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声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回は、株式会社百一姓代表取締役の
羽場賢治さんにお話を伺いたいと思います。
羽場さんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは自己紹介からお願いいたします。
はい、百一姓の代表をしております羽場賢治と申します。
長野県の稲市を拠点にですね、
オンラインを中心になんですけれども、
全国の若手農業経営者さん、
主に30代から40代の農家さん専門でですね、
所得拡大のコンサルティング会社というところを経営して
今8年目になっております。
ここの百一姓さんでは、若手の方に農業に対して
いろいろアドバイスされてらっしゃるというのは
お仕事になるわけなんですかね。
そうですね、若手の農業経営者さんの
特にですね、財務戦略というところに
フォーカスを当てまして、私が会計事務所出身ということも
ありますので、数字に対する苦手の意識のある農家さんに対して
経営改善を数字を使って行っていくというような
サポートを行っています。
どうなんでしょう、農家さんの財務戦略と
一般企業の財務戦略は同じようなものなのか
違う部分があるのかって、どんな感じなんですか。
そうですね、基本的な原則というか
考え方自体は共通しているんですけれども
ちょっと農業特有の癖みたいなものはありまして
一般的な、例えば部門管理みたいなものをするにあたって
作物別に減価計算したりだとか
取引先別、商品別に減価計算したり
みたいなことをするわけなんですけれども
その辺のその、減価に農業だったら何を入れるのか
みたいなところが、結構癖があるので
その辺をですね、紐解きながら
できる限りわかりやすくサポートすることを
心がけているという感じです。
そうですね、やっぱりね、利益を出していくためには
その辺りもしっかり数字として把握していくことが
大切になってくるわけなんですね。
そうですね、自分が持っていた商品ではないものが
稼げるっていったケースも結構ありますので
肌感覚ではなく、ちゃんと数字にして根拠を持って
経営の舵取りをしていくっていうところを
考えてもらっております。
そうなんですね。
こういった農業の事業をサポートしようと思った
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最初のきっかけとかはどういったところがあるんでしょうか?
最初のきっかけはですね、私が環境問題に対する
興味関心っていうところが非常に強かったので
大学の時に何かしら環境問題に貢献できるような
ことがやりたいなって思いで
農学部の環境コースというところに足を進めて
その中で環境に優しい農業の研究をし始めた
っていうのが最初のきっかけになっています。
この環境に優しい農業っていうのは
具体的にどんなことが農業になっていくんでしょうかね?
私がやっていたのはですね、極力科学肥料だとか
科学農薬に頼らない農業っていうところで
限りある資源っていうところをですね
極力大切にしながら
自分自身は大豆とトウモロコシの混作っていう
2種類以上の作物を混ぜて植える農法っていうのに着目をして
2種類以上の作物の相乗効果みたいなところを利用してですね
科学肥料の使用量を抑えたりだとか
場合によっては病害値に強いような状況を作ったり
そんなところで環境の負荷を低減していくっていうようなことを
考えてやっておりました。
そうなんですね。じゃあこれを大学の時に研究していて
これを実践的にやっていこうということで
今もビジネスとしてされてらっしゃるっていうことですかね?
そうですね。直接的にいきなりっていうのは難しいなっていう風に思ったので
まずは環境に優しい農業って結構私の中で
非効率で儲からないイメージが少々ありましたので
まずは稼げる強い日本の農業について考えていくことが
先になるんじゃないかなと思いまして
それで数字の面から稼げる強い農業を考えていくために
農業事業部の会計事務所に入って
数字かける農業っていうところで
しっかり研究しながら
稼げる日本の農業を応援していこうということで
まずは環境っていうことはちょっと一旦横に置いておいて
稼げる農家さんっていうところを応援していくっていう思いで
やっているって感じですね。
そうなんですね。今はどうなんでしょう?
どういったことを農家さんに対してサポートを主にやってらっしゃるんでしょうか?
