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声を思いを世界中に届ける。こえラボ、経営者の志。
こんにちは、こえラボの岡田です。今回は精神科専門医の田中理香さんにお話を伺いたいと思います。田中さんよろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
まずは自己紹介からお願いいたします。
はい、ありがとうございます。田中理香と申します。
私は福岡県の蓄志野市というところで精神科のクリニックを開業して、今ちょうど21年目になります。
普段は普通に保健診療と、あとそれ以外にイエロテイで組織心理研究所と言いまして、組織の中でマイナスな感情になったものをプラスに変えていけるような学びをするオンラインの講座を企画しております。
この精神科というと、心のお悩みとかある方が訪れることが多いんですかね。
そうですね。心の悩みだけじゃなくて、やはり体の部分ですね。いろんな自律神経症状というのが症状ですとかですね。様々いらっしゃいますね。
やっぱりいろんな症状があると思うんですけど、いろんな原因でそういった症状が出てくるという、皆さん様々なんでしょうか。
本当に様々ですね。こういう原因で特定するのは難しくて、多くの場合、病院に来なければいけないぐらいの状態でいらっしゃる方は、一つや二つの原因ではなくて調子を崩されますね。
そうなんですね。年代はどういった方が多いとか、なんかあるんですか。
やはり中心になるのはお仕事をしていらして、どうしても仕事に行けなくなってしまって打つ状態という方が一番多いと思うんですけれども、その方たち以外にも若い子たちでいけば幼稚園とかぐらいの子たちから、もうちょっと高齢の方たちまでですね。
特に最近、コロナになってから高齢の方が受診されるようになりましたね。
そうなんですね。本当に幅広い年代の方が、やっぱりそういった精神的なお悩みがあるということで訪れる。
そうですね。
そういった時に、田中さんはどういうふうなサポート、診療されていらっしゃるんでしょうかね。
まずやはり、だいたいどんな方も、先生お薬出すんでしょう、そうしたらずっと薬やめられなくなるんですよね、なんてことをおっしゃるんですけれども、そんなことはしないで、まずお薬の前に何ができそうかということと、その他の不調の原因究明ということをしていきながら、生活の工夫の中で変えていけるところからまずやっていって、それでも足りない部分はやはりお薬で補足していきましょうというようなそういうスタンスです。
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そうなんですね。結構生活面で改善できることも結構あったりするんでしょうかね。
いっぱいありますね。
例えばどういったところがありますかね。
はっきり言いますと、心の健康って実はめちゃくちゃ簡単なんですよね。
そうなんですか。
ちゃんと寝て食べてればいいんですよ。
寝て食べるっていうのが大切なんですね。
ちゃんと寝て食べて、ちょっと運動しておけばだいたい病気にならないんですよ。
そうなんですね。結構そういう意味だと、しっかりとした生活を送っていると、心の悩みって解決する部分もあるんですね。
ありますね。特にやはり感じるのは運動はめちゃくちゃ大切ですね。
運動も大切なんですね。
本当そういった世間で言われているように、よく寝てよく食べて、よく動いてっていうようにやっていけると、よくなっていくケースもあるんですね。
いやもうそれだけで大体ほとんどケースになるんじゃないかと。
そうか。今の人ってなかなかそれ揃ってできてない方も結構いらっしゃるんですね。
ですね。できてないことの自覚がないんでですね。
はい。
できてるつもりでいらっしゃるんですけど、詳しく聞いていくと、ちょっとそれはね、みたいなのがやっぱりあるわけですよ。
なるほど。本人は寝て食べてやってるよって言うけど、聞くと、それはちょっと睡眠時間が少ないんじゃないのとか、もっと食事行した方がいいんじゃないかっていうのもあるんですね。
いっぱいあります。
いっぱいあるんですね。なるほど。
本当にお薬出す前に取り組むべきこともいっぱいあるので、まずはそこからっていうことですかね。
そうですね。
田中さんはなんでこういった精神科のお医者さんになろうと思ったの?何かきっかけあるんですか。
やっぱり自分の育ってきた背景とかですね、やはりいろいろ不思議なことや不思議な方もいろいろいらっしゃって、
一体何なんだろうっていう、自分自身も含めてですね、そういうのを考えていく中で、精神科医になりたくて医学部に行きました。
そうなんですね。やっぱりご自身でお悩みもあったので、何とかしたいなっていう、そういった思いで学んでいかれたんですかね。
はい、そうですね。
で、どうですか、学んでいってみていかがでしたか。
