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2024-11-27 08:20

【#213】 #立川談四楼 『 #七人の弟子 』出版記念落語会24/11/26

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#立川談四楼
#七人の弟子
出版記念落語会。小説の中に出てくる弟子たちの高座を楽しんだあと、杉江松恋先生との対談に談四楼師匠の『明烏』素晴らしかった。

また小説『七人の弟子』素晴らしいので、ぜひお読みください。

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00:05
はい、シェアする落語の四家です。11月26日火曜日、浅草木場亭ですね。
で、立川談四楼『七人の弟子』出版記念落語会行って参りました。
これは立川談四楼師匠の来月発売になる新刊『七人の弟子』の出版を記念して杉江松恋先生が開催された落語会でございます。
開口一番は立川談声さん、女性なのに男性さんですね。
ネタはですね、これ前にも聴かせていただきました『初天神』。前に寸志さんの回で聴いたときのかな。
あの基本同じなんですけど、ちょっとですねリフレインを多めに繰り返しのフレーズを多めに長くとってそこで笑いを盛り上げてくるあたりにちょっと野心みたいなものも感じましたね。
相変わらず達者で面白いです。
お二人目がですね、立川半四楼さん。
この前梶原いろはてで聞かせていただきましたが、今回は『夢の酒』。
なんかね、前も良かったんですけど前よりいい感じでしたね。
半四楼さんは今でも面白いですが、まだまだ伸びしろがある方だというふうに思われます。
そして3人目がですね、お久しぶりでしたね。立川只四楼さん。
今は立川談四楼一問は上から数えると、わんだ師匠、寸志さん、只四楼さんなのかな。3番目なのかな。
ギャグ満載のまくらを振ってですね。
確かに笑い声がバーンとくるわけではなかったんですけど、面白がって聴いてたんですけど、本人はそこに全然満足しなくてですね。
ウケないウケないウケないウケないって言ってるんですよね。
話がですね、なんと『天狗裁き』ですよ。『夢の酒』の後に『天狗裁き』ってもうバカつきなんですけど、これ何か意図があって狙ってつけてきたんでしょうね。
冒頭一緒ですからね。
ちなみに『芝浜』も似てるんですけども、冒頭とが。
これもね面白いんですけど、一箇所大しくじりをしまして、そこでかなりめげたんですけど、そこから立て直してまた持っていったみたいなんですね、感じで。
只四楼さん久しぶりに聴いてやっぱ面白い方だと思うんですが、なんかその笑い声が返ってこないと不安になっちゃうタイプなのかなというふうに思ったら、後で読んだ『七人の弟子』の中に全くその通り書いてあったんでびっくりしましたね。
03:11
ああなるほどという感じでございましょうか。
まあね、あの活躍の期待される方だというふうに思われます。
ここで一旦幕が閉まって中入ると勘違いした人がみんな席立っちゃったんですけども、仲入りではなくて。
談四楼師匠と杉江先生の対談ということで、当然これ出版記念の会ですから当日会場で先行販売をしていたんで、僕も買いましたけども。
やっぱりね、ほとんどの人がまだ読んでないということでネタバレを避けながら避けながらのトークでした。やはりお二人のことですから面白い話がいっぱい出てきました。
まあなんかね、この本の予告編みたいな感じもあってですね。楽しかったですね。
で、幕が閉まって仲入りで、そのトークの中で浅草にちなんだ話を杉江先生がリクエストしたっていうふうに言われたんで。
『一文笛』が確か、談四楼師匠の一文笛は確か浅草舞台だったかなーなんていうことを思ってたんですが、なんとですね、談四楼師匠のトリネタは『明烏』でした。
楽しかったら、もう本当に楽しかった。
やっぱり談四楼師匠らしいね、このフォルティッシモとピアニシモがパンパンと効いたところとですね、ここをカットしてこのセリフを浮かび上がらせるみたいなんですね。
もう明確にその話をスムースに持っていくための、ある意味小説家らしいね、さり気ない整え方みたいなところがですね、もうピシピシ決まってですね。
まあ時次郎はかわいいしね、源兵衛太助はそんなに悪っていうわけでもないんですけども、本当はあの源兵衛太助コンビらしいですね、造形になってまして、非常に良かったです。
この回は出版を記念してということなんですが、今回刊行される『七人の弟子』という小説はですね、実録小説、実録ですね、小説でかつおそらく初ではないかという師匠が弟子について語った小説ということなんですね。
エッセイなんかでね、師匠か弟子について語ることは、今まであったと思うエッセイとかインタビューとかでね、これが小説の形で出てくるというのは非常に珍しいというか、多分初めてなんじゃないですかね。
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これがね、結論から申し上げましょう。みんな買ったほうがいいです。1800円プラス税金払ってみんな買ったほうがいいです。本当に面白いです。本当に面白い。
一人一人の弟子が本当に個性的で、中年再生向上という談四楼師匠が言われてますけども、やっぱり齢いってからの入門の方が多いので、みんなそれまでの社会人の経験があるわけですよね。
その経験がどんなふうに活かされる、活かされない、どんな生き様なのかっていうのが、一人一人の生き様がまあ面白くて、それをね、やっぱりね「小説家・立川談四楼」の腕っていうのは素晴らしいと思いますね。
もう文体もね、キレキレの文体で、もう印象的なシーンがもういくつもあります。お分かりですか。私一晩で読んじゃいました。で、この『七人の弟子』とあと2編入ってるんですが、もう一つは、
お辞めになってしまわれた立川、元立川長四楼さんの方ですね。書いた『長四楼のこと』と、ある落語家への主催者が出てくる話と、この3編が入ってます。どれも素晴らしいです。
もうこれはね、ぜひお読みいただきたい。やっぱりね、落語家を描く落語家としてね、立川談四楼師匠を超える人はもういないでしょう。『文字助のこと』を読んだ時もそう思いましたけども、で、最後に必ず全ては談四楼師匠ご自身に帰ってくるし、師匠である立川談志に帰ってくる。
この最後に帰ってくるとこがね、またいいんですよ。もう本当にね、皆さん読んでいただきたい。『七人の弟子』Amazonで予約できます。ぜひぜひお買い求めご一読ください。ということで、シェアする落語の四家でした。ではまた。
08:20

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