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2024-06-30 19:45

インテリアと不動産etc.住まいにかかるお金はエンドレス‥という話 #117

不動産購入にばかり目が行きがちだけど、実はそれだけでは終わらないのが、住宅にかかる予算の難しいところ、というお話をします。

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お聞きの皆様、おはこんばんちは、現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。
今日もね、またちょっとインテリアの話をしようと思うんですけれども、今ちょっとある人のインテリアの相談を受けていまして
こういうのってね、絶対正しいという答えはないんですけれど、ざっくりしたアイディアとして
例えば内装を、内装というか新しい家を買いますよね。新しい家というのは中古で家を買って、それほどリフォームで手を加えて間取りを変えたりとか
大きくいじる、床変えたりとかね、建具を全部変えるとか、そういう大きな手を加えない場合は、やっぱりインテリアで
ガツンとある程度いいものを入れて、要するにこの家具ですよね。家具とかカーテンとか、そういったものである程度
ガチッといいものを入れるとね、一気に部屋の質感が変わるんですよね。
建物自体は、例えば20年前とか30年前の建物のままで、壁紙ぐらいは変えたとしても、古いね、この扉とか床材とかは残っている場合って、ちょっと古臭くなりますよね。
今はあんまり売ってないようなね、色とか質感のフローリングとか、そういったものが目につくところに残っているんだけれども、
ここにね、やっぱりある程度質のいいインテリアを入れると、バチッといい感じで決まってくれるんですよね。
なので、ここはね、あんまりけじらず、かといってそんな別にめちゃくちゃ高いね、何十万もするソファーとかね、そういうの入れなくても、ある程度統一感を持ってインテリアをコーディネートすれば、すごいいい空間になります。
ここでも、やっぱり照明が大事で、家具をそれこそニトリとか無印とかで固めても、照明計画だけすごくかっこいいね。
間接照明を中心としたライティングプランにすれば、すごい高級感のある雰囲気になるので、それほど家具にもお金をかけたくないという場合は、照明だけはね、別に高いルイスポール製の器具をいっぱい入れろっていうことではなくて、
最低限、スタンドとかダイニングの上にはペンダントライトとかいう感じで、3つ4つ照明器具を分散させて、間接照明で計画するというセオリーを守れば、すごい雰囲気のいい空間になります。
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これが、だからあまりリフォームとかをしないパターンですね。
次が、ちゃんとリフォームして、ある程度間取りも触るし、現状間取りで、LDKの間に何か増し切り壁とかがあったら、それを取っ払って、もっと開放的なキッチンにして、対面キッチンにするとかね。
あと和室を洋室に変えたりとか、ある程度このリフォームを加える場合は、逆にすごくシンプルにもできるんですよね。
建築家が建てた室内っていうんですかね、そういうのを雑誌で見たこと、終わりになるかと思うんですけれど、建築家が作るとね、内装っていうかインテリアってめちゃめちゃシンプルなんですよね。
室内っていう雑誌とかね、あって、そういうのを見ていただくとすごくわかりやすいんですけれど、建築家が作ったインテリアプランって、もう壁紙とかもね、別にアクセントクロス入れたりとかしないんですよね。
家具も、そんな誰が見ても一目でわかる有名な家具とかを入れる場合もありますけれど、入れなくても建物がかっこいいので、特に家具の方で何か目を引くものを入れる必要がないんですよね。
あと建築家ってね、実はカーテンとかね、ファブリックもあんまり好きじゃないんですよね。建築家ってね、正直すごい傲慢な人たちなので、もう自分が設計した建物が一番の主役だって思ってるんですよね。
なので、もうそんな目立つもの入れたがらないんですよ。なのでカーテンもね、ブラインドとかロールスクリーンとかね、バーチカルブラインドとかね、建物と神話性が高いものしか入れたがらないんですよね。ここにだから柄のあるね、花柄とかのね、カーテンとかね、そういうのはね、あんまり入れないケースが多いですね。
照明ももちろん建築家照明で、表にだからぶら下がってこないんですよ。全部埋め込みとかね、間接照明も天井とか掘り込んで、器具が一切外に見えてこないように設計するんですよね。
なのでもうスカーンともうかっこよくね、出っ張りもボコボコも何もないという、もうただ建物がそこにあるっていう設計にされることが多いんですよ。これであればね、もうただ座るとかね、ただ食べるために物を置く、箱があればいいみたいなね、そういうものすごく家具とかはシンプルなものになります。
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なのでこの家具とかも建築家が全部もうついでに作っちゃうというケースが多いですね。もうあのキッチンにカウンターがもう引っ付いたね、一体型のダイニングキッチンをプランしたりね、椅子だけは外から買ってくるんですけれど、建物の邪魔にならないね、建物とちゃんと馴染んでくれるものすごくシンプルな椅子を使うケースが多いと思います。
