みなさん、こんにちは。 自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、ときめきメモリアル ドラマシリーズ vol.3 旅立ちの詩について、バンドマン・ポッドキャスターのシュン・チャールズさんとお話したいと思います。
今回も、ときめきメモリアル 無印本編、ときめきメモリアル ドラマシリーズをはじめ、ときめも関連作品について、ネタバレ全開でお話ししていますので、ご注意いただければと思います。
ということで、シュンさん、今回もよろしくお願いします。 はい、よろしくお願いしまーす。
いやー、ついに第3回、ドラマシリーズクライマックスですね。 はい、最終章きましたね。
どうでしたか、第1回、第2回は? いやー、楽しかったです。
そうですね、いろんな話が思った以上に広がるなぁと思って。 そうですね、僕らやっぱり2人とも一人喋りが基本なので、
やっぱり一人じゃないっていうのはすごく心強いと言いますか、 やっぱり一人だとなかなか長く喋るっていうのも、台本ある程度作っておかないと難しかったりはするんですけど、
やっぱりもう時間がほんとあっという間に過ぎちゃうなっていうのがすごく楽しいですね。
あー確かに確かに、本当そうですね。 コラボの甲斐があるというか、醍醐味という感じしますよね。
じゃあまあ今回もよろしくお願いします。 はい、よろしくお願いします。
ときめきメモリアルドラマシリーズについて3回に分けて語る、今回のシュンさんとのコラボ。
3回目の今日は、ときめきメモリアルドラマシリーズ vol.3 旅立ちの歌についてお話ししていきたいんですけども、
この旅立ちの歌は特に僕がものすごく思い入れが持っている作品でして、まあやったのは今年に入って初めてやったんですけども、
まあドハマリしていまして、 いいですねー。
ですね、もう早速まずあらすじからいきたいと思います。 はいお願いします。
はい、あらすじと作品の概要ですね。 旅立ちの歌は1999年4月1日に発売されてまして、
メインヒロインを、ときめきメモリアルドラマシリーズ本編では幼馴染みにしてラスボス的存在だった藤崎しおり、
副ヒロインを本編で隠しキャラとして登場し人気を集めた縦林美春に据えたダブルヒロインの作品になっています。
はい。 旬さん、旅立ちの歌もプレイされたということですよね。
当然これはもうリアルタイムでやりましたよ。 そうですよね、あの前回旅立ちの歌をやってランニングを始めたというふうに伺ったんですけども、
ちなみに僕もランニングを今やってまして、いずれ地域の5キロか10キロ走るぐらいの大会には出たいなぁなんて思ったりもしてるんですけども。
あ、一緒に歩こうみたいな感じで。
わ、いいじゃないですか。
そうそうそういう感じでそういう文化祭の急増カップルが増えるみたいな感じで。
あ、なるほどなるほど。
じゃあ結構わかるって感じだったんですかねその当時やった時も。
そうです42.195キロっていうのはわかりますね。
どれぐらいきついかどれぐらい距離があるかっていうのは。
なるほどなるほど。
まあ岸くんもしゅんさんがそういう経験をされていたということなんですけども。
であらすじの方に戻ると岸くんもそのマラソン大会は。
2週間後に迫った卒業式の前日の日程だったんですよね。
で水泳部のエースでありマラソン大会にもエントリーしている清香臨さんという子に頼み込んで毎朝の特訓を始めるんですね。
で毎朝の特訓とそしてきらめき高校の生徒としてしおりや他の生徒との交流を深めながらマラソン大会の完走を目指すと。
これが旅立ちの歌のメインストーリーしおりルートのあらすじになります。
はい。
でですねこのゲーム藤崎しおりと建林みはるのダブルヒロインということになってるんですけども。
僕の見方がちょっと違ってまして今日はまず僕なりの旅立ちの歌論について語らせていただいて。
おー。
ところどころでしゅんさんと意見交換をしていきたいなと思ってます。
