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2021-10-01 1:00:18

#22(s3-10)【現代茶業】お茶の原理原則、お茶の世界、掛川、島田などの取り組みからお茶の楽しみ方まで(今回は特に茶業関係者の方に最後まで聞いていただきたい!)

今回は現代のお茶業事情!
いつものたべものラジオと比べると随分と異色の回になりました。

前半は深蒸し茶がなぜできたのか、なぜペットボトルのお茶に深蒸し茶が使われるのかなど。

後半はお茶の取り組み、お茶の原理原則、そして掛川で制定された日本初「緑茶で乾杯条例」の誕生裏話などなど盛りだくさんです。

最終回は盛りだくさんですが、今までと毛色が違うお話が多いのでおっかなびっくりで配信していますが、最後までお聞きいただければ幸いです。

お茶シリーズ最終話をお楽しみください。

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00:03
はい、では前回からの続きです 今回は 現代 現代 現代 ついに現代 はい、近代が終わったので現代です
今どうなってるかっていうところあたりまでざっくりと話ができればいいなと思っております 今流通している煎茶というとほとんどの人が思い浮かべるのが深蒸し茶ですね
お茶の色といえば濃いはっきりとした緑色でしょうね これはね全部深蒸し茶なんですよ 深蒸し茶になる 長谷草原以降の煎茶はあんなに濃い緑色してませんね
ああそうなの はい、金色透明って言って金色で透明黄色くて透き通った色の方が良いお茶だと言われてました おーそうなんだ
だから金色透明っていう単語があるぐらいですねこれは良いお茶の基準です あの薄いわけじゃなくて 味ははっきりします
甘みがしっかりして香りもあって色が薄いというだけですね そういうことなんだ 深蒸し茶というのは濁った色ということで今までの煎茶の概念からいくと色の悪いお茶という扱いですね
色の悪いお茶 はい 緑色が あんなにどろっとした澄んでないのは濁り茶と言ってあまり品質が良いとは言われてなかったんですね
お茶の評価っていうのは味ももちろんですし香り、色、水色ですね 色というのも評価基準に入っていてその評価基準でいけば品質はあまり良くないと言われています
じゃあこの深蒸し茶がどういう経緯でいつの間にかに全国でもこれだけのシェアを占めるようになったのかというところから話をしていこうかなと思います
だいたい今70%近いって言われたかな深蒸し茶のシェアが そんなにあるんだ だいたいのペットボトルがほぼ深蒸し茶ばっかりですからね
なんか濃いお茶って黄緑色っぽくない そうですね濃い緑の方が売れるんですよ 味もはっきりしてわかりやすいので
あまり繊細なお茶だとペットボトルの場合は感じにくいのかなというような気はしますね
ちなみにこの深蒸し茶の発祥の地というのは正確なところは断定できないですよ そうなんだ
うちが発祥の地だよって言って名乗りを挙げてる市がありまして全部で4つですね 我らが掛川市隣の菊川市その向こう側の島田市その南側の牧野原市みんながうちが発祥の地だって言い張ってます
ドライブするとわかりますよ 深蒸し茶発祥の地っていうのは全市にありますから
なんかもう当たり前のよりあれすぎてもう見えてない 確かにね確かにね
03:00
気にも止めない どこにでもあるからねでもねもう僕らからするとこの辺でということでいいんじゃないですか
ほぼ一緒だよね そうなんですよ牧野原大地の周辺地域ぐらいの感じで多分ね機械化もずっと進んできて高林市ができてからもう100年ぐらい経ってからのことなので
深蒸し茶って昭和30年代にできたって言われてるんですよ ああそうなんだ
全然最近 すごい最近だね まだ60年70年経たないくらいなのでもうみんなお互いに行き来して交通も発展してるし組合も大きくなってるんで
誰かがやり始めたらこんなんどうだこんなんどうだっていう知恵知識の交換は普通にしてるでしょうしね
じゃあそれに合わせた機械作りましょうかなんていうのもこの近辺は製茶機械機械の工場とか会社もたくさんあるんで
みんなで協力し合っていろいろとやっているとそういうことをすれば当然市町村単位で物事を考えるわけなくて
まあそうだね この辺り一体のみんなであれこれやってるうちにできたっていうのが実際のところじゃないですかね
まあちなみにこの辺りは中東園と呼ばれてるエリアですね
園州の東側で東園なんですけどそれの真ん中辺りっていうので中東園ってややこしい
県民しかわからんやつや 県民でもね知らない人多いと思うよ
この辺しか知らないよね この辺だけどと思う
はいややこしいです漢字の変換めんどくさいです
このエリアの自然環境的な条件が特徴的でね日照時間が長くて朝晩の寒暖差があまりない
全くもって住むには快適なんですよ 県内でもかなり快適な方だと思う
そうですよねあったかいですから普通ね日照量が多いというので太陽光パネルもいっぱい作られようとしてますけど
これねお茶にとってはすごくいいんですよ そうなの 酔すぎちゃうんです
酔すぎちゃう 日照時間ありすぎちゃうんです
あーありすぎちゃいけないんだ 朝晩の冷え込みもないのでガンガン育つんですね
そうするとねゆっくりゆっくり育って味の濃くて柔らかい小さな葉っぱではなくてどんどん肉厚ででっかい葉っぱできるんですね急成長
そうか もう一回目が出て取り時だなと思ったらその時その1日とか数時間後にガーッと刈り取らないとどんどん成長しちゃうみたいなね
確かにうちの茶園そうだね ね昨日良かったなと思って今日いくとうわっでかすぎるとかあるじゃない
すぐ大きくなる そういう生育にはとても良すぎる環境なんですね
でこの葉が肉厚で固くなるというのが結構問題なんですよ ああそうなの
普通にいわゆる煎茶として蒸すわけですよね蒸して熟練して小百合みたいにこう練って練ってこねて小百合みたいにしていくわけなんですけど
06:07
この小百合状に細くする熟練という作業があるおかげでお湯に浸した時にじわーっと細胞が壊れてますからねじわーっと味が出てくると
そういうことか そういうことなんですよところがですよ固くて肉厚なお茶っ葉って小百合にならないんですよ
イメージしてもらうとわかるのがティッシュペーパーって小百合簡単になりますよね厚紙きつくないですか
厚紙にならないね これがこの中東園エリアの葉っぱの特徴なんですねこれが一つだから渋みがはっきりした味わいになる
ちょっと成分の話になりますけどもお茶の木というのは旨み成分にテアニンというのがあるんですね
このテアニンというのが日光に当たり続けることでカテキンカフェインというものに変質をしていきます
日光に当たれば当たるほどどんどん渋くなっていくというのが特性なんですよ
なのでどっかで被覆してあげるとそれを止めてかぶせ茶のように柔らかいうまみの強い味ができますよなんですね
