もう一つの問題点としては、一方的なコミュニケーション。
これやってください、あれしてくださいというような命令になると、一方的なコミュニケーションとなってしまうので、
相手との信頼関係を築くことが難しくなるというところはあると思います。
一方で、さっきみたいな虫さん、落ち葉さんみたいな感じで、感情を伝える、感情に寄り添う話し方をするといいというところのメリットとしてはですね、
3つぐらいあると思ってまして、一つ目は相手の共感を呼ぶというところがありますよね。
自分の置かれている感情であったりとか、こういう風に考えているんですというような理由を伝えることによって、
相手にもそうなんだ、そういう事情あるよねというような形で、共感が生まれやすくなるというのはありますよね。
共感できる相手の事情とか、相手のストーリーとかを自分の中にスッと入ってきて、
共感できるなと思うと、相手にも対しても自然と協力的になりやすいというのはあると思います。
二つ目としては、信頼関係が構築できるというところですよね。
自分の感情とか、感情に訴えかけられるような伝え方をすると、
相手との間に一つの共有したストーリーを、一つのストーリーを共有できる背景というのもイメージしやすいですし、
その一つの場面というのをお互いに共有できるというところがあると思うので、
親近感が湧くというか、信頼関係が築きやすいというのがあると思いますね。
相手が上だからとか、相手が上司だからということで、相手の話を聞こうというのは、
なかなか人間なので、感情的なところもあって難しいと思うので、
一度、あの人だったら信頼できるな、信用できるなというところの信頼関係を築くと、
どんな立場の人であっても、自分のこうしてほしいなという依頼もスムーズに受け入れてもらいやすいのかなとは思っています。
3つ目のメリットとしては、相手の依頼をする方の方のモチベーションが上がりやすいというところがありますよね。
人間誰しも相手に尊重されているなという気持ちを持つと、
やっぱりその人のために頑張ろうという形で、自分の意思で動こうという気持ちが動きやすいじゃないですか。
自分たちのモチベーションというか、そこで頑張っていこうという意欲が湧きやすいので、
依頼をしたとしても、その先依頼したこともやってくれるというような形でメリットがあるかなと思います。
普段、そう言っても日々忙しいし、時間を過ごしながら自分の感情であったり相手の感情に寄り添って、
どうやって物事を進めていくかというところって、なかなかバタバタしてて難しいとは思うんですよ。
その時の私なりの考えているいくつかポイントというのをお話ししていきたいなと思います。
これも3つあるんですけど、まず1つ目は何か物事を伝える前に、
まず一旦感謝の気持ちを伝えるというところが大事ですよね。
こういう感情に訴えかけるようなお話をする際って、
いきなりこういう事を普段考えているから、こういう風にやって欲しいんだよねというような形で伝えようとしてもなかなか難しいと思うんですよ。
一旦そういう気持ちを持っていくために、まず相手の対するありがとうだとか感謝の気持ちを伝えることというのは大事ですね。
例えば、お仕事を何か依頼する時に、いつもこうやってお仕事を急にお願いすることもあるけど、
いつも助けてくれてありがとうというような形で、
一旦その感情的に、相手の感情に寄り添う言葉を投げかけた後に、
今こういうことも考えていて、こういうこともしたいんですよ、やっていただけますかというような形にすると、
感情に乗せたお話っていうのも相手にしやすくなると思うんで、
そういう風にした方がいいなと私は心がけてますね。
一旦そういう感情に寄り添った話をするために、前置きの段階で、
一旦ありがとうございますというような形で前置きの言葉、相手への感謝の気持ちを伝える言葉を置くと、
そういうモードに入りやすいというのがあると思うので、そういう風にはしてますね。
2つ目は、今思っている感情というのをそのままに伝えるということですね。
取り繕って自分でその人のために何を話そうかなとか考えてきた言葉で伝えると、やっぱりぎこちなくなってしまって、
ぼんやりになってしまうところがあると思うので、
本当にその方に対して普段思っていること、感謝しなければならないこと、
いろいろその方に対してありがとうって思える気持ちを自分の中で持っておいて、
それを正直に相手に伝えるっていうのは意識してますね。
例えばその方の得意分野はこういうことが得意分野で、前もこういうことに助けてくれたなってことがあれば、
今回の仕事もこういうことが最悲なところが一番のネックになっているんだけども、