はい。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず旅立ちの歌の主人公なんですけども2人いると思ってます。
うーん。
1人目はキャラクターの分身となり自分で好きな名前をつけられる本来の主人公ですね。
うん。
でもう1人が建林みはるだと思ってます。
あーみはるちゃんが主人公だと。
物語の主体となって目的を持って物語を動かしていく人っていう意味での主人公が通常の主人公と建林みはるだと思ってます。
で第2人僕が一番好きなキャラクターなんですけども旅立ちの歌で。
一番好きなキャラクターはその自分の分身である方の主人公なんです。
うん。
あーはいはいはい。
ドラマシリーズ各作品の主人公はプレイヤーの分身ではあるんですけどもそれぞれ固有の内面や感情、言葉を持った存在ですよね。
あのいろどりの方でもそういう話ありましたけどまぁ結構とんがった人だったりするじゃないですか。
ふふふふ。
なので旅立ちの歌で僕が一番心を動かされた好きなキャラクターっていうのは実は主人公だなと最近気づきまして。
おーはいはいはい。
その後についてはまた話していきたいんですけども。
はい。
で旅立ちの歌で通常の意味で僕が一番好きでもう可愛くて最高だなと思うキャラは建林みはるですね。
あーいいですよねー。
うん。
今回やり直しあの僕今回もあのプレイ動画を見たんですけれど。
うん。
改めて建林さんってすごく可愛いなって思いましたね。
ですよね。
すごくいい子だし一番女の子女の子してるなって思って。
あーそうですよね。
すごくなんか理想的な女の子というかそういうところがすごくあるいい子だなーって思いましたね。
だからなんか建林さんの魅力に改めて気づけたなって今回思いまして。
建林さんってやっぱりランキングとかで常に上位にはいるじゃないですか。
で僕例えば虹野さんとかしおりっていうのはもう絶対的なヒロインとしてわかるんですよ。
で片桐さんも今回わかったんですけど建林さんってなんでこんなに人気なんだろうっていうのがちょっと自分の中で疑問ではずっとあって。
でも今回改めてこの旅立ちの歌を見返してみて、
あなるほどなと思いましたねすごくいい子だなっていうのがわかりましたね。
うんうんうん。
原動力が好きっていう気持ちだったりするのでそういうところかなとちょっと思ったんですけども。
はいそのあたりもまた深掘りしていければと思ってます。
うん。
ということで改めてまとめると旅立ちの歌の主人公は2人いる。
それはプレイヤーの分身としての主人公と建林美春であるっていうのと、
旅立ちの歌で狭山が一番好きなキャラクターは主人公であるっていうのと、
旅立ちの歌で通常の意味で僕が一番好きで可愛くて仕方がないと思うキャラは建林美春であるっていう3点が僕の狭山の旅立ちの歌論の根本になります。
はい。
なんでここからなんでそう思ったのかについて本編のあらすじとか自分の思いも含めて語らせてもらえればと思います。
そうですね狭山さんの深掘りを聞きたいと思います。
はいよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
まず狭山はこのドラマシリーズの中でも特にこの旅立ちの歌という作品に深く感動しまして、
その物語、ビジュアル、音楽、作品を通して描かれたテーマに胸をわしづかみにされました。
はい。
旅立ちの歌の主人公は高校生活で成し遂げたことが何もないと感じて自分を変えようと行動を起こすわけなんですが、
個人的にこの設定がめちゃくちゃツボで、
おーなるほど。
僕自身高校3年間部活もやってなかったですし、
あーはいはいはい。
学校生活でこれと言って打ち込むものもなくて、
あーはいはい。
高校生活3年間で、まあ高校でっていうかその期間で唯一成し遂げたことと言えば、
当時ファミ通というゲーム雑誌でやり込みゲーム大賞という企画がありまして、
はいはいはいはい。
これに応募してファミ通に掲載されたことぐらいなんですけども、
おーでもちょっとしたお気に出し遂げたことですね。
しゅんさんこの企画はご存知ですか?
