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2022-07-08 49:34

SBCast.#74 着たい服を着る日常を、すべての人に。(株式会社コワードローブ 前田哲平さん)

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今回は、障害や病気などを抱える方の洋服の不自由を解決する活動を行う、株式会社コワードローブの前田哲平さんに、洋服のお直しサービス「キヤスク」をはじめとしたサービスの内容や、その想いを伺いました。
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前田哲平
着たい服を着る日常をすべての人にっていう、このスローガンでやってますので、
着られる服、着やすいだけの服を着るんじゃなくて、やっぱり着たいと思う、
自分の好みにあって着たいと思う服を日常生活の中で着られる、
この本来当たり前の生活をすべての人に送ってもらいたいなと思ってやってますので、
着たい服を着る日常をすべての人に。
高見知英
NPO法人まちづくりエージェント SIDE BEACH CITY.のポッドキャスト番組、
SBCastです。この番組は、様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介、
活動のきっかけや思いを伺うポッドキャスト番組です。
進行を務めますのは、私、フリーランスとしてプログラミング、アプリ開発、講師、書籍出版などを行いながら、
このNPOの理事を務める高道英です。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは今回のゲストは、株式会社コアドローブ、前田てっぺいさんでございます。
前田さんどうぞよろしくお願いいたします。
前田哲平
よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。それではまず簡単ではございますけれども、自己紹介をお願いいたします。
前田哲平
株式会社コアドローブ代表の前田てっぺいと申します。
コアドローブという会社は昨年1月に設立をしまして、主に障害や病気などを抱える方の洋服の不自由を解決するための活動を行っております。
その一環として、まず今年の3月に着やすくというオンラインでの洋服のお直しサービスを開始しております。
今日はその辺の話もいろいろとしていただければと思います。よろしくお願いします。
高見知英
よろしくお願いいたします。着やすくは3月からだったんですね。
前田哲平
はい、そうですね。
高見知英
洋服のお直しという形で、以前にお話を伺っていますけれども、本当にこちらの活動をされているので、話を最初に聞いていて面白いなと思って話を聞いておりました。
はい、よろしくお願いいたします。
前田哲平
はい、お願いします。
高見知英
それではこちらの着やすくの活動や、あとコアドローブとしての思いとかに話を進めていければと思うんですけれども、まずは活動をするようになった理由についてお伺いできますでしょうか。
前田哲平
はい、そうですね。まず着やすくは、主に体の不自由な方向けに既製服、既に作られている服ですね、作られて売っていたりとか、今まで皆さんが使っている洋服、既製服を着やすくする、そういうお直しをオンラインで提供しているサービスになるんですけれども、
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前田哲平
そもそもこういう活動をするきっかけと言いますと、私は2020年までですね、約2年前までユニクロで働いておりまして、その時に2018年ぐらいから、辞める2020年までの3年間なんですけれども、たくさんの障害とか病気を抱える方に洋服の不自由を直接伺う機会がありまして、
その時にたくさんの方がですね、かなりたくさんの方が洋服の選択肢が少ないということにすごく悩まれているということを気づきまして、洋服の選択肢が少ないというのは、一般の人ですと洋服を選ぶときに自分の好みで洋服を選びますけれども、
体の不自由な方というのは自分の好みよりも前に着やすいかどうかということで洋服を選ばないといけないという現状がありまして、その先にある自分の好みというのがものすごく限られてしまうと。
なので自分が自分の好みの服を着るという選択肢がものすごく少ないことに、皆さんかなり悩まれているなと思いましたので、それを解決したいと思いまして、そのためのサービスを作りたいと思って着やすくを作りました。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。規制服を着やすくするサービスということなんですね。確かに障害者の方が服を着やすいかどうかっていうのは非常に大きな基準になってきますよね。姿ままでも脱ぎ着がしやすいかとか、そういうような形になるんでしょうかね。
前田哲平
そうですね。本当はあんまり自分の好みに合わなくて着たくないんだけど、着やすいから仕方なく着ているとか、ただ単に着やすい、もしくは解除するから着せやすいという理由だけで洋服を我慢して着ているという方が非常に多いので、それをなんとか解決したいというか。
