アサドラの構成とテーマ
お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日はですね、虎に翼っていうね、アサドラがありますよね。
私はアサドラが本当大嫌いなんですけれど、まあ今年のね、アサドラはちょっと見ないわけにはいかないというか、
伊藤祭里さん、私は今大ファンなんで、つい見ていたわけなんですけれどね、やっぱり素晴らしいですね。
本当に面白くて、見てない人はね、お勧めだっていうところなんですけれど、
アサドラってね、構成的に毎週、一応この1週間の、以前だったら月曜日から土曜日までだったのがね、今ホワイト化で
月曜日から金曜日までですよね。この5日間で一応一つのまとまったエピソード、これの集合体みたいな構成になっているんですよね。
なので今週は一つのテーマがあって、月曜日から始まって、一応金曜日には小さな解決っていうかな、
一つのエピソードが、一旦ここで読み切りみたいな形で終わるっていう構成になっていて、毎週だから。
一旦は話がね、落ちがついていくっていうね、見やすい構成になってるんですよね。
これがね、わざとらしくなく、すごくね、よくまとまってるなと思うんですよね。
今週はまさに、すいません、シングルマザーの話だなと思ってね、もうちょっと涙なしには見れませんでしたね。
この主人公を含めてね、主人公のお兄さんと結婚したね、自分の女学校時代の親友ね。
それと、あと自分の法学部のね、同級生だった、ものすごく過不調性の強い、あれはハンジさんだったかな。
ハンジさんの奥さんだったね、友達とこの3人が軸になって展開する話で、見てない人には何のこっちゃという感じなのでね、
あんまり詳しくドラマのことはお話ししませんけれども、とにかくね、やっぱりシングルマザーがテーマの回だったんですね、今週がね。
シングルマザーの物語
なのでね、本当にちょっとね、やっぱりもう一言としては見れなかったところがあって、シングルマザーって言ってもね、この時代なので、
戦争でね、夫を亡くしている戦争未亡人なんですよね。一人は本当に夫とリエンというかね、夫が結局おめかけさんがいてね、そっちに行ってっていうね、ちょっと複雑な設定があるんですけれどね。
ただこの私がね、やっぱりちょっと泣けてしまったのは、こういうね、夫がいない状態でね、一生懸命仕事したりね、家事、育児に追われたりしている女性たちが出てくるんですけれど、本当に子どもたちがね、やっぱりお母さん大好きなんですよね。
で、この頑張っているお母さんのことをね、すごく応援しているんですけれど、これはね、もう自分自身の幼少期とね、やっぱりダブるんですよね。
私、前々回ぐらいにね、結婚についてのテーマでお話ししたんですけれどね、本当にね、一度の結婚でね、そんな簡単にうまくいかないよっていうね、なので3回か4回にね、自分のライフステージをね、分断して、分割してね、そこでそれぞれいい相手がいたらいいじゃないぐらいのね、気持ちでいきましょうっていう配信をしたんですけれど、
まあね、ここからいろいろあってね、一人で子どもを育てていくっていうね、選択をした女性たちを見ていて、私はね、もう本当に自分の母が大好きで、マザコン、自他ともに認めるマザコンなんですけれど、
これはね、本当に声を大にして言いたいというか、子どもにとっていいね、生育環境を整えるっていうことをね、みんな誰しも一番大事なことだと思うと思うんですよね。
だからちゃんと両親が揃っていて、ちゃんとした家庭環境を与えてやって、ちゃんとできることならいい勉強をね、いい学問を納めさせてやってとかね、やっぱり親としていろいろね、子どもにはやってやりたいことっていうのは皆さんあると思うんですよね。
私はね、あいにく自分には子どもがいないので、あくまでも親の娘っていうね、娘としての立場でしかちょっとお話ができないんですけれどね、親もね、人間だっていうふうにね、やっぱり思うんですよね。
だから周りを見ていて、本当に恵まれてた人ほどね、親のことはね、親としてしか見ていないんですよね。だから自分の親が一人の生身の人間だっていうね、成長過程の、成長過程にある一人のね、まだ未成熟な人間だっていうふうに見出してない人が多くて、びっくりするんですよね。
私なんかはだから本当に、記憶がある限りは、母は私の父親とは早くに離婚してるので、記憶の中には両親が一緒にいる姿っていうのはなかったんですよね。その後再婚されたり離婚されたりはしてるんですけれど、自分の実の父親と母親が一緒にいる姿っていうのは、私の記憶の中にはなかったんですよね。
