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働き方ラジオ始まります。このラジオは、誰もが情熱を持って働く、それを実現するために働くということの改造度を上げていくポッドキャスト番組になります。
今日も働き方エヴァンゼリスト、田中健士郎が、皆さんの眠りを裾をゆったりとしたトーンでお送りさせていただきます。
いつもお聞きいただきありがとうございます。
今日からマイクが新しくなりました。1年働き方ラジオが続いたので、いいマイクを購入してみましたが、声いかがでしょうか。
皆さんの眠りをより誘っていきたいなと思います。
先週は、最終目的を考えるという話をしました。
ついつい忘れがちな、そもそものこの目的って何だったっけというのを考えることによって、よりクリエイティブな仕事ができますよという話をしました。
今回はですね、ちょっと変えて、今週僕が実際に体験したことについてシェアをしていこうかなというふうに思っています。
それがですね、展示会に行ったことなんですね。皆さん、最近美術館とか展示会行きましたか。
僕なかなか行かないんですけれども、今回ですね、ちょっと気になる展示会があったのに行ってみました。
それがですね、ルール展っていうルールについて考えさせるような展示会だったんですね。
これ六本木のミッドタウンに併設されている2121デザインサイトというところでですね、7月からまだ11月末ぐらいまでやっている展示会なので、
今日興味持った方はですね、ぜひ行ってみていただければと思うんですけれども、これがですね、なかなか面白かったですね。
ルールに関する展示会っていうことで、そんなに知られてないんだろうなと思ったんですけれども、平日だったんですけれども、割と多くの方が来ていて、
それこそね、コロナの関係もあって、事前予約制だったりとかをしたんですけれども、その中で特にですね、20代前半の友達連れとかカップルとかが結構来てて、
あれ、そういう感じなんだっていうのは結構驚きだったんですけれども、これ何でなんだろうなっていうのはちょっと気になって、
ちょっと調べてみたらTikTokとかInstagramとかで結構シェアされていて、それによって結構若い人が来てたっていう。
これルール展の話とも若干関わるんですけれども、この展示会がですね、実は写真撮影OKでSNSにシェアしても問題ないっていうところなんですよね。
もちろん最低限の他のお客さんは入れないようにしてくださいねとかルールはあるんですけれども、美術館でいう暗黙のルールに近いかもしれないですけれども、
それこそ撮影禁止っていうところをなくして実験してみていると。それによってですね、多くの若い人が興味を持ってきてるんだなと思いました。
皆さん、ルールっていうものを聞いてですね、どんな印象を持ちますか?
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僕はですね、ルールあんまりポジティブに感じていなかったんですね。
それこそ皆さんだとどうでしょうかね。クライアントさんから提示される仕事のルールっていうのもあると思いますし、会社に所属しているとね、いろんなところでルールってありますよね。
それこそリモートワークのルールだったりとか、勤怠のルールとかいろんなところにルールがあったり、あるいは場合によっては明示されていない暗黙のルールがあって、
それをちょっと破ってしまうと社内で居づらくなるとか、なんかいろいろあると思うんですよね。
僕自身も結構そういうルールに疑問を持ったりとかすることも多かったりするので、そういった意味で割とネガティブに感じていることもあったんじゃないかな。
最近はコロナとかでね、やっぱり自粛だったりとか、緊急事態宣言というところで、国っていう単位でもいろんなルールっていうものを突きつけられて考えさせられるみたいなことはあった気がします。
そういうのも含めてですね、なかなかルールっていうものをポジティブに捉えるっていうのは難しいんじゃないかなというふうに思っていたんですね。
ただ、このルール点というものは、その割と人がネガティブに感じやすいルールっていうものを捉え直すことによって、新たな気づきを与えたいというところがコンセプトにあるんですね。
この展覧会の冒頭でも言ったんですけども、ルールはあなたを縛るものではなく、あなたはこの社会で自由に生きるために存在していますということを捉えているんですね。
確かにですね、この展示会を見ていくことで、自分の認識がどんどん新しくなっていく感覚とかがあって、これはなるほどなと思いました。
ちょっと話脱線しちゃうんですけども、やっぱりこのコロナとかで、なかなか外に出たりすることも少なかったりすると思うんですけれども、
やっぱりクリエイティブな仕事をしている方とかって、自分の家の中で自分の頭の中だけで考えても、なかなかいいイメージが出せなかったりすることってあると思うんですよね。
そういったときに、こういった展示会とか美術館とか、それだけじゃなくて、ちょっと散歩に出るとかでもいいんですけれども、自分の五感を使って何かをインプットしてみることで、
そこから新たな気づきが生まれたり、発想の元が生まれたりすることがあるので、結構こういうの大事だなと思ったりしましたね。
このルール展の話にちょっと戻るんですけれども、その中で心に残ったことをいくつか紹介しようかなと思います。
まず一つ目はですね、この展覧会を通じてわりと伝えられていたんですけれども、ルールは自分で変えるものっていうところを伝えていたんですね。