いや知らなかったです。
今でこそゲームのスーパープレイとかってYouTubeとかツイッターとかブログとか、
まあいろんなこういうことを俺やったんだって発表できる媒体あるじゃないですか。
はいはいはいはい。
でも当時インターネットもそんなに発達してなかったですし、
そうですね。
うん。やったとしても出す場所なかったと思うんですよ。
うんうんうんうんうん。
で唯一それを発表する場所がそのファミ通のやり込みゲーム大賞っていうコーナーで、
はいはいはいはい。
これはファミ通の読者がいろんなゲームを通常のプレイからはかなり逸脱したレベルでやり込んで、
その独創性や面白さを競うっていうものだったんですよ。
おーなんか今YouTubeとかでありそうな感じですね。
そうなんですそうなんです。
僕が印象的だったやり込みはファイナルファンタジー5っていうゲームでの低レベルクリアだったんですけど、
そういうすごいありえないプレイが多々掲載されているコーナーだったんです。
でこれはめちゃくちゃ面白いとなって、
で僕がこのやり込みゲーム大賞に応募したのが以前もセミラジオで話したかもしれないんですけども、
セガサターンのデスクリムゾンっていうゲームのスコアアタックだったんですよ。
はいはい。
当時僕がデスクリムゾンのファンサイトの掲示板に入り浸っていて、
そこでデスクリムゾンを愛する同行の使徒にちやデスクリムゾンについて熱く語り合ってたんですよ。
でしゅんさんも音楽を好きな同行の使徒、掲示板でやり取りされてたというふうにフィールドオブビュー会でお話しされてましたよね。
はい、やってましたね。
でまあそういう感じでやり取りしてて、でそういう掲示板で交流してたんですけども、
何か面白いことやりたいなと思いまして、
そのサイトで開催されていたデスクリムゾンのスコアアタックへの挑戦を突如始めたんですよ。
そのデスクリムゾンというゲーム、セガサターンのガンシューティングゲームなんですけど、
普通にプレイすると1ステージにつき10万点もいかないんですよ。
全部の敵倒してもいかなくて。
ただ僕は独自に発見した攻略法で30万点以上叩き出すことに成功しまして、
その得点をそのデスクリムゾンの掲示板で報告したらかなりバガツアーついたんですよね。
圧倒的な点数だったので。
独自の攻略法はどんなものかっていうと、
ガンシューティングなんですけど、
雑魚敵は基本的に一発撃つと倒れるんですけど、
ウィークポイントみたいのがあって、
雑魚敵のウィークポイントを的確に狙って撃つと敵が倒れるまで、
何度でも連射でその敵を撃てるんですよ。
一発撃つごとに得点が入るっていう仕組みになってて、
はい。
うん。かなり無茶だと思うんですけど。
無茶ですね、あれは。
しおりはそんな主人公に、私どうしたらいい?って聞くんですよ。
うーん、あれはすごくいいシーンですね。
うんうんうんうん。あなたを止めたらいいの?走るのを応援したらいいの?あなたが心配なの?無理をしてほしくないの?でも、私わからない?って言うんですよね。
はい。
そんなしおりに主人公は、「しおりには見ていてほしい。小さい頃木に登った時みたいに近くで応援してほしい。」って言うんですよね。
うんうんうん。
旅立ちの歌のしおりルートでは、幼い頃のしおりと主人公の回想シーンがたびたび挿入されるんですけども、
うんうんうんうん。
しおりと二人で探検隊を結成して、子供なりにいろんなところを冒険したり、
うんうんうん。
その中で割と主人公は無茶な行動を取ったりしたりしていて、でもそんな主人公を見ているのが、しおりは好きだったっていう描写がされてるんですよね。
うんうん。
あれはすごく良かったですよね。
しおりっていうキャラクターの友達に噂されて恥ずかしいっていうことを言うことだったりとか、
主人公を好きになっていくところとか、そういうのがやっぱり幼少期の思い出ですよね。
そこが今まで性比べをするぐらいしか出てこなかったっていうところがやっぱり本編ではあったんで、
それが今回深掘りされたことで、だからこの二人って今の関係になったんだっていうのがすごく見えたというか、
うんうんうんうん。
それはすごくこの幼少期を見て良かったなっていうのはすごく思いましたね。
そう、本当にこの旅立ちの歌の一つの功績でもあるのかなって思いましたね。
そのしおりの幼少期の深掘りっていうのは、今までの原作のしおりファンにも刺さる内容だと思いますし。
うんうんうん。
そういう展開を踏まえてのしおりには見ていて欲しいっていうセリフなんだなと思って、そこに結構痺れましたね。
