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2025-02-28 12:10

#32 マット・ウィルキンソン『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか』〜

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マット・ウィルキンソン『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか』を読みました。

 

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サマリー

マット・ウィルキンソンの著書『脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか』では、生物の移動の進化が詳しく探究されています。移動に関連する動物の進化の過程と、その影響が人間の生活に与える警鐘が鳴らされています。

進化の背景
tantotの時々読書日記第32回です。
今日はですね、マット・ウィルキンソンの脚・ひれ・翼はなぜ進化したのかについてお話ししたいと思います。
これはですね、創始者ブークから出ている科学の本ですね。
厚いんですよ。500ページくらい。後ろの注釈とか参考文献は500ページくらい。文庫で500ページなので結構厚い本ですね。
創始者文庫って、ジャレロ・ダイヤモンドの十秒現金鉄とか文明崩壊とか、その辺の本も文庫で出している。
科学系の、ポピュラーサイエンス系の本を結構いろいろ出している文庫ですね。
この本もすごい面白くて、これ最初は多分私、何かのポイントキャスト、多分ゆる言語学ラジオだと思うんですけど、
なんか紹介されていて、確実に面白い本だよね、みんな話をしてて。
間違いないですよね。足とかヒレとか翼はどうやって進化してきたのか。
いわゆる移動に関する進化の歴史を、さまざまな、すごくしっかりいろんな科学的な知見をもとにして描いたお話というところで、話がすごいですね。
その時に渡っていて、第1章はまず人間はどのように歩き走るかとか、第2章で人間の、直立にそこの起源みたいな、人間の話もあれば、
鳥がどう飛んでいるのか、空を飛ぶということと、あとは海を泳ぐ魚とか、そういった海を泳ぐ動物がどうやって泳いでいるのかみたいな話とか、
移動のメカニズム
そこからさらに進化を遡っていくような感じで、動く動物というのはなぜ左右対称が多いのか、そんなことは考えたこともなかったですよね。
当たり前なんですけど、確かに動物って左右対称なんですけど、いわゆる単細胞生物とか、ゾウリムシみたいな、左右対称がないからかもしれない。
なぜ動物って左右対称なんだっけみたいな話とか、あとは脳とか筋肉とか、脳というのは神経系も最初は動きをうまく制御するために作られたものだったみたいな話とか、
逆に移動しない生物が進化した理由、移動するというところが移動しなくなった。
例えば植物なんかそうですし、あるいは動物の中でもほとんど移動しない生物もいますけど、そういった生物がなんで移動しなくなったのかみたいな話とか、
さらに最後の一つ前ですね、最初の移動運動はどう始まったかということで、本当に一番最初の最初の最初、
移動っていうのは生物にとっての根本的な欲求というか、必要であるみたいな、そういった話があったりして、
最後はグッとくる感じで、動物はなぜ動きたいと思うかというタイトルで、赤ちゃんって必ず立って歩こうとするとか、
人は歩こうとする、人は歩くことに喜びを感じるみたいな、そういったところからやっぱり歩く、動くっていうことって、
普段私たちの生きるっていうこととすごく密接に関わっている、本質的な、やっぱり歩きたい、動きたい、移動したいというのが本質的な欲求であるという、
そんな話で終わりになっているというような感じで、すごいいろいろ話としては面白くて、
例えば人間の歩く動きってどういうメカニズムなのかみたいなのを、結構かなり細かく筋肉の具体的な動きが物理的にどういう仕組みになっているのか、
それが非常に物理的にうまく作られた仕組みであるみたいなところの解説から、
人間って実はめちゃくちゃ歩くのが得意、歩く得意とか、あるいはちょっと走るのが実はめちゃくちゃ得意であるみたいな、
そういう話を物理学とか生物学のいろんな観点から描いていたりとか、
鳥の飛ぶ話とか、海を泳ぐ魚の話とか、
これをすごい読んでいて、すごく大事にしている視点が、