ルールって何となくもう自分じゃ変えられないみたいなことが多いんじゃないかなと思うんですけれども、そのルール作りに参加することが大事ですよって話をわりとこの展覧会を通じて伝えられていました。
例えば企画をしてくださった法律家の水野さんという方が書いてるんですけれども、ちょっと読みますね。
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私たちの社会は様々なルールによって成立しています。その代表的なものが法律ですが、もしこの世界から法律がなくなったらと想像してみると、私たちの社会にとってルールが不可欠であることは自明です。
それにもかかわらず、私たちはなぜこんなにもルールに不自由さを感じるのでしょうか。
私はその原因が私たちがルール作りに参加できていないから、あるいはルール作りに参加しているという感覚がないからだと考えています。
だからこそ、誰かが作ったルールという認識から、私たちが作るルールというものに転換していくことが大事だし、この展示会ではそういった発想に変わるような仕掛けをたくさん作っていますというようなことを書いていました。
結構この展示会でも書いてあるんですけど、例えば政治というのも、何かもう勝手にルール作れられるという感覚があると思うんですけど、パブリックコメントで何か意見を言うだったりとか、それこそ選挙という方法を使って間接的にルール作りに関わることができるというのはありますよね。
確かにそうですよね。この展覧会自体もみんなでルールを作るものというコンセプトがあって、結構張り紙があるんですけども、もし気づいたこととか、皆さんが心地よくこの展覧会を楽しむためにこんなことを変えた方がいいんじゃないかという提案があれば、ぜひ応援してくださいみたいな感じで、QRコードがあったりするんですね。
実際に展覧会の出口のところに行くとですね、会場ルール変更履歴というのがあって、たくさん紙が貼ってあるんですね。これ日々この展覧会自体のルールが更新されているみたいな。これ結構面白かったですね。
何か企画者の方が言ってたんですけども、この展示会を始める段階ではルールは最低限にして、実際に皆さんの振る舞いを見たりとか、あるいは皆さんから寄せられた意見をもとにどんどんルールを更新しているっていう、まさにそれ自体を体現しているっていうのがこの展示会だったんですよね。
やっぱりルールは自分で変えられるものだっていうふうな認識になって、当事者意識を持ってこの展覧会でもそうですし、会社とかにかかっていくことによってルールをうまく活用できるようになるとか、ルールによってより自由になれるみたいなところを伝えたいっていうところですね。
なかなか深いですよね。ここがまず1つ、ルールは絶対変えられないっていうものから自分たちで変えていくことが大切なんだよってところですね。2つ目は、ルールは文化とかブランドを作る。このラジオでもブランドって話をしたんですけども、何かルールってすごく冷たいような感じがするじゃないですか。ドライというか。
なんですけれども、1つこれも事例を伝えていて、マナズルっていう町ですね。神奈川県にある町なんですけれども、ここが美の基準っていう名前の町づくり条例ですね。それこそルールだと思うんですけど、それを持っていると。それによって町が昔ながらの美しい景観を保ち続けているっていう展示があったんですね。これなかなか面白いなと思ったんですけれども。
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具体的にどんな条例なの?っていうところで、美の基準っていう100ページぐらいあるんですかね。なんか冊子みたいのがあって、そこにいろんなルールがまとまっているんですね。景観を良くするための条例とかって結構あると思うんですけれども、少しなんか経緯が違っていて、それが面白かったです。まずは触れる花っていうタイトルのページがあって。
そこを見ると、日々生活していく中で、触れる距離に花があるっていうことが豊かに暮らすためにすごく大事だったりとか、町のある意味文化を作っているんじゃないかみたいなことが背景として書いてあって。でもやっぱりそういったものって放っておくと、開発だったりとか新しい家を建てる道路を補正するっていうタイミングでどんどんなくなってしまうんじゃないか。
だからマナズルはこの美の基準っていうところで、なるべくそういった触れるところにある花とかを残していきましょうとか、あと逆にそういったものを意識的に作っていきましょうみたいなことが条例で決まっているであったりとか。
あとはですね、商店とかお店を作るときに、のき先みたいなところに椅子を置かなきゃいけないっていう条例があるんですね。それは何でかっていうと、
高齢の方とかが休める場所っていうのが必要である。その場所を町に至るところに作ることによって、そこから新たな交流が生まれていく。それこそ若い方と高齢の方の交流だったりとか、ある意味コミュニティみたいなものが作られていく。
だからそういったシェルターって呼んでるんですけれども、こういう話せる場所を町に作っていきましょう。お店を立てるときにはみたいな。こういうですね、なんか普通の感覚からしたら、なかなかちょっと不思議に感じるような町の条例、ルールがあるっていう。
それによって、かながわ県の周りの町とかは、やっぱりどんどん新しいマンションがどんどん建っていったりとか、変わっていったんですけれども、まなずるは昔ながらの景観とか文化とかコミュニティが残り続けているよっていうところで、最近はですね、結構移住者が増えたりとかしているっていう話。この辺りとか面白いですよね。
