多店舗化・フランチャイズ化を考える店舗ビジネス研究所、この番組は株式会社上進パートナーズの提供でお送りいたします。
こんにちは、パーソナリティの田村陽太です。配信第98回目となりました、本番組のメインパーソナリティをご紹介します。
店舗ビジネス専門コンサルタントの髙木悠さんです。よろしくお願いします。 よろしくお願いします。
髙木さん、今日も頑張っていきましょう。 はい、お願いします。
はい、本日のテーマはこちらとなっております。 経営理念をつくりたいと考えているのですが、具体的にどのように進めたらいいでしょうか。ということなんですけど、
この経営理念をつくっていきたいという企業さん多いでしょうから、その辺のプロセスって気になる企業さんとか多いんじゃないですかね。
まあね、なかなか経営理念ってね、難しいですよね。いろんな人がいろんな捉え方をしているような印象があるんでね。
ちなみに、髙木さんの会社は経営理念は何でしたっけ? 関わる全ての方々にポジティブな影響を与えるっていう。
おー、いいですね。 かっこいいでしょ? かっこいいですね。
なんでこういう理念にしているのか? はいはい。
僕の場合は、やっぱり過去を振り返ってみて、自分がどんな状態だったら幸せなのかなとか、
仕事をしていてよかったなーって思った瞬間って、どんな時だったかなーみたいなことをずっと考えたんですよね。
で、なんかそういうのを考えると、こういう時は楽しかったなーとか出てくるじゃないですか。 ありますね。
で、その時に、だからなんでそう思ったんだろうなーっていうのを僕なんか考えたんですよね。
例えば、僕がすごい仕事をしていてよかったなーって思った時の過去のエピソードでいくと、
私が牛角の店長をやってて、アルバイトから攻められたりしてたわけじゃないですか。
十何人からめちゃめちゃ攻められたと。
そっから店舗を建て直して、アルバイトスタッフが集約の成果発表会みたいなのにそいつらが出て、
で、なんかみんな胸を張って発表してるわけですよ。
で、その最後の人が、いやもう店長とはね、いろいろあったんだけど、
まあなんかああいういろいろなことがあったからね、私たちは今こういうふうになれたと。
で、店長ありがとうって言ってくれた子がいたんですよ。 感動的でしょ? 泣いちゃいますね。
そうで、僕はそれで感動したんですよね。 でもその時に、あ、でも仕事しててよかったなーってこう思ったんですよ。
で、じゃあなんでね、何がそういうふうに僕は思ったのかなと。
で、考えたら、やっぱこう自分の影響でスタッフが影響を受けて、しかも前向きな影響を受けてるわけじゃないですか。
まあそうですね。
それでこう、力を発揮してくれたわけですよね。
それでこうありがとうって言ってくれると。
こんなやりがいなことないなと思ったわけですよ。
でね、振り返ると結構ね、だいたいそんな感じなんですよね。
自分が周りの人に良い影響を与えて、相手がありがとうって言ってくれるみたいな。
それが僕からすると、仕事しててよかったなって感じる瞬間なんで、じゃあうちの会社で何を大切にするかって言ったらそこなんですよね。
関わる人たちに良い影響を与えて、その結果ね、相手が感謝してくれれば自分たち幸せになるわけじゃないですか。
まあそうですね。
僕たちの考え方はこんな感じなんですよ。
だから理念を作りたいと考えてて、具体的にどういう風に進めたらいいのかっていう質問じゃないですか、今回は。
そうですね。
言ったら、やっぱり過去の、特に経営者の過去の仕事をしてきたこととか、人生全体を振り返ってみて、自分が幸せだなって感じた時とか、この仕事やっててよかったなって思った時を思い出してもらって、
なんでそういう風に思ってたのかっていうことを考えてみてもらうと、それが言葉として現れてくるんじゃないかななんて思いますけどね。
確かに今まで事業やってきた中で、いろんな良い経験もあれば、辛い経験もあったり、面白い経験とかいろいろありますけど、