うんうんうん。
で、大会当日しおりが応援させてと言ってテーピング本を買ってきてくれて、一緒に会場まで行って足を応急処置してくれるんですけども、
それを見たCEA部の清川さんがすぐにいろいろと察して、そんな足で走れるわけないだろうみたいな感じで、
大会の運営の方からお医者さん連れてきて、結果主人公はマラソン大会を走れなくなっちゃうんですよね。
あれはなかなか、わぁーってなりますよね。やっぱり見てる方も。
そうですよね。そこまで積み上げてきたものが、走れないってことになっちゃうっていう、結構びっくりはしたんですけども。
で、呆然と実質でチューを見上げる主人公にしおりが留守伝で励ましのメッセージを入れてくれてたりするんですけども。
そうなんですよね。
しおりが留守伝で、今日走れなかったとしても、今まであなたが頑張ってきたことは無駄にはならないよと言ってくれて、
いや、ほんとその通りだと思うんですけども。
そっか、走れはしなかったけど、主人公は何かを手に得たんだっていう話になるのかなって思ったんですよ。
でも、この旅立ちの歌う主人公、そこでおとなしく納得はしない人だったんですよね。
卒業式の日の朝早くに、親友のヨシオを公園に呼び出してテーピングを頼むんですよ。
マラソン大会で走るはずだったコースを一人で走るって言い出すんですよね。
お前本当にバカだなとヨシオには言われるんですけど、本当にむちゃくちゃだし、自己満足でしかないんですけど、
自分に欠けてるのは何か、自分に必要なのは何か、本質的に考えた上でその行動を決定してて、めちゃくちゃかっこいいなと思ったんですよ。
旅立ちの歌の主人公って、個人的にトキメモ史上最高にかっこいい主人公だと思ったんですよね。
かっこよかったですね、でも確かに。
現実的にはマラソン初心者が憎まないした状態でフルマラソン完走っていうのはありえない話なんですけど、そこはフィクションとしてということで。
でも前日ですよね。清川さんがもうこれ以上トレーニングとかしないで、今日はゆっくり休むんだよって言われて、帰り道走って帰っちゃうじゃないですか。
そうですね、無理しちゃうんですよね。
そう、あれはすごく僕気持ちわかったんですよ。
もうやらなくていいよって言われても、やっぱ不安になる気持ちっていうのはすごくあると思うし、でもそこまでして向き合うっていう主人公はすごくかっこいいなと思ったんですよね、俺。
でもそれでも、あれはおとなしく言うこと聞いて歩いて帰りゃよかったんじゃないの?って俺は思いながら思ったんですけど。
それはお前が悪いんじゃないの?って俺は思ったんですけど。
でも、あの気持ちは僕もすごくわかります。やっぱ高校生ってそういうまっすぐじゃないですか。
今だったら、そうなんだ、じゃあ休んだ方がいいんだなとか、今までのいろんな経験とかがあるから、やっぱり休まないとダメな時は休まないとダメだなっていうのはわかりますけど、高校生ってやっぱ休めないんですよ。
あれすごくリアルだなと思って。
僕それこそですけど、僕高校生の頃、水素学部だったんですよ。
水素学部って毎年定期演奏会って言って、演奏会やるんですよね。
やっぱその本番がすごく不安で、不安があったって言うわけじゃないですけど、とにかくクオリティ高いものを出したいなと思って。
だから自分としてもちゃんと演奏したいっていうのがすごくあって、練習はものすごく真面目にやったんですけども、僕ですね、本番の直前にインフルエンザにかかっちゃって。
だけど、練習できないっていうことがすごく不安で、そのインフルエンザっていうのを隠して練習してたんですよね。
結局周りにはバレちゃうんですけど、バレて辛そうだからもう帰れよって言われて、いや練習したいって言って練習すごくしてたんですよね。
結局その後は2,3日休んで本番を迎えて、本番は全然成功はしたんですけど、
でもなんかそういう不安とか、そういうまだ大人じゃないじゃないですか、主人公も結局は。
だからそういう主人公のなんか少年性、そこはすごく今回見てて、ああいいな、まっすぐだなってすごく思いましたね。
そう、自分がそこまで今、家族もいたりして、仕事もあって、そんなにがむしゃらっていうか、無茶しきれないみたいなところもあったりするじゃないですか。
はいはいはいはい。
でもなんか、そういうものをフィクションですけど、ガツンと突きつけられて、ぐさっと胸に刺さったような感じになったんですよね。
うーん、すごくかっこいいですよね、主人公。
