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2024-11-22 11:05

ep01-2/「コンテクストデザイン」(Takram渡邉康太郎さん)

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引き続き、Takram/渡邉康太郎さんの「コンテクストデザイン」について。

はたらく人や組織が、実際にこの考え方をどう活かせるのか、「既知の未知化」や「ストーリーとナラティブ」の違い等について話しています。

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こんにちは、アワノトモキ。「読書の時間」第2回目です。
この「読書の時間」では、売り継ぎの本ではなく、ちょっと日誌で私が心残った本を10分で紹介していく番組です。
前回は、渡邉康太郎さんが書いたコンテクストデザインの概要について説明をさせていただきました。
こんな話でしたっけ?
コンテクストデザインというのは、強い文脈と弱い文脈をうまく噛み合わせて、
作り手の声だけじゃなくて、受け手の声も合わせたデザインですね。
受け手の声も含めたものづくりをしていく。
そんなあり方だというご説明と、コンテクストデザインを使った一冊だけの本屋さんの話とか、
時間を測らないなどという事例を交えて説明をさせていただきました。
なるほどね、そうでした。ありがとうございます。
さて、それに踏まえて、今回ちょっと含んだ話なんかができたら面白いですね。
そうですね。前回は本の概要だったので、今度は私の経験とか、
思いと本の接点、接続点というのを、星野さんが語りながら深めていきたいなと思っています。
はい、よろしくお願いします。
では、青野さん、実際に弱い文脈に注目を集めるためには、どんな方法があるんでしょうか?
何か具体的な方法は思いつきますか?
弱い文脈をよりたくさん出すというか、いろんな考えとかアイディア出すとか、
みんなが語りたくなるようにするには、すでにみんなが知っているよ、当たり前だよと思っていることを、
実は知らなかった、既知の道か、既に知っていることを未知にする。
それが一つの大事な方法という風に、このコンテクストデザインと言われていますね。
既知の道か、すごいですね。
そうすると、気づきとか衝撃があって、ついにみんなが語りたくなる。
今まさに僕の状態なんですけど、本の中でちょっと引用しながら話します。
桜って皆さん、春に咲く綺麗な桜。
あれも文化人類学者の竹村真嗣さんという方が話していると、
桜の桜というのは山の神の神像。
それが春になると山から降りてきて、田の神にして穀物の神様として田舎に宿る。
山から降りてくる桜がサオリです。
その季節がサツキ。
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サの神を宿したのがサナエ。
山の神が降りてきて、田に行って田舎に宿る。
サの神が山から降りてくる途中で、山と里の間、中間地域でちょっと一休みする場所がクラ。
馬鹿のクラですよね。
だからサクラと呼んだって。
山に桜が咲くじゃないですか、綺麗に。
山から神様が降りてきて途中で休んでますよと。
それが終わったら5月6月の田辺の時期が来て。
そういう流れがある。流れてる話があるでしょ。
僕これ見た時に、桜って普通に僕桜しか思い浮かないです。思い浮かばなかったんですね。桜って。
でももし山の神の話が入ったら、ついちょっと語りたくなっちゃったっていう。
ちょっとなるよね。
そうなんだと。別にこれは全てじゃないと思うんですけど、そういう説もある。
そうですよね。文化人類学だから。
いろんな地域にいろんな伝わりがあると思いますけど、面白い。
例えば太陽とかでいうと、さっきの話でいうと、
その企業ってずっとあるよね、豊田自動車ってあるよねって言われた時に、
実は成り立ちって語られるかもしれないですけど、
いろんなストーリーとかを知ると、豊田自動車に対して見方が変わるかもしれなくて、
あの社長嫌だなと思ってたかもしれないですけど、
実は社長の創業の思いとか、もしかしたら知ってるよ、あの社長のことって思ってたら、
実はこういう思いがあったとか。
本心で知ることができたら、基地の道かかって怒って、
あの社長って、あの会社ってこんな思いがあってやってんだろうとか、
そういうのが起こると面白いなっていうのは採用の仕事をやっていると感じますし、
求人婚かもしれないですよね。
いや、思います、思います。
さらに言ったら、その基地の道かによって生まれてくる会話って、
さっき言ってた弱い文脈ってことなんだろうね。
そうですね、またに。
ここらへん、コピーとはまた違うけど、
そのブランディングメッセージの話で言うと、
ストーリーっていうものを書く時代だったとこれまでね。
ただし最近はストーリーではないって話があるんです。