はい、そうですね。今はですね
先ほどもちょっとお伝えしたところと重なってくるんですけれども
理想の農業所得の実現
具体的には理想の稼ぎというとおりの実現ということを
合言葉にしているんですけれども
それを実現していただくために
作物ごと取引先ごと商品ごとにですね
手取りっていうところを分析していただきながら
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どこに選択と集中をしていけば
ご自身の理想の所得、手取りが得られるのか
というところを考えていただくということと
あと農園の中のですね
ボトルネックになってしまうような
工程っていうところにも注目をして
その無理な規模拡大ではなく
既存の農園のですね
稼ぎという取りっていうところを最大化していく
視点について考えていただくような
そういった技術っていうのを提供して
サポートを行っているっていうのが
今のサービスの中心になっております。
そうですね、農業のサポートされていらっしゃるということですが
今はね、いろいろお伺いしたところ
そこをもっと拡大できるような
そういった農家をサポートされる方も
育成されていらっしゃるということなんですが
こちらはどんなことをされていらっしゃるんでしょうか
はい、そうですね
だんだんおかげさまで
私がサポートしている農家さんの件数が増えていく中で
もっと農家さんのサポート件数を
増やしていきたいなと思ったんですけど
そうするとですね
私自身の今度はゆとりが失われてしまうような
状況っていうのが出てきてしまう
リスクがだんだん出てきましたので
もう次はですね
今度は私が持っているノウハウで
稼ぎとゆとりを最大化した農家さんっていうのが
いらっしゃいますので
そのノウハウを実際に農業系アドバイザー
農業系コンサルタント志望の皆様にですね
提供させていただいて
学んでいただくプログラムっていうところを
企画して
そこのコースっていうところで
ご受講いただいているっていう
そんなサービスも展開しております
じゃあ今後は幅そのようにいろいろサポートできるような方が
増えていくっていうようなそういった場になるわけなんですね
そうですねそういったことを期待して
とにかく全国47都道府県の農家さんをサポートできるような
強いチームっていうところを作っていきたいなという思いで
頑張っております
この番組は経営者の志という番組ですので
ぜひ幅さんの志についても教えていただけるでしょうか
はいありがとうございます
そうですね
弊社の経営理念がですね
数字の力を農家の力に
農家の力を農業の力に
農業の力を地球の力にという
そういう経営理念を掲げておりまして
経営ビジョンとしては
心安らぐ農家の皆様の一生を実現するとともに
いつまでも続いていく農業と地球環境というところを
実現していくというビジョンを掲げております
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ですので
私の志としてはですね
まず農家さんに理想の稼ぎという取りを実現していただくというところは
もちろんなんですけれども
その先に環境に優しい農業というところが
当たり前になる世界 世の中というところを
夢見て活動しているところがありますので
今後はですね そういった環境に優しい農業が
儲かってしまうというような
ノウハウというところの
開発というところにも力を入れていくというところが
次のステップになってくるかなと思っております
そうですよね やっぱり今後はね
環境のところもすごく注目をされていると思うんですが
これからね そういった環境の観点でいうと
これからどんな取り組みをしてもっと広げていきたいというふうに
考えてらっしゃるんでしょうか
はい そうですね 今ちょっとですね
農家さんと話をして作戦を立てているのは
企業さん向けにですね
農家さんの管理している農地の
一角をですね 所有していただいて
一緒にですね 既存の栽培から
極力も有機栽培だとか 栽培期間中農薬不使用
化学肥料不使用の栽培に切り替えていく
チャレンジを一緒にしていただけるような
企業さんというところを
農家さんと企業さんというのをマッチングしてですね
環境に負荷の少ない農業というのに
チャレンジできる農家さんと農地が
どんどん増えていくような仕組みというところを
作っていきたいなというふうに考えているところであります
いくつか企業さんにも
全国でもですね 何社か取り組んでいる事例がありまして
うちの地元でも取り組んでいる事例があるんですけれども
企業さんにもいくつかメリットがありまして
まずはやっぱりそういうSDGs的な観点から
環境に負荷の少ない農業に
自社としても取り組んでいるということが訴求できるということは
消費者の皆さんにとってもPRにもなりますし
採用活動にも実は有利に働いているという事例がありまして
そういう環境に負荷の少ない農業に自社で取り組んでいますよ
ということに関して学生の方からですね
ちょっと問い合わせが入るような
そういう例というのも出てきております
やっぱり学生の方ね 若い方の方が
環境問題とかSDGs 結構関心ある方
いらっしゃるんじゃないかなということなので
今はね そういった方も積極的に採用できるということであれば
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メリットとして企業側もあるのかなって感じますね
そうですね ぜひそういう学生さん
意識の高い学生さんというところの採用にも
つなげていただきながら
それこそ週末だとか 場合によっては出向という形で
農家さんと一緒にですね 農地の管理というところに
収穫だとかを中心になるかなと思うんですけれども
事業員さんも出てもらってですね
リフレッシュしていただきながら
場合によってはアルバイト代みたいなところも稼いでいただく
もしくは野菜の原物支給みたいな形ですね
農産物も入手していただいて
本当に企業さんとタッグを組んだ展開というところをですね
期待している次第であります
ぜひ今日のお話を聞いて
一緒にチャレンジしてみたいという企業さん 経営者の方がいらっしゃれば
ご連絡いただきたいですし
あとは農家さんとも一緒に協業できるような方も
お問い合わせいただけるといいですよね
そうですね 今も本当に農家さんの所得拡大
所得を高めていくということに関して
ノウハウを持っている企業さんとの協業というところも
極的に進めておりますので
私 弊社だけではできることというのは限りがありますので
ぜひ一緒にパートナーシップを組んでですね
チームで農家さんの所得拡大
さらには地球環境というところ
環境問題に対する貢献というところを
農業手段としてやっていけるような企業さんと
一緒にお話ができたらいいなと思っております
はい ぜひこのポッドキャストの説明欄に
ホームページのURLを掲載させていただきますので
ぜひ今日のお話を聞いて
関心ある方はお問い合わせいただきたいなと思います
ありがとうございます
今回は株式会社核一省代表取締役の
濱賢治さんにお話を伺いました
濱さん どうもありがとうございました
ありがとうございました