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2023-12-10 43:20

マジック・ザ・ギャザリングの思い出

中学~高校時代、せみやまが熱中したトレーディングカードゲーム「マジック・ザ・ギャザリング」の思い出について、お話しました!


・全てのトレーディングカードゲームのルーツ

・父の名刺で自作したカードゲーム

・遊戯王との関係性

・一度きりの優勝


マジック・ザ・ギャザリング(wiki)

https://tinyurl.com/8r7ny4nc


シュン・チャールズのReflection!Reflection!!(ポッドキャスト番組)

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みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミヤマです。
今日は、トレーディングカードゲーム、マジック・ザ・ギャザリングと、僕の個人的な思い出についてお話ししたいと思います。
前回まで、バンドマン・ポッドキャスターの旬チャールズさんと、4回にわたってお話ししてきたトキメキメモリアル ドラマシリーズ回、ついに完結となりました。
そして、先日旬さんの番組の方に僕がお邪魔してお話しさせていただいた、トキメキメモリアル2に関するコラボも、全3回の配信が完了しました。
全て合わせると、実に全7回もの大ボリュームで、旬さんとトキメモについてコラボさせていただいたんですけども、
いやー、ついにやり切ったという思いですね。
もともと旬さんと僕とで、トキメモについてコラボしたいですね、というお話が出たのは、もう結構前の話でして、
今年の7月頃に旬さんの番組で、旬さんとセメラジオでもおなじみのBBブロスのファンピー川崎さんとが、トキメモについて熱く語るコラボが配信されたんですが、
その配信をすごく面白く聞かせていただきまして、旬さんへのDMで感想と一緒に、僕も今度トキメモについてコラボさせていただけたら嬉しいです、という内容をお送りしてたんですよね。
それが今年の7月で、で、10月頃までにかけてトキメモ2やトキメモドラマシリーズを僕は次々にプレイしまして、それぞれクリアしたんですが、ちょうど10月頃に旬さんから、トキメモコラボそろそろどうでしょう、というDMをいただきまして、
こちらもちょうど仕上がった頃でした、みたいな感じで、そこからは2人で構成を詰めていった、という流れだったんですよね。
10月頭からトキメモコラボの全配信が完了するまで、本当にトキメモのことばかり考えてましたね。
収録時はもちろん、編集の段階で何度も音声を耳にするので、旬さんと2人で話したことが記憶に深く刻み込まれてますね。
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僕が収録前に旬さんにあらかじめ言ってあったことがあるんですけど、トキメモの話をしていると感情が高ぶって泣いてしまうかもしれませんが、
よくあることなので気にしないでくださいね、みたいなことを言ってたんですけど、これは旬さんがご自分でネタにされているので言ってもいいと思うんですけど、
虹色の青春会で旬さんが涙声で語っているシーンがあるんですよね。
僕が泣くよりも前に旬さんが泣いてたんですけど、僕自身も旬さんほど声に出るタイプではないと思うので、わかりづらいと思うんですけど、
収録中いたるところで涙ぐんでたんですよね。 男2人が泣きながらトキメモの話してたんですよ。
もちろん収録中ずっと泣いてたわけではないんですけど、収録中ずっと泣いてたとしたら、それはもう2人とも休んだ方がいいですからね。
今回のコラボはいろいろと印象深いところがありますね。 旬さんが朝のジョナサンで出会えてよかったのピアノバージョンを聞いて号泣したというお話がありましたけど、
収録ではあまり良いリアクションが取れなかったんですけども、すごく情景が浮かぶというか、その当時の旬さんの状況とかも詳しくお話しされてましたし、
そういういろんな背景がある中で朝のジョナサンでご自身がすごく大切にしている思い出の曲がかかるというのは本当に運命的なものを感じますし、
