皆さんこんにちは、シンの木工家ラジオ始まりました。この番組は、シンの木工家になりたい、かぐやの花太郎とアルバイトのこーぐちくんがお送りする、木工バレティーです。こんにちは。
こんにちは。
今日でしばらくアルバイトに来ない。
そうなんですよね、実はね。
こーぐちくんが。うちはどうしたらいいんだって感じだね。
毎週の一輪句どうしたらいいんだって。
そう、毎週の一輪句どっかに回さないといけないね。
そうなりますね。
月からどうって働いてるから、もう日曜日に回すか、残業で対応するかしかないんですけど。
なるほど。
あれなんですよね、ちょっと高山椅子店に出す都合上。
そうそう。
ちょっと作品作りに集中させてくださいっていう。
っていう椅子ないんでね、僕持ってく椅子何もないので、ちょっと僕も一輪句必要ということで、椅子を作るために。
そうなんだよね、うちも追加でもう一輪句ぐらい必要な感じはあるんですけど。
週にね、そうですね、花太郎さんもね、椅子持ってかないといけないからね。
ちょっとどうにか。
まあ多分これが放送される頃には結構近づいてきてるのかな、高山椅子店が。
そうじゃないですか、もう多分10月上旬とかじゃないですか、今8月下旬ですけど。
まあちょっとどうなることやらという感じですね。
今日はですね、ちょっと暑さが落ち着いてきたので、
はい。
こぐちくんも台本をまた書けるようになってきた。
そう、そろそろなんかそういう系やらないとなんかちょっと雑談会が続いてるなと思いまして。
そう、ということで今日は何なんでしょうか。
今日はですね、これまでしのもこかラジオに出ていただいたゲストを、
もこ初心者にも分かりやすく解説してみようかなっていうのをどうかなと思いまして。
それは良いかもしれないですね。
ゲスト回ね、やっぱりですね、評判とても良くて、再生数もね、すごいんですよ。
やっぱね、僕らの雑談なんかよりあのスペシャルなやつ聞きたいですよ、やっぱ。
そうですよね。
そう。
ただですね、やっぱりそれは評判良いのは、同業者からの評判はとても良いんですよね。
もこを全くやってない方は、多分ね、専門用語が多すぎて、何を言ってるのかよく分からない人多いと思うんですよね。
確かに難易度が。
難易度が高い。めちゃめちゃ高いんです。
ハードル上がりまくりだもんね。
そうそう。なので、なぜ我々がこの人をゲストに呼んで話してるのかみたいな。
なんでこの人はすごいのかみたいな。
ところを僕がもうざっくりね。
ざっくり。
超ざっくり。で、作ってるものがここがすごいみたいなのは話しません、今回は。
じゃなくて、それはなんかどんどんテクニカルな話になりそうなので、
それは置いといて、みんな作ってるものはすごいんだけど、
作ってるものがすごいって言ったら、割とみんなそうじゃないですか。
どの人にも共通しちゃいそうなので。
そうじゃなくて、違う切り口で、
この人は真の○○っぽいところがあるから、
ゲストとして呼んでるんですみたいなところを解説できたらいいかなと思って。
じゃあスペシャルな部分を。
この人はここが他の人と違うよね。
だから売れてるよねっていう感じなのかな。
っていうところを解説できたら。
本職の木工作家が端的に。
本職の木工作家って初めて聞きましたけどね。
端的に解説してくれるということで。
でも超ざっくりなので、全然解説できない点も多いかと思いますけど。
だからこれ聞いて、もう一回ゲスト回振り返って、
今改めて聞いてみるのもアリですね。
二度おいしい。
二度おいしいですね。そうすると再生数も上がるしね。
またね。
ということで、今日は木工初心者に分かりやすい小口との解説ということで、
小口先生よろしくお願いします。
まずは一人目のゲスト、山元さん。
木工山元の山元さんですね。
これは分かりやすい。
我々のゲストで呼んだ中で一番すごさが分かりやすいんじゃないかと思います。
単純にですね、SNSのフォロワーがものすごいという。
もうこれは隠しようがないですね。
これは隠しようがないですね。
あとはですね、僕の主観というかかなり偏見入った解説です。
今回の。
偏見解説。
偏見解説なんですけど。
偏見解説ちょっと聞きたいです。お願いします。
山元さんは結構木工家の憧れみたいなのを体現してる感じがするんですよね。
なんとなく分かります?