私、大体想像すると思うんですけど、めちゃくちゃ医学部って勉強しなきゃいけないんですよ。
そうですよね、医学部。
入る前もそうなんですけど、入ってからもっと深刻に勉強しなきゃいけないんですよ。
多分ですね、勉強楽しいと思うのは40過ぎてからですね。
最初は何だかよくわからないことが多いんですけれども、でもちょっとずつわかってくると、
なるほどそこはそうなってたかっていうのが、自分の中で過程いくようになるじゃないですか。
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そうなってくるともう楽しいばっかりですよね。
そうなんですね。
じゃあそういっていろいろ勉強されていて、順調にじゃあ精神科医になってきたっていうことなんですか。
とんでもないですね。
すごい勢いづいて精神科医になるぐらいの気持ちで、6年間精神科医になってみたところが何もわからない、何もできなくて、
私自身が相当まずいということに直面するだけのことがあって、これもう終わってるかもっていう感じでですね。
もう外国人でイギリスに留学したみたいな。
でも、結果的にそこでもっと学ぶことができて、とても新たな経験になったという感じですね。
じゃあイギリスでもそういった学びを続けていらっしゃって、イギリスではかなりいろいろそういった精神科のことも学んでいらっしゃるんですか。
はい。やはり日本とイギリスはシステムが違うんで、教育システムも全然違ってですね。
そこでいろんなことを学ぶさせていただいたことはとても大きいですね。
やっぱり日本とイギリスでは違う部分多かったんですか。
すごく多いですね。
たぶん私たちの分野ではチーム医療っていうことをよく言われてるんですけども、
本当の意味でのチーム医療っていうことを体験している方は実は少ないんじゃないかなと思うんですね。
やはり民主主義が先に進んでいた分、イギリスのチーム医療って本当にチーム医療でですね、
みんなが自由にディスカッションするという体験はやはりあれが大きいと思いますね。
そういったイギリスのチーム医療とかも見てきた上で、また日本に戻ってきていただいて、
活動をまた進めていったということなんですか。
そうですね。
この番組は経営者の志という番組ですので、
ぜひ田中さんの志についても教えていただけるでしょうか。
はい。私は鬱病とか、
鬱病だけじゃなくて精神疾患があるんですけども、
そういうメンタルヘルスの問題っていうのは、実はチャンスだと思ってるんですね。
人間的な成熟の大事な分岐点だと思っていまして、
病気というよりはチャレンジでチャンスだと思うので、
それをすごく大事にしていけたらいいなというふうに、
そういうことに気づいてくださる方が増えると嬉しいなというふうに思いますね。
じゃあ悩んで、そういったときにはチャンスだと思って、
そこから新たに取り組んでいけるっていう、そういう機会になったっていう。
そうですね。
プレッシャーが強ければ強いほど、扉が開けるのが多ければ多いほど、
先に見える景色がもっと素晴らしいっていう、そんな感じですね。
ぜひそういうふうに思って、先に進んでいける方が増えていけるといいんじゃないかなと思いますね。
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今、いろいろ活動もされているということなんですが、
ぜひそういったところもご紹介いただけるでしょうか。
ありがとうございます。
イエローテール組織心理研究所で、陰性感情トレーニングと言いまして、
マイナスな感情をどのように自分の中から開放して自由になるかということと、
それを組織のチームビルディング等にも活かしていけるようなプログラムを作って、
前から活動してるんですけども、それを今度オンラインで2月から始めることになってまして、
おかげさまで、1期生はほぼほぼ満席になってしまって、
今度2期生の方たちを多分5月以降にやると思うんですけども、
何か組織を裏も表もなく成長させていきたいと、
自分も一緒に成長したいというふうな思いのある方で、
やっぱり組織によってもマイナスな気持ちになりますので、
それを活かしていけるような方法について、
ご協力の方がいらしたら、ぜひFacebookやLinkedInで
イエローテール組織心理研究所と検索していただけると、何か情報がつかめると思います。
ありがとうございます。
このポッドキャストの説明欄にもリンクを貼らせていただきたいと思いますので、
ぜひ田中さんにコンタクトを取って連絡してみていただければと思います。
今回は、精神科専門医田中理香さんにお話を伺いました。
田中さん、どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
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