00:01
声を思いを世界中に届けるこえラボ
経営者の志
こんにちは、こえラボの岡田です。
今回はアメリカ合衆国公認のインテリアデザイナー
ルイス玲子さんにお話を伺いたいと思います。
玲子さん、よろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
お招きいただいてありがとうございます。
はい、いろいろお話を伺えたらなと思いますが、
玲子さんの自己紹介からお願いいたします。
はい、岡田さんの方からもう既にお話ありましたけど、
アメリカ合衆国公認のインテリアデザイナー
ルイス玲子と言います。
ベンダスデザインという会社を
ホノルルで経営しております。
主に扱うものとしては、建物の内装建築
それからインテリアデコレーティングの部分も
させていただいています。
商業物件、店舗などの商業物件のほか
ラグジュアリーレジデンス
ちょっと高級な物件のお手伝い等を
させていただいています。
はい、玲子さんのデザインするところの特徴としては
どういったところが特徴ありますかね。
もちろんハワイの仕事が多いので
世界的にやらせていただいてはいますけれども
ハワイの仕事が多いので
ハワイの雰囲気と建物の雰囲気
それからお客様それぞれの個人の経験とか
あるいはヒストリーとか
その辺のところを大事にさせていただきながら
なるべくお客様にとって心地がいい
過ごしやすい
ここだとすごくくつろいで暮らせる
そんなような物件を作らせていただくことを
心情としてお仕事をさせていただいています。
結構お客さんともいろいろお話をしながら
こういったところがいいのかなということで
お客様に合ったようなデザインをされている
ということですかね。
そうですね。基本的に70%ぐらいは
聞き取りの調査のようなことなので
なぜそういうことが必要かというと
結局お客様にとって心地がいい場所というのは
お客様のやはり今まで歩まれていらした人生とか
どういうものを大切にしていらっしゃるのか
その辺のところがやっぱり一番大切な部分なんですね。
だからデザインさせていただく前に
どういうふうにお感じになっていらっしゃるのか
ファミリー構成はどういうふうになっているのか
どういう時間を過ごしになりたいのか
03:00
かつてどういうようなことをなさっていらっしゃった方なのか
あるいはファミリーとしてのバックグラウンドとか
それから趣味の何を趣味にしていらっしゃるかとか
そういうところをすごく大事にしながら
私はデザインさせていただいています。
そうなんですね。
やっぱりその方がどういったら心地よくか
どういった生活をしていきたいかというところを
しっかりとヒアリングして
そこをすごく大切にされているということなんですね。
ということですね。
統計によると驚くことに
人間の人生の90%は建物の中で過ごすんですよ。
その90%のうちの大きな部分を占めるのが
やはりどういう働き方をなさるのかにもよりますけれども
お家と会社ということになりますので
働かれるところとお家ということになりますので
特にお家の場合は
くつろがれる場所
ファミリーとすごく楽しく過ごせる
と同時に自分の影響を養ったり
勉強したりするところなので
とても大切に
そういう気持ちを大事にしながら
デザインをさせていただいているつもりです。
そうなんですね。
蓮子さんは初めからこういったデザイナーとして活動されていらっしゃったんですか?
ところが違うんですよ。
デザイナーとしては2つ目のキャリアなんです。
まずはどういったキャリアなんですか?
一番最初は何しろ小学校の4年生の時に
私が突然目覚めて
テレビジャーナリズムの世界に入りたいと思って
そのためにずっと努力してきて
日本のテレビ局のお仕事を一社させていただいてから
アメリカのテレビ局のCNN
テーブルニュースネットワークというニュースの会社に
入らせていただいて
もちろん駆け出しからスタートして
一番最後の頃には
シニアプロデューサーというお仕事をさせていただいて
約CNNには16年間おりました。
そうなんですね。
そういったテレビの業界もかなり経験されて
そこから
業界としてはだいぶ違うんじゃないかなと思うんですけど
何かきっかけがあったんですか?