分かります。
オーダーメイドの家具作ってて、田舎暮らし家族でしてて、
旦那さんも奥さんも一緒に木工やってて、
めちゃめちゃかっこいい大人やってるみたいな感じ。
分かります?
かっこいいんですよね。
それって難しいんですよ。実はやるの。
そうなんですよ。とても難しいんですよ。
とても難しい。
だから憧れで終わっちゃったりとか、
何かちょっと違う方向から行ってみたりとかするんですけど、
ど真ん中歩いてるって言ってもまたちょっと違うんですけど、
そこを歩いてるのがめちゃめちゃかっこいいなという感じがするんですよね。
ですね。
木工界で兄貴と呼びたい人、僕の中では上位ですね。
分かります。すごい分かります。
これもまあ偏見だよね。
めちゃくちゃ偏見なんですけどね。
で、おそらくですけど、
山原さんがこれまでの木工家第一世代とかと違うのは、
やっぱりSNSがあるからだと思うんですよ。
これまでの第一世代の木工家の方って、
営業というか集客のツールとしてやるのは大体展示会とか、
うん。
だったと思うんですよね。百貨店とかでやったり、
そうですね。そうですね。
木工やってる人たちで集まって、どっかで企画の展示をするとか、
で、お客さんをつかむと。営業にもなると。
はい。
っていうのが多いんですけど、山原さんね、
意外とそういう展示館出してないんですよね。
うんうんうんうん。
これまでもちろん出しては来てたんですけど、
多分ね、回数はそんなに多くないと思うんですよ。
なんかこう、僕とかがなったときに、
あ、じゃあ展示会、ループ展やんなきゃ、
クラフトフェア出さなきゃ、ちょっといろんな方向行ってねっていうのは、
割と最初に考えつく手段ではあるよね。
そうやって食べてる人も、まあ現在いっぱいいますけど。
います、います。
で、山原さんも多分最初はそういう風にされてたと思うんですけど、
今は多分去年とかに関しては高山1店ぐらいしか出してないんじゃないかなっていう気がしてます。
でも、山原さんめちゃめちゃファンの方いて、
注文すごいじゃないですか、結構。
そう。なんかでも注文しちゃうの分かるんですよ。
分かりますよね。
なんかね、SNSに人生がにじみ出てる。
あー、分かるかも。
こびてない。
こびてない。
こびてない感じがする。
なんかすごいフォロワー数なのに、
フォロワーを獲得しようっていう投稿じゃないんですよね。
うん。
そうそうそう。
マーケティング集が全くしないというか。
そう。
で、いや、なんか生き方に賛同とかじゃないんだけど、
まぁ共感してくれたら注文くれればいいよくらいのそんなスタンスがかっちょいい。
なるほど。でもね、分かります分かります。そんな感じ?
そんな感じですよね。
SNSで割とこう、にじみ出る山原さんの芯というか。
うん。
それがこう、いいサイクルになってお客さんがどんどんどんどん来てくれるみたいな。
やっぱファンなんですよね。
おそらくそうなんじゃないですかね。
みんなファンなんですよね。
うん。
だから最近全然作ってない家具とかでも、過去の投稿とか見て、これが欲しいんですけどって言って、
注文くれるお客さんとかもいるっていう話も聞いたりしたので、
だからその辺がやっぱり我々との違いというか。
あれって多分ね、真似しようと思ってもね、真似できるもんじゃないし。
真似できないんですよね。
うん。
なんだろう、横浜で最初やってましたよね。
はい。
横浜でやっててさ、かっこいいじゃん。
はい。
こっちに来るっていう。
はい。
ちょっとかっこいいじゃん、また。
うんうん。
さらに田舎っていうか、カントリーに。
カントリーにね。
カントリーにね、来てくれたっていうのも嬉しいしっていう。
うん。
やっぱ体現してますよね。
そうなんですよね。
そして会ってみるととてもフランクに接してくれる。
そうそうそう。そうなんですよね。めちゃめちゃこうなんて言うかね、腰が低いというか。
そう。
めちゃくちゃ優しいんですよね。
そう。なんか不思議ですよね。
うん。
そうなんですよ。
人間としての魅力がすごいという。
だから人間として大きくならないと売れないかもしれないですね。
そうかもしれないですね。
あとはなんか作ってるものに関して言うと、結構なんかヤマゲンさんは遊びの部分というかこう抜け感みたいのがありますよね。
そう。そうなの。
他の人にない抜け感みたいのがあって、それもなんか一個そういうのに寄与してるのかなって思ったりしますね。
なんかね、かっこつけてどうすんだよみたいなことを言われて。
あ、そうそうそう。
なんか自分のシーンを見せないでどうすんだよみたいなことは、なんか結構かっこよく作っちゃいたいじゃないですか。
そうなんですよね。背伸びしてね。
そう。背伸びして。で割とこうパンパンに膨れ上がって。
うんうん。
だけどなんかこうちょっと抜けてるんですよね。そこがかっこよい。
そう。力の抜き方が。
崩し方というか。
うん。
そこにヤマゲンさんが見え隠れするのがまたかっこよいと。
ですね。
結構抽象的な説明になっちゃったですね。
ちょっとふわふわしてますが、こんなところでご勘弁いただいて。
じゃあ次ですね、大久保さん行きたいと思います。大久保さんはですね、なんか僕が思うに、令和の民芸っていうか、現代の民芸みたいな感じが結構するんですよね。
なんとなくわかります?