そうそうそう、で、もうしおり編のクライマックスまで話しちゃうんですけども。
はいはいはいはい。
主人公はしおりが子供の頃に使っていたヘアバンドを手に巻いて走るんですよね。
うんうん。
これは幼い頃に一緒にマラソン大会で走ろうとしおりと主人公で約束してたんですけど、しおりが風邪ひいて走れなくなっちゃって、
で、幼い主人公が、俺がしおりをゴールまで連れて行くよと、かっこいいことを言って、しおりのヘアバンドを借りて、
そのヘアバンドを身につけてゴールを小学校の頃のマラソンで目指したんですけど、転んで怪我しちゃって完走できなかったっていうことがあったんですよね。
はい。
その時のヘアバンドを腕に巻きつけて、高校生の主人公がゴールを目指すんですよね。
うんうんうんうんうん。
なんでもいいから卒業式までに成し遂げようという感じで選んだかと思われたマラソンだったんですけど、実は幼い頃の記憶と結びついてて、
うんうんうんうんうん。
幼い頃の自分が成し遂げられなかったことを十数年の時間を経て、今の自分で上書きしたかった。
うんうん。
しおりとの約束を十数年ぶりに果たしたかった、そういうことだと思うんですよね。
そうですよね。やっぱりそこを越えないと自分は卒業できないんだっていう。
うんうんうんうんうん。
それがなんか本能的にあったんでしょうね。その記憶として自分ではっきり覚えてなかったとしても、何か本能的にその時にできなかったこととか、
やっぱり何回も出てくるしおりの仕方ないよっていう言葉、ああいうのがやっぱり脳裏の本当に奥底にあったんでしょうねきっと。
それが結局結びついてっていうことだと思うんですよ。
そう、それがモドガエットの最初は分からなくて徐々に明かされていくじゃないですか。
うんうんうんうん。
その展開というかもう情報の出し方めちゃくちゃ刺さるなと。
すごくシナリオとして秀逸だなぁと思いましたね。素晴らしかった。すごく見終わった時に、いや良かったと思いましたもんねやっぱり。
うんうんうんうん。で、そんないろんな思いを抱えながら主人公は倒れそうになりながらも何とかゴールの競技場までたどり着くんですけども、
はい。
ゴールではきらめき高校の制服を着たしおりが待ってくれてるんですよね。
うん。
で、息も絶え絶えにゴールした主人公を抱き止めてくれるんですよね。さらに膝枕までしてくれるんですけど。
はい。
その時しおりと主人公が体を休めているのが大きな木の下なんですよね。
うんうんうん。
ときめも本編の舞台であるきらめき高校には伝説の木というのがありまして、
はい。
卒業式の日にこの大きな木の下で女の子から男の子に告白して生まれたカップルは永遠に幸せになれるっていう伝説があるんですけども、
はい。
そのドラマシーズンのクライマックスで主人公がいるのは競技場ですし、
うん。
2人が根元にいる木もなんてことない木なんですけど、その木がとても大きくまるで伝説の木のように描写されていて、
2人にとっての伝説の木みたいな感じで描写されてるんですよね。
この旅立ちの歌は無印ときめきメモリアルから発生した作品としては実質最後のときめも1を締めくくる作品だと思うんですけども、
物語の展開上伝説の木を描写できないという制約があったと思うんですよね。
でもそれを思わせる大きな木、ときめもを象徴する大きな木をクライマックスのクライマックスに持ってきたっていう、これがすごく粋な演出で胸打たれましたね。
そうですね。
主人公はすごく今回かっこよかったなっていうのはすごく前面に出てたなっていうのはあると思うんですけど、
僕、今回ドラマCDももちろん全部、虹色の青春から全部聴いてきたんですけど、この旅立ちの歌も当然ドラマCDってあって、
やっぱりそこでしおりが自分がいい子ちゃんだっていうことに対しての違和感っていうのにすごく向き合ってるっていう描写があったんですよね。
先生からも当時を読んでくれって言われて。
はいはいはい、ありましたね。
元々あった原稿の通りに読んでくれればいいからって言われるんだけど、やっぱりしおりは自分らしさっていうのをそこでちょっとだけでも自分がここ、自分が読んだんだっていうものにしたくて、
桜並木を通って学校に行くのがすごく楽しかったんです。
すごく私は嬉しかったんですっていうのを入れたいっていうのを言ったら先生から反対される。
しおりは先生にも直しましたって言って、本番直前まで結局元あった原稿の通りに読んだんですけど、本番でそれを全然違う原稿を読むっていう。
そのしおりの行動はやっぱり主人公の行動があって、それに勇気づけられたんだろうなっていうのがすごく良かったなと思って。
