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2025-02-09 12:37

【#221】国立演芸場寄席 主任:春風亭柳橋 25/2/8

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国立の寄席は 出演者が少なくて一人ひとりがじっくり楽しめるのがいいですね。全体が長くないから身体も楽だし。
こういう、特になんの企画もない寄席興行は久しぶりで、のんびり楽しみました。
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サマリー

国立演芸場の寄席が紀尾井小ホールで開催され、春風亭柳橋師匠が主任を務めています。様々な演者が登場し、彼らのユーモアや技術が際立つ中、観客を楽しませる演目が繰り広げられています。

国立演芸場の寄席開催
シェアする落語の四家です。2月8日土曜日 紀尾井小ホール
四谷からちょっと歩いて行ったところにあります。こちらで国立演芸場寄席
2月 行ってまいりました。
国立演芸場の寄席はいま、紀尾井小ホール、内幸町ホール
渋谷の伝承ホール などで分散して開催をしていると。国立演芸場自体が閉場しているので、まぁそんな
ことになっているわけです。こちら
2月の4日から8日までの興行で 主任は春風亭柳橋師匠。
前座さんがやっぱり寄席形式なんで、これは2時開演だったのかな
ちゃんと15分前ぐらいから始まる。前座さんが出てくる。
この前の玉川太福先生の、新宿末広亭の歴史的な興行でも大活躍をしていた(弟子の)
玉川わ太さん ネタは『転失気』。
ネタいくつ持ったんですかね。本当に落語うまいんですよ(浪曲師なのに)。この人。 なんていうのかな、語尾を飲まない感じ。
非常に僕の好きな唄い調子、非常にスムースな
メロディーを感じる語りで愛嬌もたっぷり。非常に受けてました。 続いて桂小右治さん。
小さく右に治めると書いて こうじ さん 『やかんなめ』でした。芸協の『やかんなめ』なんでしょうね。
昔昔亭昇さんが NHKで新人落語大賞でやってた型ですね。
このわちゃわちゃした、お侍と可内(べくない・武士の家来)がわちゃわちゃしている感じ、これはこれでね
悪くないなというふうに思いました。非常に器用な方で、スムースな感じで良かったですね。
続いて昔昔亭桃之助師匠は『竹の水仙』。気負いがないっていうか非常にリラックスした感じでありながら
あの 程よく笑わせてくれるっていうあたりが、今日みんなそうなんだよな、
めちゃくちゃ大爆笑した!という感じではないんですけども 寄席の、のんびりした笑いが
届いてくる。そういう感じ。こういう流れをここで桃之助師匠が作ったのかな。
この後で色物、なんと山上兄弟。皆さんご存知「てじな~にゃ」山上兄弟ですね。今でも「てじな~にゃ」やっています。
弟さんの方がご結婚されていて、お兄さんの方が2枚目
弟さんかっこいいんですけど、わりと三枚目を買って出てる感じでで漫才っぽく
やるっていうのが、寄席での間の二人のスタイルなんですが、なんとお兄さん欠席。
暁之進
弟の山上暁之進さんが出てきて。もう本当に漫談なんですよね。漫談がすごい。ちょこちょこっと手品をやっていくような感じ。
マギー司郎の有名なネタをこう入れてみたりとか、
大きなこと全然やらないしハンカチのやつが多いんですけど笑いがすごい。うまいですよね。自虐ギャグを入れながら。本当はこの人たぶん
マジックすごい上手いのに、そこを出していかない。あくまで寄席の流れでやっていく。
寄席の色物として大変優秀だなと。山上兄弟一人でも面白いんだって、ちょっと今日発見でしたね。
仲入り前は春風亭柳好師匠ですね。
柳好師匠というと、若い頃 たまに見てた『ヨタロー』という深夜番組も未だに覚えてます。
もう、まくらから
テンポが非常に心地いい。すごい気持ちいいんです。本当にたわいもない
日常雑記みたいなところをボンボンを振っていく。非常に気持ちよくて、このまくらの気持ちよさを、そのまんま
『壺算』に乗っけていく。非常に楽しい。楽しい『壺算』でした。
仲入り休憩が入りまして。クイツキが一番ポイントで。もともとここは春風亭かけ橋さんが出るはず
だったんで、かけ橋さんもぜひ聴きたかったんですが。代演が春風亭昇輔さん。
元気な二ツ目で面白い新作をいっぱい作ってる人です。年齢層高めのお客さんに対して、
どんな感じで行くのかなと。やっぱり新作がそんなに出てないというところから。
バックツーザフューチャーが一番面白いと彼はそのバックツーザフューチャー
ドクの俳優さんと結構お高いイベントで