その良い経験とかよかったなっていう経験ってやっぱり心に残ってますし、それをまた同じようにお客様からもらおうみたいな。
そういうのってやっぱり残っていきますからね。そういうのって振り返りとしてはすごい大事なのかなって思いますよね。
だからやっぱり仕事をしていく上で大切にしたいっていうことは、その人の過去の経験の中にあるんだと思うんですよね。
その中から気づきがあって、これを今後も頑張っていこうみたいな話になるわけじゃないですか。
だからちゃんとその過去を棚押しするってことが、まずスタートとして重要だと思いますけどね。
確かに大事ですね。さっき高木さんの経理念、何もスラスラって言ってたじゃないですか。
経理念って企業さんがスラスラって言えるのってすごいなと思うんですけど、その辺ってスラスラって言えるような経理念じゃないとやっぱダメな感じですかね。
高木 まあまあ言えないと理念の浸透もクソもないじゃないですか。
これ重要で、言葉をまず覚えておくっていうことが特に根本となる部分ですよね。
僕たちにと言ったらそのポジティブな影響を与えるとかっていうのはもうその根本じゃないですか。
そこはやっぱり見なくても言えるぐらいのものにしといた方が落ちやすいですよね。
説明もしやすいし。ただ重要なポイントなんですけど、今のがある種僕の思いなわけじゃないですか。
関わる方々にポジティブな影響を与えて、相手から感謝してもらえたら自分たちも幸せだよねっていうのが思いなんですけど。
ここで経理念の難しいポイントがあるんですよ。
これはその抽象度が高い言葉になりがちなんですよね。
ああ確かに。かっこいい言葉になっちゃいますよね。
高木 そう。僕らもそうですし、よくお客様の笑顔のためにとかあるじゃないですか。
僕らのポジティブな影響を与えるっていうのも、いや具体的にどういうことですかみたいな話ってあるわけですよ。
ありますよね。
高木 だから理念をちゃんと作ったら、その次にお勧めしたいのは、その理念を具体的な行動の基準とか行動の指針に落としてあげることですよね。
うーん。我が社の行動というかどんなことを具体的にするのってことですか。
高木 そうだね。うちの会社で言ったらポジティブな影響を与えますと。
でこれを実現するために僕たちはだからどんな価値観を持って仕事しなきゃいけないかとか、指針を持って行動しないといけないのかと。
例えばうちで言ったら行動指針みたいなものが10個あるんですよ。
結構ありますねすごいですね。
高木 そう、ポジティブな影響を与えるために何しなきゃいけないのか、どういう在り方である必要があるのかとか。
例えばうちで言ったら、例えば人として正しくあるみたいなことがあるんですよ。
判断に迷ったらね。まあ人間にはこう良い悪い判断する機能が僕は備わっていると信じているので。
まあなんかわかるじゃないですか、いや人として正しい道をどっちかって言ったらこっちだよねみたいな。
だからちゃんとそういう判断に基づいてやりましょうとかね。こういうのが7個あるわけですよ。
でそういうのを具体的に落としていくと、社員さんとかスタッフの方とその考え方を統一しやすいですよね。
そうですよね。
高木 そう、だからそこまで落とせたら結構その教育とかね、落とし込みもしやすいし、だから浸透もしやすいですよね。
それがよく経営理念で言うビジョン、ミッションバリューのそのバリューみたいなんですか。
高木 ああそうそう、だからそのバリューですよね。価値観、行動指針みたいな、それです。
そこら辺ってその行動指針バーって作っていくじゃないですか。
それってなんていうんだろう、普段の行動とかでは当たり前にやっていくものとして、
擦り込みって言ったらあれですけども、どんな感じでその従業員さんに伝えていくものなんですか。
高木 ああだからこれは、理想で言ったら従業員さんと一緒に考えていったら一番いいんですよね。
ああ経営理念時代っていうか行動指針自体ですか。
高木 行動指針はポジティブな影響を与えていくために、私たちが大切にしなきゃいけないことって何でしょうねみたいなのを、