その光景を想像しただけで胸に来るものがありますね。 ドラマシリーズではボリューム3の旅立ちの歌で暗黒眼シューティングゲーム
デスクリムゾンのやり込みに関する僕の思い出という変化級も投入してみました。 こちらも面白かったですというお声をいただくことができました。
涙あり笑いあり感動ありの盛りだくさんのシリーズになったんじゃないかなと思っています。
旬さんの番組の方で配信された時メモ2のコラボの方だと、僕が割と長尺で語っているのがキャラクターで言うと1年目の
稲月こと子ことぶきみゆき、2年目の野崎すみれですね。 あと3年目では時メモ2のバッドエンディングで流れるテーマ
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ひまわりについても語っています。これは恋に破れた男の悲しさ、未練がましさ、めめしさを
よくぞここまでというレベルで徹底的に歌い上げている歌でして、よくこういう歌詞が書けるなぁと本当にすごいなと思っている曲ですね。
ということで全7回の旬さんとの時メモコラボ 旬さんと2人で作り上げた本当に思いのこもった濃厚な内容になってますので
セミラジオでの全4回の時メモドラマシリーズについての配信 旬さんの番組旬チャールズのリフレクションリフレクションでの
全3回の時メモ2についての配信 合わせてチェックしていただけると嬉しいです
それではそろそろ本編に行きたいと思います 今回はマジックザギャザリングというトレーディングカードゲームについてお話ししていきたいんですけども
皆さんマジックザギャザリングまたは別のトレーディングカードゲームは遊んだことありますかね
僕は今では全然その手のトレーディングカードゲームはやってないんですが かつてはかなり飲み込んでいまして
いろんなトレーディングカードゲームをやったんですけど その中でも特に思い入れが強くて
お金も時間もを使ってきたのが今回取り上げる マジックザギャザリングというカードゲームです
このマジックザギャザリングは世界で初めて発売された トレーディングカードゲームと言われてまして
今日本産のトレーディングカードゲームも遊戯王とかポケモンカードとかいろいろあると思うんですけど
そういうあらゆるトレーディングカードゲームのルーツとなるのが このマジックザギャザリングというゲームなんですよね
でトレーディングカードゲームってどんなものかというと 文字通りカードを使ってゲームができる
そしてそのカードを友達や同行の使徒交換することができる そういうカードゲームなんですよね
マジックザギャザリングで言うとスターターキットと呼ばれる とりあえずその一箱を買えばゲームが始められるというセットか
15枚一組のブースターパックを買うことでカードを購入することができて そうやって入手したカードの中から好きな組み合わせで
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60枚一組のデッキと呼ばれるカードの組み合わせを作って 同じくデッキを持っている対戦相手と戦うことができるんですよね
デッキ同士を戦わせるのってどうやるのっていうことなんですけども ざっくり言うとこんな感じです
まずジャンケンとかで先行後攻を決めて先行の人から自分のターンを始めます で自分のターンでは
デッキからカードを引いたり手札から土地カードを場に出して使えるようにしたり
その出した土地からマナーと呼ばれるエネルギーを引き出して 味方のモンスターを場に出したりできるんですよ
モンスターカードを場に出すことを召喚すると言うんですけども そしてこうやって召喚したモンスターのことをマジックザギャザリングでは
クリーチャーと呼んでいます このクリーチャーというのは元々英語で動物や生き物を意味する言葉なんですけども
でさっきから召喚とかエネルギーとかマナーとか言ってるんですが これは実際にこのゲームをプレイするとその場にスピリチュアルなエネルギーが発生してくるとか
本物の邪神を召喚して対戦相手を物理でやっつけるみたいなことではなくて あくまでカードゲーム上の概念の話なんですけども
で今土地を場に出すとかクリーチャーを場に出すとか言ったんですけど この手札から場に出すというのが重要で
今言った土地カードとかクリーチャーのカードとかは手札として持ってても 実は何にもメリットがないというか