わかります。
イメージ。
わかります。
ふわふわしますけど。
わかります。
民芸って何かみたいな解説簡単にしますけど、無名の職人さんが手仕事で作って、
で、普段使いの道具として使ってるものみたいな道具というか、そういう感じですよね。民芸品って。
そう。用の美といいますか。
とか言われたりしますけど。
職人として徹底してるうちに研ぎ澄まされて美しくなるみたいな。
みたいな。
そんなイメージがありますね。
そんなイメージですよね。
はい。
なんかこれちょっと説明が違ったらすいませんって感じなんですけど、ざっくりの解説。
ざっくりで。僕らのイメージ解説です。
イメージ解説。
はい。
大久保さんもなんかそれに近いんじゃないかなっていう気がしてますね。
特にこのプロセスの部分ですね。手仕事で日常で使う生活の道具をたくさん作ってるっていう点では結構民芸に近いのかなっていう気がしてます。
ただ違うのは、大久保さんの名前がめちゃめちゃドカンと出て売ってるっていうところ。無名の職人じゃないっていうところですね。
だからそこに関しては、やはり令和の民芸っていう。
っぽい感じがする。
神民芸って感じがする。
神民芸。神はカタカナで。
カタカナでね。
いやわかりますねこれは。
売ってるところもお土産物屋さんとかでバーって売られてるわけじゃなくて、百貨店とか祭児でちゃんと大久保ハウス木工社のみたいな。
結構作家さんのものを売るような感じで売られてるじゃないですか。非常にいい空間で。
結構この生き方になんか共感してる職人さんというか。
うんうん。
こうやってる方は結構多いですよね。
そうですね。そうだと思います。
かといって大久保さん作家なのかというと、作家にしちゃもうなんかストイックに職人としてやられてるプロセスの面がすごい強いじゃないですか。
そう。なんか作家っぽくはないよね。
なんとなくね。
お会いした感じ。
そうそうそう。でなんかやっぱ作ってる数が作家にしちゃ多すぎるんですよね。
すごい。すごい多い。でやっぱ数を作るためにどうするかっていうのも日々探求されててっていう感じだよね。
そう。日々改善みたいな。トヨタ方式とかそういうのじゃないけど。
なんかね。3ヶ月会うと多分違うよね。
はい。
じゃあ次は谷さんに行ってみようと思います。
あ、谷さん最近の方になってきましたね。
だんだんと記憶が戻ってきたんじゃないでしょうか。
はい。
谷さんはですねあれですねもう誠の木工家ですね真の誠の木工家です。
なんか僕もこういうおじいちゃんにきっとなりたかったんだろうなっていうのはありましたね。
わかりますね。
だけどなかなかですよ。
まあおそらくなれないでしょうね我々は。
そう我々は。
いや谷さんってこう木工家みたいなのの走りの世代でもあるし開拓してった方ですよね。
そうそうそんな感じですよね開拓者というか木工家っていう名前の認知度を広げた間違いなく功労者でもあると思いますし
なんかただ木工家って言い始めた人は谷さんではないらしいんですけど間違いなくそれを拡大していったのは谷さんの力のおかげなんじゃないかっていう。
木工家を語る上で結構外せないというか絶対どっかで出てくる人ですよね谷さん。
でなんだろう谷さんのすごいところは昔もすごいことやりました。
でも今もそのネットワークとか業界を盛り上げるとかいろんな道具なり何かをブラッシュアップしていくっていうのに今も人役かかってるというのが。
そうなんですよね。
ちょっと違いますよね。
全然違う。
すごいですよね本当に。
この間行った時もねちょっとこれからyoutubeの編集しなきゃいけないみたいなことを言ってましたよね。
言ってましたよね。
まじかと思って。
えーみたいな。
多分我々の父親よりもっと上ですよね。
全然上ですよね。
おじいちゃんとかまでいかないですけど父親よりもっと上の人がyoutubeの編集してるってちょっと考えられないですね。
