江戸まちたいとう芸楽祭の報告
シェアする落語の四家です。2月15日土曜日 浅草公会堂。やっぱここ大きいですね。3階席まである。
にて『第7回江戸まちたいとう芸楽祭 梅香る浅草 笑いの彩!
あや 妻かな
芸楽寄席』長いねー 行ってまいりました。
なんかこの江戸まちたいとう芸楽祭というのは、この一連のお祭りとしてあるらしくて、そのファイナルを飾るのが、この浅草公会堂の大きな会。そういう趣旨らしいです
主催は江戸まちたいとう芸楽祭実行委員会 いがぐみさんが制作になっていて、公演で東京都と台東区がついているという、そういう会ですね。
もうお客さんいっぱいでしたね。3階席まで行くと空席もちょっとあったみたいですけども。もういっぱいでした。
で a なんとですねこの開口一番が漫才しかも
2023年からの M 1グランプリの準優勝 ヤーレンズがトップバッターで登場。
ヤーレンズ大好きで、生で見るのは初めてだったんで、
楽しみにしてたんです。面白いですねやっぱり。ただ、たぶん普段やってる尺よりはかなり長く
持たされたということ。あと漫才でまで難しくて、ほんの2、3分でもいいから落語で前座さん入れた方が良かったんじゃないかなと思うんですよね。
まあそのしゃべくれ漫才やりながら、ちょっとずつちょっとずつ探ってる感じが、大変そうだなって思いつつ、
テレビではほとんど見たことがない、ちょっと政治絡みのネタとかもね入れながら、後半その本領発揮したのはやっぱ漫才コントで、
旅館に行くっていう話で、旅館の女将楢崎さんが、やるというね
出井君がそこにお客さんで来る。すげーよかったです。続いて玉川太福先生です。
先日、新宿末広亭で主任を務めて、大盛況!連日どんどんどんどん人が押し寄せた。
曲師ね名コンビ玉川みね子師匠で何かけるのかなぁと思ったら まあやっぱり浅草ですから
浅草出身の渥美清さんにちなんで、
『男はつらいよ 寅次郎頑張れ』20作目かな。中村雅俊と大竹しのぶが出てくるところを中心とした
組み立てになっていて、僕もこれちょっと寄席で聴いたことあります。問題なく面白いというかね、
浪曲が初めての人が多い中で、どういうふうにそこを突破していくかっていうところは、
もう太福先生手慣れたものでございますので、もう安心して笑えたなというところでございます。
ここで落語です瀧川鯉昇師匠。
もちろん面白いんですけど、
『蕎麦処ベートーベン』時そばの改作。僕がね何年かな、もう10何年前に鯉昇師匠は初めて聴いたのが浅草園芸
ホールで時そばだったんですよ なので市場に何かねこうあの考え深く
爆笑しましたね。「手をつく」って言うね、
これ以上ネタはありませんけれども、そばを食った人が「手をつく」っていうところがね、笑えるところでございますね。でまぁなんでベートーベンなのか、
前よりベートーベンとの「近さ」が、もっと補強されてた感じ かな。
「寄席の爆笑王」である鯉昇師匠も常にネタをバージョンアップしているのかも。
もう問題なく大笑いです。 で、仲入りが入りまして、
玉川太福のパフォーマンス
ヒザは桂小すみ師匠です。先週も聴いた桂小すみ師匠なんですが面白い
ですよね。ホイットニー・ヒューストンと都々逸というネタなんですけども、
やっぱりね あの
まあ替え歌的なことをやってるんですけど、まあ結構な字余りで、あんまり替え歌ななってない気がちょっとするんですよ
けど、超絶技巧でもう 押し込まれるように笑ってしまうというですね。
このあたりが凄いな、というふうに思います。なんかね小すみ師匠のネタって、なんか面白いんだけど、俺はいま一体何を見せられて
るんだろうっていう、やっぱり他の芸人とちょっと異質な私が面白いと思っているものを
見なさい!という感じがすごいな。というふうに思います。
それにちょっと刺激を受けたかもしれないトリがなんと、私生で見るの初めてですよ。いやお待ちしておりました。
桂米團治師匠です。 もう素晴らしい!
まくらから、最近ロックミュージカルに出たとか言って、ロックミュージカルの ロックをね
熱唱したりとかね。なんか何やっても上品で、上品なのに面白い。これがね、やっぱすごいっすよねー。
こんなところに呼ばれるのも桂米朝のおかげですって言って ましたけどもね。
もうそんなことはどうでもいいですね。桂米團治という芸人が素晴らしい ネタは『稽古屋』。
お馴染みのネタでね。東京でやる人も多いネタですけど、まぁ楽しいなぁ。もう本当にね
「アホがアホ」。上方落語でしか聴けないアホ。
アホの調子の良さ。
ボケっぷりが、ほんと楽しい。で、やっぱりねハメモノですよ
ハメモノが入って、コラボレーションが素晴らしいですね。
いやー笑わせていただきましたし、上方落語の魅力を改めて堪能させていただきました。
お囃子の中に、顔は見てません写真だけしか見てないですけども、 次回のシェアする落語4月13日シェアする落語に出演される
春風亭かけ橋さんが勤められているということで、相変わらずいろんなところで 引っ張りだこなんだな、そんな
ところでございました。やっぱ大人数の会場で、でかいところで
聴く演芸っていうのも、いいもんだなぁと。特にね玉川太福先生 の芸をねこれだけ多くの人と一緒に聴けたっていうのは非常に
嬉しいなあって思いますし。逆にね。
ヤーレンズ、たまには寄席に出ておくんないかな。十分寄席で通じる芸だというふうに思いますんで。
もらえるものは少ないですけども、チラッとでも誰か呼んでほしいなっていうふうに思ったりします。なんか玉川太福先生とね
仲良いらしくて、何年ぶりかであったけど全然偉そうにしてない。
だからやってない。「やってない」っていうのは、ご存知の方も多いと思いますが2023年に
やれず準優勝した時の優勝した人ついでに言うと去年も優勝した人が今ちょっとね ニュース的に大変なことになっているので、その辺に引っ掛けた話でございます。
大きな会場も楽しいなと思いました。シェアする落語の四家でした。
『シェアする落語第39回 春風亭かけ橋』よろしくお願いします。ご予約を待ちしてます。ではまた。