なのでずっと私が見ている母親っていうのは、一生懸命頑張って仕事しながら私を育てつつ、また新しい幸せな結婚を求めて一生懸命頑張っている女としても、いろいろまだ走り回っている母親の姿なんですよね。
今回この虎に翼を見ていると、やっぱり一生懸命キャリアを追求している主人公、そして母親業に悪戦苦闘している主人公の親友。
この2人の子供たちはやっぱりすごくお母さん思いで、お母さんのこと大好きで応援してるんですよね。ところが対照的にこの邦楽部時代の同級生だった完璧なお母さんがいるんですよね。
この人は本当に過不調性のひどい封建的なうちの奥さんで、3人の息子たちを一生懸命立派に育てた上に、この嫌な夫、おめかけさんがいるような夫と、そして夫のお母さんと、こういった夫の家系を完璧に一生懸命やってたにもかかわらず利縁されかけたりしているかわいそうな女性が出てくるんですけども、
この人のところの息子たちの方が全然うまく育ってないんですよね。完璧にお母さん業をやって、妻業をやって、お嫁さん業をちゃんとやってる人のうちの子供の方がひどい封建的な父親にそっくりな息子になっていたりして、その辺もよく描けてるなと思ったんですよね。
親としての成長
例えば私の周りを見てるとね、もし自分の両親、私の年齢になってくると、例えばお父さんの方が先に亡くなられて、お母さんだけ残ってるとかっていう家も結構あるんですよね。
その残ったお母さんがですね、この先誰か別の人と再婚とかする可能性もゼロじゃありませんよね。
もしでもそういう選択を自分の母親がしたら、もう自分は母親とは絶縁するとかね、平気で言うんですよね。
私の周りの友達とかですけどね、ちょっとびっくりしちゃうんですよね。
なんで?と思って、この先だってまだまだ元気で長生きする可能性があるのにね、この後ずっともう一人で寂しく生きていけって言うの?と思ってね。
だから別に全然誰とも一緒にならないで今一人でいてハッピーだって言うんだったら全然それでいいし、でもねこれからまたいい出会いがあって、また次他の人と幸せになってもいいじゃないですかね。
だからこれはだから要するに自分の親が一人の女であったり、男であったりっていうことをね、子供がどうしても受け入れられないんですよね。
親としての一面しか見ていないので、親に親ではない別の一面があるっていうことが想像できないっていう人が多いんだなというふうに思うんですね。
私なんかはね、本当にもう親としてね、そういう意味では未熟だった母親だったんで、全然そんなこと思わないんですよね。
だから母が途中でね、私実は再婚したいと思ってるんだって言ったら、もうお母さんまだまだ若いんだから再婚した方がいいよって言って、私なんかねちっちゃかったらしいんですけど、すぐ認めたりね、意地らしい子供だったんですよね。
だけど本当にそこに無理はなくて本当にそう思っていたし、今もねそれは全然変わらないですね。
なんでね、親ってね、親だって、私はたまたま自分は子供を持つことはなかったんですけれど、そんなのね、初めから親として完璧にできるなんてことありえないので、
手探りで親もね、親業を一生懸命やってるっていうのはね、すごい理解できるんで、その過程でいろんなことがあったりとかっていうのは、子供は子供なりに横で見ていて、ちゃんとね親を応援するというか、頑張ってって思うものだと思うんですよね。
なので、完璧に親をやろうって思わず、もう未熟な部分はもうさらけ出している方がむしろ子供ってグレずにね、まっすぐ育っていくものなんじゃないかなっていうのをね、自分は親業をやったことがないのでね、無責任に言う部分があるんですけれど、
親業はやったことないけど娘業はね、今もずっとやってるので、親は親でね、未熟なままで全然大丈夫だっていうふうに思うんですよね。それがね、やっぱりこの朝ドラ見ててね、やっぱそうだよねっていうね、一生懸命頑張って子供にとっていい親になろうと思うだけでね、子供は十分それで親のことをね、慕ってるし尊敬もしてるんですよね。
だから立派な親になろうと思わなくても、とにかくがむしゃらに一生懸命前を向いて生きていこうとしている人としてのその姿を子供っていうのは見てるものなんじゃないかなと思うんですよね。
なので、一度の結婚がすごくうまくいかなくてもね、両親揃って一つの親のユニットみたいなね、考え方も、これもね全然固執する必要なくて、片親だろうがね、なんだろうが、やっぱりどういうふうに人間、対人間として子供と関わっていくかっていうところが一番大事なのかなっていうことを、
改めて考えさせられるいいドラマだなというふうに思いました。
本当に大変だったなと思いますね、親はね。
しみじみとしちゃって、今日はこんなところで終わろうと思います。
ごきげんよう。