はい、という感じでね、本当にどこまで工事として手を加えるか加えないかといったところでもね、予算の振り分け方っていうのが変わってくるんですよね。
工事にお金を、予算を投入する代わりに家具はスッキリとシンプルで済ませるか、もしくはもうあまり工事としては手を加えない分、インテリアにこの予算を振り分けるかっていうようなね、こういうふうにどっちに振るかっていうことで計画が変わってくるっていうのがあるんですよね。
今ちょうどやってたお客様がようやくね、昨日引き渡しが終わったんですよね。これは私多分スタンドFMで1回配信しましたね。
2世帯住宅で、もう2、3年後には家族間で揉めるんじゃないかっていうね、お話をした結構嫌なお客さんだったんですけれど、最終的にはですね、もうめちゃくちゃ喜んでもらって、無事に引き渡しが終わったんですよね。
ここが面白かったのがね、不倫していた息子さんなんですけれど、不倫してたせいで奥さんに頭が上がらなくてですね、本当はもうちょっと予算を抑えてリフォームもいろいろしたかったはずなんですけれど、結局もう頭が上がらないせいであれもやる、これもやるで、
まあいろいろね、結構リフォームのお金がかかっちゃったっていうケースだったんですけれど、結局引き渡しした時に家電とか家具とかを運び込んでこられたんですけれどね、すごい家電を買っておられたんですよ。
パナソニックの最新のすごいかっこいい冷蔵庫でしたね。あとテレビもね、ソニーのすごい良いやつを壁付けにさせていただいたんですけれど、この辺の家電も奥さんが妥協してくれなかったらしくって、すごい良いやつを買ったんですって。
なので、もう家電で予算全部使い切っちゃって、本当は家具も新調したかったらしいんですけれど、家具にも手が回らないので、もうね、古い家から家具はそのまんま使い回すということで、古いダッサイ家具が運び込まれていましたね。
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もうこれはとても手が回らないから、もうここは諦めさせたって言ってましたね。こんな感じでですね、家って立てただけでは終わらないし、リフォームしただけでも終わらないと。
リフォームするならするで、そこにいろんなお金がかかるし、あそこやればここもやらなきゃみたいな、なってきますよね。ここに手を加えないのであれば、そこそこインテリアにお金をかけないと、やっぱり本当に気持ちのいい空間にはならないってところがあるわけですよね。
このインテリアにもお金をかけられないとなると、やっぱり家電とかもね、もう10年20年住んでた家を引き払って新しい家に来るので、古い家電をそのまま持ち込むケースっていうのは、買ってまだ5年以内とかの場合が多いですよね。
10年使ってる家電とかはね、やっぱりもう新しいリフォーム済みの家とか新築した家に運び込みたいとはみんな思わないんですよね。だから新しいものを買って新居に移ってくるというケースが多いので、ここもバカにできませんよ。
冷蔵庫、洗濯機、テレビ、掃除機とかね、ここもなんかもせっかくだったらルンバーとかルンバ的なAIじゃないか、ロボット型の掃除機にしたいとか色々出てきますので、この辺もね、全部合わせるとね、まあまあな金額になりますよね。100万近くかかるんじゃないですかね。
っていう感じで、このね上物にお金をかけすぎると、もうその家具とかこの家電とかそういうところに手が回らなくなります。
あとね、あの妙としてはいけないのが、子建て、1子建てを購入した場合は庭っていうものが出てきます。
庭がね全然ない家もありますけれど、まあでもなんていうかな、前庭とかはちょこっとあったりしますよね。
ガレージがあって、でも今ってあれか、全部もうコンクリートで埋めて、ポストとガレージとカーポートがあるぐらいだったりする家もあれば大丈夫かな。
でもこのカーポートとかもね、結構別予算になってる家が多いんじゃないですかね。
うちね、だから私リフォーム屋なんで、縦売り住宅購入したお客様がカーポートだけはね、この予算に入ってなかったんでお願いしますとか言ってくるケース結構ありますね。
なのでね、このあたりも要注意ですね。エクステリアは家の中に含んでおりませんみたいなね、結構こういうのあります。
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だからこのエクステリアも整えるとなると、ここがオプションで別にプラスされるとか、こういったことになってくるんですよね。
だからね、家ってね、本当にお金がかかるんですよ。
で、マンションはね、こういった心配はない代わりに、教育費っていうんですかね、そういったものが月々かかるっていう風になってるんですよね。
はい、というわけでね、ちょっとしたアドバイスじゃないんですけれど、そこそこね、ここにかからなければこっちにかかるみたいなね、ことになってくるので。
でね、逆に何にもお金をかけれない、家を買ったりとか借りるだけでも全ての予算がなくなっちゃうという場合にはね、何も買えないっていう場合はね、
これ中村津彦さんが配信でね、言ってて私うっかり見ちゃったんですけれど、この家をね、住宅ローン払いきれなくなって、この家をね、手放さざるを得なくなったっていうこのアベマTVのこのドキュメンタリーを途中まで見て、なんか悪い気をもらえそうになったんで、
もう私最初の10分ぐらいでも止めちゃったんですよね。中村さんもなんかね、すごい嫌そうに話されてましたけれど、もう本当に片付いてなくて汚い家が多いって言ってね、すごいなんかもうおっしゃってましたよね。