そうなんですか、ストーリーじゃない。
これがナラティブに行くって話がある。
ナラティブ、物語、演出、ストーリー、やり取りってことですか。
そうそう。
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なのでストーリーって一方通行のコミュニケーションじゃなくて、
何か素材を出してそれに対して会話が起きてもらえる。
なるほど。
だからこれも弱い文脈的に、
より受け取り手側のストーリーになればいいんじゃないかなって話なんだろうなと思ってたんだけど。
さすがですね、押忍さん。読み取り方が素晴らしいですね。
本当にそういうふうに解釈していただいて、なるほどな、そうですよね。
そういうことだよね、たぶんね。
そうだと思います。ナラティブ、なるほど。
言葉としてあまりしっくりこないんだけどね。
ナラティブなんか言ってんじゃねーよって思わない?
何がナラティブって言ってもない?
いや、それ分かるんですよ。
もし自分がね、押忍さんも経営者だし僕も講師で言うんですけども、
そんなこといろいろ授業に言われたら困るよっていう向きもあると思うんですよ。
まとまってほしいとか、ナラティブとかじゃなくても言ったことやれよみたいな。
例えばですよ、ストーリーだったらやっぱり自分会社をこういうふうにしていきたいか、
こういう思いで作ってます、この通りこれを信じてやってくれってなると思うんですけど、
結果見てるとそれだとみんな辞めてるんですよ、社員、従業員が。
あとやる気なくなっていく。
100%の共感なんて難しいよね。
ないですね。だからコンテクトデザインでも美しい同省異務って言葉が使われてるんですよ。
美しい同省異務。同じとこに寝てるけど異なる夢を見てる。
でも別にそれは悪いことじゃなくて当たり前だよねと。
そこで対話があれば、さっきナラティブじゃない、
違う夢を見てるって分かれながらもそこで一緒に頑張れるところを頑張る。
そうだよね。要は自分なりの解釈をしてもらってから話してもらうってことだよね。
はい。
受け取り手側にも積極的に受け取りにいこいって話だね。
そうですね。
分かりやすく、例えばテレビとかパチンコが近いかどうか分からないけれども、
自動的にコンテンツを消費できる時代が最近多くなってきた。
はい。
なので受け取る時のパワーってあんまり要らないんだよね。
なので分かりやすいコンテンツが持って流されたみたいな時に、
そこのアンチとして今生まれてきてるのがこういう積極的な解釈論になってくるのかな。
なるほど。
言うよね。テレビじゃなくて本を読めみたいな話。
ああ。
で、スマホになっちゃってもう最低限の能力で解釈しないといけないメッセージは読み飛ばしちゃうっていう。
そうですね。
でも本当はその何かしら意味があるはずで、自分にとっての意味をつけたいって思えるぐらいのエネルギーを感じたもの。
これもデザインの力になるんだと思うんだけど、それをデザインでボンと当てて手をこう盛り上げて煽って、で挑ませるみたいな。
そうですよね。
そういうコンテンツってことかな。
そういうイメージだと思います。
いやー面白いね。
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さっきおっしゃったテレビの発信とかスマホのものって確かに学びがあったり分かったって思うんですけど、それで終わっちゃうと思うんですよ。
うんうん。
納得だと。
生神明さんがこう話しました。分かりやすいね。なるほどと。
はい。
そこで終わっちゃうじゃないですか。
はい。
じゃなくて、分かったけど分からないとか、知っていると思ったけど知らなかったことで気づくとか、そこの塩梅が大事なんでしょうね、きっと。
とても面白い話ですね。
さて青野さん、じゃあこれを我々に分かりやすく噛み砕いてメッセージとして届けてください。
え?僕の中で精一杯噛み砕いて。
失礼しました。
ちょっと僕のプレゼン力がちょっと及ばずに。
青野さんにいろいろ指摘していただいて、まずこれもコンテクストデザインなのかアート思考なのかちょっと分からないですけど。
きっと同じことを言っているんだろうと思うし、多分これが時代の持っている課題なんだろうなと思うよね。
そうですね。
思わぬ熱中度ですよ、僕は今。
ありがとうございます。僕も面白いですよ。こういうのがいろんな人と話してきたら結構面白くないですか。
面白い。いいですよ。
いい番組です。
ありがとうございます。
ありがとうございます。いろいろ問いかけいただくことによって僕の思考が思い出すこととか、気づきがあって勉強になりました。
ありがとうございます。
そしたら続行を第2回ということで。
ありがとうございます。
しておきましょうか。
はい。
今回もどうもありがとうございます。
ありがとうございました。またお願いします。
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