渋みがはっきりした味わいなのでこの抽出がすごく難しくなるんですね固いし揉めないしどうするどうするってなるんですよ
葉っぱ食べると決して悪くないと食べ物としてうまいんだよなでも生茶がめんどくさいよねという状態がしばらく続いていたので
川根とかああいう山奥のお茶っぱに比べて一段劣るお茶みたいな言われ方をずっとしてたんですね
そこでとある人たちがどういう経緯でなったか知んないですけど
苦肉の策として生茶の一番最初の工程の蒸すっていう時間を数十分だいぶ長くやったんですね倍くらいなのかな初めはわかんないけど
これね料理で煮物って言うと煮崩れるまで煮ちゃうみたいな感じ ぐずぐずまでね
ぐずぐずまでしてれば抽出するときにドバッと出るじゃんこれを狙ったんですね
弱点としてはもう色悪いですねちょっと黒っぽいぐらい濃い緑がドロッと出ますから
崩れちゃってるんで煮物もほら煮崩れるとスープ濁るじゃないですか
ジャガイモなんかも元気になくなると汁がジャガイモだらけになる
あれ澄んでるのがもともと生茶のいいところだったのでもういい色いいいっちゃい味出ないからって言って
蒸し時間長くしてできたのが深蒸し茶と そういうことなんだ
色を諦めて味重視に一気に振り切ったよっていうのが深蒸し茶のきっかけだそうですね
それで普通今の生茶は浅蒸しか
最近浅蒸しとか若蒸しっていう名前が言われてますけどこれは深蒸し茶が出たことで
生茶の選別法として逆に浅蒸しという言葉が始めた そういうことか
09:02
最近最近選茶の中の一ジャンルで深蒸し茶ができたので
選茶の選茶って言うとややこしいから選茶の浅蒸し選茶の深蒸しみたいな
そういう分類の仕方を最近知るようになってきたかなっていうぐらいです
でこれがね割と人気が高くてですね今全国的に主流になっちゃってるんですよ深蒸し茶が
特に東京では非常によくてこれはなぜかというと味が濃いんですよお茶が深蒸し茶って
なので水の質に比較的左右されずにしっかりお茶の味が出せると
やっぱり水関係あるんだ
ちなみに飲むお茶のだいたい95%ぐらいは水ですからねあれ
そうね
そういうことは水に引っ張られやすいんですけどお茶の味が濃ければ
多少水の品質の優劣があったとしてもある程度おいしく飲めるという特徴がありますね
味が濃いというのはそういうことですね
それと茶葉が結構細かく砕かれた状態に崩れた状態ですので抽出時間が比較的短いんですよ
もううまいまずいは別としてお茶っ葉を急須に入れるザバッと揺れるザバッと出すである程度飲めちゃう
確かに
すごく手軽ですよね
手軽だね
ちなみに今までの煎茶はどうかというとあんまり熱いお茶入れると味が出ない渋くなる
そして急須にお湯を注いでから1分とか2分とか待つそういう時間が必要だったのが
もう本当に20秒とか30秒で完結できるというのは人気が出る秘密の一つでしょうね
ちょっと出典忘れちゃいましたけどさっきの水の話ですね
東京の水道水でも美味しく飲めるっていうフレーズで深蒸し茶売り出したっていうところもなんかありましたね
調べたらネット上で出てきてましたよ
なんだそれとは思いますけど東京の水ディスりすぎですね
そうなんですよこういう経緯があってここ数十年の間で一気に深蒸し茶というのが拡大していくことになりました
茶葉が残りやすくて細かく砕けたお茶っ葉だからそれが腰網をすり抜けて湯飲みに入るじゃないですか
これ結果的にお茶っ葉の葉自体飲みますよね健康にいいに決まってるんですよ
お茶っ葉食べてると そういうことですそういうことです
ということは健康という意味で言ったら抹茶最強ってことですね
まあ抹茶は葉そのものだもんね 葉そのものを粉末にして食べてるわけですから
普通の煎茶は抽出液だけなんで葉っぱには成分残っちゃうわけですね
その間で深蒸し茶が煮崩れた細かい葉っぱをグッと飲むから相残りでいいよみたいな
じゃあお茶の下にこずんだ黒い部分は飲んだ方がいいんだ
飲んだ方がいいですね 健康のためには
12:00
健康のためには断然いいですね ちょっと渋いやつもあるけど物によっては
あれ残ったらちょっと水足してグブって飲めますよもったいないんで
確かにあれが一番いいとこだからね はいあそこ一番いいとこなんで
ちょっと連れましたけどねでねこの 深蒸し茶という存在が思わぬところに影響を与えるんですよ
これがね深蒸し茶を発明したおかげで進行勢力がぐいぐい伸びてくる
進行勢力 はい鹿児島県です 鹿児島県
現在お茶の出荷量ナンバー1静岡県ナンバー2鹿児島県そして宮崎県と続きますね
第4位が三重県となってますけれども実は鹿児島県のお茶の出荷量ってもともとはそんなに競うようなレベルじゃないんですよ
そうなんだ 本当に最近の話でしてね
ちょっとデータ調べたところざっと数字読みますね昭和40年深蒸し茶ができたばっかりの頃
静岡が44,800トン鹿児島県3811トン桁1個違いますね 3000か
全然桁違いますね 平成2年あなた生まれた年ですか そうですね
静岡44,100鹿児島が13,800伸びてきたプラス1万ですただまだ3倍ぐらい開きありますね
平成22年20年経ちました静岡33,400減りましたねこれは全体量が減ってるからですね
お茶の消費量に伴って全体の生産量も減ってます
鹿児島24,600その差9,000まで縮まりましたそして令和元年29,500対28,000
もう近差 もう近差ですねだからえっていう今までお話をしてきた
中世から近代までの感覚からするといきなりきたみたいな感じなんですよ
そうだね 今までしかも三重の伊勢茶にしても川越宇治静岡
古くは1200年代からちらちら名前出てましたよね全然名前出てないのに平成に入って急に来るんですよ
なんだこれという状態なんですねこれはもちろん鹿児島県の茶業関係者の方が非常に頑張りました
元々鹿児島県でお茶を作っていなかったわけなくてそもそも日本の茶園の発祥の地が長崎とか佐賀とかですかね
九州スタートなんでやめとか嬉し野とかああいう九州のお茶ブランドっていうのは元々あったわけですよ
ただ量がそこまでない そうなんだ
もう静岡が一旦明治の時に独り勝ち状態作りますし
名門ブランドで残っていくのも一部の古くからあるところだけだったわけですね
15:04
だから名前としては鹿児島は全然出てこなかったんですよ
これが一気に没効するきっかけを作ったのが深蒸し茶なんですね
これが面白いなと思うのが鹿児島県の茶畑の特徴というのが
まず畑がだだっぴろいそして温暖日照時間が長い 日照時間も長いんだね
朝晩の寒暖差が少ない聞いたことないですか さっき聞いたね
牧野原大地と非常に環境が似てるわけです
加えて火山灰の石灰質の地域なので
お茶の栽培に必要な窒素がそもそも充填されている状態
ということは何が起こるか全く同じ現象で
茶畑をドーンって切り開いて作ったところで
高品質のお茶っぱって作りづらいんですよ