何が起きたかというと
CNNですのでもちろん24時間ニュースの会社だし
だから分刻み、秒刻みのプレッシャーがすごくあったことと
時間管理職ということがあったということと
それからあともう一つは
実は私、お母さんになりたいと思って
子供が欲しいと思っていて
ちょうどCNNのすごく忙しい仕事の最中
不妊症の治療を15年間ほどさせていただいていたんですね
特に終わりの頃は
06:01
エンブリオといって
不妊症の
大外女性の
作業をしていたものですから
月の20日の
30日のうちの20日
お注射をずっとしなければいけなくて
それで完全にうつ状態になっちゃった
それでお家にいる時間が増えた時に
ああいいえっていうのはもしかして
例えば雨風をしのぐための
こういう外側の部分だけじゃなくて
例えば人間の営気を養ったり
しばし羽根を休めるところ
あるいは
営気を養うところ
元気になれるところ
そういうようなところなんだなということに
気づかさせていただいて
それで
もしかしたらそういう
なんていうのかしら
心安らぐ場所を作ることで
皆さんの人生の応援ができるかもしれない
って思ったんです
それで
なんと
年としては遅いんですけど
主人が転勤
アトランタに転勤になったもんですから
42歳の時に
初めてアメリカに渡り
アメリカに住むのも42歳の時が初めてなんですけど
CNAにやめていいって
CNAの人に聞いて
主人がちょっと助けてあげるからって言って
言われたので
42歳の時にアメリカの大学に初めて
インテリア科学科に初めて入らせていただいて
そこから第二のキャリアがスタートしたんです
へーそうなんですね
そこで学ばれて
これからインテリアデザインの方に
ということでですね
アメリカのすごいところなんですけど
ですから学校出ると44歳過ぎてるじゃないですか
日本だったらたぶん清掃業務か何かしか
たぶんお仕事がそのぐらいの年だとないと思うんですけど
アメリカのホスピタリティ
ホテルを専門にデザインしている会社が
私のことを雇ってくださって
一番シニアなのに一番ジュニアという
役職をいただいて入ってたわけです
仕事だからその後世界中のホテルを
いろいろな形でお手伝いして
デザインをさせていただいて
今はベンダスデザインという
1人の会社1人というか個人の会社をやってますけれども
なぜベンダスデザインかというと
ホスピタリティでホテルのデザインは
たくさんさせていただいたんですけど
結局自分の根っこにあるものがやっぱり
皆さんのお宅を快適にすることによって
09:02
皆さんを助けたい
人生の荒波を渡っていくのに
小さな船でみんな一生懸命渡っていくから
ちょっとでも応援の風になりたいなって
思っていたっていうのがもともとの
デザイナーとしての出発点なので
その名前を会社の名前にしたいという風に思って
ベンダスラテン語で風っていう意味なんですけど
それでベンダスデザインという名前を付けさせていただきました
今まではホテルのところだったんですけど
今度はどちらかというと個人とかそういった方たちも
デザインの方が多くなってきたっていうことですかね
だから風が吹き抜けるような清涼感のあるお家
そういうものを目指して
幸せなことに私のデザインは上品で綺麗ねって言って
言っていただけるんですけど
私としてはそれよりもお客様のコメントの中に
よく聞かれるれんこさんが作ってくれたから
本当に心地が良くて
お友達が帰らなくて困るのよ
そういうふうに皆さんおっしゃってくれるので
そうすると作って良かったなって
すごくしみじみといつも思うんですけれども
綺麗だとかデザイナーもちろん
だからデザイナーを雇うんだから
お客様としては綺麗に仕上げてもらうのは
当たり前なんですけど
それよりもやっぱり皆さんの精神的な部分での
応援をしたいっていう気持ちがすごく強いので
そういうふうに言ってもらえることが一番嬉しいです
本当に落ち着くっていうことですもんね
全然帰らずに
そうですね
お客様が帰らないといいことか悪いことか分かりませんけど
でもそこに空間がすごく素敵だっていうことの
表れなのかなっていう感じしますけどね
そうですかね
だから皆さんのコメントはそういうのが多いです
そうなんですね
深夜に向けたデザインも結構精力的にされてる
ことなんですか
何かそちらはきっかけがあったんでしょうかね
きっかけとしては
主人が心臓発作で倒れたときに
会社
話長くなっちゃっていけないんですけど
会社立ち上げた2週間後に
主人が心臓発作で亡くなってしまったんですよ
それで
その時にたまたま来ていた母が
