて毎日楽しみですといただきました。
みゆきさんありがとうございます。
いいなプラネタリウム。そして本読んでくれてありがとうございます。
きっとねまだ宇宙話リスナーの中には書籍手に取ってないよっていう人もいると思うんで
みゆきさんのこのねコメントはねいいプレッシャーになったんじゃないでしょうか。
ぜひね皆さん手に取ってみてください。
で、プラネタリウム行って星のコンシェルジュやられている方の説明を聞いたってことなんですけど
この間ね書籍の発売イベントやったら星のコンシェルジュっていうのを目指している
講義を受けていたりするあの女性の方とかも来ていただいてて
ほんとなんかねあの素敵な資格なんだなっていうその場で共通のね
その星のコンシェルジュの話題とかも上がってたんで面白いなと思いますね。
プラネタリウムとかにいるんですね。そういう方々っていうのは。
で、オリオン座のところで星がたくさん誕生してばらけていくと言われました。
星が誕生しまくってるっていうのをしていくっていうのは本当ですね。
あの、ジェームスウェップ宇宙望遠鏡を今日紹介したものとかも
実はその星が生まれるその現場っていうのを観測するのは非常に適している。
だから、ジェームスウェップオリオン座とか調べると
すごい綺麗な宇宙空間にあるガスとかチリとかを使った
あの星が作られるまさに現場ですね。
この写真とか出てくると思うんでぜひチェックしてみてほしいです。
で、たくさん生まれるんだけどここからどうやってバラバラになっていくかみたいなところは
ちょっと飛躍しているかなと思うので
バラバラになっていくんだろうけど基本的にはやっぱ近くにいますよね。
星ってそういうものですよ。なんかちっちゃい村みたいな。
僕村出身じゃなきゃあんまわかんないんですけど
そんな感じだと聞いているので
バラバラになっていくっていうところは難しく考えなくていいんじゃないかな。
あんま僕もピンとこないですね。
ドワッセルしてるだけかもしれませんが
そんな感じで話半分に聞いてみても
どう思ってもらえればいいんじゃないかなと思います。
ということで今回は以上にしていきましょうか。
次回はトランプ大統領の宇宙政策に関するお話をしていきましょう。
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