やばいですねzoomで収録して編集してるとか考えられないですよね。
だから木工家界隈の横のつながりがすごいですよね。
なんか聞いた話によると、木工界隈も例えばある地域においてもいくつかクラスターがあるみたいな話は聞いたことがあって、
その全てに出入りしているのが谷さんだっていう話を聞いたことがあります。
でもやってることとか思想が似てたりする人で、しかし人で集まるのは自然なことだもんね。
そうですね。
だから考えが柔軟なのかな。
なんでしょうね。
だし多分木工の業界全体としてもっと良くしていきたいみたいなのがすごい根底にある気がしますね。
あの熱意はどこから来るんだろうっていうのは。
それが不思議ですね。
だって今だってさ、制作意欲がすごいじゃないですか。
まあ今は黒点とかああいうのに出すために作ってますとかっていうのもありますけど、
まあなかなかすごい方ですよね。
今はもういいおじいちゃんっていう感じですけど、
昔はもうバリバリの、バリバリの布団を張ってておかしいですね。
でもね。
昔の写真見るとそんな感じですよね。
そう、めちゃくちゃ油のってるなって感じ。
谷さんは割と木工の知識もあるし、技術もあるし、経験もあるし、
あと人脈もめちゃくちゃすごいっていうのが結構レアな特徴なんじゃないかなっていうのがありますね。
だから感覚で考えるとかそういう感じじゃなくて、
ちゃんとデータとかエビデンスに。
基づいて。
基づいて。
今間違ってないですか?使い方。
間違ってないと思いますよ。
基づいてっていう感じはしますね。
分かりますね。
そうそう、そんな感じですね。
だから丸々やっておけばいいよとかっていう感じじゃなくて、
ちゃんと統計とかいろんなデータをもとに教えてくださるという。
小口くんもあれですもんね、谷さんの外弟子じゃないです。
外弟子というにはちょっとおこがましい感じですよね。
それを谷さんにきっかけにいろんな人脈をちょっと増やしたりとか、
つながりも増えましたもんね。
増えましたね、増えました。
なんならこの真の木工学ラジオがやってることも、谷さんの劣化版ぐらいな感じ。
谷さんの劣化。
いやまあこう、何でしょうかね、現代版ということにしときましょうか。
そうですね、現代版ということで。
谷さんまだオープンチャットには手伝ってないんで。
あ、そうですね。現代版、谷さん。
世代ごとにやっていかないとやっぱ、何でしょうね。
アップデートしていかないことに、ひと役勝っているということにしときますか。
そうですね、そういうことにしておきましょう。
じゃあ谷さんはこんなところで。
最後、下編の山本さんにいきましょうか。
山本さんはですね、ゲスト回ではあんまり言えなかったんですけど、
大カンナの刃が刺さっているカンナあるじゃないですか、
カンナの木の塊の部分を作る人です。
金属の刃の部分じゃなくて、それを差し込む木の塊を穴あける人。
そうなんですよ。それがめちゃめちゃ難しいんですよ。
ただ穴あけてるだけなんですけど、それがめちゃめちゃ難しい。
それがめちゃめちゃ難しいという。
穴あける専門の職人さんが世の中に存在しているっていう。
くらいですからね。
いやー、若いんですよね。
僕らより若いですからね。
めちゃめちゃ。
で、キヘンさんはもうカタカナの真のダイヤだと僕は思ってます。
真のダイヤですね。
そう、真のダイヤですね。
いや、そうなんですよ。
やっぱ従来のダイヤさんっていうのももちろんすごいんですけど、
その枠にとらわれないというか、そのやり方にこだわらない。
かつ、今には合ってるっていうかね。
時代にフィットしてる感じがとてもしましたね。
なんかほら、職人の世界でいうと結構、師匠に弟子入りして何年も修行して、
親方とかからそろそろいいぞみたいな感じで免許改善してもらって独立するみたいなのが一般的だと思うんですけど、
キヘンさんはそういう修行時代がないんじゃない?
