00:07
この番組は、アナウンサーになりたいという方に向けて、就職活動に関連したちょっとしたコツをお伝えしていきます。
元局アナで、話し方講師の早坂まき子と申します。よろしくお願いいたします。
さて、久しぶりに通常回です。
地方局のアナウンサー採用試験を受けているという皆さんへのアドバイスでして、
まずは、試験を受ける局の番組をチェックすること。
この理由は説明しなくてもわかりますよね。
もう当たり前っちゃ当たり前。
例えば、仙台放送を受けるのに宮城県のニュースや番組を全くチェックしていない、見ていないなんて失礼だし、
何のために受けに来たの?って感じになっちゃいますよね。
なので、これ以上説明しませんが、チェックしましょうね。
さらに踏み込んで3つやっておくといいよということを今回はお伝えしましょう。
地方局の番組チェックをしたら必ずやるべき3ステップです。
以上です。
ではここから一つずつ解説していきましょう。
まずはじめにです。
地方局の番組を見た後1調べる。
見て聞いて終わりじゃなくて、自分でも調べてみてください。
もうスマートフォン一つで調べられる時代じゃないですか。
なぜかというと、ニュースの背景とか問題点は必ずしも一つとは限らないからです。
例えばなんですが、このねポッドキャストの配信3月15日金曜日なんですけれども、
今週3.11つまり東日本大震災のその後というニュースとか、
ドキュメンタリーや特番っていうのが全国放送でかなり流れていたはずです。
あれから13年経っていても各局特番を組むほど甚大な被害だったんだなっていうのがわかると思うんですよね。
今年はね、私見ている限りですけど、
残された遺族のメンタルケアですとか、やっぱり福島の全発問題その後、
さらに野党反党自身の被災地支援をする東北の人々といった特集が多かった印象なんですよね。
これあくまで私、早坂個人の印象ですけれど。
じゃあそれらの特集が多かった背景とか裏側とか、意味って何だろうなと考えたり調べたりしてみるっていうことです。
03:06
あとは多局はどう報じているかなっていうのを調べてみる。
さらにテレビとラジオの視点や切り口の違いは何かなと調べてみる。
もう一回繰り返しになりますけど、見て聞いて終わりじゃなくて、調べる。
さらに深掘りするっていうのをマスコミ就活をするならば、
めんどくさいよ、めんどくさいし大変だけれども、ぜひともこういったことを考えるという習慣を持つことをお勧めします。
ステップ2、感想を自分の言葉で述べる。
これは将来アナウンサーになった時への訓練でもありますし、面接対策なんですよね。
今の時期、2024年の3月ならば、東北とか北陸はタイムリーなので、
例えば東北、特に岩手、宮城、福島の局を受ける人、面接に進みました、カメラテストを受けます、最終面接を控えていますっていう人であれば、
やっぱり震災関連特番を視聴した後の感想を聞かれるかもしれない。
なので答えられるように言語化しておきましょうってことです。
あと北陸だったら、石川、富山、新潟、福井もですかね、の局を受ける人であれば、
やっぱり今年のお正月に発生しました、野党の地震に関してのニュースを見る、特番を見るっていうことをしておいた方がいいし、
それを見た感想っていうのをちゃんと持っておく。
ただ単にその感想もね、かわいそうだと思いました。大変そうだなって感じました。支援したいと思います。
だけじゃなくて、あなたがその地域でアナウンサーになったとして、オンエアに載せられるような感想っていうのをぜひ用意したい方がいいですよ。
えー難しいって戸惑うかもしれませんけど、だってそういう人、人材が求められてますから、そもそもそういう質問を面接官がするっていうことは、
まあね、そういう準備をしている人を採用したいんだなっていうのはわかるよね。
で、もちろん質問してこないパターンもある。あるけれども、でもさ、準備しておくと不安がないじゃない?
