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はい、ツイてるブッククラブはデジタルハリウッド大学の橋本大也、新美大門の石谷まさき、八戸経済新聞の成功、
辰夫のチェンジログの辰夫がお送りする、月に一冊本を読んでいこうというポッドキャストです。
今回は前回皆さんに選んでもらった本、日本の構造50の統計データで読む国の形という本をみんなで読もうということになりました。
今回はそれぞれの皆さんに本の感想を聞いていきたいと思います。では大也さんいかがだったでしょうか。
はい、すごい面白い本でした。日本の構造50の統計データが紹介されているわけですけれども、
総じて言うと日本ってそんなに悪い国じゃないというのが、どのデータを見てもね、これまで日本はここがまずいって言われてるんだけれども、
国際的な順位で見るとそれほど悪いわけではない。
もちろん全体で見ればね、国全体で見れば上の方にありますからね。
そうですね、都市として悪いところはないんだということがわかったということなんですけれども、
私職場が大学なので今、大学教育関係のことはすごい気になって、そこにはいろいろ知らないということが書かれていましたね。
特に大学や大卒・院卒と高卒っていうのは1.29倍の収入の格差があるんだけれども、
これは国際的に見るとそれほど大きいわけではない。
それからあと名門校に行こうが、普通の学校に行こうが、実は賃金的にはあまり変わらない。
海外だと、
結構そこ衝撃でしたね。
だから大学っていうのはとりあえずどこでもいいから行っとけばいいという存在であって、
あと行けなくてもそれほど悲観する必要はないっていうことですよね。
だから日本は学歴社会ではないということなんだなと思いましたね。
でもそれは何となく知っていたことではあって、それの裏が取れた感はありましたよね。
ただ大卒はホワイトカラーになりやすくて、高卒はブルーカラーになりやすいと。
学歴は収入ではなくて、職業の方に現れているということがあってですね。
そこら辺が私はすごい気になって、
じゃあ何のために大学って頑張ってブランドとか作ってるんだろうみたいな。
それ実はあんまり意味ないんだと収入的にはね。
頑張って受験勉強していい大学に入ろうとしている人たちがいっぱいいるわけだけれども、
収入っていう点から見ちゃうと、実はそれほどそこは寄与してないよっていう。
僕自分のところで話してもよかったんですけど、
学歴よりもやっぱり資格の方が全然露骨に差が出ているっていうのも、
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大学じゃないんだみたいなね。
資格もあれですけど、あと業界にもよりますよね。
その業界に入ってしまえば業界全体が給料がいいとか、
業界全体がもうブラックで、どの段階にいても全員給料安いみたいな業界も多分あったりすると思うので、
金融とか保険とかそういうお金関係の仕事でそれなりに給料高そうな気がするんですけど、
介護とかそういうところに行くと残念ながらそうでもないのかなとか思ったりして。
ちなみにあれですよ、開運オススメですよね。
開運良さめですね。
開運は給料いいです。
船に1年ぐらい乗らされると。
その代わりそうなんですけどね。でも開運止まったら全部止まりますからね。
結構大変な職場ではあるなと思います。
あと教育と続いてもう一個気になったところは、
これ日本の話じゃなくてブータンの話で、国の幸福度の比較があって、
日本は58位で、これはだいたい中の上ぐらいであると。そんな悪いわけではないと日本。
だけども面白いのはこの10年で、すごい上位にいたブータンが大上落、95位まで上落。
理由は他国の豊かさを見てしまったこと。
これで実は私昔から言ってた、この時計本当に意味あんのかと。
すごいモテはやされすぎでしたよね、ブータンって当時ね。
そう、明らかにね、モテはやされすぎでね、それをまた持ち上げる人もいっぱいいた。
が、結構当時から分かる人は分かってた気がしていて、
だからやっぱり他国の豊かさを見てしまった瞬間、もうガタ落ちということになっちゃって、