そうですね、ないっておっしゃってましたね。
弟子入りとかも。
教わった人はいるけど。
ちゃんと弟子として入ったわけではないと。
遊びに行っていたと。
そう、遊びに行っていた。
親方もね、親方も多分複雑な気持ちがね、これから少しずつ。
絶対数は減っていくじゃないですか。消えないにしてもね。
だからなかなか独立した時に食えるということを保証してやれないという気持ちがあって。
そういうことでしたね。
でもまあ教えるのはいいよっていうことで。
技術は教えるよという。
だからもともと好きがこうじてじゃないですけど、キヘンさんの場合。
それを突き詰めていって、そういう生き方にたどり着いたっていう感じなんでしょうけどね。
きっとなんかそんな感じがしますね。
バシバシ打ってましたね。
バシバシでしたね。すごかった。
すごいコッパの飛び方でコッパっていうか。
バシンバシン飛んでってましたね。
手で刻んでてそんなに吹っ飛ぶんだコッパっていうぐらいの勢いでしたね。
そう、もうあの勢いでやってたら俺の飲みは欠けてますね。
ですね、もうボロボロになってますね。
ボロボロになってますね。
ズタボロになってます。
そう、串刃みたいになってるかと思いますけども。
あともう一個すごい点、キヘンさんが独立するまでの過程がこれまでなかったんじゃないかっていうので真のダイヤだったんですけど、
もう一個真の部分があって、ダイヤっちゃトンヤに下ろすのが基本じゃないですか。
そうなんですよね。
トンヤって仲介してくれる業者みたいな、職人さんが作ったものを小売店に売るまでの間に入る業者のことですよね。
だからエンドユーザーからしてみたら多分小売にしか触れないんですよね。
最近は何ならトンヤもオンラインショップとか出し始めちゃってるから、いまいちその辺の感覚が分かんなくなってる人もいるかもしれないですけど。
結構昔はトンヤに下ろす以外の道はなかったはずなんですよ。
そうですよね。
トンヤの良い点としたら、普段接してるのである程度品質を保証するというか、メキキでみんな詳しくて、ある程度トンヤがクオリティを保証して各小売に下ろしていくという感じですよね。
だからそういう感じではないんですよね。
そういう感じではないんですよね。
だからダイヤさんの産地もやっぱりあって、産地で作ったものをトンヤが買って、そのトンヤが全国の小売の道具屋さんみたいなところに下ろして販売するみたいな。
そうすると全国にいる職人さんがカンナを買えるというのがこれまでの業界のあり方というか売り方というか。
それが一般的だったんですけど。
だから機械、道具とか今よりもっと限定されているから、一業種一業種のスペシャリスト的なことだったんですけども、今はわりと情報も機械もわりと手に入るようになってきて、
一人の人間が少しずつ隣り合う業種のことをできるようになってきたっていうのも一つの要因かなと思いました。
そうですね。SNSも絶対にそれに寄与してますよね。作ってる人が発信できる時代だから買う人もそれ見て直接買えると。でもまさにキヘンさんそれじゃないですか。
そう。こういう芯の木工館のつながりでここに来ていただいて台を出してしまった。
そうですね。
打つつもりではなかったけど。
当初はね機械一人に来る予定だっただけですからね。
いやめちゃめちゃ調子よく使ってますよ。打っていただいて。
それはマジで良かった。
だから使用者側にしてもどこに頼んだらいいかわからない状況もあるわけじゃないですか。そういう時に直接つながっていると頼みやすいですよね。
めちゃくちゃ頼みやすいですよね。
キヘンさんはだから台を作って直接お客さんに売ってると。何なら海外のお客さんにも売ってると。
だから従来のダイヤという業態の流通経路というかを覆しているところが芯のダイヤだと。
これ業界用語で言うとD2Cとか言うんですけど。
何D2Cって。
ダイレクトツーカスタマーズ。
これまで多分ダイヤさんはB2Bだったんですよ。卸屋さんに出すだけ。業者間のやり取りだったんですよね。
ビジネス。
もう一個よくあるのがB2Cですね。ビジネスツーカスタマー。これは小売屋さんとかですね。
そういう意味合いで使うんだ。B2Cって。
直接エンドユーザーに売る人がB2C。割と僕はB2Cに近いのかな。オンラインショップとかクラフトフェアで売ってるのはB2Cだと思います。
でも作家さんによっては個店やりますとかってなった場合はお店に一回下ろすんですよね。それで売るからあれはB2Bだと思います。