ただ持ってるだけで宝の持ち腐れになっちゃうんですよ どうにかして場に出さないと使うことができないんですよね
カードを手札から場に出す方法はカードの種類ごとに違ってまして 土地カードは自分のターンに1枚まで手札からすっと場に出すことができます
で土地カードは森とか沼とか山とかいろいろあるんですけど これは単に絵柄が違うだけじゃなくて生み出すエネルギー
マナーの種類が違うんですよ 例えば沼からは黒のマナーを生み出すことができまして
この黒のマナーを使うと黒の呪文カードを使ったり 黒のクリーチャーのカードを手札から場に出して召喚することができるんですね
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でこのマナーの種類は全部で5種類 白青黒赤緑の5色があります
注目したいのはそれぞれの色の呪文やクリーチャーは その色のイメージに沿った性質を持っているということでして
例えば黒って死とか大灰を表すことがある色だと思うんですが 黒のクリーチャーはそのイメージに沿った
骸骨戦士とかゾンビとかそういうキャラクターが多いんですよ 逆に緑は生命力や植物を表す色で
緑のクリーチャーは森に住む生き物 例えばクマとかイノシシなんかの野生動物が多いんですよね
でそもそもこのマジックザギャザリングの目的って何なのか どうすると対戦相手に勝ったことになるのかなんですけど
ものすごく乱暴な言い方をしちゃうとこのゲームはクリーチャーを召喚して そのクリーチャーで先に相手を殴り倒した方が勝ちです
力こそパワーっていうゲームなんですよね そう言っちゃうとめちゃくちゃ単純なゲームに聞こえちゃうと思うんですが
もちろんそうじゃなくて奥深い戦略があるゲームなんですが それはおいおいお話しようかと思います
とりあえず一旦シンプルにお話ししていこうかと思います より具体的に言うと自分と対戦相手は20ポイントのライフを持った状態でゲームを始めるんですよ
このライフは専用のライフカウンターとか おはじきみたいなものとか紙とかペンとかとにかく何かしら
現在の自分のライフが記録できれば ok です 攻撃力5のクリーチャーを召喚してそのクリーチャーで相手を一発殴れば相手のライフは15になるので
そのまま相手が何もしなければ4ターンで勝つことができます 1体のクリーチャーは1ターンに1度しか攻撃できないので4ターンかかるんですよね
ただ相手ももちろん勝ちたくてゲームをやってますから いつまでもサンドバッグではいてくれないんですよね
相手もクリーチャーを召喚してきます そうするとこちらが自分のクリーチャーで攻撃した時相手も自分のクリーチャーでガードしてきたりするんですよね
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でそうなった時ここもざっくり言うんですけど 相手のクリーチャーの方が強ければこちらのクリーチャーが一方的に倒されてしまいます
相手クリーチャーの方が弱ければ相手クリーチャーは倒れて墓地 つまり捨て札置き場に行くんですけどその場合は対戦相手のライフは減らすことができません
クリーチャーを盾として使うことができるんですね でさっきカードは場に出さなければ無意味というお話をしたんですけど
場を経由せずに手札からいきなり効果を発揮できる 使い捨ての呪文カードもあるんですよ
例えば稲妻っていうカードがあるんですけどこれはターゲットのプレイヤーかクリーチャーに 3点のダメージを与えるっていう呪文なんですけども
この稲妻を対戦相手に使えばライフを3点削ることができて勝利に一歩近づきますし
体力3以下の対戦相手のクリーチャーに使えばそのクリーチャーを墓地送りにできるんですよね
でこういうクリーチャーカードや呪文カードというのが何百種類もありまして
それらを自分の好きな組み合わせでデッキとして仕上げて対戦ではお互いのデッキのクリーチャーや呪文を駆使して
いかに対戦相手のモンスターを無力化して相手のライフを先にゼロにするかを競うわけです
孫子の兵法に勝敗は戦う前に決まっているという言葉がありますけど
マジックザギャザリングって本当にこの言葉が当てはまるゲームで
事前にどういうデッキを用意するかで勝敗が9割9分くらい決まるんですよね