これってね、でもね、やっぱり悲しい、あの人間の心理で、あのなんていうかな、このちょっと嫌な言い方ですけれど、このお金がないっていうことを気を紛らわせるためのお金の使い方みたいなのがあるんですよね。
これ誰かも言ってましたよね、あの結局100均とかで安いものを大量に買ってくるっていうことを、あのあんまりに裕福じゃない家ほどやりがち。そのせいで家の中があのすごいやっぱりあのガチャガチャガチャガチャとね、ものが多くなってくるっていうのがあるんですよね。
あのすごいね、面白い例えがパラサイトっていうね、あの韓国の映画が何年か前にあったんですけれど、これが半地下でね、暮らしている結構あの貧しい家族がいて、で逆にもうちょっと丘の上にね、あの高台に住んでいるお金持ちの家族っていうのがね、退避されるんですよね。
でこれがやっぱりあの半地下で暮らしている貧乏なお家はね、もう物で溢れてるんですよ、家の中がね。もうぐちゃぐちゃで、でみんなもう床にあの座卓かなんかでね、あのもうガチャガチャってね、インスタントの食べ物をまあ食べてるんですよね、カップ麺とかはね。
で逆にこの高台に住んでいる大金持ちのお家っていうのはもうスキッとしてて、何にも家に物がないんですよね。もうちゃんともうパントリーみたいなものが別にあって、ガチャガチャとしたね食べ物とか備蓄しているものは全部、まあ目につかないところに全部ちゃんと収納されていて、あの目につくところはね物が一つも落ちてないみたいなね。
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こういう金持ちほど何も家にないっていうね。であの貧乏な家ほども物で溢れてるみたいな描写がすごい生々しく描かれていましたね。あとあの天気の子っていうアニメーションがありましたよね。あの新海誠監督でしたっけ。これもあのすごい物で溢れている描写がありましたね。
もう足の踏み場もないほどねいろんなものがあるみたいなね。アニメでもねちゃんとそういったところが描かれていたのがありましたね。でこんな感じでねやっぱりあのお金がないうちはうちでねやっぱりこのストレスを発散するためとかその自分たちが貧しいということを忘れさせてくれるために消費が必要なんですよね。
消費っていうのはやっぱりストレス発散とかねそういった目的もありますよね。ただ物が必要だから買うっていうだけじゃなくて、やっぱりこのあの買った時の高揚感とかね。やったーっていう嬉しい気持ちってありますよね。だからそういったもののために買い物っていうものはあるので。
でまぁこの安いね物を大量に買ってしまって結果これが家の中に溢れてくるっていうのがあるので、やっぱりこのお金がないうちほど物が溢れているっていうのはこういった理由で起こっちゃうんですよね。
なのでリフォームもできない、いい家具も買えない、関節照明なんて夢のまた夢ってなってくると、百均とかそういったところで買ってきたこのプラスチックのこの収納のためのね、あの容器とかがね外にまで溢れ出てきてそこら中になんかこのプラスチックのカゴみたいなものが溢れ出ているうちっていっぱいありますよね。
リフォームなんかさせていただいてもねこの出窓のところにもね、いっぱいこのなんか小物入れみたいなが溢れてたりとかっていうのよく見ます。
こんな風にね結局あの物を置かないどころかね物が溢れてきたりっていうね皮肉が起こっちゃうっていうね、なかなかこう家にまつわるこのバランスって本当難しいなって思ったりします。
以前お話ししたその大学の寮がね、みんな同じ間取りなのにその人がまあそれぞれがね自分でインテリアを工夫することでみんな違う部屋になって面白かったっていう話を以前したんですけれど、結構ねアメリカ人ってもうあの借家の人が多いんですよね。
買う人ももちろんいるんですけれど、あのやっぱり移動が多いんですよ。仕事が変わったりとかね、あの結婚したりとかいろんなタイミングでどんどんあの州をまたいでね移住したりすることが多いので、まあね買ってしまうとねあのやっぱ身動きが取れなくなるということで、あの賃貸に住むケースが多いのでそうなるとねそんなにこの家自体に個性とかないんですよ。
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割とスキッとした無難な間取りになっているので、そこに自分たちの家具とかねインテリアとかを持ち込むことで個性を出していくっていう、あのそういう柔文化っていうんですかね、このインテリアに対する文化意識みたいなのが高いんですよね。
このヨーロッパも同じだと思うんですね。借りたお家に自分のインテリアを持ち込むことで個性を出していくっていうね、そういった習慣に慣れているんで、日本人の場合はどうしても不動産から先に買うみたいなことをされるので、不動産買ったことでもいっぱいいっぱいになって、そういう今言ったインテリアとか、そういった他にもお金がかかってくる要素を見落としているっていうケースが多いように見受けられますね。
なので、家ってね、もうこの家だけでは終わらないと、インテリアとか家電とか外側のエクステリアとか、いろいろいろ発生してくる目をかけなきゃいけないところがたくさんあるっていうことを常々頭に置いて、そういったことも含めて無理なく住める家を確保していくっていうね、そういう発想も必要なんじゃないかなっていうふうに、
思いました。はい、というわけでね、今日はこれで終わります。ごきげんよう。
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