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2019-12-06 17:34

158.上杉惠理子さん(和装イメージコンサルタント)

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【着物を着こなして、輝く人を増やしたい】

着物を着ることはありますか?
着物って、様々な場面で着ることができ、自己表現にもとってもいいんですね。

見た目にコンプレックスがあったという上杉さんですが、着物を着るようになってから自己表現できるようになったそうです。
そして、着物はエコロジーだということも初めて知りました。日本の文化の素晴らしさも教えていただきました。

ぜひ、このような日本の良さを発信している上杉さんのメルマガを登録いただければと思います。





【今回のゲスト】
和装イメージコンサルタント 上杉惠理子(うえすぎ・えりこ)さん
和創塾 ~きもので魅せる もうひとりの自分~
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経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
あなたは着物を着ることはあるでしょうか?
着物って、さまざまな場面で着ることができ、自己表現にとってもいいんですね。
まずは、インタビューをお聞きください。
今回は、和装イメージコンサルタントの上杉惠理子さんにお話を伺いたいと思います。
上杉さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まずは、どんなことをされているのか、ご紹介いただけるでしょうか?
はい。みなさま、はじめまして。和装イメージコンサルタント、上杉惠理子と申します。
私はですね、日本の伝統衣装、着物を自己表現ツールとして着こなしていくための和装塾。
着物で見せるもう一人の自分という塾をですね、やっておりまして、今4年目を迎えております。
今日も着物でお越しいただいて、素敵な着物なんですけど。
ありがとうございます。
帯を見させて、先ほど見させていただいたんですが、これ、いろいろ柄が書いてありますよね。
はい。今日はですね、サファリの帯で参りました。
名古屋帯なんですけど、正面から見るとフラミンゴがいて、背中はケニアの夕日に浮かび上がるキリンさんみたいな。
柄になってますね。
そういった柄でも、着物だとおかしくないんですよね。
すごく合いますよね。
ありがとうございます。やっぱり洋服で動物柄っていうとすごく可愛くカジュアルになってしまいますけども、着物で帯に表現をするとすごく大人っぽく上品に、かつ個性的で、これは何だと必ず言われますね。
どうしてこの柄を選ばれてるんですか?
ありがとうございます。私がですね、実はこの仕事を始めたのは4年ほど前なんですけども、もともと実は学生時代はアフリカとか、途上国と言われるところの開発問題に興味があって、アフリカのフィールドワークをしてたんですよ。
そうなんですね。
県に行って、エチオピアが長くて、一番長い時で半年住んでまして、そういうのもあって、アフリカにはものすごくご縁と恩と思いがあるので、いつかはアフリカの文化をまた紹介するような仕事もしたいなということもあって、そういった自分のルーツと、そして未来への思いを表現するために、この帯はもう絶対素敵と思って一目惚れしちゃったんですよね。
なので、こういう時、自分を伝えるようなシーンではよく締めております。
そうやって表現できるのも着物のいいところなんですかね。
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そうなんですよね。着物って実は平面の布なので、帯だったり、着物の裾周りだったりとか、いろんなところに絵を描けて、かつ、洋服では使わないような色とかもたくさん入れられるので、ものすごく自己表現のツールとして最高なんですよね。いろんな柄が出てます、今本当に。
そうなんですね。色とか柄も本当表現豊かに表せるのが着物のいいところなんですね。
もう最高だなと思って。
確かにそうすると自己表現とか、自分がどういう人なんだっていう時に、例えば今回の上杉さんだと帯を見て、これどうしてですかっていうような、そういった話題にもなりますね。
そうなんですよね。話のきっかけというか、そういう意味でコミュニケーションツールになるなと思っていて。
特にそれで着物で着ると、いろんなところでもやっぱり表現しやすいというか、目立ちますよね。
そうですね。ただ着てるだけだとちょっとつまんないかなと思うと思うんですけど、本当にちょっと一つアイテムを変えていくだけで、ガラリと自分の好きなものとか、やってることとか、コンセプトだったり。
この間木蓮の着物を着まして、木蓮ってご存知でしょうか。空に向かって咲くんですよね。その咲き方が私の人生というか在り方にすごい表現されるなと思って。
自分の咲きたい咲き方でみんなそれぞれ花を咲かそうよっていうようなコンセプトにものすごく合ってくるので。
そういったメッセージ性も伝えられるようなものなんですね。
お似合いになるものとか、お似合いになる色や柄とかもあるんですけども、それをもう一つ一歩踏み込むとすごくいい自己表現として。
上杉さんが今やられてるのは和装塾という、和装塾ではどういったことを教えていらっしゃるんでしょうかね。
和装塾、これ実は和で作る塾って書くんですけれども、私のところにいらっしゃる生徒さんって結構ですね、お母さんおばあちゃんの着物をお家にあってこれ一体どうしたらいいんだと思っている方がいらっしゃることが多くて。