そこが面白かったですね。
知らないことこそ幸せって結論ですね。
そうそう、だから北朝鮮みたいな。
北朝鮮の人は幸せかどうか分からないですよ。
調査したら絶対幸せ度高いですよ。
そう答えざるを得ないしね。
はい、そういう感じでした。
はい、ありがとうございました。次、石谷さんよろしいですか。
あ、次、辰夫さんですか。
次、辰夫さんよろしいですか。
この本自体は図表に対して2、3ページのその図の解説がついてますよみたいな形式をずっと踏襲していて、
統計地カタログみたいな感じでね、サクサク。統計図鑑みたいな感じかな。
見て結構面白くて。
あとその説明のところにも、なぜこのような出生数がこうなぜ変わったのかって言った時に、
ちゃんとその第一の要因は第二の要因はみたいな感じで、
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だいたいそのフォーマット定型的にきっちり説明されているので、
どの項目だけを1個選んでパカッと読んでもそれなりに面白くて、構造としても構成としても面白い本かなと思いました。
僕もいくつかで気になったところを挙げていくと、さっきダイヤさんも挙げてたんですけれども、
大卒とか障害審議の差が日本はあまり少ないみたいなのがあって、
大学院卒もそんなに大卒とそれほど変わらないみたいなのがあったんですけど、
ちょっとここで僕の経験を話すと、大学院で修士卒と博士卒あるじゃないですか。
2年行ってと5年行ってのがあるんですけど、
それで僕の場合5年行ってメーカーの研究所と変えたんですけど、
実は院卒でも博士卒でも給料同じなんですね。
普通に働く分には修士卒と博士卒は3年分働いてないだけ障害審議が違う。
その点だけはその会社に限れば学歴が低い方が儲かるみたいな。
そんなのちょっと思い出しました。
あと資格の必要な職業ほど男女格差が小さいという項目があったじゃないですか。
紙版で言うと104ページかな。
それで見ると確かに税理士であったりとか大学教授であったりとか、
そういうちゃんとした資格のいる専門職みたいなものは本当に男女差が少ない。
ただその中で医師とかだったら若干男性が、
それはやっぱりどれだけ働けるか、夜勤がどれだけ入れられるかみたいな、
そういうところの男女の働き方の違いみたいなのもあるんだなというのがなるほどなと思います。
パイロットっていうのがあって、パイロットの項目はほとんど男女差全然なくて、
確かにパイロット残業もないし、大体予定された時に行くわけだから、
確かに男女の違いっていうのは出てこないなと思って、
だからサービス残業的なものとかお付き合いで飲みに行くとか、
そういうものがないような専門職って本当に男女差ないんだなっていうのはちょっとなるほどなと思いました。
あともう一個だけ面白かった、興味深かった項目としては、
年金の話ですね。紙で言うと178の社会保障での、
今までに払ったお金とそれを受け取るお金とどれだけ差があるか。
年金払ったものが戻ってこないとかいう話がちょっと話題になってるじゃないですか。
だから年金払い損か1円も戻ってこないのかよと思いつつも見てみると、
悪くても十何パーセント戻ってきませんよくらいなんですよね。
そう考えると、そんなに悲観する話じゃなくて、
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せっかく年金払ったのに老後になったら1円ももらえないみたいなことは、
実際のところあり得ない。悪くてもそのくらい何か十数パーセントとか
減るくらいだなっていうのがあって、確かにこう言われると見るとそうだなっていうんだけど、
意外とみんなこれ知らないで、なんかもう年金消えちゃうみたいな。
騒いでるっていうところもあるのかなと思いました。
あとここの項目のグラフはすごく分かりやすくて、
一目でなるほど、こんくらいマイナスなのかっていうのが分かるので、
ちょっと冷静になれるかなというふうに思いました。
なるほどなグラフが結構いろいろあって、
豆知識ではないんですけれども、ニュースとかで出てくるような
いろいろな事柄に対するネタ本としてね、リファレンス先として