どれだけプレイングスキルが高い人でもしょぼいクリーチャーとか呪文しか入ってないデッキを渡されて
これで戦ってくださいと言われたら強いデッキを持っている人には勝てないんですよ
なので大会とか公式戦だと事前にしっかりデッキ構築をしているのはもちろん
プレイング技術も研ぎ澄まされている強者が上位優勝者を占めるわけなんです
僕は高校時代にこのマジックザギャザリングが大好きで
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月に1回地元で開催される大会に友達や弟のゆうすけやあと父とも一緒に参加してたんですよね
この大会は朝の9時ごろに会場に何十人かが集まって全5回戦を夕方4時ごろまで戦うという一日がかりの大会でした
大会がある日はいつも気分が高揚してましたね
で先に言ってしまうとその地元の大会で僕は一度だけなんですけど優勝したことがあるんですよ
僕は何かの大会に出て優勝するという経験はその1回きりなんですけどもそんなこともあって本当に深く記憶に刻まれてますね
ここからは僕がそんなマジックザギャザリングをどうやって始めたか少し時間を遡ってお話ししていきたいと思います
さっきもちらっと名前が出たんですけど僕がマジックザギャザリングにはまる間接的なきっかけは遊戯王だったんですよね
それもカードゲームとしての遊戯王じゃなくて漫画の遊戯王がきっかけだったんですよ
遊戯王と聞いて皆さん何か思い浮かぶセリフってありますかね
まだ俺のバトルフェイザー終了してないぜ さあ行くぜまず1枚目ドローモンスターカード
みたいなセリフが思い浮かぶ方もいらっしゃるんじゃないかなと思うんですけども
遊戯王ってアニメとかカードゲームになってましたけどもともとは週刊少年ジャンプで1996年から2004年にかけて連載されていた漫画が原作なんですよね
で遊戯王の漫画って中盤以降はカードゲームがメインになっていくんですけど
初期の頃ってカードゲーム中心の漫画じゃなかったんですよ いじめられっこで気の弱いムトウユウギ君という少年が古代エジプトの闇のパズルという謎の秘宝を
入手したことをきっかけに悪魔的な性格を持った第二の人格と入れ替わって自分をいじめたいじめっ子や悪人を闇のゲームで懲らしめていく
そういう話だったんですよね 手塚治虫先生の三つ目が通るとかそういういじめられっ子が不思議な力でいじめっ子や悪人に
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ちょっと行き過ぎたお仕置きをするでも読んでいてすっきりする そういう系統の漫画だったんですよね
ちなみに藤子不二雄A先生のまたろうが来るとかもその系統の漫画ではあるんですけど またろうはちょっとやりすぎというか
いじめっ子を工事現場に呼び出して穴に落っことした上に ミキサーシャでコンクリートを流し込んで一休めにしたりしてましたから
明らかにオーバーキルだと思いますし 感情移入しづらいところもある漫画でしたね
ちなみに今のエピソードは今では単行本に収録されてないみたいなんですけども で話を戻すともともとはそういう器用ないじめられっ子と悪魔的な第二の人格という
二面性のある少年を主人公に据えた作品だったんですが 単行本の2巻でマジック&ウィザーズというカードゲームを登場させたことがこの作品の転機になりました
この遊戯王に出てきたマジック&ウィザーズというカードゲームは マジック・ザ・ギャザリングをモチーフにしたもので
当時はジャンプ本誌でもその流れでマジック・ザ・ギャザリングを紹介したりしてましたね
遊戯王の中でキャラクターたちが熱中していたカードゲームである マジック&ウィザーズの元となったゲームとしてマジック・ザ・ギャザリングを紹介してたんですよね
でそれからしばらくすると遊戯王から始まった スピンオフとして商品化された遊戯王オフィシャルカードゲームがコナミから発売されまして
2009年にはギネスで世界で最も販売枚数の多い トレーディングカードゲームとして取り上げられるなどものすごい人気を集めるようになりました
マジック・ザ・ギャザリングをモチーフに商品化された 遊戯王のカードゲームが本家の販売枚数を上回ったということだと思うんですけども
最終的に遊戯王のカードゲームは現在まで販売を続ける モンスター商品になっていくわけなんですが