百貨店とかでやる場合はB2Bになると思います。
対面はしてるけど。
あれはB2Cに間隔近いんですけど、業態としてはB2Bになると思いますね。
だから売り方でもあるし、お金の流通経路の話なんですね。
さすが。また意識の外系のビジネスグループやってほしいですね。
香りがしてきましたけど。だから売り方もちょっと変わるんですよ。クラフトフェアだとお客さんに売る感じで商品のラインナップとか考えないといけないんですけど、
例えばですけど卸とか百貨店とか個店とかバシバシやりたいってなったら、やっぱりバイヤーの人にどうやって目に留めてもらうかみたいな意識が必要になってくるんじゃないかと勝手に想像してますけど。
あれやっぱさクラフトフェアとか出すじゃん。もちろんお客さんに売れました。売り上げ上がりました。
っていう中で何人のバイヤーに声をかけられたかっていうのも今後の跳ねる要素っていうか。
関係ありますね。めちゃくちゃありますね。
やっぱバイヤーに声かけられた方が嬉しいは嬉しいんですよね。
嬉しいは嬉しいですよね。
実績というか。つながらないにしても。
そうですね。
そこに響いているんだなっていう。
やっぱ声をかけてもらったっていう時点である程度のクオリティが担保されている感じもあるじゃないですか。
それも一個自信にはなりますよね。
話戻るけどクラフトフェアはダイレクトトゥカスタマー。
B2Cですね。
B2C。
D2Cがあったじゃないですか。ダイレクトトゥカスタマー。あれもB2Cなんですけど。
よりなんかもうちょっと細かく言うと、メーカーが直接お客さんに届けるみたいなのがD2Cって言われたりしますね。
オンラインストアでやるパターンがよくそうだと言われてますね。
メーカーの直販サイトで買いますみたいなのが。
割とD2Cと言われることが多い気がします。
なんかさ、そこでつながっちゃったらさ、なんかもはや小売の意味合いがちょっとなくなりつつある。
そうですね。と言われたりもしますね。
しますよね。
で、仲介のお金が発生しないので仲介手数料とか、トン屋に卸すときは掛け率が発生するんですけど、掛け率じゃなくて小売価格で直で売れるからちょっと安くなるんですよみたいなことも言われて。
だから卸価格で売ってたんだけど、生産者としては直でお客さんに売れるから利益率が高くなるし、お客さんからしたらトン屋経由してないからちょっと安く買えるみたいなことですね。
あ、あれですね。桃屋さんっすね。
桃屋さんですね。
桃屋さんですね。僕が。
花太郎さんが買ってるあの桃屋さんと同じですね。
農家さんから直接桃を買う。
そうそう。農協とかとしてないからちょっと安く買えるよみたいな。
あれがD to C。
D to C。ダイレクトトゥーカスタマー。
はいはい。わかりました。桃に例えたらわかりました。
桃ですね。
わかりやすいです。
桃だと思ってください。
だからまあこういう世界に入ると当たり前になっちゃうんですけど、人を減るたびに手数料というか。
かかっちゃうよ。
かかっていっちゃうんですよね。あんまりそこの部分って見えづらいというか。
なんかちょっと隠したいところでは。
隠したいところですね。ちょっとね。
あるんですけど。まあでもそれで大量に捌いてもらえるっていうのもあるしね。
そうそうそう。そうなんですよね。
メリットと自分がどこでやっていきたいかというか、自分の気質の話もあるしね。
そうそう。
どういう生き方したいかっていうので。
そうなんですね。卸売りするときのいい点はこっちはなんか集客のこととか全く考えなくていいんですよ。
作ることだけに専念すればいいので、やっぱそれだけ単純にたくさん作れるし、それだけクオリティも良くなっていくはず。
それに時間かけられるから。
技術士でやろうとすると、集客どうしようかなとか、SNS運用しないとなとか、じゃあ写真を撮らないととか、
作る以外のことでいろんな煩雑な仕事が増えてしまうので、単純に作ることに完全にフォーカスできないっていうのは一個デメリットとしてありますね。
そうですね。ただお客さんの声は直に反映しやすかったりとか、単価高いものを自分の思うように売りたいってなってくると直販スタイル。
ただその大量に卸す場合は納期だとかロットだとかっていうことにどうしても縛られやすいっていうのはありますかね。
それはありますね。なんかだんだん話の方向がちょっと変わってずれてしまいましたが、きへんさんのすごいところは、ビジネスの業態がこれまでとちょっと違うっていうのはすごい。