深蒸し茶がなかったらですよ
分厚くて固くてと 育ちすぎちゃうんですね
育ちすぎちゃうわけですね
こんな広大な茶畑に被覆したところで手間かかってどんどんコスト上がるわけですね
これを静岡に売って静岡で仕上げ茶にしてもらうってなると
コストが高くなるんで製茶会社とか茶商さん買ってくれないわけですよ
これはビジネスになりませんね
ところがですね深蒸し茶が出てきました
昭和40年頃そこから昭和50年代60年代にかけてどんどん広がっていきます
で忘れもしません平成何年かに寒だったお茶が
寒のお茶も僕らびっくりしましたけどペットボトルのお茶が出て日本中に衝撃が走りますね
それが深蒸し茶だったわけですね
一気に深蒸し茶という市場が開拓されていくことになりますよね
そして鹿児島のお茶は深蒸し茶を作るのにとても適した環境であるということは
牧野原を見れば一目瞭然ですよね
やらない手はないんですよ
しかもですね開拓が平成に入ってから一気にやり始めるんです
機械化初期の明治とはわけ違うんですよ
手作業じゃないからね
もういきなりユンボー入れてブルドーザー入れて大型トラックでガーッと行くわけですし
お茶を買う機械も僕ら小さい時はもう手刈りだったりとかね
二人で持ってみたいのが当たり前でしたけど今常用が当たり前ですね
だから初めから常用の茶刈り機を使う前提の広さで道幅を整え
お茶の形を整えるということをするわけですよ
宇治や静岡や川越は手摘みの時代のものを加工して機械が入れるように
少しずつ微調整をしてるんで結構大変なんですね
もう軽トラック通るのにギリギリの道幅だったりするわけですよ
道は狭いね農道はね中の
18:01
本当はあんなところ台八車や人力や馬屋で通ってたところを広げたわけですから
無理があるわけですねこれを初めから機械化前提で開墾するというのは
それは圧倒的に効率がいいと 北海道の大農業みたいな
同じくですね 道広いもんね
鹿児島県の一時産業というのは非常にクレバーな印象がありますね
お茶で2番になります勃興してきましたし
ジャガイモの生産量でも北海道についてという
新しく農業を勃興させるというところのパフォーマンスとかクオリティの高さってのは
非常に目を見張るものがあると思うんですよ
そうかなんかこの間ちょうど記事で読んだけど
鹿児島県の方が静岡県よりも農業法人が多いお茶の
法人格でやってるんだってだからあんな大型機械を取り扱えるという
なるほどね確かにそうですね
法人ってのは強いよね他の静岡も法人でその後組合で助け合ってきたけど
いつもの時代も法人とか株式ってのは助け合って投資できるんだね
これはあれですね明治の時代に静岡が近代化を進めたものの
その延長上で鹿児島がさらなる近代化の仕組みを取り入れていると
その旗頭になっているという そういうことになるよね
なのでとうとう令和2年度は出荷額ですけど金額では
鹿児島が静岡を上回りましたね統計を取り始めて初めて静岡が
出荷額1位の座を譲り渡すという ああそうなんだ
逆に初だったんだっていうのも正直ですけど
初だったんだ 王者遂に陥落という状態に今なってきていますね
お互いに仲は良くて技術交流もあるし定期的に会ってもいますし
何ならうちの店にも鹿児島県の方ね何度も来店されてますね
静岡の茶園を見学した帰りとかで寄っていただいてますし
静岡の人たちも鹿児島の人たちと手に手を取って協力して
お茶の業界を盛り上げようという感じなので
別にバトルをしてるわけではないです
いい関係でライバルとして頑張っているようなそんな感じですね
最近は今までは本当に静岡に新茶を送って
ビジネスを成立させるというのが鹿児島側の主なモデルだったんですけど
ここ数年でなんとか茶なんとか茶っていう鹿児島の中で
ブランドがいくつか分かれてたのをある一定地域1個のブランドにまとめて
もっと強く自社ブランドというかね鹿児島県ブランドを発信しようぜということで
今チランチャというチランの名称に1個にまとめて
複数の地域のものを売り出すと
ただまだ悩んでますよ彼らもブログ記事なんか読むと
やめ茶がある嬉しのがある静岡茶があるチランチャは知られてないよねって
21:04
初めて聞いた 彼ら本人はすごく言ってますけど
実際チランチャも美味しいんですよ そうなんだ
今やぶきたとの差別化をするために朝露とか露光とか
ああいった新品種をどんどん導入していってますね
そうなんだ これ大規模だから多分できるんですよ
そうかこっちだとどうしてもやぶきたを捨てられないところはあるよね
そうですね やめきれないというか
というのも一度茶の木を植え替えると3年間無収入になりますんで
新しく農地開墾するしかないもんね そうです
ただ大規模だったらしかも法人系だったらこの一角を投資として切り替えるという判断がしやすいんですよね
確かにね間の資金繰りができるからね農家じゃちょっとできないけど
その辺の資本力のパフォーマンスはやっぱあるでしょうね
やっぱここは最初から仕組みとして作ってたかどうかがやっぱ違うよね
この辺が現代茶業の面白いところかなと
そうだね これやってきたじゃないですか
ずっと宇治の抹茶から煎茶からそういうメインの産業がどこに移っていくみたいなのを
この延長上だと捉えると非常に興味深いですね
興味深いね この先の流れが読み切れないのがまた複雑化してるっていうのもあるけど
でも過去の面影がちゃんとちらちら見えてくるところが
いいですねこのロマンがあっていいなと
やってる人たちでここまで過去のことを知ってやってる人っていうのはそこまでいないのかもしれないけどね
僕らが言って本当ごめんなさい一部間違ってるとかあったら本当申し訳ないんですけど
ざっくりとした流れでも良いのでお茶に携わる方々皆さんに聞いていただきたい
そうだねいろいろ調べまくってたよね
だいぶ調べた
これうちらは特にお茶にもともとちょっと料理で使ったりとか茶産地もあってお茶のことはずっとやってきて
その中での情報収集もやっぱ前段階あるからね
そうですね
今回に関しては1ヶ月2ヶ月とかそういうレベルじゃなくて多分何年とか
いろんな情報が交わって塾長の情報もすごかったしね
そうですねだいぶ聞きに行きましたからね
じゃあせっかく今お茶の料理の話とかが出てきたのでお茶の入れ方とかねちょっとそういった話も役立つ情報を言っとこうかなと思うんですけど
ちょっと時間オーバーしちゃってますけどざっといきましょうかね
すごく簡単な細かい入れ方はいろんなところのホームページに載ってるのでそっち見ていただくとして
原理原則だけざっと言っとこうかなと思ってます
お茶の渋みの元はまず第一にカフェインですカフェインというかカフェインですね
カフェインは熱いとすごく抽出されやすいんですねだから渋いのが嫌いな方は低温で抽出してください
24:07
低温とは
水の温度です
水の温度
もう水道水そのまま入れるぐらいの温度か氷水とかね
何なら氷が溶けるの待つとかね
