今回は、トランプ大統領が就任演説で火星に星条旗を立てていく、そんな話をしていましたが、
トランプ政権が宇宙開発に対してどうやって関わっていくのか、だったりとか、過去のトランプ政権だった時代って、
宇宙開発、科学研究に対してどういう体制だったのか、そんなところをお話ししていきたいと思います。
で、なんでこの話にしたかっていうと、実は前回のトランプ政権の時、僕、アメリカ1年滞在してる時、全くその期間被ってるわけなんですよね。
で、その中で結構いろんなことを、中からだったり外からだったりっていうのを見たので、
それが今回どうなってて、僕的にどう意外だと感じるのかみたいな、そんなところまで深掘っていけたら面白いかなと思っているので、この話ピックアップしました。
ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして始まりました笹木良の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の良が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
今日のエピソードが1572話となっておりまして、2025年の1月の20日か、20日と、20日じゃないや、30日というところになっております。
でですね、ポッドキャストでお話しし忘れてたんですけど、2日前ですね、1月の28日は、まあ宇宙開発に興味を持つ人だったりっていうのは忘れてはいけない日だったなっていうところでして、
1986年の1月28日、アメリカのスペースシャトル打ち上げのタイミングで、スペースシャトルが爆発してしまい、分解してしまって、
それによって7名の乗組員の命が奪われてしまったというような、そういうのがあったのが1月28日っていう、そういうタイミングだったんですよね。
まあ現地の1月28なので、こっちで言うと29日になっているっていうパターンもあるかもしれませんが、
まあそういうタイミングだったので、ぜひね、これからの宇宙開発、そういった事故がこれ以上起きないようにっていうところを祈りながら、
未来の計画の話とかを聞いてくれればいいかなと思っております。
はい、ということで、じゃあ早速本題に行きましょう。
今回お話しするのは、トランプ政権の中で宇宙開発がどう変わっていくのか、そんなお話をしていきたいと思います。
トランプ大統領がアメリカの大統領として就任しまして、この間演説やってましたね。
で、なんとなくどんな話をしたのか、ニュースとかで見かけた人も多いと思うんですよ。
さすがに注目度めちゃめちゃ高かったからね。
で、そんな中で、トランプ大統領のこの就任式の演説の中で、火星にアメリカの国旗をダーンと立てていくぞっていうようなことを語っていた。
そんなトピック皆さん見かけませんでしたかね、ニュースとかで。
これどうですか、どう感じましたか。
きっと宇宙話聞いてるみんなからすると、なんとなくそういう流れって今まであったから、それを名言下に過ぎないんじゃないかなって思うかもしれないんですけど、
実は結構アルテミス計画とか、そういったのの先に火星があって、何ならもう世界中が今火星に対して注目を持っていて、
未来のミッションは太陽系の中の惑星を探査するものが多かったりするとか、そういった流れを知らない人からすると、
なんかすごいこと言い出したな、トランプ大統領みたいな、そんな感じになってたと思うんですよね。
けど実際はアルテミス計画っていうのをプッシュしていった先に、こうやって火星の話ってあるよねっていうだけの話なので、
意外と地に足ついた話をしてたんじゃないかなと思うわけですよ。
なんか世間でワーワー言われる感じとは感じた印象は違う。
で実際にトランプ陣営をプッシュしていたのがスペースXのイーロン・マスクですよね。
彼はビジネスマンだから、自分のやりたいビジネスに対して追い風が吹くような人たちを応援する、
またはそうだったら応援するよっていうような交渉とかネゴシエーションをしているような気がするんですよね。
それでアルテミス計画、月に人を月に生かす、その最果てには火星、その先の火星に行くっていうような、
このアルテミス計画で考えられている一連の流れをよりアクセラレートしてくれる、
より加速させてプッシュしてくれる人たちが誰なんだっていうのでトランプ大統領を推すっていうような形になってたと思うんですよ。
まあだからなるべくしてなったなというような感じではありますよね。