はい。
このイベントでは卒業式の直前、縦林さんと主人公が最初で最後のデートをするわけなんですが、
このデートは縦林さんが主人公への思いを断ち切るために誘ったものだったんですよね。
うーん。
このイベントでは縦林さんが主人公に後ろから抱きつくという大胆な行動に出るんですけども、
このイベントを見てしまうと縦林さんから絶対に告白されることはなくなります。
うん。
つまりこのイベントを見た後でそのままゲームを進めると別の女の子に告白されるっていうことになるわけなんですけども、
このイベントに胸を打ち抜かれて縦林見張る推しになった人も多いと聞いています。
あー、なるほど。
ここまでがトキメキメモリアル本編の縦林見張るというキャラについての概要になります。
はい。
で、ドラマシリーズ旅立ちの歌での縦林見張るなんですが、
ダブルヒロインの偏くとして抜擢されるにあたって、本編では多く語られることのなかったキャラクターの内面や心情が掘り下げられて、
行動様式についてもドラマシリーズのリアリティラインに合わせてチューニングされてますね。
うんうんうんうん。
具体的に言うと、旅立ちの歌の縦林さんは本編の縦林さんみたいに廊下で鯛あたりとかの物理攻撃はしてこないんですよね。
うんうんうん。
で、本編の縦林さんは主人公の家の電話にたびたび留守電によるメッセージを残すという行動を取るんですけども、
はいはいはい。
旅立ちの歌で縦林さんと主人公を繋ぐキーアイテムも電話なんですよね。
本編では主人公の家の留守電に一方的にメッセージを残すだけだった縦林さんなんですが、
旅立ちの歌では自分の思い人である主人公に対して間違い電話を装って電話をするという行動を起こすんですよね。
はじめに縦林みはるは旅立ちの歌のもう一人の主人公だと思うっていうお話をしたんですけど、
みはるルートではまさにそういう感じで、縦林みはるが自らの思いを遂げるために行動を開始するところから始まるんですよね。
うんうんうんうん。
もしもし田中さんのお宅ですかと言って、さも間違い電話であるかのように主人公に電話してくるんですよね。
はい。
その一方の電話が旅立ちの歌の縦林ルートの最初のイベントになります。
はい。
この一方の電話は主人公がバレンタインの日にしおりに告白しようとして、
しおりは自分のことをただのおさなじみとしか思ってなかったんだというふうに打ちのめされた後にかかってくるんですけども、
で、縦林さんは、あ、田中さんのお宅じゃないんですね。ごめんなさい。
ああ、田中さんに相談したいことあったのにな、みたいなことをブツブツ言ってるんですけども、
主人公ははぁーとしか答えられないんですけど。
ふふふ。
で、縦林さんは、せっかくなので私の相談事を乗ってもらってもいいですか、みたいなことを言ってくるんですよね。
ふふふ。はいはいはいはい。
間違い電話の相手に人生相談をするっていう、言葉にするとだいぶめちゃくちゃなんですけど。
ふふふ。
ゲーム内のキャラの息遣いとか、セリフ回しの妙で、やってみるとそんなに違和感ないと思うんですよね。
うんうんうんうんうん。
で、このくだりとか、主人公と縦林さんのやりとりとかが、まあコミカルで好きだったりするんですけども。
うん。
で、なんとなく主人公も縦林さんのペースに巻き込まれて、
うんうんうん。
電話で会話を続けるんですよね。
で、話していくうちに縦林さんの相談っていうのは、縦林さんが高校生活で自分がやり残したことだっていうことがわかるんですけども、
具体的に何をやり残したのか、縦林さんははっきりとは言わないんですよね。
で、主人公は高校生活でやり残したことっていうなら、俺も関係ない話じゃないな、みたいな感じで、
自分が高校3年間、これと言って誇れる思い出を作れなかったことや、そんな自分を変えたくてマラソンに打ち込んでいることを、まあポツポツと話すようになるんですよね。
主人公にとってはお互い顔を知らない、気楽な関係だからこそ話せる、みたいな面があったんですけども、
実際には縦林さんは主人公のことを好きで、非常にトリッキーなアプローチをしてきてるわけですよね。
はい。
で、その電話の終わりに、縦林さんはまた電話の相談してもいいですかと言ってきて、主人公も俺でよければという感じでOKして、毎晩縦林さんから電話がかかってくるようになるんですよね。
はい。
こうして夜の電話だけでつながる2人の奇妙な関係性が生まれるんですね。