僕がマジック・ザ・ギャザリングに熱中していた 1998年前後はまだそういう状況ではありませんでした
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当時毎週少年ジャンプは買ってたので 遊戯王も毎週リアルタイムで読んでまして
そこで描かれていたマジック&ウィザーズという作品内ゲームのことを すごく面白くてやってみたいと思ったんですけども
ただ最初のエピソードが掲載されたジャンプには その遊戯王のカードゲームがマジック・ザ・ギャザリングという実在のゲームをモチーフにしている
ということは書かれてなかったので このカードゲーム遊びたいけど実在しないんだよなぁ
残念だなぁというふうに思ってました そこで僕がどうしたかというと
自分でカードゲームを作ることにしたんですよね この自作のカードゲームの制作には実は僕の父が間接的に関わってまして
僕の父は会社員だったんですが役職が変わったか何かで もう使わなくなった名刺の在庫がたくさんありまして
そのいらなくなった大量の父の名刺の裏に鉛筆とかシャーペンで絵を描いて オリジナルのカードゲームを作り始めたんですよ
当時中学生だったんですがクラスの仲のいい友達と一緒に 僕の父の名刺の裏にみんなで絵とか能力値とかそのカード独自の効果とかを書き込んで
実際に対戦して遊んだりしてたんですよね でしばらくはその父の名刺を使って作ったカードゲームで遊んでたんですけども
そのうち遊戯王のカードゲームにはマジックザーギャザリングという 元となったゲームがあるということを知りまして
近場で買えるお店がなかったので 30分から40分ぐらいかけてチャリを漕いで中心街のおもちゃ屋に行って
そこで初めてマジックザーギャザリングを始めるための スターターパックというのを見つけて自分のと弟の分を一個ずつ買いまして
で弟と二人で対戦してみたらそれが本当に面白かったんですよね こんなに面白いゲームがこの世にあったのかと
初めて遊んだときはそう思いましたね で父の名刺のカードゲームで一緒に遊んでいた友人たちにもすぐにマジックザギャザリングのことを
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進めましてすぐにみんな夢中になったんですよね みんなで自分で作ったデッキで対戦したりお互いに欲しいカードを交換したり
すごく楽しかったですね でそうやって友人や兄弟で楽しくマジックザギャザリングをやってたんですけど
地元でマジックザギャザリングの大会が開催されているということを知ったんですよね
これは地元の大学のマジックザギャザリングの同好会の方々が企画してくれていたもので 月に一度のペースで開催されていました
で腕試しにみんなで大会に出てみようということになりまして 事前に思っていたのは自分は結構上位までいけるんじゃないか
ということでした 友達同士の対戦では僕は結構勝てていたので自信を持ってたんですよね
そうして初めての大会に臨んだわけなんですが 直前まで抱いていた自信をバキバキにへし折られたというか
見事なまでにボコボコにされまして 1日かけて全5回戦を戦ったんですが後半はもう帰りたいなーって思ってましたね
知らないカードが次から次へと出てきて こちらのやりたいことを何もさせてもらえないまま
完封されるという経験をしまして スイスドロー形式というスタイルの大会だったので勝率が悪いと同じくらいの勝率の人と戦うことになるので
なんとか一勝だけはできた気がするんですが 最初に出た大会で受けたショックはすごく大きかったですね
で最初の大会でボコボコにされたことがあまりにも悔しかったので そこからマジックザギャザリングで勝つためにはどうすればいいのか考えるようになったんですよね
とりあえず形から入ろうという感じで 強い人が使っていたカードを入手してみたりもしたんですけど
その印象に残ったカードを1枚だけ自分のデッキに組み込んでみても あまり勝率って変わらないんですよね
勝つためにはデッキのトータルコンセプトが重要ということがだんだんわかってきまして このカードとこのカードを組み合わせるとこういう効果が得られるとか
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このカードとこのカードが勝ちに行くためのメインのカードであれば それを補佐するためのこのカードが必要だなぁとかやっていくうちに少しずつ考えられるようになってきまして