そういうことね
その水温を下げることでカフェインの出る量を変えられる
だからあれですね小さいお子さんとかね妊婦さんは量気をつけなきゃいけないですけど氷水出しの煎茶なんかいいかもしれないですね
まあそうかもねなんかコーヒー一杯まではいいっていう話もあったから
それに比べれば水出しだったら相当ないんだろうね
そうですねお湯で出したものに比べると水出しだとだいたい90%以上はカットされるので
あれね水出しだと甘いって言うじゃないですか
あれで水出しだから甘いんじゃなくて渋みがないから甘さとか旨味が前に出てくるっていう感じ
ああそういうことなんだ別に出てる量は変わんないんだけどそのカフェインだけが変わると
そんなイメージですね逆に渋み出したいときは熱湯入れてもらえればめちゃくちゃ渋いお茶になりますね
そういうことね
これ茶葉によっても好み分かれるので自分で調節をしてほしいなと
あとね急須にお湯を入れた後に揺らすとよく出るけど雑味も全部出る
あれ揺らしたらダメなの
基本は旨味だけ出したいんだったら揺すらない方がいいバランスで出てきますね
というのも茶師さんってお茶の味を決めるお酒で言う陶事さんとか料理で言う親方みたいな人がいるんですけど
この人はお茶の一番楽しめるバランスを決めてるんですよ
バランスというのは旨味と甘みと渋みと香りのバランスを整えた状態で製品化させてるんですね
だからこれこのまんま揺らさずにスーッと置いとくとちょうどいい味になるよっていうバランスを取ってるんですよ
これ揺らすと雑味がドーンと前に出てきちゃうのでバランスが崩れやすいですよって話なんですね本来は
ただ濃く出したいときは逆に揺らしてオッケーです
雑味が出てもいいむしろ雑味があってコクとかパンチが欲しいんだったら揺らすのもありですかね
特に深蒸し茶の場合はもうそもそも色捨ててますから揺らして色が濁るとか気にする必要ないですよね
確かに そしたらもう揺らす前提でやっちゃってもいいし
最近お茶屋さんも気を使ってどうせ皆さん揺らしちゃうでしょって多少揺らす前提も加味してお茶作りしてくれてますので
そんな器用なことやってるんだね やってるんですよすごいですよ製品化する前に試飲会みたいなのをやるんですよ
僕も友達が茶師なんで横で見てたらお太郎お前も飲んでみるかって飲んでるとこで1杯目サッと入れたやつ
2杯目は静かに置いたやつ3杯目は揺らしたやつ 分けてやるんだ
茶葉は別で毎回毎回変えて新しいのでやってどう味が変化するかって言ってどうだってこれもちょっと味見を抑えたほうがいいなとか揺らした時に悪が強いなとかいう会話してましたから
27:00
それがうちの春の種族 そうです島田の石川製茶さんですね
あのお茶屋さんで僕が体験したのはそんな感じでお太郎お前も飲んでみろってどれがうまいっつってこのバランスでこうじゃないですかって
どれがうまいっていうかじゃあこれいこうかって俺に聞かないで俺で決めないでいいと思ったけど
まあブレンドしてもらってるんでねオリジナルでね
ブレンドの話ね言ってましたけど合組って言うんですよ合組合わせる組って書くんですけど
ブレンドというか最後の味の整える作業のことを合組って言うんですねでこの合組の作業に欠かせないのは複数の茶葉なんです
複数の茶葉 複数の畑複数の種類の荒茶を混ぜ合わせたり火の加減とか仕上げの工程を調整することで味を整えていくということをやるんですね
最近シングルオリジンっていう名称であれはあれでいいんですよ一つの畑で採れた茶葉だけを使ってるからストレートでシンプルっていうのも一ついいことなんですけど
一方でそれぞれの茶葉の特徴の良いところと悪いところがある足りないところがあるこれをうまく組み合わせて最終的に一個の味見にまとめ上げる技術が合組と言って
そこには巧みの技があってその巧みの技をコントロールしているのが茶師なんですねだから茶師さんの合組ってすごいんですよ
僕は試飲する時に飲んでどうだしか聞かれてないんでそのまま答えるだけでいいんですけど彼らはその微調整がものすごい繊細なコントロールするんですね
シングルオリジンを押すこともいいけどそこに変調するのは僕はちょっと悲しいんですよね そうか
茶師さんの巧みの技はちゃんと知ってほしい まあ普通に料理人が手を加えれるもんだよな
そうですねなんでうちのお茶のメニューっていうのは畑ごとじゃないんですよねあれ茶商ごとに分けてますけどあれ茶師ごとのイメージなんですよ
そうか茶師さんによって全然変わるんだ 全然変わります人柄とか会うと分かるんですよ
この人こういう性格だからこのお茶なんだってすごいよく分かるんですね ああ料理人と一緒だね
そう性格出るじゃないですかこれが面白くてねその辺もねだいぶ脱線しましたけどそういうところも知っていただけるといいかな
確かにね知った上でシングルオリジンとかを楽しんでもらうとね そうですね
両方の面白みがあるけどねなんかこれが絶対っていうのはないかなと
そうですねシングルオリジンはそれの楽しみももちろんありますし僕も好きで飲みますからね
あとお茶とお茶を抽出した後に違う種類のお茶混ぜるとかもやるしね それやってる人あんま聞かねえな
ヒュースの中でお茶っぱ混ぜてもいいですし ああそうだね確かにそういうのもありかもね上級者は
そうですね渋くてコクのあるお茶と甘くて香りの高いお茶を何対何でブレンドするとどうなるかなみたいなそういう遊びはいいですよね
よくやってるよねデザートに 僕は好きです
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デザートに合わせて渋みの加減をこのお茶葉とこのお茶葉で今日何のお茶ができたらこれとこれが混ざってるって言われてね
どう説明すればいいんだ 3対1とか2対2とか2対1とかなんか色々通ってますもん
これお客さんに伝えても伝わんねえぞっていう
なんで茶師さんがゴーグミという技で料理してくれたものを僕がもう一度再調理するみたいな
もうお茶に合わせるんじゃなくてお茶を料理に合わせると
それを調整するための基礎知識がさっき言った渋みは厚いと出やすいって基本のところですね
あと揺らすとよく出るけど雑みも全部出るよとかこれで渋みの出方を手元調整するわけですね
あと長く浸すと全体的にじわっとよく出るんで濃くなりますよね単純に
あと水の量とかその辺水の量っていうのは要は全体の濃さの調整ですよね
このそれぞれの技術を頭の中に入れながら茶葉の量とバランスをとってお茶を入れていくっていう作業を僕らはしてます
そこまでこだわらんでもいいですけどねただまあ厚いと渋いよぐらい知っとくと楽
厚いの入れると渋くなるしよくあれだもんね渋み足りないとき最後お湯だけちょっと入れ直して出してるもんね
そうですねなんかパンチ足りねえなと思ったら渋みをわざと追加したりとかしますね
結構ラフだよね思った以上に