今の人間のこの歩く、例えば人間のこの歩く、歩き方ってめちゃくちゃ洗練されているんですよね。
鳥が飛ぶのって、すごく飛ぶのに最適な形になっている。
でも、いきなりそんな風になるはずがないじゃないですか。
地上を歩いているとか、地上にいるものが突然飛べるように、一世代で突然飛べるようになるみたいなことはないので、
なんだかこう進化を積み重ねていくと、どっかのタイミングで飛ぶことができるようになったみたいな感じなんですけど、
進化論、いわゆる進化論、その生物の進化のすごい大事な原則として、
そうやって徐々に徐々に変化していく、あらゆるタイミングの、
例えばその陸上にいる普通の動物が空を飛ぶ、発空する鳥になるまでの途中段階、
どの途中段階も必ずその進化にはメリットがないと、その進化って途中で終わってしまう。
ちょっと進んだ変異種が出てきても、環境に適応できずに凍結されてしまう。
ということは、飛ぶっていうのが最終形だとしても、もともと飛ぶっていうのを目指して進化しているわけではもちろんなくて、
自分らか別の要因も含めてたまたま進化したのが、その途中段階、あらゆる段階がきちんと環境に適応していって、
その結果として最終的に、最終的にではないですね、その結果としてあるタイミングで飛ぶっていうのが生まれたっていうような、
進化はその途中途中の段階も全て環境適応あるとかメリットがあるものでなければ成立し得ない。
じゃあなぜそうとなった時に、なぜこの飛ばないところから飛ぶところに、
水の中がふわふわ浮遊するところから、水の中がうねうねと非常に優雅な形で泳ぐ魚になったのか。
なぜ地上に出て地上の四足方向になったのか。なぜ人間は二足方向になったのか。
その変化を、さっき言ったような途中段階もあらゆる段階がすべて環境に適応する変化があって、
その結果としてその積み重ねである意味たまたま偶然みたいに重なって新しい移動の形が生まれるみたいな。
現代人の歩行の重要性
その視点で結構語っていて、ここがすごく面白いし納得感があるというか、
これで確かにこういうふうに説明されたら、この今のこの進化のある動きの進化変化みたいなのって
すごく納得感のある説明だなとか、それは確かにすごくうまく説明できているなというふうに感じられる。
そんな感じのお話ですね。
結構内容は難しいところもあって、わりと生物学とか遺伝子とか、あるいは物理学みたいなところの
かなり専門的な内容にも結構細かいところにも結構踏み込んで書いているので、
そのせいで500ページもあるような大誌になっているんですけど、
なのでちょっと少し読み進めるの大変だなというところもあるんですけども、
でもそうとはいえこの500ページあるという一冊で、この生き物の移動というところを
移動、動きというところをこれだけ広く取り扱って、すごくわかりやすく理解できる本はやっぱなかなかすごいなというふうに思いました。
そうですね。僕なのでいわゆるポピュラーサイエンスの本の非常にいい本だなというふうに感じた時代で。
これを最後読んでいると、最後の方結構人間、最近の現代人が歩かなくなってしまったみたいなこと、
歩くのをサボるようになってしまったとか、なかなか歩かなくなってしまったということに対してちょっと警鐘を鳴らすような、
やっぱり歩くということが実は生きるということとすごく密接に絡んでいるというか、
歩かなくなるということ、自分の力で動かなくなるということは単に移動が楽になるとか疲れないみたいな楽な話ではなくて、
やっぱり人間の精度、本質的な喜びを知らず知らずに失ってしまっていることにつながるんじゃないかみたいな、
そんなあたりの警鐘を鳴らして終わるというところも、やっぱりこれだけの長い話を読んで、
いかに生き物が移動したがっているかとか、移動するということに関する進化というのが本質的であるかということを感じられると、
やっぱり自分の足で歩く、動くみたいなところの大切さというのを最後まで読んで感じる次第かなというふうに思います。
そんな感じですかね。
なので、人類史もそうだし、生物学の話もそうだし、
こういう科学的な、一般向けの科学的な話が好きな人は、
結構この本はかなりその中でも移動にいい本の一番じゃないかなというふうに読んで思ったので、
ぜひ興味のある人は読んでみてもらえるといいのかなというふうに思いました。
今日は、マット・ウィルキンソン、金川夏子さん役の
足ひれ・翼はなぜ進化したのかについてお話ししてみました。
では、ありがとうございました。
12:10

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