だから僕だけじゃなくて他のスタッフとかも出していって、それを集約していって何個かにまとめるみたいなことをすると落ちやすいじゃないですか。
作り込みに入ってるわけだから。でもさっき田村さん言ってたけど、結局全部覚えるって難しいですよね。
10個覚えるって難しい。
高木 10個あったらレベル高いじゃないですか。
いや多分高いですね、僕絶対無理ですもん。
だから僕がお勧めしてるのは、行動指針を意識する場を作ってあげること。
意識する場。
高木 例えばだからうちなんかでやってるのは、日報とか書くじゃないですか。その時に、まずだからその行動指針が10個書いてあることをちゃんと見てくださいと。
そこにはどんな思いがこもっているのか。
それと同時にそういうのがいつでも確認できるようないつでも持っておけるようなものをちゃんと作っておいてちゃんと配るわけですよ。
それも配って終わりにするじゃなくてそれを日々の業務の中でどう運用していくのかっていうことまでその説明会お披露目会の場でやるんですよね。
でそこまで行ったらあとは当然1回説明しただけだと落ちないじゃないですか。
そうですね。
だいたいねいい話聞いたって終わるんで、そこから継続をしていく。
これは大切ですよね。
確かにねその辺があるとやっぱり自分の中の記憶の刷り込みというか頭に入っていきますもんねそれ大事ですよね。
そう結局ね教育とかって1回聞いただけだともうすぐ1日後なんかでほとんど忘れちゃうんですよね。
ありますねそれはセミナー行っても忘れちゃいますもん。
いい話聞いたなーっつってね。
はい終わります。
もう3日もしたら何も覚えてないじゃないですか。
そうですね。
いやだからそういうもんで、でもだからそのセミナーの資料をね例えばじゃあ翌日に昨日ね田村さんこのセミナー学んだけど。
はい。
今日はこの中でどれを実践するとかって毎日言われ続けたら、いやでもそれ意識するわけじゃないですか。
いやそうですね。
しかもセミナーに受けに行く前にしっかり聞かないとっていうプレッシャーがね半端ないですよね。
あるじゃないですか。
だからそれねそれやってたら1ヶ月後にもね多少なりともなんか残ってるはずなんですよ。
確かに。
でそういうことを理念でちゃんとやりましょうって話ですよね。
確かにそれ大事ですね。
はいありがとうございます。
結構時間が近づいてきたんですけど最後FCとかに絡めてお話ししたいんですけど。
自社でこれFCの本部として経営理念作っていくとするじゃないですか。
いろんな加盟希望者の方もいて経営理念がこうだよって伝えていくじゃないですか。
いかせん加盟希望者で独立者なので自分たちの経営理念もあるじゃないですか。
その自社の本部の経営理念と加盟希望者の別の会社の経営理念をうまく統合していくというか。
自分たちの意見を浸透していくためのポイントっていうかワンポイントアドバイスを教えてもらいたいと思うんですけど。
まあ経営理念っていうのは基本的にこの会社の単位であるもんじゃないですか。
だからそれを統一するってなかなか難しいと思うんですよ。
それはそうじゃないですか。
そうですね。
だけど行動指針っていうものは基本的に事業単位であってもいいと思うんですよね。
例えばなんですけど、ポジティブな影響を与えるって言ったってそのコンサルタントと飲食店って言ったら全然違うと思うんですよ。
確かにイメージが違いますね。
似てる箇所もあるんでしょうけど、例えば飲食店なんかで言ったらもうお客さんが来た瞬間に速攻、元気な声でいらっしゃいませって言ったら、もうそれだけで相当ポジティブな影響って与えられると思うんですね。
めっちゃ前向きですね、それはね。
でもコンサルってそういうわけにもいかないわけじゃない。
それでよりももっと違うものがあるかもしれないですよね。
はい。
だから事業単位で別にあってもいいわけですよ。
ほう。
だから本部の経営理念っていうのがあるわけじゃないですか。