でこれ僕は印象としては、なんかその宇宙開発っていうところが結構一つの軸になるようなスタンスでいくんだトランプ大統領はっていう感じでしたね。
っていうのも冒頭にも話しましたけど、前回の任期のタイミングで僕NASAにちょうど1年弱ぐらいいた時に、
ちょうどそのトランプ大統領が在任中っていうんですか、のタイミングだったんですよ。
でその時は、なんか価格予算に対する締め付けが結構強くなっているみたいな話を聞いたような気がしていて、
でプラスでやっぱNASAの中でも、あの施設の中でもなんか不穏な動きがあるとざわつくな、
まあオブラートに包んでますけど、なんかそういうなんか政治っぽい話になった時にやっぱりなかなか、
こうトランプ大統領派っぽい話よりはどっちかっていうとみたいな、そんな感じだった印象なんですよね。
ただこれ、実際誰がどう話してたかというのは言えないんですけど、
そのNASAっていうのは政府機関なので、その時の大統領っていうのが言っちゃえば上司なわけですよ、上の方のね。
つまり政治批判をするっていうのはNASAの研究機関とか施設の中では一応タブーというか、
言われてるけどみんなやっぱ話すんですよね。日本とかより全然政治に対しての関心というのは強いので、やっぱり話す。
しかもその政策の方針によっては自分たちの研究の進み方っていうのがガラッと変わる可能性もあったりするし、
予算がどうやって配分されるかによって動かし方変わってくるっていうのがあるからこそ、結構ちゃんとみんな向き合ってたかなと思うんですよね、政治に。
で、その時の感じだと、まあ宇宙開発だけじゃなくて科学予算全般に対してやっぱちょっとシビアな雰囲気だったところだった印象なのに、
今回はアルテミス計画はガッツリプッシュしていくよみたいな、そんな感じになっていたので、僕的には印象としてはかなり意外だったですね。
で、あとは、そうやって科学系、特にNASAとかの研究をどんどんどんどん進めていけよみたいな雰囲気出してるんだが、
NASAの施設が止まっちゃうっていうのも、やっぱこういうトランプ大統領みたいな、破天荒っていう言い方は悪いかもしれないですけど、
ちょっと賛否ありそうな、ちょっと荒れてるっぽい政権のタイミングの時っていうのは、予算がどっち、ここに予算こうやって振るよっていうのは、
大統領の承認が通らんとか、与党の承認通らん、野党の主張が意外と強くてとかっていうのがあったりするんですよね。
で、そのバジェット、予算っていうのが次年度の予算とか来月の予算みたいなのがいきなり止まったりすると。
で、それのせいでアメリカで発生する1個、たまにあるよね、こういうのっていうのが、ガバメントシャットダウンって呼ばれるものですね。
これは政府機関に対して発行される予算が未定のまま回帰が伸びていって、予算決めるぞ決めるぞって言ってる間、
もう次の予算のフェーズに入っちゃって、未定のままその予算のフェーズに入ってるみたいな状態がたまに起きるんですよ。
珍しいっちゃ珍しいですよ。そんな毎年とか半年に1回とか起きるような事象ではないので、かなり珍しいんですけど、
このガバメントシャットダウンっていうのに僕ぶち当たりまして、で、その時の大統領がトランプ大統領だったわけですよ。
そうするとね、僕の場合結構過去最長レベルのものだったので、1ヶ月間NASAの研究所封鎖ですね。
で、理由はその期間予算出てないのに勝手に研究して予算降りてこなかったら誰がお金払うのっていう話になるからダメだよっていうのが流れなんですよ。
なんか面白いですよね。びっくりした。そういう文化なんだみたいな。
だから本当に国のプロジェクトとして動かさなきゃいけない期日があって、他の国との連携とかがあってみたいなデッドラインが決まってる仕事に関しては特別に申請するといけたりするんですけど、
それ以外の人たちはもう出社してた雨ですみたいな感じで、僕1ヶ月家に初めての在宅というか、初めての家にずっといなきゃいけない仕事でみたいな、そんな状態がコロナの1年半ぐらい前にあったんですよ。
だから僕は結構コロナウイルス蔓延した時のステイホームはそんなにストレスなく、だって僕アメリカ、慣れないアメリカでめちゃめちゃ狭い部屋で仕事行っちゃダメ、でも仕事しなきゃダメみたいな状態で家で仕事するっていう感じのやってたんで、意外といけたんですよね。
で、このガバメントシャットダウン発生するとやっぱNASAの動き止まるし、そうするとアルテミス計画とかにも影響するだろうしっていうのを考えると、なんかこうやるぞやるぞって言いながらそういう悪影響とかが出てくるようなタイミングも来てしまうんじゃないかなっていうのがちょっと懸念だったりしますね。