でねあれなんですよ何にもないただお茶だけを飲むときは渋みが強すぎると渋ってなっちゃうんですけど
意外とねご飯食べた後とかで甘いお菓子特に油の強いケーキとかねああいうのの当てにするときは渋い方が美味しく感じるんですよね
渋みってカフェインとカテキンなんですよねカテキンって渋みの成分って口の中に溜まってる糖質とか脂質油ですね
あれを吸着して洗い流してくれる作用があるんでさっぱりするんですよ結果として人間って美味しく感じるんですね
スッキリするから そうですそうです
水だとバターとかああいうものを食べた後ってめっとりするよね
これが渋いお茶だと流されて気持ちがいい だからあれか洋食だと赤ワイン
その通り肉に赤ワインもそうですしあとソーセージと冷たいビールっていう組み合わせもそうですね
あれウォッシュコーカーとか僕ら呼んでますけどあれですっきりして美味しく感じるっていう作用
じゃあお茶も最後は渋めをちょっと入れてもらって飲んだ方がすっきりする
そうですね逆にこう野菜蒸しただけとかシンプルにおにぎりだけとかだったら少し渋みを抑えて
じわっと楽しむお茶を横に置いとくと楽しめるでしょうしそんなバランスを取ってますね
これは簡単に温度で変えられますしあと水の種類はできれば日本の水使っていただいた方がやりやすい
高度の問題なんですよマグネシウムとかカリウムとかねカルシウムかあの辺なんですけど高度が高いとマグネシウムと葉っぱの周酸が反応してコクとか渋みを全部抑えてしまうんですよ
33:13
結果わずかはないけどすげえスカスカした味だなみたいなことにはなりますね
じゃあ東京とかでよくボルビックとかミネラルウォーターを買う人たちがいるけどあれでお茶は入れるとエレマズいっていう
まずいというか何か違うって
何か違うものが出来上がるって
そうですそうですなんか僕らの知ってるお茶じゃないぞということにはなりがちですね
そうなんだ
どちらかというと日本の富士山の天然水みたいなのあるじゃないですかあっちの方がしっくりきます
そういうことね
本当に渋みゼロにしたいんだったらもうガチガチの高度高いやつを入れたら全然別のものになりますんでやってみてもいいと思いますよ
そうなんだ高度の高いやつでお茶を入れるか
一回やりましたけどね何これって思って
僕らお茶の里で生まれ育ってるんでものすごい物足りない感がありましたね
薄い何かが出来上がるよね
そうなんですあと渋みでいくと渋いから苦いからって砂糖いっぱい入れる人いますよね
あれ砂糖入れたところで全然ごまかせないんですよ
そうなんだ
別にただ甘苦いだけなんですね延々と
延々といくら入れても
いくら入れても苦いのは苦いのが10あって甘さが5から10になって2になっても苦味は10のままで全然ごまかせない
消えないんだ
消えないんですよで被せられないんですよこういうカバーリング効果ができなくて
もし苦味を感じにくく緩和させるんだったら油分ですね脂質とタンパク質これが苦味の感じ方を緩和させる効果があります
だからもうお茶に限った話じゃないんですよ例えばゴーヤチャンプルーとかねこれが非常にわかりやすいなと思ってまして
ゴーヤってものすごく苦味強いですよねあの苦味が気持ちおいしいわけですよあれ苦味なくなったらゴーヤの価値ないですからね
確かに苦味だからね
あれを程よく加減することで料理をおいしくするのがゴーヤチャンプルーという炒め物ですよ
であれの肝になってる食材は2つ油と豆腐なんですね
油と豆腐
油と豆腐の作用によってあと卵かタンパク質豆腐卵のタンパク質と油によってゴーヤの苦味を緩和させて食べやすくする
柔らげるという作用があるんですねなので理にかなってる苦味の柔らげ方はお茶に牛乳ですよタンパク質
お茶に牛乳
こっちの方が柔らげられやすいですね
砂糖いくら入れても苦味は全然緩和されたきがしませんので
じゃあ抹茶ラテっていうのは苦味を抑えた感じにくくしたうまいお茶
苦味はあるのにそれをまろやかに感じさせるのが牛乳のパワータンパク質のパワーですね
タンパク質必要なんだね
そうなんですよどっかでお話ししましたっけストレートティーとミルクティーのお話
36:02
日本茶はお茶に対して甘茶といって砂糖入れたものを別枠で名前を付けましたけど
ヨーロッパの人たちは紅茶にストレートティーというストレートの方を別枠にしたり砂糖が入っているのをベースにした
あーしたした
だけどあれって甘いものが好きだからチョコレートは甘いものでそれにチョコレートの苦味があります
紅茶はそもそも甘いもので紅茶の香りが付きますみたいなそういう感覚で作ってるだけなんですね
それでも苦いのが苦手な人は牛乳入れると緩和されるよっていうので紅茶にミルクティーっていうのが出てくるわけですね
ミルクティーね
同じ原理です
そういうことか
日本人とか中国人は特にストレート飲まなきゃダメなんだって頭持ってますけど自由にアレンジしていいんじゃないですか
っていうことだよね
はいだと思います僕らいろいろやりますよ抹茶立てといてねそれソーダで薄めて飲むとかねめちゃくちゃ気持ちいいからあれ
そうだね薄めると美味しいよね
美味いよね下手にノンアルコールビールなんか飲むよりも抹茶ソーダギュッて飲んだほうが美味かったりするしね
ねえ美味しいよね
美味しいし体にいいしすっきりするしおすすめおすすめ
僕はソース入れるチューブあれに抹茶溶かしてうち店ずっと置いてますもんね
ずっとあるね
あれをコップにピュッピュッってソーダ汁ビューって入れれば
あれすごい手軽だよね
めちゃくちゃ手軽朝出勤しきりはだいたいあれ一杯飲むもんね
コーヒー入れるのと大して手間変わんないからね
そうですねインサントコーヒーぐらいの勢いで
勢いだよね
あとねぜひこれは聞いてる方々に試していただきたいのはお茶割りね
お茶割りね
知ってます僕らだけですよ静岡人ぐらいですよお茶割りと言って焼酎と緑茶って言ってるの
ああそうなんだ
お茶割りって言ったらだいたいウーロン茶で割ったものが出るのが全国の普通ですから
それウーロンハイね
僕らはねお茶割りって言ったらまあそもそもお茶割りっていうメニューないところが多いんですけど
店員さん気遣ってお茶割りっていうところはウーロンハイのことかなって出してくれるわけですよ
そうすると静岡県民がおいなんだこれって怒るわけですよ
茶色いからな出てきたものがな
茶色いわけねえだろ緑に決まってんだろっていうのは静岡県民の言い分ですけど
あれねお茶の種類を一種類の焼酎に対して割るお茶をどんどん変えていくんですよ
びっくりするぐらい味違うから
あれね
ねえ
なんて言うんだろうね別物
別物うわこんなにフルーティーとかすげえ香り高くなったとかうわパンチすげえなとか
そうだね
あれはおすすめですねでこのお茶割りの僕の個人的なおすすめはですね
まずうまいのは当然なんですけど悪酔いしにくいんですよ
そしてお茶がうまみ持ってるせいか焼酎薄めで飲んでもしっかり味するんですよ