新書でありながら結構使える本かなというふうに思いました。
はい、私からは以上です。
はい、ありがとうございました。
次、石谷さんよろしくお願いします。
すいません、私また相変わらず最後まで読みきってないんですけど。
最後まで読むようなタイプじゃないですかね、パラパラに。
まず全体の構成が素晴らしいなと思って、すごい直近の話から始まって、
大きな経済の話から、自分に降りかかってくるところの順番でいくんですよ。
先に教育の話が来てから、労働の話になって、生活になっていってっていう風に。
大学生の時に僕これ読みたかったですよ。
そうね、確かに。
そうそう、大学生の時にこれを読んでいたら、
もうちょっと俺真面目にちゃんと仕事のこと考えたんじゃないかなっていう。
で、自分は何をすべきなのか、どこ行くべきなのかみたいなことは多分、
今、これから仕事を決めようという人たちには本当に読んだ方がいい本っていうのはすごく思いましたよね。
で、あとなんかさっきのダイさんのブータンの話みたいな、
なんかみんなこう言ってるけど、なんかちょっと違うんじゃないのとか、
いや、たぶんこうなんじゃないと思ってたんだけど、
ちゃんと調べてなかったみたいなやつが結構いくつかあって、
あ、やっぱりそうなんじゃんみたいなとか、
あとなんか切なかったのは結局結婚問題は収入問題だみたいな話とかね。
なんだ、そういうこと?みたいなとか。
で、あとやっぱりね、さっきから何度も出てきてますけど、
やっぱり大卒、学歴ではなくて資格の方が障害賃金に関しては大きく作用しちゃう。
だからそうすると人生ゲームって結構正しいなみたいなね。
あそこで資格のカードを取れるかどうかで人生ゲームの勝負決まっちゃうので、
それも結構正しいかなっていうところですかね。
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で、なんかこう、あとね、僕はあれじゃん、あと切ないなと思ったのはあそこですね、
あの結婚のところの、男は収入が低いほど得心率が高くて、
女は収入が高いほうが得心率が高いっていう、男女で逆になってるっていうね。
あれもなんかなるほど今時っぽいなっていうのが、
だからなんかこう、もちろん大人になっちゃうと、
どうしても自分が普段やり取りとか情報を取っているところのまだら加減で、
下手すると20年ぐらい情報アップデートされてないやつとかもあったりするので、
なんか一旦学生さん向けとは言いつつも、
社会人になって20年ぐらい経ってみて、10年でもいいんですけど、
一旦こう、今の状況ってどうなのっていうのをざっと把握するにはすごくいい本だなって。
で、ここの部分は僕はアップデートできてなかったなみたいなところを言うのと、
あとね、当然話の流れで、さっきも出た社会保障とか労働とか、地域の話も出てくるし、
その辺も含めてもね、この先どこに何を自分のリソース使っていったらいいんだろうって、
人によって当然状況が違うから違うんですけど、
全体の状況を一旦ちゃんと把握するっていう意味では、
グラフの解説文も、僕が見た範囲ではそんなにバイアスがかかった解説もなかったかなという気はするので、
そういう意味でも非常にいい本だなと思いました。
はい、ありがとうございました。
皆さんそれぞれの視点から感想をいただいたんですけど、
とりあえずコスパいいですよね、コスパ。
それぞれ注目するポイントが違うというのもこうやってみると面白くて、
私が興味があったのはやっぱり教育、子供いるんで教育のところと、あと地方格差のところ。
そうそう。
両方を合わせたような感じ、私の個人的な経験だと、私大学院、工学系の大学院就職2年終わって、
建設コンサルタントみたいなところに就職したんですけれども、
高卒の方もいて、同い年の高卒の方と同じくらいの給料だったんですね、新卒で入って。
入社6年目の方と新卒して、実力的には明らかに入社6年目の方がバリバリもう中堅とは言わずともかなり戦力になっている。
私新卒で入って同じ給料だったから、高卒の方はすごく面白くなさそうでですね。