特に震災関連とかって、本当にえーなんて言ったらいいんだろうってわかんないかもしれない。
だけど大丈夫です。体験していなくても、その地域の人じゃなくても、大学生の立場でも言えること、必ずやあるはずなんです。
それね、逆手にとったわけですよ。体験していないからこそ言えること、その地域じゃないからこそ感じたこと、
06:11
大学生の立場だからこそきらめいたこと、あるはずです。ぜひ考えてみてください。
ただね、あのちょっと例えが震災特番だったから、あの追加で言及しておきますけど、
人の生き死にが関連する事柄の感想って、やっぱりあなたの人柄とか感性がね、かなりにじみ出ますし、
あの繊細な話でもありますので、最新の注意を払って言葉選びをした方がいいよって思います。
で、例えに出したのが震災関連の話題だったんですけど、もちろんこれ他のジャンルも同じですからね。
情報番組、報道番組、スポーツ番組、もう見て聞いて終わりじゃなくて、感想を言語化するっていうことを、ぜひぜひやってみてください。
ちっとこれね、面接とかね、フリートーク対策にもなりますから、感想をちゃんと自分の言葉で述べるという練習、おすすめです。やってみてください。
ステップ3、自分がアナウンサーだったらどう伝えるかっていうのを想像する。
今まだ目指しているという段階ではあるんですが、皆さんね、ぜひ、もし私がこの番組の担当アナウンサーだったら何てコメントするかな、どう振る舞うかな、といった想像をしてみてください。
で、心の準備をしておくといいです。
ぶっちゃけこれって、あのT局とか準T局だって、あの準備しておいた方がいい想像なんですけれどもね。
でもなんで地方局ってあえて捨てたかっていうと、地方局のカメラテストって、結構ね、番組スタジオを実際使って番組の雰囲気とかスタイルのディジ体験してもらって、カメラテストを行うみたいな局が割と多いんですよ。
ラジオだと本当にね、めちゃくちゃよくある視点パターンで、こんな感じです。
今から朝の番組、ほにゃららのパーソナリティーになりきってください。さあ、今からオンエアです。ではどうぞ。
みたいな視点。あるあるなんですよね。
あのオープニングトーク、曲紹介、曲の感想、お便り紹介、締めトークとかいってね、台本渡されるパターンもあれば渡されないパターンもあったりするわけなんですよ。
本当に番組の出演者になりきってやってみてください、みたいな視点を新卒でもやらされたりするわけなんです。
で、シャープ30と31のテスト会、私の友人で同期でもある竹下香菜ちゃんのインタビューポッドキャスト、ぜひ聞いてほしいんですけれども、
09:09
3位中央テレビのカメラテストを受けた時に、今から目覚ましテレビの中継が始まります、みたいな感じで、
要は3位中央テレビのアナウンサーになりきって目覚ましテレビに出演するというシチュエーションで、
リポート試験っていうのをサプライズで、事前に告知することなく学生さんにやらせたっていう試験があったんですよ。
それもこういった心の準備をしておくとすぐ言えますよね。
これって何を見てるかっていうと、ぶっちゃけうちの局の番組見てますか?聞いてますか?っていうのが割と顕著に出ると思う。
だから地元の子でテレビ大好きで、毎朝見てました、毎日見てましたって人はやっぱり強いのよね。
今や、何度も私このポッドキャストで言ってるけど、今の時代って別にその地域に住んでいなくたって、地方局の番組ってチェックできる、視聴できるんですよ。
公式ホームページ行ってみてください。
あとは公式YouTubeチャンネルとかInstagramとかTikTokとか持ってる地方局、今本当に多いので、それらもチェックしてみて。
そうするとやっぱりね、エントリーする局の看板番組とか、力を入れてる番組ってわかるんですよ。
で、そこに映っているアナウンサーの様子を見て、自分だったらどんな喋り方やテンションで進行しようかなとかね、番組の雰囲気をつかんでおくってこと。
絶対やった方がいいですよ。
で、それをさ、ちゃんと局の雰囲気をつかんでたりとか、力を入れている看板番組っていうのを把握しておくと、
あなたがカメラテストに臨んだ時に、この子ならうちの番組合いそうかなとか、この子スタジオにいたら新しい風吹かしてくれそうかなって審査する側がイメージしやすいっていうね、高評価につながりやすいかなって思うんですよね。
