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始まりました、志賀十五の壺。 皆さんいかがお過ごしでしょうか。志賀十五です。
お便りをね、結構いただいてたんですけど、 それをちょっと読み上げるっていうことをしてなかったことに気づいたもんですから、
ちょっとね、まとめてで申し訳ないんですけど、いただいていたお便り、 読み上げていこうと思います。
なんかね、質問みたいなものは、それにお答えするっていうトークを収録配信っていうことでね、
割と、お答えしてるっていうかね、トークでお答えするってことはあるんですけど、応援メッセージみたいなのは、
なんかね、自分で読んで満足しちゃってるみたいなとこがあって、 なかなかちょっと切称なことをしてしまいました。すいません。
ではちょっと読み上げていきますね。まずは花見さんから。 いつも楽しみにしています。ということでね、花見さんもね、あのラジオトーカーで番組やっていらっしゃるので、
よかったらね、こちらも皆さん聞いてみてください。 はい、ありがとうございます。
こちら、はっちゃんさん。 とても面白くためになりました。今後も期待しております。ということですね。
このね、言語学の話が面白いって感じるのも一つのセンスですからね。 こう言っていただけるのもありがたいです。
こちら、ペンネームが思いつかないさん。ペンネーム思いつかないですよね。 こんにちは。いつも楽しく聞いていますっていうね。
はい、まあこういうのもありがたいですよね。いつも聞いてくださってるってね。 この何気ない一言がね、励みになるんでね。
はい、ありがとうございます。 こちら、すなさんかな。すなさんかな。すなさんかな。カタカナですなさんです。
当たり前に使っている言葉に対しての見方が変わってとてもためになります。 滑舌と母音の関係はなるほどと思いました。これからも楽しみにしています。ということです。
はい、ありがとうございます。 これ滑舌の話をした時のものですかね。
特に日本語はね、我々何気なく使ってますからね。 こういうご感想をいただくっていうのはね、非常にこちらもやりがいがあります。
こちら最後ですね。特命のカタカナです。 しがさんの朗読トーク好きです。これからも楽しみにしています。ということでね。
はい、ありがとうございます。 これ多分高瀬舟を最近配信したので、それについてかなと思うんですけどね。
朗読もちょいちょいやってるので。 そちらもね、なかなかそちらは感想をいただくようなこともないんですけど、こういうふうに言ってくださる方がいらっしゃってありがたいです。
このようにですね、本当に短くても一言でもね、感想というかお便りいただけると非常に励みになりますので、
今回ちょっとまとめてになっちゃいましたけど、送ってくださった皆さんどうもありがとうございます。
さて、では今日の本題に移りましょう。 今日のトークはですね、まずトークタイトルですね。
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東欧の王から始まる物語っていうね。 これね、なんのこっちゃって感じですよね。
なんかそういう東ヨーロッパでそういう話があったのかみたいな。 手塚治虫の火の鳥で
そんなのあったっけなぁみたいなね。 まあ全然関係ないんですけど、そうではなく今読み上げたのをお聞きになってわかったと思うんですけど、
たぶん。 東欧王、王、北欧の王、王、王。
で、非常に言いづらいですよね。 皆さん実際に字面で見れば大したことないんですけど、あのご自身で口に出してみるとわかると思うんですけど、
なんだこれはってことですよね。言いづらい。 なぜ言いづらいか。
これは実はですね、すべての母音がオなんですね。 東欧王、王、王、北欧の王、王、王、何回言うんだよって感じですけども、こういうことですよね。
全部母音がオなんですよ。 これ字面では気づかないですけど、1回自分で口に出してみるともう非常にね、言いづらくて、
オが連続しているっていうのがお分かりになると思います。 この王を追う王、王様を追いかけようっていうことのオーオーオーっても、これは非常に言いづらいですね。
僕の場合はですけど、オーオーオーっていう風にちょっとこう、途切れる感じ? 切ったような発音で言ってますね、今気づきましたけど。
これ専門的には正門閉鎖音って言って、 喉の生体がありますよね。生体のところの正門っていう器官があって、
それを一応閉じてたのを開くっていうことで、こういう詰まったような音が出るんですよね。
口の中でいろんな器官を使って発音するんですけど、人間って。 マミムメモは唇だし、タチツテトは歯茎で、
カキクケコっていうのは上あごの一番奥っていう風に、いろんな口の中、器官を使っているんですけど、今僕が言った
オーオーオーみたいな時の正門閉鎖音っていうのは、
最も、なんていうかな、喉の奥の方というか、