学歴が高い方が上っていうのもありっちゃありだろうけど、やっぱり会社に入った年数が高い方が、長い方が上っていう考え方も日本だとありなのかなと思ってですね。
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だから1.3倍っていう、あんまり差がないみたいな感じになっちゃうのかなとか。
あとメーカーなんかどうですか、トヨタ自動車とかそんなに差がないようになっているんじゃないかなと思ってですね。
そういうところの人数が多いと結構統計的にそういう風になっちゃうのかなと思いました。
あと教育の面で言うと、東京の都心の方の中高生の塾の小学生から中学受験があるから、あれが異様に高いんだなと思ってですね。
私たちのこの小学生で塾に地方で受験のために行くっていう人がほとんどないということを考えるとすごいなと思って。
それだけ高いっていうのもあるけど、高いお金を払える人がいっぱいいるっていうのもまたすごいなと思って。
鶏が先か卵が先かじゃないけども。
あの辺の金額に関してはほぼほぼ人件費だと思いますけどね。
月5万円とかそれぐらいの宿題をずっと小中高を払い続けなきゃいけない。
続けなきゃいけないという言い方では変ですけど、それが当然の必要経費みたいな感じで、2人いればかける2倍でっていう感じのあれが続くっていう。
地方にいると子どもの小中高校も宿題が異様に多かったりするんですよね。
そういうのがあって、いろいろ地域によってそういうのが違って面白いなと思いました。
それじゃあダイヤさん、この本欲しい、いくつでしょうか。
私5つ欲しいですね。
これは900円でこれだけのデータが手に入るってすごいと思って。
あと偏ってないしね、データで見せてくれるから。
だから一家に1冊の本だと思いますね。
素晴らしいですね。
ありがとうございました。
それじゃあ辰夫さんいかがでしょうか。
私もこれは星5ですね。
帯にこの不安な時代に必要な全ての議論の土台にって書いてある。
これの載っているデータとかを土台に日本をどうしておこうとか、働くとは何かとかいうのを語る。
そのためのみんな持ってていいよっていう本。
ぜひ皆さんこれ手元に置いていきましょうということで星5です。
ありがとうございました。
それでは石谷さん、星の方よろしくお願いします。
僕悩んだんですけど、今の話を聞きつつもコスパの良さと、読んだ方がいいよねっていう意味で5にします。
これは読まないより読んだ方がいい本です。間違いなく。
自分の気になるところだけ読むだけでも全然いいと思うんですよ。
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それでも一旦自分の中で固定で決まっちゃってる部分ね。
みんなひどいひどい言ってるけど実際どうなのとか。
一旦自分の常識リセットするとかいう意味も含めて。
でも一番大きいのはコスパだな。コスパ良すぎますよねこの本で。
この値段考えたら全然買って読んでいい本であることは間違いないので悩みましたが5で。よろしくお願いします。
ありがとうございました。
じゃあみなさん欲しい5ということで。
私が推薦した本なので当然この展開なら私は欲しい5ですねやっぱりね。
紹介した手前っていうのもありますけど。
皆さんおっしゃる通りコスパがいいし、読みたい部分だけ読むっていう読み方もあるし、通して読むっていう読み方もあるし。
いやなんかねパッと見とかタイトルとか帯からするよりも結構重たい本ですよねこれね。
そうですね。
ずっしりした本だからこういう本こそ実はその紹介する価値があるというか。
メディアで見てるとねまあソーシャルメディアにしてもマスメディアにしてもねなんかどっちかなわけですよその右か左か。
これはまあデータ見て自分で考えろみたいなところだからとても良いと思う。
これ初めてでしょうだって全員語って。
そうですね。
おそらく初めてだと思います。
はいじゃあまたこれからも楽しい本がいろいろ面白い本が出ることを楽しみにしています。
はいありがとうございました。
今回は日本の構造50の統計データで読む国の形の後段車現代新書の本を紹介しました。
また次回面白い本がいろいろ紹介されると思います。
じゃあさようなら。
さようなら。