とにかく俺は酔いたいんだという人はもっと濃くしたらいいんですけど
39:03
そんなに酔いたくない酔っ払って泥酔したくないんだけどお酒は楽しみたいっていう方
いわゆる低アルコール飲料としてはお茶おすすめ
確かにどんなに薄めてもお茶のうまみがあるからね
うまみが残りつつお酒も楽しめる変な話焼酎にのお茶八とかでも十分楽しめちゃうんですよね
これ水割りだとうっすってなるんで
確かにね
これはぜひぜひおすすめの飲み方で本当に組み合わせ無限大ですから
そうだねあれたまにはずれるけどそれだけ触れ幅あるっていうことだもんね
焼酎とお茶の組み合わせ
組み合わせで相性の良し悪しが出るっていうのも衝撃だよね
すっごい出たね
うわーこのAとBの組み合わせいいけどAのお茶をCに変えた瞬間に全然ダメやんとかあるから
あとあれだよね飲み比べ会30人ぐらいだっけあの時も集まってやった時も
一種類をトップに決めるつもりだったのに一種類の組み合わせ
結局さ好き好きでさ1位全然違うからさ部門作ったじゃん最終的に
確かに確かに
あれ部門後付じゃんまとまらなくて
確かに乾杯向きとかライトに飲みたい人とかじっくり楽しみしたいとか分けましたね
2州くらい同じの違う組み合わせ飲んでるとだんだんみんなやっぱあれも捨てがたいなこれも捨てがたいなって
ちょっと部門分けますかみたいな流れだった気がする
いいですね今回またもう少しコロナ落ち着いたらやりましょうかね
飲み比べ会&今度料理ももう少しバリエーション変えてこの料理に合うお茶割りみたいな
ちょっと曲振りしてね
これ僕らが決めてもいいんですけどお客様自身で組み合わせを探していくっていう楽しみがあって面白いですね
あれはすごいにぎやいだったね
あれが2017年ですねもうだいぶ経ちましたけど
あれがきっかけでですねこのまま言っちゃいますけど我々武藤家が提案の主管になってですねなんとかけがわ氏で条例ができまして
これは商工会議初成年部から掛川氏への提案ということで提言を出してもらったんですけども緑茶で乾杯条例という
緑茶で乾杯条例
2018年に条例の提言の素案を作って持ってきまして
飲み比べ会の1年後ですねで2018年の3月末の通常議会で可決そして2019年4月1日をもって施行と
すごいスムーズだったね
これ全国初ですよ
全国初
緑茶を飲みましょう条例ですね
そうか
これはもう僕らは兄弟なんでもちろん知ってますけど
メインはどんどんお茶飲みましょうもそうなんですけどお茶を飲んでる風景を発信しましょうというのが一番の目的なんですよね
42:08
生産量ナンバーワンが静岡県はわかりますと数字が出てるんで消費量も相当に多いっぽいんです
東京とかだったかな大阪だったかなの消費量と静岡と比べると人口圧倒的に向こうの方が多いにも変わらず負けないっていう
すごいな
数字で見ても面白くないんでいっぱい飲んでるぜっていう写真が上がったら面白かろうと
そのためには僕らを含めた他のお店の飲食店も協力した方がいいよね
飲食店のドリンクメニューにお茶を使ったドリンクいっぱい入れてよこういう活動をやるというための旗頭としての条例なんですね
お茶ももちろん有料で展開していきますしお茶を使ったドリンクの開発とかねやっていくんですよ
これでね今登録加盟店が十何店舗だよね11だったか14だったかぐらいまで来てますし
加盟してなくてもさらに十何店舗は独自で緑茶ドリンクをメニュー化するっていう動き出てますしね
出てきたんだなんかあれなんだよね飲食店特に駅前あたりは飲み屋が多いんだけど
お茶の種類が選べたいっていうのもあったよねちょっと話で掛川でお茶の種類がこんなにあるのに選べないっていうのを
コーヒーはさアメリカンコーヒーエスプレッソと当たり前のようにあるのになんでないっていう
今ねそこは僕ら料理人仲間もオペレーション運用のところで課題を抱えてますね
ロスが多かったり時間かかったりしますので
確かにね
まあカチャ料理むとうちはその辺考えない店なのでありますけど
うちはね
もうロスうるせえやれって言われたんで
相当茶の種類あるからね裏メニューまで合わせると
そうですね表に出してない個人的ストックとかいっぱいありますからね
ねえ
じゃあせっかくここまで来たのでちょっと他の紹介しておきましょうかね
かけがわ市とは別に島田市多いがですね市町村単位だと緑茶の出荷量ナンバーワンは島田市ですかね確か
ここはね島田緑茶化計画という市の政策を発表してこれ10年近いのかな
どんな商品でもとにかくお茶に絡めて町お越ししていきましょうという運動をずっとやってますね
さすが日本一を争ってるかけがわと島田と
そうだね
いう感じですね
川根も強いしね
そうですね川根いい振りきましたね
そうなの
川根に拠点を置くクラフトティー東京ですね
クラフトティー東京
これは本当僕の友人なのでザバッと言っちゃいますけど
同級生の新谷健二君が社長をやってる会社でクラフトティー東京という会社があるんですけど
これは茶業界をもっと盛り上げようということで東京の新宿と丸の内だったかなともう一箇所くらい出してるよねお店を
45:06
これでティースタンドですね定額制なので月額2000とか3000とかそういう金額を払うと
1日1杯お茶が無料になりますと
で1杯してもなんかコップじゃなくて500ccですね
500cc
なんで皆さん通勤するときにそこに自分の水筒持って行ってお茶を入れてもらって
それでボトルの中にねティーバッグ入れてくれるんですよ
だからお昼まで飲み終わったら会社でお湯なり水なり追加したらまだ出るんですよ
っていう感じで使えるので
じゃあ賞味1リッター飲めると
そういうことですね今1回品あたりの平均来店数が1ヶ月に10何回とかそのぐらいで使ってるらしいので
これはこれでそのお茶を毎日飲む習慣化させるという意味では非常に面白い当事組ですね
確かにね統計であったよね健康寿命の平均のランキングでお茶の摂取量
1日5杯以上になった瞬間に効率的に健康寿命伸びるみたいな
みたいですね
っていう統計データだけどね実証があるわけじゃないんだけど
それが川根と掛川っていう
そういうことですね
だから毎日飲むというのは非常に良いのではないか
そういうことですね実際つい最近ちょっとあんまりタイムに話しするとラジオ上よくないんですけど
つい最近緑茶の摂取と新型コロナウイルスの感染拡大防止との互換性みたいなのは研究が始まっていて
ウイルスの不活性化というのが研究の試験科の中では立証されたというところまでは来てますね
これは人間の体の中でどう反応するかまではこれかららしいですけど
いうところまで来てるのでお茶はどんどん毎日飲むと定期的に毎日飲み続けるというのがいいんじゃないですかね
そうだよね
あと茶葉から給水に入れてっていう作業がめんどくさい方ね
もう家帰ったらうろん茶とか緑茶のペットボトルがどんと冷蔵庫に入ってますよという一人暮らしの方も多いと思うんですよ