いつか着物を着てみたかったんだけど、本当どうしたらいいんだろうと思っていらっしゃって、着付けから始め、さらによく行くんですけど、私お家に伺って全部タンスを開けて、その着物たちを全部出して、こういうコーディネートができる、これはこういうところに着ていける。
もっとこういうアイテム、ちょっとした小物を買い足せば、1000円、2000円で買い足せば、こんなに幅が広がっていくみたいな話をしたりとか、自分としてはすごく正統派に着たいのか、ドレスのように着たいのか、むっちゃ可愛く着たいのか、可愛いのか絶対嫌ですっごいかっこよく着たいとか、いろんなことが皆さんあるので、それに合わせて当たったらこういうコーディネート。
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コーディネートがしやすいんですかね?
そうですね、着物って形が決まっているので、実はものすごく組み合わせが幅広い。着物1枚に対して帯を何十本と合わせていけるので、帯を変えればものすごく変わるし、もうちょっというとここにひもが一本締めてるんですけど、こういうのとか変えるだけでガラッと変わっていくので、
本当にシンプルな着物だったらもう50パターンぐらい軽く着こなしていけるっていうか、着回し力が半端ないっていう。
そういう風にできるんですね。だからいろんなシーンに合わせてもカジュアルだったり、清掃みたいな感じだったりとかもいろんなところで変えるということなんですね。
だから同じ着物でもそういった組み合わせ方、着こなし方を学ぶだけでいろんなところで着ていけるっていう、そういったところを教えられてるんですね。
そうですね。なので私の生徒さんで結構起業したての方とかも多いんですけども、そうするとやはりランチ会とか、ちょっとセミナーに行くとか、あとは今時期ですとクリスマスのパーティーとか、いろんな交流会があったり、そのうち自分が講師として前に立つとか、いろんな時に何着ればいいんだろうって結構思ったりするんですよね。
そういう時に着物っていうご提案もしていくと、そういうやり方があるんだって。
面白かったのが一つあって、英語の先生がいらっしゃるんですよ、生徒さんに。
英字新聞の柄の着物を見つけてコーディネートしてイベントに行ったりとか。
そうするとその方の特徴もよく表現される。
出ますよね。
面白いですね。
英字新聞はすごいインパクトでした。
でもそれでも着物になってたりするんですよね。
着物です、本当に。
すごい。
すごい生徒さんにも着こなせる素敵な英字新聞の柄の着物とかあったり。
しかもそうすると自分の特徴も出して表現できて、自己表現ができてるっていうことなんですね。
この番組は経営者の志という番組なんですが、上杉さんの今の志についてもちょっとお伺いしたいんですけど、どういった志でやられてるんでしょうか。
一つはクライアントさんというか生徒さんたちが、もっともっと自分らしく自分の魅力を発揮できるように着物を使っていきたい。
そのお手伝いをするというところなんですよね。
私自身も実は今でこそ年間300日着物を着てまして、大体週5、6ずつ着物なんですよ。
ピンクからグリーンから青からいろんなものを着るんですけど、
洋服時代はものすごくファッションが苦手で、真っ黒クロスケで、しかもすごいぽっちゃり体型だったんですよ。
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なので着汗するように黒ばっかり着て。
それで黒なんですね。
もう夏でも黒いカーディガンで腕なんか絶対出せないし、もう暑苦しいですよね。黒のハイソックスとかずっと履いてて。
だったんですけど、本当に痩せさえすれば自分の人生変わったのにってものすごく思ってたんですけど、
着物を着た時に着るだけでもすごく一目置かれますし、ピンク着れるんだ、黄色着れるんだ。
今まで洋服だとそういった色絶対選ばなかったね。
絶対着ませんでした。ピンクの花柄ワンピなのか、絶対キャラじゃないと思っていて。
絶対着なかったんですけど、着物だと着れて、あ、いけるかもって外に出れば本当にいろんな方に褒めていただいて、
私今のまんまでもいいんだって思えた時に実はそれで痩せたんです。
そこから痩せたっていう。
そういう順番なんですね。
そうなんですよ。
やっぱり自分の外見コンプレックスって思ってる以上に大きいので、
それを外すきっかけとして着物をぜひ使っていっていただきたいなって。
これがまず一つですかね。
そしたらもっと輝いて前向きにすごい自分を出して活躍できる女性が増えるといいなと思っています。
そしてもう一つは。
もう一つは実は着物ってものすごくエコロジー。
そうなんですか。
エシカルという言葉でも表現できますけれども、すごく価値の高いものだと思っているんですね。
というのは着物って絹でできていることが多いんですけど、80年とか100年とか本気で持つんですよ。
そんなにやっぱり。
すごく持ちます。
今日私が着てきた着物もおばあちゃんのタンスから出てきたものなので、
おそらく50年前ぐらいのものだと思うんですけど、
そうは見えない。
そうですよね。
これがもう着物のすごく良さで、
いいものを長くメンテナンスしながら長く着ていけるっていう。
なかなか洋服だとそんなに持っているものないですよね。
ないですよね。
でもちゃんと仕立てたスーツとかはありますけど、
特に今ファストファッションで。
そうですね。