で、電話でお互いのことを話す中で、縦林さんは今度の日を会えないかなということを言ってきます。
うん。
縦林さんが言うには、ちょっとここセリフを引用するんですけど、
私決心したの。私もあなたみたいに行動を起こしてみようって。
で、会う理由としては、あなたに会ってパッと遊んで気分を晴らしたら、最後の勢いがつくような気がするの、ということなんですけど、
実際にはこの時、縦林さんはある決意を決めて主人公に会おうと思ってたんですよね。
はい。
その決意とは、本当のことを話して、自分の好きだという思いを主人公に伝えることだったんですけども、
日曜の夜、中心街で待ち合わせして、縦林さんと主人公は初めて目と目を合わせて会話するわけです。
この時、主人公は初めて縦林さんが同じ高校に通う同級生だったということを知るんですけど、
はい。
縦林さんの方は当然知ってたわけで、偶然だね、みたいなこと言ってごまかそうとするんですけど、
主人公は鈍感なので、ごまかされてしまうと、いや気づけようと思うんですけど。
で、そこからどうするかなんですけど、縦林さんは自分の相談事は後回しにして、
主人公が打ち込んでいるマラソンを応援したいっていうことで、近くのスポーツセンターに行くんですよね。
うんうん。
このスポーツセンターは本編にも登場する移住院財閥の御蔵司にして、
主人公の同級生、移住院霊の私物なんですけども、その移住院の行為によって一般に無料解放されてるんですよね。
はい。
このスポーツセンターで縦林さんに応援してもらいながら、ランニングマシーンや水泳で汗を流すっていうことになるんですけど、
トレーニングで汗を流した後、縦林さんと主人公は二人で喫茶店に入って、
そこでいよいよ核心に迫る話をするわけです。
はい。
で、縦林さんは勇気を出して自分の思いを口にしようとするんですけど、どうしても勇気が出なかったんですね。
結果、縦林さんが口にしたのは半分は本当で半分は嘘だったんです。
うんうんうん。
縦林さんが言うには、実は私ずっと好きな人がいるの。
でも違うクラスで話す機会もなくて、その人の前に出ると何も言えなくなっちゃうんだ、みたいな風に言うんですよね。
うん。
自分が好きなのは主人公なんだっていう最後の決定的な言葉だけは口に出せないんですよ。
うん。
で、主人公は、そっか、でも行動を起こせばきっとなんとかなるよ。
俺もマラソン頑張るから、縦林さんも一緒に頑張ろうよ、みたいな感じで、まあめちゃくちゃ鈍感で気づかないわけです。
うん。
ドキュメントの主人公の鈍感振りっていうのはもうシリーズを通して定番というか、
はい。
一貫してますよね。
はい。
で、実は同じ学校の生徒だったということで、主人公は放課後に縦林さんのクラスに遊びに行ったり、一緒に下校するようになるんですよね。
うん。
夕暮れの中、河原で二人、階段に腰掛けて語ったりして、めちゃくちゃいい感じの雰囲気なんですよ。
もうお前ら付き合っちゃえよって言いたくなるくらい、もういい感じなんですよ。
そうですね。すごくいいですよね、あれは。
そう。もう言いたくなるんですけど、もうこのドラマシリーズ、そのままゴールインみたいなことにはならないんですよね。
ならないですね。
うん。
縦林さんと主人公が仲のいい友達として時間を積み重ねる一方で、
縦林さんの中では今さら言い出せない、今さら本当のことを話して好きだなんて言えないっていう気持ちが膨れ上がってたんですよね。
この今の主人公とのひとときは、本当のことが言えずに少しの嘘を積み重ねた結果の危ういものでしかない、
そういうふうに縦林さんは感じてたと思うんです。
そういうふうに描写されてると思うんですよね。
そこからやっぱり風景描写っていうのがすごく大事になってくるなって僕は思ってるので。
だからここでこの風景が描かれることでこの二人がいる場所とかがすごくはっきり見えるなっていうのがすごくあるなって思うんですよね。
そしてどんなページを開けてもあなたがいるのっていう一番のBメロだったりとかするんですけど。
これもやっぱり二人でアルバムを見てる感じとかそういうのがすごくイメージしてくれるなっていうのがすごくありますよね。
この幸せのイメージなんか本当幸せだなって。
なんか音としてもすごくウォールオブサウンドさっきの岩崎さんのお話ししましたけど、もう本当それを象徴するような音作りだよなってすごく思うんですよね。
ホスドラのパートはまた違う良さというか。
ホスドラのパートってすごく元気な感じはするんですけど、
幸せのイメージって本当になんて言うんでしょうね。