やっぱり東京や大阪やというところではそういう方々にとってもこういうドリンク状にして販売ができるというのは面白いんじゃないかなというふうに思います
まあこういう時代まで変わってきたなというとこですよ
まあ確かにね
よく考えててさ日刊番じゃなんか柿根をお茶の木で植えといてそれを摘んできて干してそれをゆがいて飲むっていう時代から考えると
それが給水になっただけでも相当乾燥化されてうわ楽だわって言ってたんですね
ねえ
それが深茂茶になったら歯がめっちゃ早いって言ってたんですよ
そうなんだね
それがペットボトルになるどころかティースタンドで煎茶レベルの美味しいお茶を入れて出してくれるって
すごいよねその仕組み自体もね
どんだけ乾燥化損でんっていうぐらい進化してますね
ねえ何も考えずとも美味しいお茶が飲める
つい極みですよボトリングティーね
48:01
ボトリングティー
ワインボトルの中に抽出されたお茶を窒素充填して賞味期限1ヶ月みたいな
もう何ですかねあれはペットボトル茶の最上位クラスみたいなイメージですかね
どうなんだろうねちょっとわかんないけど
昨日ちょうど読んだ記事だと33万円のボトリングティーとか売れてるみたいだけど
そういう価値も付け方もありますしね
あと抹茶でいくとねあの茶箱
茶箱
茶箱のケースみたいな入れ物に入った抹茶のスティックが何本か入ってる
あれ自動販売機で売ってるんですよね
自動販売機ね
あれ割と出るみたいですね
そうみたいだねなんか昨日も東武線かコラボ
はいはいはい
発表されてましたよ
東武線新宿線あと伊豆箱根とかいろんなところでどんどん拡大していってますね
これはショータイムさんという会社社長森本さんでしたっけが始めたんですけど
今販売代理店でさっきのクラフトT東京も絡んでどんどん拡大をさせていってるという状態ですね
非常に面白い取り組みです
ずっと上流階級とか一部のリテラシーの高い人だけだったものを層じゃない層に届けるという新しい潮流ですよね
あれお土産にもちょうどいいしね
またここ最近は輸出が元気いいんですよ伸びてきてるんです
伸びてきてるんだ
抹茶の輸出がきましたよ明治復刻がこれ
そういう流れだよね
ですね僕個人的な見解なんでこれはあくまで僕の個人的意見ですよ
そもそも緑茶はコーヒーを凌駕するパワーを持っているっていう前提なんですよ僕は
ということはアメリカ人とかイギリス人はもちろんお茶を出せば出すほど買ってくれるマーケットがあるんじゃないかなと思ってます
確かにね紅茶とかより全然中毒性高いよね
中毒性で
中毒性というか旨味もそうだし旨味の面とかカフェインの面とかいろんな面で中毒性高いじゃない
これ真っ向勝負でいいんじゃないか
真っ向勝負でもっと海外に挑んでいってもマーケットを拡大していくというのは一つ手としては
もちろんビジネスなので輸出さえすれば儲かるかというとそうではないと思うんですね
生産体制とかいろんなところを考えなきゃいけないんですけどとはいえ縮小してきているところを頑張る一方で
もともとある海外のマーケットにチャレンジしていく今や東南アジアもそういう拡大傾向にありますし
その際に僕ら忘れちゃいけないなと思うのはお茶はストレートが本物であって砂糖なんか邪道だっていう感覚は捨て去ったほうがいいですね
まあそうだね
われわれだけなので日本と中国ぐらいですから
ストレートで飲むのが
ストレートで飲むのが王道であるって感覚は僕らしか持ってませんので
お隣の韓国であったりとかベトナムとかタイとかあのあたり砂糖入れるの常識ですから
51:05
コンビニに行くとわかりますよね
確かにね
甘いお茶しか売ってないですからむしろ
甘いお茶だったね
あれがデフォルトなんですよ
そうだね
で彼らと僕らの出したいものを押し付けるんじゃなくて
彼らとうまく協調をして市場を開拓していくっていうのが一つ
確かにね気候が違うからね
そうなんです
そもそも生活してるリズムが全然違うからそれは食べるもの変わりますよ味覚も
あと是非茶業界の方聞いていただいてたら誰か僕は本当やりたいんですけど
チャレンジできるものなら中東ですね
中東ね
イスラム教犬
イスラム教犬
あの方々お茶めちゃくちゃ消費するんですよ
そうなんだ
お酒飲めないですから
ああそうかお酒ダメだ
お茶で男5人集まってカフェでお茶を飲むっていう文化なんですよ
おお
ひたすら
居酒屋に集まるぐらいの感覚ね
そうですそうです
仕事しない時間とかあるじゃないですか
あの時間お茶飲みながらずっと喋ってますからね
そうなんだ
なんで彼らの文化圏でお茶が必須なんですよ
まあ日本にビールは必須なもんで
はいはいはいはい
っていうことだよね
そこに提案ができたらまた新しいマーケットが開発できるかもしれないし
また彼らとの文化の交流によってイノベーションが生まれるかもしれないですし
そういう文化交流をいつまでも意地張ってないでそういうチャレンジをするっていうのをやってもいいのかなというのは
元からあったんではなくて今回近代茶業士とか
鎌倉聡平さんだったり高林健三それからもっと前の長谷添恵とか
ああいう人たちの挙動を見てると現代人の方が頭硬いんじゃないかなって気がしてきちゃうんですね
いやあそうかもね形はどうであれいいものをちゃんと作って伝えるっていうところだけを持って
今の現代だと昔から引き継いだこれが絶対みたいな違いが見えるなっていう感じはした
もうちょっとね古きに寄りすぎている
ただその僕らが寄りどころにしている過去の事例とか恩公の部分の人たちはそんなこと1ミリも持ってなくて
どんどん前へ前へって進んできてるわけですから
我々が止めてるのは過去の偉人たちに対してもちょっと申し訳ないような気もしますしね
っていうのを今回この長いですね10話ぐらいになりますか軽くの間に思ったことですね
そうだねもう見方というかガラッと変わったね感覚が
お茶は世の中を変えてきましたけどまだまだ世界変えてきますよ
変えてくねこれは
そうですねもう感想のところに移る前にBGM変わる前にいきなり感想やってます
この後でBGM変えておく
54:00
変えておきますお願いします
どっから感想かわかんないけど
感想も味でつつになっちゃうよねどうしてもこんだけ深く入ってくると
今ね日本国内でも農業従事者ですねお茶屋さんやる農家さんが減ってきてるとかね
国内市場もちっちゃくなってきてるしあとは逆座屋モデルが出てきちゃってますよね
生産効率悪くて作れば作るだけ損するみたいなね
そうだね
この辺の改善をしつつ売り方も考えつつ
そうだね何においても人口は今減る方向に動いてるしけどもっと頑張らないと
もっと頑張るって長時間労働じゃないけど知恵を絞るのをもっと頑張らないといけないねっていう
僕らも安いお茶でいいやじゃなくてまだ飲んだことのない方は一度でいいから
ちゃんといいお茶をちゃんと飲んでみてほしいなと思いますね
そうだね
世界変わるんで
ほんとだねうちセールします?