前、何々さんがこういうところで手伝ってくれたからすごい助かったし、
今回もお願いしたいなと思ってぜひ協力していただきたいんですっていうような、
本当に今までの経験だったりとか、その人からの過去の実績とか、
そういうところを見ながら素直にその方が必要なんですっていうのを伝えてあげるっていうのは意識してますね。
自分がどうやって相手の方にして依頼したことに対して、
依頼したことに対してどうやって対応してもらえるかっていうようなロジックを組み立てるとかじゃなくて、
その方が本当に必要なんですっていうのを、私はその前の段階で、
誰がこのプロジェクトを進める上で、この仕事を進める上で、
こういう人だからこの人にお願いしたいなっていう気持ちを沸き立たせてからお願いするっていうのはやっぱり意識してますね。
物事を進める、円滑に進めるというよりかは、
このプロジェクトにこういう方が必要だからっていうのを、
まず人から人ありきで選ぶっていう風にすると、
相手のお願いとか依頼に対しても、素直に相手に対しても言葉が乗るというか伝わるのかなと私は思いますね。
3つ目大事なこととしては、こういうことをしてもらいたいですっていう風に依頼はするんだけれども、
最終的にはこの中でどうですかっていうようないくつか選択肢を提示するっていうのは大事ですね。
こういう風なことを依頼したいんですけれども、
いろいろこういう背景があってぜひ君にお願いしたいんです。
だけどこういうのをいくつか考えてるんだけど、
何々さんはどう思いますかっていうような形でお話をするっていうのはやっぱりいいと思いますね。
いくらこうやってね、相手の感情に寄り添って自分の感情に寄り添ってお話をしたとしても、
結局その選択肢がお願いしたい、依頼するっていうことが一個だったとすると、
基本立場が上の方だったりすると、
じゃあもう受け入れざるを得ないよなっていうことで、
いやいややってしまう方も出てくるじゃないですか。
結局最終的にはその方に依頼はしたけれども、
断る権利もあるし、他の選択肢を選ぶ権利もあるよっていうような形で、
いくつか選択肢を上げておくと、
やらされかんというよりかは、自分で最終的に選んで、
その方のために協力しましたという気持ちが生まれやすいと思うので、
依頼する側としては、
押し付けにならないようにいくつかやってもらいたいことがあるんだけども、
この中でだったらどう思いますかというような、
そういう選択肢を提示してお話するっていうのは大事だと思います。
本日のテーマはですね、
相手の感情に寄り添う対話が働きやすさを向上させるというテーマをお話しさせてもらいました。
やっぱり人間なんで、
何々してください、あれしてくださいっていうような感じで、
いつもお願いされてばっかりだと、
何だよお前って感じで、
反発する気持ちも出てくるとは思うんですよね。
そういった中でも、
お仕事をいつもお願いしてるんだけども、
こういうことを、
何々さんのこういうところがすごい素敵で、
こういうところを買ってお願いしてるんですっていう、
何か一言、その人の気持ちを考えて話してるんだなっていうことが相手に伝わると、
この人のために頑張ろうかなって気持ちって、
やっぱ浮かびやすくなると思うんですよね。
さっきの虫さん落ち葉さんの話もそうですけど、
一旦その虫さんとか落ち葉さんの気持ちになって考えると、
そういう虫の世界もあるんだし、
自分でちょっと風呂に入ってきた虫とかも救おうかなって気持ちで、
一旦そうなるじゃないですか。
ただ単にお仕事だけの関係で、
これやってください、あれやってくださいって気持ちだとなかなか伝わらなくて、
一旦その仕事から離れて、
一旦感情が揺り動かされるようなことっていうのを、
普段の会話から投げかけていくと、
より一旦仕事から離れてるんだけど、
逆に仕事が円滑に進んでいるっていうことが起きていくと思うので、
ぜひ皆さんも仕事をうまく進めるためには、
仕事のことばっかり考えてるんじゃなくて、
その方に動いてもらいたいなーって気持ちをすればするほど、
仕事から離れるその方に寄り添って、
お話をするっていうのが大事だなと思います。
ぜひ皆さんも普段の心がっからそういうところをやっていただけると、
働きやすさが向上すると思うので、
ぜひやっていただきたいなと思います。
本日のテーマは以上となります。ありがとうございました。
本日は最後まで聞いてくださいまして、ありがとうございました。
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