なので、ステップ3、ぜひですね、心の準備してみてください。
自分がアナウンサーだったらば、どう伝えるかなっていうのをね、もうなりきり練習しておくことをおすすめしますと言いますことで、
ここまでお聞きいただきありがとうございました。
おまけコーナー、時間に余裕のある方はこの後お聞きください。
はい、ありがとうございました。
今回は地方局の番組を見て、そしてラジオだったら聞いて、その後どうするのかっていうのを具体的にアドバイスをご紹介してみました。
12:08
ぜひぜひやってみてください。
なんでこれをテーマにしようかなって今回思ったかというと、やっぱりきっかけが3.11の特番なんですよね。
それともやっぱり私、仙台放送にいたものですから、2011年の3月11日、東日本大震災関連の特番とか、そういう中継コーナーとかってやっぱり注目して見ちゃうし、見なきゃいけないなと思ってるんです。
東北だけじゃなくて、日本って正直災害大国なので、どこで大地震が起きるかもうわからないですよね。いつ起きたっておかしくないわけ。東京もだし。
地震だけじゃなくて、台風とか水害とか、いろいろ考えられるわけじゃないですか。
テレビ局のアナウンサー、ラジオ局のアナウンサーになるのであれば、必ずやそういった災害報道っていうのは大なり小なりみんな携わるんですよ。
今年ののと半島地震を見ればわかる通り、ベテランも中継も新人も関係なく取材に行ったり、リポートしたり、中継を望んだりっていうのはやるわけなんですよ。
やっぱり避けて通れないから、地方局を受ける皆さんもそういった特番って見ておいたほうがいいよって。
今の時期だったら本編でも言ったけど、やっぱり東北を受ける人、北陸を受ける人、あと熊本とかも大地震ありましたし、広島とかだって大雨ですごく甚大な被害を受けた地域があって。
全国ニュースは割となったじゃないですか。なったんですよ。っていうのを調べて、考えて、感想を伝語化、自分の感想を抱いて、自分がアナウンサーだったらどう伝えるかなっていうのをぜひやっといたほうがいいです。
でも就活生からすると、エントリーシートもあって、エントリー動画もあって、ヘアメイクの研究もして、大変なんですけどって思うかもしれないけれども、やっぱり相手する人ってそういった細かい準備めちゃくちゃやってます。
で、なぜやったほうがいいよっていうかというと、この面接の会話のキャッチボール、ラリーとかで、やっぱりこう、にじみ出ちゃうんですよ。正直、地元の局の番組を見ただけの人と、見た後に何かね、ちゃんと今日ご紹介した3ステップのアクションを起こしている人と。
めちゃくちゃ差が出ます。これ、質問する側からするとすぐわかる。
あー、何も考えずに見ただけだなーっていう人もいれば、看板番組を見て、このコーナーがすごく印象的でしたとか、こういった言葉遣いをしているなんとかアナウンサーがすごく素敵だなと思ってIFになりたいと思ったとかさ。
15:09
具体的に、感想も具体的にね、したほうがいいですよ。なんとなく爽やかでいいなと思いましたとかじゃダメよね。全部具体的です。
なので、こう、面接に進むとかカメラテストに進むってなったらば、やっぱりこう、人となりっていうのが捨てて見えるって言ったでしょ?言葉とか会話って。
で、そこにどれだけその局のこと、あとその件のことを、出身者でもないけれどもここまで調べましたよ、ここまで考えてますよっていうのをやっぱり伝えていかないと相手はわかってくれないから。
そう、アナウンススクールの先生たちはあなたの皆さんの頑張りは知ってるよ。知ってるけれども、面接官ってどうしても初対面だからさ、みんながみんなそんな優しくないんだよ。
だからやっぱり言語化して伝えないとわかんないよっていうのをね、ちょっと感じましたのでご紹介してみました。
はい、というわけで、おまけコーナーまでちょっとなんかね、お説教っぽくなっちゃったけども、じゃあこれね、お説教じゃないんだよ、こう、みんなに受かって欲しいから、愛の持ちと思ってください。
はい、何か疑問質問ありましたら、インスタグラムのコメント欄、もしくはこのポッドキャストの概要欄にお送りください。可能な範囲でお答えいたします。
と言いますことで、ここまでお聞きいただきありがとうございました。中学生の皆さん、一緒に前向きに頑張りましょう。