私たちを訪ねてハワイに来ていて
娘一人にしとくのかわいそうだからっていうことで
越してきてくれたんですね
日本でのものをすべて諦めて
ハワイに越してきてくれて
それで母と暮らすうちに
家っていうのは
何ていうのかしら
年代とともに誰と一緒に住むのか
あるいは時代からの要求
12:01
あるいは立ってる立地の場所や何かによっても
家の条件って変わってくるんですけど
母と2人きりになったことで
ハワイのお家っていうか
私どもが今住んでる家は
シニア向けではないな
バリアフリーではないな
ハワイにはそういうお家がすごく少ない
ベビームーバーの人は困っちゃうなって思って
母が一緒に暮らしてくれたことが
きっかけとなって
シニアのバリアフリーの
こちらのほうでは
ユニバーサルデザインって呼んでますけど
ユニバーサルデザインにすごく目を向けるようになったんです
じゃあそういったお母様が一緒に暮らすことによって
そういったユニバーサルデザインとかも
すごく目を向けられるようになって
今そういった取り組みもやってらっしゃるってことですね
母がユニバーサルデザイン
今住んでるお家
IKEAを辞めて
今別のところに移ってきたんですけど
その時に母からシニアデザインにするって言ったら
母のほうからね
手すりとかプラスチックの椅子とか
あちこちに置かないでね
そういうものを取り付けられると
あなたはもうすぐこの世からいなくなるんですよ
っていうふうに
ただ物が置いてあるだけなんだけど
そういうふうに言われてるように感じるから
そういうデザインだけにはしないでねって言われて
それでだから全部わからないように補助を入れて
だから安全だけどきれいで
住んでる方の尊厳を守れるような
だって長い人生生きてきてくださって
最後そういうふうにやって
なんていうのかしら
ある意味で悲しい思いをしながら生きるのっていうのは
良くないことじゃないですか
だから私は基本的に
ついの住み家っていうのは
最後の瞬間まで楽しく
生き生きと暮らせる家っていうふうに思ってるんですけど
そういうことを思いながら
住んでらっしゃる方の思いを
少しでも幸せにできるような形でのデザイン
それもだからユニバーサルデザインの
基本というふうになっています
そうですね
以前も私も写真も見せていただきましたけど
そのあたりはデザインで
あまり感じさせないような工夫が
いろいろさせられているということで
住んでいらっしゃる方にも
心地よい空間になっているということなんですね
この番組が経営者の志という番組なので
ぜひれいこさんの志についても
教えていただけるでしょうか
志ですか
実は私趣味でお茶をさせていただくんですけれども
お茶の言葉の中には
経営静寂という4文字の言葉があって
15:00
もともとはお茶のお手前の大事なところが
そういう4文字の中に入っているんですけど
私はそれをデザインと
それからチームビルディングとか
あるいはマネジメントの方にも
使わせていただいていて
もちろんハーモニーがある
それからあと先ほども言いましたように
皆さんのヒストリーをよく尊重するようなデザイン
それからあと
どっちがビフォーでアフターか分からないような
デザインではなく
きれいに仕上げること
そして若く心がすごく落ち着くということも
大切なんですけど
マネジメントの方では
ワは働いているみんな全員のチームが
ワを持って仕事をすること
経営はそれぞれの人が
それぞれの仕事を尊敬できるように
頑張ること
また尊敬を得るためには
みんな勉強してもらわなきゃいけないので
一生涯私と一緒に働く人は勉強してください
っていうようなつもりで
経営を使わせていただいて
性は人間としておかしなことはしない
いつもデザイナーとか経営者である前に
清い心を持って仕事をすること
清いことしかしないということを
心がけかけていることと
それから最後の若くは
そういうことを全部実践したときに
やり尽くしたなという思いが
若くの境地に達するっていう
だから心の平穏を得るたびに
もう少しでも一生懸命
仕事をするっていうことを
経営の理念として掲げております
本当に今日いろいろなお話を伺って
れいこさんのデザインとか
興味あるなという方がいらっしゃいましたら
ウェブサイトのURLを
このポッドキャストの説明欄に
掲載させていただきますので
ぜひそこからチェックして
見ていただければなと思います
今回はアメリカ合衆国公認の
インテリアデザイナー
ルイス・れいこさんにお話を伺いました
れいこさん どうもありがとうございました
ありがとうございました