そうやっていくうちにデッキの構築能力が少しずつ上がっていったんですよね
そうやって自分のデッキを磨き上げていくうちに徐々に大会での勝率も上がっていきました
弟や友人と一緒に楽しみつつではあったんですが 勝ちへの執着心というのは僕はかなり強かったと思います
前回の配信でもデスクリムゾンというゲームのスコアアタックを誰に頼まれたわけでもないのに 右手の親指に1センチくらいのゲームだこができるくらいまでやっていたというお話をしたんですけど
僕は自分の好きなことしか頑張れない人なんですよね その分好きなことに関しては徹底してやる方かなぁと自分では思っています
で大会の会場は自転車で行くには結構遠かったので 父が車で毎回送り迎えをしてくれてまして
父は最初の頃は手持ちぶさたに見物していてちょっと申し訳なかったんですが そのうち僕らのやっているカードゲームに興味が湧いてきたみたいで一緒に大会に出るようになったんですよね
もともと切手とかコレクション性のあるものが大好きな収集癖のある父だったので カードゲームとしてのマジックザギャザリングよりもそのマジックザギャザリングのカード自体を集める
収集することに夢中になっていったんですよね でマジックザギャザリングのカードは数ヶ月ごとに数百種類のカードを含む新しいシリーズが発売されるので
コレクター魂に燃える父は新しいシリーズが発売されるや否や おもちゃ屋やカードショップに行ってその新しいカードを箱買いしてくるわけですよ
で父と僕と弟のゆうすけの3人でその父の買ってきた カードの入った箱やらパックやらを開封しまくって色別に分けて最終的には父がマジックザギャザリング用のカードバインダーに
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色別50音順に整然と並べていくっていうことをやってましたね でそういう父の収集壁の結果大量のカードが自宅にあったので強くてレアななかなか入手が難しいカードも
比較的簡単に僕や弟は手にすることができたんですよね そういう環境も我々兄弟の大会での勝率アップにつながっていたと思います
そうでなければ必要なカードをきっちり揃えてデッキを構築してくる 大学生や社会人のプレイヤーと立ち打ちするのは難しかったと思います
デッキの構築力が互角でも入手できるカードの質で負けてしまうと やっぱり勝負するのは難しくなってしまうんですよね
そんな感じで月に一度のマジックザーギャザリングの大会に毎回参加してたんですが ついに僕のマジックザーギャザリングの思い出の中でも最も印象深い大会の日が訪れることになりました
その大会の日僕が構築したデッキは緑の呪文やクリーチャーを主体としたデッキでした メインとなるのは自然の秩序という呪文カードでしてこれは緑のクリーチャーを一体
生贄に捧げることでデッキの中から好きな緑のクリーチャーを場に出すというものでした 生贄に捧げるという物騒なパワーワードが出ましたけど
これもあくまでゲーム上の話で実際に会場で鶏とか家畜を生贄に捧げていたわけではないので 安心してほしいんですけども
ともかくこの自然の秩序というカードを使うと 通常では何ターンもかけてたくさん土地カードを場に出さないと召喚できない
召喚コストが重いクリーチャーをいきなり場に出すことができるんですよね このカードを使うと最速3ターンくらいでものすごいパワーを持ったクリーチャーを
場に出せるんですよ で3回くらいそのクリーチャーで殴ると相手のライフをゼロにできる
という塩梅になってまして 相手が何か対処法を用意していなければそのまま圧倒できるんですよね
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その日はその自然の秩序という呪文や緑の巨大クリーチャーに対する対抗策を持っていない 相手が多くて最終戦である5回戦まで
無敗で進出することができました で最後の5回戦この時点で僕と相手の勝率が同じだったので勝った方が優勝という分かりやすい局面になってたんですよね
相手は多分年齢的に大学生の高学年か 社会人の方だったと思います
その時点では僕は高校生だったので それだけでかなり相手にプレッシャーを感じてたんですけども