暖かくなる、春のような気持ちになる音楽だなって僕すごく思ってこの曲聴いてると。
お互い好きってことを確認し合った二人のイメージですかね。この歌詞っていうのは。
すごく全体的にしおりに寄り添ってる歌詞だよなって思って。
きっと恋なんていう気持ちじゃなくて、もっと確かな時二人を守っていただったりとか。
そういうところにすごくしおりっていうキャラクターが見えてくるよなっていうのがすごくいいですよね。
そうなんていうか、しおりと主人公ってもう家族っぽいとこもあるじゃないですか。
うん。近すぎるんですよねこの二人が。
そうですよね。そういうイメージをこの歌詞に含まれてるなって今改めてちょっとまた思ったりしますね。
そしてここで、もしもつまずいたらその手で支えてねっていうのも、なんかしおりの普段は絶対出さないような弱音とかもここで見せてくれるっていうのもすごくいいですよね。
あー。弱みあんま見せてこないですもんね。
うん。やっぱりそういう心の内側を主人公にだけ見せれる、そういう関係に慣れたんだなっていうのがいいですよね。
そう、まあ星空のパワーはドラマシリーズたてばやしルートのたてばやしさんの心情を率直に歌った歌だと思うんですけども。
はい。
勇気を出して声にしたいの。あなたが大好きよ。ずっとそばにいて、星が落っこちても言えないよっていう。
うん。
好きだって言いたいんだけど、星落ちても言えない、その言えなさ。
そこにたてばやしさんの臆病なところが出てるなっていうのがまずあって、しかもそれを星が落っこちても言えないっていうすごい表現で表現してきた。
さらにそのたてばやしさんの代表曲って、まあ自分の中ではフィフネの宇宙服だと思ってたんですけど、
うんうんうん。
そこともちょっと宇宙的な歌詞っていうことでつながってる。さらにその夜の電話でしか主人公と接点がない時期が結構あると思うので、その夜の時間帯にだけ話せる星空のパワー。
自分と虹野さんの間を裂く邪魔な人みたいな感じでツンツンしてたんですけども、主人公がひたむき頑張っている姿を見て徐々に、
主人公と仲良くなっていって、さらにはドラマCDの方では主人公に恋してしまうところまで行くという展開をしていて、
彩りの方ではその主人公への思いを綴った歌詞を歌として文化祭のステージで歌うっていうこともする。
そして大好きな虹野さんと先輩の2人の仲を裂きたくない、割ってはいたくないという気持ちで、
歌ってスッキリしたから主人公、虹色の先輩への思いは諦めるというか、区切りをつけますっていうことを言って、
大人になってるなぁと、すごく成長してるなぁ、みのりちゃんというふうに感じてたんですけど、
3作目、旅立ちの歌でのみのりちゃんですよね。結構オリジナルの展開というか、みのりちゃんの尺もありましたよね。
うん、ありましたね。
旅立ちの歌では、みのりちゃんに気になっている別の先輩がいるっていうことが明かされたり、
その先輩へのボイスメッセージが聞けたりっていう展開がありましたよね。
この先輩というのは、ドラマシリーズ3部作のそれぞれの先輩とはまた違う先輩というか、第4の先輩というかね。
で、そのみのりちゃんも自分の幸せがつかめそうだなってことが暗示されて、
みのりちゃんというキャラクターにも一つの区切りが、素敵な未来が用意されているのかなっていうふうに感じられる。
そういう3部作を通してやってきた人にとっては、
あ、みのりちゃん本当に良かったなって感じられるイベントが用意されていて、
それもすごく独豪感が良いというか、嬉しいイベントでしたね。
そうですね。やっぱり前作を通してちょっとずつ大人になっていくみのりちゃんっていうのがすごく今回見てて良かったなーって思ったんですよね。
やっぱり話し方とかもちろん相手にする先輩っていうのは前作違うんですけど、
1の時って割とわーってこう言ってくるような感じだったじゃないですか。
それが2だと、最初はわーって言ってくるけど、徐々に優しい感じっていうのが出てきて、
そして旅立ちの歌だと、もう最初から結構優しい感じだったじゃないですか。
で、由美ちゃんの相手をしたりとか、ともみちゃん、後輩のマネージャーの先輩としてすごく頑張ってるところっていうのがすごく見えましたし、
そこはすごくなんか、あーみのりちゃんすっごい大人になったなーって、なんか久しぶりに会う後輩みたいな気持ちになれたんですよね。
それはすごく良かったなーって思いますね。
そう、その後輩のともみちゃんっていうのがかつてのみのりちゃんの悪いところを煮詰めたみたいなキャラだったんですよね。