写真を撮ったエピソードで結構客お客さんを沸かせてきた後ですね。
自己自身の新作『コールドスリープ』をかけました。 僕これ聞くのに2回目なんですけどね大好きなんですよ。
寄席の魅力と観客の反応
あの非常にそのコールドスリープっていう そのまあねどこでも何どこでもというかまあみんな知っているようなそのSF的な
技術ですよね。
を時空を飛び越えることができるという、バックトゥ・ザ・フューチャーと、かかっているタイムマシーンとかかっている。
そこに行くまでの落語的なバカバカしさとそのコンセプト。
ある意味ちょっと瀧川鯉八師匠 みたいなとこもあるんですけど、やっぱり微妙に違っていて、昇輔さんらしいですね着眼点があって、
着眼点をちゃんと生かせる 技術がね
ある。もうね結構受けてました。ここで春風亭柏枝師匠ですね。
柏枝師匠はですね
まくらは短めでしたけど学校予選の絡みでちょっとはっと沸かせた後で なんと『ラーメン屋』に入りました
『ラーメン屋』柳家金語楼、有崎勉の傑作ですね。この流れで人情噺に持ってくるのって大丈夫なのかなと思ったんですけど、
もちろん根底にあるのは人情ですけど、
笑いの方に振っていって、またテンポがいいんで寄席の流れの中でちゃんと通用しちゃうんですよね。
すごい良い技術だなぁと思って。じっくりちゃんとロングバージョンで
人情噺としてのラーメン屋を聴いてみたいというところもありますが、これなかなかの 腕前だと思いました。
ヒザがですね 桂小すみ師匠ですよ。
もう相変わらずね超絶技術で、やってることがあんまりよくわかんない。その感じが、でもやっぱちょっとずつ、
僕の方も小すみ師匠が先生になって、いろんなことを教えてくれるんですね。あの『佃』って言う
じゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃじゃん あれば隅田川なんですね。
その隅田川からなぜかピラニアになってしまう。飛躍の感じがすごくいいですね。もうなんか本当好きなこと、
小すみ師匠が本当好きなことをやっていて、時々僕の頭がついていかなくなるんだけど、超絶技巧で面白く聞かせ出されてしまう
相変わらずすごいなと。
そして主任、トリは春風亭柳橋師匠 落語芸術協会副会長ですねこの方も昔ヨタロー出てた
ことを思い出したりします。まあ本当に寄席のエキスパートなんですよね。どこで出てもそのポジションの仕事をしっかりやり遂げる。
っていう その辺のねその
寄席芸人としての落語家「プロ」っていう感じがなんとも言えない。
そしてにこやか。ほんといつもにこにこして、いいですよね。まくらでですね、
コンプライアンス委員会をやることになり
色々秘密もあるので、口が堅い人を探さなければいけないっていうんで、誰かいないかなと思って探したけど、誰も
いない(笑)。単純な話なんですけど、こういう話を、あの笑顔と
人柄の良さが現れて言うような語り口調で喋られるとね、すっごい面白いですよね。
人柄がにじみ出てるっていうのが一番正しい言い方なのかなぁ。ここから
入った話が『長屋の花見』なんですよ。ちょっと早い気もしますが。いや、でもいいですよね楽しい
やっぱり寄席のプロだから、どこでも切れる噺を、どこで切っても面白くなるように、まとめられちゃうんですよね。
そこらへんがそのなんていうのかなぁその 寄席の一個の芝居の流れ興行の流れを意識して、自分が何をするか。今日は主任として、
自分がどうまとめていくか、自然なのか、結構考えてやってらっしゃるのか。
きちんとやるっていうところが、やっぱすごいなぁって。なんか笑って笑って笑い疲れて帰ってくるっていうのもいいんですけど、今日寄席に行った
なーっていうね気持ちになって帰る。これまた寄席の魅力だと思うんです。
やっぱり芸協の寄席には 春風亭柳橋師匠がいる、もうビシッと感じることが
できた
日でした。国立演芸場の寄席っていうのは
上がられる方も人数もそんなに多くないし、時間もそんなに長くないし お一人一人の時間も結構たっぷり取られているので、いきなりね寄席を最初から最後まで
聴いちゃうとを長くて疲れちゃうみたいな方も馴染みやすいんじゃないかなというふうに思います。
前売りが買えるのもいいことですし、席が当日行ってもねあの空いてるとこだけですけど、選べたりするというのもまたいい
ところなんじゃないかなと思います。ということでシェアする落語の四家でした
あ、柳橋師匠のお弟子さんである春風でかけ橋さんの落語会が4月13日にあります『シェアする落語 春風亭かけ橋』こちらもよろしく。ではまた。
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