まあ、たまにしか起こらないことだから来た来たみたいになるだけなんですけど、でもやっぱ困る人は困るんでね。本当にアメリカ人貯蓄ないみたいな話を結構リアルにそのタイミングで聞くとか、僕ワシントンDCのど真ん中住んでて、周りみんな政府系の仕事の人だったから別にNASAの研究所関係なく政府全体がガバメントがシャットダウンするんで、周りみんな仕事ないみたいな。
給料が今月分払われるかどうかもわからない状態。繰り越しって言うんですか?巻き戻して払えるかどうかも決まってないみたいなね。もし予算少なかったらその1ヶ月分給料出ないよみたいになって結構世の中ざわつくんですよ。
だから政府の社員証みたいなの持ってる人がレストランとか行くとご飯タダでくれたりとか、ドリンクタダになったりとか、そういうのがあったりするんですよね。僕もそれでピザもらったりとか色々しましたね。NASAの社員証パッて見せると、どんまいみたいな感じでピザくれるんですよ、タダで。すごいですよね。
そういうのがあるから、今回は逆にアルテミス計画に超強力的なトランプ政権という雰囲気になってきてますが、一体どういう感じになっていくのかっていうのを期待しながら宇宙話を中でも紹介していけたらいいかなと思っております。ぜひぜひみんなで楽しみにしていきましょうということで。
ちょっと今回はお手軽な、そんなのがあるんだっていう頭を使わなくても楽しんでいただける話になったんじゃないかなと思います。ということで今回以上ですね。明日はがっつり天文の話していきましょうか。
1個紹介したいやつがあって、東京大学から出た研究結果で太陽系が生まれるタイミングっていうのがなんか結構特殊なというか、そんな環境で太陽系って生まれたの?みたいな新たな説が確認されたというところがリリースで出ていましたのでこちら紹介していきたいと思います。
しかも僕の誕生日に出たプレスリリースなんですよね。紹介していきたいと思います。太陽系の歴史、興味ある人はぜひぜひチェックしてみてください。
はい、ということで、書籍やっぱりうちはすごい。発売から20日、22日かな?はい、経ちました。おかげさまでいろんな方に呼んでいただいて、で、発売して1週間ちょいぐらいで10販かかりましたっていうお話させていただいたと思うんですけど。
あの、無事ですね。あの、今日、先日か。あの、昨日ですね。手元に10販された書籍、ボンってきまして。うわ、来たんだ、みたいな。10販されましたよ、みたいなのが来たんで、ちょっと嬉しかったですね。
あの、桓末見ると、二釣り?第二釣り?って言うんですかね?スリーって書くやつ。はい、あれになっていて、おー、みたいな。売れてんだー、みたいな。そんなのを実感できるあれでした。はい、で、そんな中で、あの、周永社のプレイボーイってあるじゃないですか。週刊プレイボーイ。あれ、周永社がやってるんですけど、
あの、週刊プレイボーイの今週の号にですね、なんと、やっぱり宇宙はすごいの書評が掲載されております。いや、これ嬉しいですね、マジで。ページ数141ページに、ほんとちらっとなんですけど、やっぱり宇宙はすごい、あの、ちゃんと画像付きで紹介してもらっていて、いやー、嬉しい。
嬉しい。で、しかもやっぱ、読んでいただいた方はわかるかなと思うんですけど、1章の、僕の体験と僕の専門分野とっていうのを全部組み合わせて書いた、僕が結構力を入れて書いた部分ですね。そこをちゃんとピックアップしていただいてて、いや本当にありがたい限りだなと思いますね。
はい、第10版かかったものっていうのが手元に届いて、で、それがどんどんどんどん書店さんとかAmazonとかで回っていって、そうすると、「うわ、あの人書版持ってるじゃん!」みたいな本になったらめっちゃ嬉しいなと思うんですよね。うん、とにかくこれからどんどんどんどんまだまだ届けていきたいところありますので、ぜひ、やっぱり宇宙はすごい、まだ手に取っていただいてない方はよろしくお願いいたします。周りの人にもね、おすすめしてみてください。
そんな感じで、今回は以上にしていきましょう。今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
ハッシュタグ宇宙話だったり、やっぱり宇宙はすごいもハッシュタグで募集しておりますので、そちらじゃんじゃん呟いてくださいお願いします。
それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。