しましょうかね
リハバーゼロきます総量だけかかりますけど手数料とね人件費は僕の人件費なんで削ってもらって
いいですね
これに合わせてどっかでちょっとお茶屋さんにも声かけてもらって
僕は本当にね今割と引きこもり期間が長いわけですよねこの中で
なのでこれを逆手にとって家でゆっくりお茶を入れるという時間をとってみてもいいかなと思います
そうだねチャキってどうしたらいいのかね持ってない人
チャキはね本気でやるんだったらそれなりに手作りのいいやつ買わないとですけど
まあそこまでこだわらなくてもティーバッグでもいいでしょうし
ツメカ用のティーバッグあるじゃないですか100均とかで売ってますよね
ああいうのでもいいしなんかボール型のものもありますしね
確かに
まずああいうところからスタートするぐらいの軽い感覚でやってもらって
そのうちハマっちゃったらチャキ買ったらいいんじゃないですか
そうだね
とこなめの給酢が好きなので好んでとこなめまで買いに行ったりしますけど
ただ桁がだいぶ上がってきますしね
なんか意外とあれだよねチャキっていうか給酢買おうと思わなかったんだけど
たまたまもらって賭けがしで支給されて結婚した時に置いといたら飲むハードル下がったよね
そうですね一個持ってると簡単に使ってみようかなという気にはなりますよね
しかも僕ら湯飲みじゃないじゃん飲むのだいたい湯飲みで飲むことはまあありえないじゃん
だいたいマグカップでは普通にコーヒーの後にもう一回湯吸いでお茶入れるとか
お茶飲んでコーヒー入れてお茶っていうよくわからない流れだからいつも
そんなもんだよね地元の人たちはでもお茶がやっぱ美味しいんだよね
そうですね
まあ2000円くらいでもあるからもし気に入ってもらったらちょっとでも買ってもらえればね
そうですね
癖になるあれ
57:00
癖になって癖になってお茶を飲みながらちょっと思いを過去に馳せて
長谷草園高林建造とかね顔わかんないけどね
そうだね
中城影明のあの情熱とか河村聡平っていうのをふわーっと思い出しながら
またお茶を味わう感覚が変わるかもしれないですね
これ言い忘れてたお茶は薄めて飲んでいいと思います
そうね
みんな勘違いしてるかなと思うんだけど薄く飲んだ方が美味しい場合がよくある
ありますね
いい茶葉ほど薄く飲んだ方が濃く入れると逆にね渋みが際立って
初めての人は特にきついと思う
そうね食後なんかは濃く入れてもいいしとはいえちょっと熱いなとか
ああいう時ね汗かいたなとかいう時はいい茶葉だったら薄めてオッケー
初めて飲む人ってきっちり入れようっていう気構えが何グラムで何分とかやるけど
迷ったら本当に薄くていいと思う
確かにそれを間違えない
そう俺は一度いろんなお茶葉飲んで思ったいい茶葉ほど薄い方が美味い
薄くても濃くてもどっちもいけるもんね
そうどっちもいけるただ濃く出す方が難しい気を使う
これね安い茶葉だと薄くてもダメだし
それどっちもダメなんだけど全然旨味も少ないしとかあるけど
薄く飲んでもらっていろんな楽しみがあるからね
そこからバリエーションを広げていくっていうのがいいでしょうね
いいかなと思います
今回お茶のおかいこんな感じで
だいぶ熱量が高いんで長くなって一番今回最長ですかね多分ね
今回最長だね今のこの締めが一番長いんだけどね
どこでカットするかもしれないけど収録時点で1時間ぐらいなんで
そうですか
まあでもお茶はね思いが
そうですねまだまだ話してない だいぶカットしてるんですけどこれでも
本当にね宿長にも出てもらわないといけないし
そうですねなんかまだ本当話そうと思ったら料理の活用とかね
ベアリングの話とかしようとかも思ったんですけどもう再現なくあと2時間ぐらい軽くいけるので
本当だね一応書いてあるもんね台本には
書いてあります台本には
ここからペアリングというところがねペアリング重要だったんじゃないの
もうねこれ以上言ってももう訳わからんことになるかなと思って
確かにちょっといろいろ持ってきすぎたかな
現時点で1時間ですよ
1時間
このままいくとプラス1時間軽くいきますから
じゃあペアリングとか料理のレシピに関しては要望があれば
そうですねまた
皆さんまたご要望があればきっとそれまでにはツイッターと
どうしようかなyoutubeほとんど上げてないですけど一応youtubeチャンネルのコメント欄も
開いてるんでうちを直接知ってる方はお店の問い合わせフォームなり電話なり
電話っていう
電話怖いな
1:00:00
メッセージフォームお問い合わせ欄もあるのでそちらからねしてもらって
もし要望があればしようかなというところでいいですかね
そうですねまた別の回で考えたいと思います
じゃあこんな感じで今回のお茶シリーズこれで完結ということで
終わりたいと思いますありがとうございました
ありがとうございました
01:00:18

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