一番奥の方で発音する言語音ということになっています。 オーオーオーですね。
もう一回読んどこうかな。 トーオーオーオー、オー、ホーオーのオーオーオー。
これ、じずらないときついんじゃないかな。これパッと聞いてわかりますかね。 多分トークタイトル見ながら聞くと、
あーわかるわかるって感じだと思うんですけど、 ぜひ皆さん口に出して言ってみてください。
これね、日本語の特徴の一つみたいなんですよね。 ちょっと僕も詳しく調べてるわけではないんですけど、
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日本語の特徴の一つとして、 その同じ母音がどんどんどんどん続いていくっていうのがあります。
例えば、他にもね、 弟とそのおとそを飲もうとかね。
弟とそのおとそを飲もう。 これ全部オダンですからね。
これオダンじゃなくても、他にも、 あなたは頭がバカだからかなとか言ってね。
これ全部アダンですからね。 その後、アハハハハとか笑ったりしたらもう全部アダンでバカにできるんですけど、
こういうふうに皆さんもね、作ろうと思えば、 特にね、アダンとオダンが作りやすいんですよね。
この同じ段ですね。五十音で言う同じ段で、 文章をつらつらつらつら続けることができます。
この弟とそのおとそを飲もうとか、 あなたは頭がバカだからかなとかは、
まあ、シーンが入ってるんで、大したことはないんですけど、 やっぱね、さっきも言った「おうおうおうおう」とか、「とうおうおうおう」とかは、
これはね、間にシーンが入ってないんで、 ローマ字で書いたりしたらやばいですよね。
やばいというか、大変なことになっちゃいますよね。
で、やっぱりね、その日本語学習者の方というか、 非日本語母語話者は発音しづらいみたいですね。
まあ、日本語母語話者でも、 なんじゃこりゃって感じがするんだから余計にでしょうけど。
で、さっき僕が言ったように、正文閉鎖音を使って、「おうおうおうおう」みたいに、
小さいつみたいな風に聞こえる人もいると思うんですけど、 そういう詰まる感じで発音する方法もあるし、
そういうのなしで、「おうおうおう」って、 ただ伸ばしたまんま、「おうおうおう」っていう音の高さだけを変えて発音する人も中にはいると思いますね。
そうなると、これもしっちゃかめっちゃかっていうか大変ですよね。
聞いただけじゃね、「おうおうおう」、 字面があって初めてわかるって感じじゃないかなと思います。
これ日本語の面白いところだと思いますね。 同じ母音がタカタカタカタカタカ続いていくっていうのがね。
これはね、他の言語とはどうなんだろうな、比べてみてどうなのかなっていうのは ちょっとわかんないんですけど、少なくとも英語とはやっぱ違いますかね。
日本語の母音っていうのは、 かなり均質的っていうのかな。
その音の音質というかクオリティっていうのが あんまり変わんないんですけど、
英語の場合は、その強制のあるストレスとかアクセントとか言われますけど、 そういうストレスのあるところの母音を
高く長く大きく発音する傾向があって、 そのストレスがないようなところは
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弱いかったり低かったり、あとは音質もちょっと変わったりして、 曖昧母音とか言ったりするんですけど、
発音されることがあるので、かなりねそのアクセントとかストレスが あるかないかによって
母音の質が変わるんですよね。だからこういうね、 あなたは頭がバカだからかなみたいなことは
起こらないんですよ。母音のその音質が全然違うので。 例えば田中さんとかだったら
名に強制がかかるはずですね。英語読みっていうか 英語母語話者の発音だと。
それで田中みたいな発音になりますよね。 でこのナーだけ
まあちゃんとしたっていうかね、 あっていう発音になって、で
ターと最後のカーは曖昧母音っぽくなって 田中みたいになるんですよ。
だからかなりねその同じ母音といってもその実現の仕方っていうのは 言語によって違ってですね。
で日本語の場合はかなり均一的なので その同じ母音がどんどんどんどん続いていくようなことが起こり得るということです。
まあぜひね、こういう言葉遊びを皆さんしてみても面白いと思うんですよね。 アダン限定で
なんか作ってみるとか、オダン限定で作ってみるとか。 他の段がどうかな。
エダンってかなり厳しいと思うんですよね特に。 エってねなかなか連続するのがヘベレ系くらいしかないんじゃないかなと思うんですけど
まあウダンとかはまだクルクルするとか ちょっと長くいけそうなかなーって気もするんですけど
まあぜひね皆さんもやってみてください。 というわけでね今回のトークは
もう一回言っておきますと、塔岩大応、北欧の大応、みたいな話でした。
みたいな話言ってのも変ですけど最後まで聞いていただいてありがとうございました。 また次回お会いしましょうごきげんよう