年々の時代ですから皆さんもワンシーズンごとにたくさんお買い物されて、
次の年には何も着るものがないといってまた買いたし、
毎年わからないけど断捨離をするみたいな。
そうですね。確かに。
もったいないことをしてますね。
すごくもったいないですよね。
やっぱり世界のゴミ問題ですとか、
あとは安いものを作るための自動労働の問題ですとか、
染料とか素材の問題で環境戦的なことも話題になっていますから、
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そんな中で着物って天然素材というか自然素材の機能を使い、
特に日本の技術ですと草木染めとかまだまだ残っていて、
すごく地球環境に優しいというか。
そういったものなんですね。
そうなんですよね。
本当にこの時代に着物って大事なことを教えてくれるし。
合わせて日本文化というかそういったこともお伝えしているんですね。
そうですね。
日本の文化の良さっていろんな良さがありますけども、
私が思っている日本文化の良さってやっぱりそういった生活の自由で、
着物も長く使っていけるように、
実はこの作り方の構造にもすごい工夫がありますし、
例えば最近また見直されているのが霧ダンス。
ダンスですか。
あれ例えば台風とかで水害にあったりしても、
霧自体が水を吸うので、中の着物とかを守ってくれるんだそうです。
そうなんですね。
それでそんなに着物にダメージがなく、
外側のタンスも実はそれをまた洗い直して水没しちゃったりしても、
霧が水も吸収するんですよね。
それをまた洗い直して干したりとかいろいろすると、
またそのタンスを使い続けられる。
そうなんですよ。
今災害があったらみなさん素材ごみで、
全部捨てちゃうじゃないですか。
それが霧ダンスでちゃんとしたものだと、
それまた使えるようになるんですね。
使える。
そういった意味でもすごい環境にも優しい日本なんですね。
本当にずっと大事に使い続けていく。
受け継いでいく。
湿気なんかもそうですよね。
漆の湿気もものすごく持つので、
やっぱりおばあちゃんの時代からずっと大事に使い続け、
で、ちょっとかけたりしたらまた修繕をし、
それでずっと使っていく文化が日本にはあって、
でもそういう生活文化ってなかなかあまり伝わってないというか、
見かけの良さはみなさんわかっていても、
実はその奥にあるものとか、
着物だったら柄に込められた意味とか。
そういったところもしっかりと伝えられて、
ずっと使い続ける良さも。
そうですね。
そういうところを受け継いでいくと、
なんかすごく世界に向かって、
新しい価値をそれこそ伝えられるんじゃないかなって。
そうですね。これからの時代、やっぱりそういった文化も、
世界に向けて発信するとすごく価値になりますね。
もうなんか世界観が変わるというか、
すごく印象的だったのが、
私が会社員時代に台湾のプロモーションで行った時に、
着物着たんですよね。
着物で行って、台湾の学生さんが、
着物素敵ねって言って、
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これねって言って、
お母ちゃんもユイノで着た着物なんだよ、
40年前のものなんだよって言ったら、
目まんまるくしてますからね。
そうですよね。
なかなかそういったもの、海外ではないかもしれないですね。
そうですね。博物館にあるならまだしも、
普通に着るもので、
40年、50年、
えーみたいな、
本当にちゃんと持ってるものだったら、
おばあちゃんも90年前のものを
締めているとかいう方も、
いっぱいいらっしゃいますもの。
やっぱりそういった意味でも、
日本の良さを伝えられているっていうことなんですね。
そうですね。伝えていきたいところ。
はい、これは絶対大事なところだなと思ってます。
ぜひ今日のお話聞いて、
もっといろいろ興味あるなという方もいらっしゃると思うんですが、
どういったところからそういった情報を得られるでしょうかね。
私、基本的に情報発信としては、
Facebookも日々更新をしてるんですけども、
メールマガジンをすごく大事にしてまして、
4年になるんですけども、
ほぼ毎日書いてますね。
そうですね。
季節の着物選びのことですとか、
こんな便利グッズがあったよとか、
着始めたばかりの方のお声とか体験談とか、
いろいろ発信してるので、
ぜひメールマガジンのご登録いただくとすごくいいんじゃないかなと思っております。
わかりました。
ぜひこのポッドキャストの説明文にも、
メールマガジンのURLを掲載させていただきますので、
ぜひそこからチェックして登録いただければなと思います。
本日は和装イメージコンサルタントの植杉さんにお話を伺いました。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
いかがだったでしょうか。
見た目にコンプレックスがあったという植杉さんですが、
着物を着るようになってから自己表現ができるようになったそうです。
そして着物はエコロジーだということも初めて知りました。
日本の文化の素晴らしさも教えていただきました。
ぜひこのような日本の良さを発信している植杉さんのヘルマガを登録いただければと思います。
そしてこいラボではポッドキャストの活用方法が学べるセミナーを開催しています。
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ではまた次回。
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