ルールっていうものは冷たいものに感じるんですけれども、それがあることによって町の文化を作ったりとか、守ったりっていうことができるっていうところ。この事例もですね、すごく参考になるなと思いましたね。
実際、僕がやってるライターゼミっていうオンラインサロンでもですね、過ごし方みたいなものを定義してるんですね。3つぐらい過ごし方がありますよみたいな話を前にしたことあると思うんですけども、それはルールっていうふうに僕は捉えてなかったんですけども、ある意味のルールだと思っていて、こんな過ごし方もいいですし、こんな過ごし方もいいよとか。
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禁止事項とかも、誰かをあからさまに否定したり傷つけたりすることはダメですよとかっていうのは実はまとめてたりするんですが、それもそれがあることによって結構安心してコミュニティで過ごすことができるよみたいな声をいただいたりすると思うので、やっぱりルールっていうのは人を縛るものじゃなくて文化とかっていうものを作っていくっていうのはすごく納得だなと思いました。
3つ目はですね、ルールは遊びを生むものっていう話で、なんかルールと遊びって結構正反対のね、それこそ遊びとか余白をなくすものがルールなんじゃないかなって気がしてたんですけども、それもこの展示会であったのが鬼ごっこっていうものを例に出して、鬼ごっこから派生した様々な遊びみたいなものがマインドマップ的に展示されてるんですね。
鬼ごっこっていうところから派生して氷鬼ができたりとかポコペンが生まれたり、あるいは毛泥が生まれたりみたいなところが、その間に何があったかっていうと、もともと鬼ごっこにあったルールをこう変えることでこの氷鬼ができたとかっていうのが書いてあるんですね。
そこから言えることとしては、子供たちがやったのかもしれないですけども、自分たちの遊びをより楽しくするために、そういった今までの鬼ごっこのルールをどんどん変えていった。それによってより楽しめるような遊びを作っていったって言うんですよね。確かにそうだなっていう。
この展示会自体でもそのルールは遊びを作るみたいなところが散りばめられていて、例えば大中小の箱みたいのが置いてあるんですよね。展示会場に。これ何か美術作品なのかなと思ったら触っていいです。勝手に自由に使ってください。
で、最低限美術館の外には出さないでくださいみたいなルールが書いてあるんですね。で、それがあることによって、じゃあ大きい箱を使ってちょっと高いところの展示をより近くから見えるんじゃないかであったりとか。
小さい箱を使ってなんか行列で皆さんが待ってる場所とかがあったんで、そこでねちょっと座って休んだりができるとか、あの展示を座りながら見ることができるとか、なんか自由に自分で考えてその箱を使えるようにルールができてるんですよね。それもそうですよね。今までだったら美術館にあるなんか箱みたいな展示物って絶対触っちゃいけないっていう風に思っていたんですけれども。
そのルールがあることによってどうやったらうまく使えるかなみたいなそういったクリエイティブな発想が生まれていく。そういった意味でもルールは遊びとか余白を作るものだっていうのをここで伝えたっていうところですね。この辺りもね、なるほどなと思いましたね。
今3つ伝えたんですけども、僕が今関わっているリボーンという会社ではですね、この会社の組織をより良くするようなコンサルティングとかサポートをしてるんですけども、今後ねルールっていうものを社内に作っているときにそのルールを作ることによってより社員がクリエイティブになれたりとか、会社の文化が作られていったりとか、それこそ会社の最終目的につながっていくようなルールというのがあるんですね。
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そういうルールっていうものをいかに作るかっていうのを考えるときに、この展覧会で感じたことっていうのはすごく解像度が上がるきっかけになったなというふうに感じました。
皆さんもね、もし周りでなんかちょっとモヤモヤしてるルールがあるとかね、あればそれを会社とかだったら変えるっていう提案をしてみるだったりとか、どうやったら変えることができるのかっていうのをちょっと考えてみる。
あるいはね、オンラインサロンとかにもしコミュニティに入っているのであれば、コミュニティのルールを作ることによってどうやったら遊びが生まれるのかとかね、文化が生まれているのかっていうのをちょっと主体者側として考えてみるのもすごくいいなと思いました。
ちょっとライターゼミでもね、そういうことをやってみようかなと思ったりとか、あと個人レベルでもやっぱりルールってすごくいいと思っていて、それこそ僕だったらこのラジオを毎週放送するとかっていうのもマイルールだと思うんですよね。
それによっていろんなことを築いたりとか、新しいインプットをしたりっていうのにつながってたりするので、そういったところでですね、あと健康維持のためのルールとかもあると思いますよね。
はい、それはリボンのハーっていうところで実はやっていることなんですけれども、そういったものをね、自分の中でルールというものを捉え直すきっかけになればいいなと思って今日放送しました。
もしこの展覧会に行けそうな方はですね、ぜひ行っていただくといいかなと思います。
ということで今日はですね、以上にしたいと思います。
ではまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。