さらにいつもその大会の上位の方にいる人で優勝の常連でもあったので その人が相手と分かった時は正直勝てないんじゃないかという気持ちはよぎりましたね
ともかく対戦開始となったんですが 相手のデッキも緑の呪文やクリーチャーを主体としたデッキだったんですが
僕のデッキとは構成がだいぶ違いまして 相手のデッキはスパイクという特殊能力を持ったクリーチャーを主体にした守備的なものでした
このスパイクがかなり厄介でして 特殊能力でライフを回復したりこちらの攻撃を無効化したり
なかなか決め手を与えてくれなくて その日初めての苦戦を強いられたんですよね
相手の攻撃もこちらの攻撃もなかなか相手に通らない そういう硬着状態が続きました
長期戦になった場合こちらが知らない 相手の強力なカードで状況をひっくり返される可能性もあったので
内心かなり焦りはありましたね そんな中突破口となってくれた1枚のカードがありまして
それは農芸士ギルドの魔導士という緑のクリーチャーでした これは攻撃力は1しかない非力なカードではあるんですが
ある特殊能力がありまして それは対戦相手もしくはクリーチャーに1ダメージを与えて
さらにそれを使ったプレイヤー自身 つまり僕自身にも1ダメージを与えるという能力だったんです
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つまりこの魔導士の能力を使うと相手のライフを削ることができるんですね これは硬着状態の中相手のライフを削る唯一の手段でした
ただこの魔導士の困ったところは一方的に相手にダメージを与えられるわけではなくて 自分にもダメージを与えてくるんですよね
キャラクターの設定としては魔力が暴走してしまう 未熟な魔導士ということなのかもしれないんですけど
でクリーチャー同士の戦いが完全に硬着する中で 僕はこの魔導士の特殊能力に賭けたんですね
毎ターンこの魔導士の能力を使って相手と自分のライフを削り続けたんですよ お互いに10ずつあったライフが徐々に減っていきました
19 18 17 19 8というように カードの引き次第では相手に巨大クリーチャーを先に番に出されて
その選択が裏目に出る可能性もかなりあったんですが 勝てる見込みがあるとすればこれしかないと直感的に感じたんだと思います
でギリギリまでお互いのライフを減らして 相手のこちらの攻撃を無効化するカードが尽きたタイミングでようやくワンパンチを入れられまして
最終的になんとかその試合に勝って その大会を優勝することができたんですよね
今までの配信でもポロポロとお話ししてきたんですが 中学高校の頃の僕は本当に何かをやり遂げたとか達成感を得られるものがほぼほぼなかったんですよね
頑張って打ち込んだデスクリムゾンのスコアアタックは500ガバスしかもらえませんでしたし そんな中一度だけではあるんですが自分が大好きで打ち込んでいた
マジックザギャザリングというカードゲームの大会で優勝できたことは 自分にとってはささやかな誇りというか
そういうものとして今でもすごく心に残ってますね それとマジックザギャザリングというゲームやその大会を通して
いろんな人や年齢の離れた人たちともコミュニケーションを取ることができた 交流することができたというのもすごく良かったなぁと思います
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今はもうマジックザギャザリングやその他のトレーディングカードゲームから離れて久しいんですが 大会で出会った人たちや
父や弟や友人と共有した時間は今も自分の中に思い出深く残ってますね
セミラジオではお便りを募集しています Xのハッシュタグセミラジオや概要欄のフォームからお送りいただけると嬉しいです
またセミラジオ第100回に向けて私の町のサブカル セミヤマへの質問
セミラジオ第100回でやってほしいことを募集しています こちらもお便りいただけると嬉しいです
ちなみに今回が第97回となります 今日はトレーディングカードゲームマジックザギャザリングの思い出についてお話しさせていただきました
ご視聴ありがとうございました
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