やっぱり着たい服を着るっていうのは日常生活を豊かにする上で当たり前のことなので、それを一人でも多くの方に生活の中で叶えていただきたいなと思って始めました。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。一見普通にいろいろな服を着ていらっしゃるような方だと、どういうところが引っかかるんだろうと思ってしまうこともあるかもしれませんけども、県上の方でも、例えば声優さんみたいに音が鳴る服を着られないとかいうような制約がある方もいらっしゃいます。そういうような方をイメージされると、障害がある時にも着られる服っていうのに限りが出てくるっていうのはわかりやすいかもしれませんね。
ありがとうございます。何かこれらの活動をしていて、最終的にこういうようなことを実現したいなというふうな目的も結構この辺りでも出てきていますけれども、改めてお伺いできますでしょうか。
06:16
前田哲平
そうですね。着やすいかどうかで洋服を選ばないといけない人に、一人でも多くの方に着やすさでまず洋服を選ぶんじゃなくて、着やすいかどうかを考えずに一般の人と同じようにまず自分の好みの服を選んでもらって、
あとから着やすくを使って、その洋服を着やすくお直しをするっていう、これがサービスなんですけれども、本当に一人一人困っている方、困っていない方の方がたくさんいらっしゃると思うので、そういった方はそのままでいいと思うんですけど、困っている方、一人でもこの方に着やすくするお直しを本当に提供したいなっていう、それだけですかね。
その時に、よくあらゆる人に着やすいっていうことじゃなくて、一人一人、身体の不自由な方、障害の種類が同じでも全然洋服の着やすさ、着にくさって違いますし、本当に一人一人全然違うと思うので、本当に一人一人のお客様にきちんと向き合って、
オンラインサービスではあるんですけれども、お直しをするスタッフが個別にお客様が一人一人とのお話を聞いて、身体に合ったお直しを提供するようにしているので、そういう意味では本当にみんなに着やすいではなくて、その人その人に、目の前のお客様に着やすいお直しを提供するようにしていますので、
本当に目の前のお客様、一人でも多くの方が着たい服を着られるようになったっていうふうになってもらうことが一番の目的かなと思います。まずそれを実現したいなと思います。
高見知英
ありがとうございます。なるほど、そうですね。本当に着やすいかどうかを考えずに好みの服を選べるようになる。そのためにお直しをするということなんですね。
前田哲平
そうですね。ありがとうございます。
例えばお直しというのはどのようなものになるんでしょうか?
前田哲平
そうですね。本当にいろんな方がいらっしゃるんですけど、着やすくてまず用意しているメニュー、お直しメニューは、私がかつてたくさんの人に洋服の不自由を聞いたときにニーズが高かったお直しのメニューに絞り込んでメニュー設定をしているんですけど、
例えばTシャツを肩が上がらなかったり肘が曲がらない方、あとは医療的ケアで喉のところに器官切開をしているという方とかは、かぶりの洋服が着にくいので自分の好みがかぶりの洋服があっても着られないということで諦めているんですけれども、
09:15
前田哲平
そういった方に普通に自分が着たいと思うかぶりの服を選んでいただいて、後から前開きですよね。前を開いてかぶらずに肩を上げたり肘を曲げたりせずに着られる前開きのお直しをしたりとか。
あとは指先が不自由な方、ボタン留めが非常に時間がかかったりとかそもそもできないですね。あとは指先が不自由じゃなくて細かい作業が精神障害とかそういった方も含めて細かい作業が苦手な方でボタン留めのシャツとかを着にくいということで普段諦めていらっしゃる方とかいると思うんですけれども、
そういった方でもお気に入りのボタン留めのシャツを先に選んでいただいて、後からボタン留めをマジックテープ留めに変えて、後はボタンも維持ボタンとしてボタンを残したままマジックテープで留められるようにお直しをするということだったり。
あとは車椅子の方でずっと座っていらっしゃるのでジーパンとかお尻が痛くなるという方がいらっしゃるので、そういった方向けにお尻を柔らかい素材に変える直走対策のお直しとかそういったお直しがメニューにはあります。
そういった形でニーズが多い15種類ぐらいのお直しをご用意しております。あと基本メニューにないものでも一応どういった形で着やすくできるかというのは直接相談いただいて一緒に考えるということをやってますので、基本メニューにないものでも相談には乗らせていただくスタンスでございます。
高見知英
ありがとうございます。
前開きの服にするボタンではなくマジックテープ留めにするとか柔らかい素材にするということですね。
前田哲平
ありがとうございます。
高見知英
柔らかい素材にするというのはかなり大規模なお直しになってくるのかなというふうに思いますけれども、こういうのもやってらっしゃるんですね。
前田哲平
そうですね。はい。
高見知英
ありがとうございます。本当にいろんな範囲のお直しをされてるんだなと思います。
マジックテープ留めについてもボタン部分かなり相当かいな形になるんですよね。
前田哲平
ボタンはつけたままというか、ちょっと細かい話ですけど、ボタンを留めるためのボタンホールがあると思うんですけれども、それを閉じてしまって、ボタンを一旦外してボタンホールを塞いでボタンホールの上にボタンをつけてしまって、
元々ボタンがついてたところをマジックテープにするという形で、そんなにものすごい大掛かりな作業にはならずできますね。
12:12
高見知英
なるほど。ありがとうございます。
ということは、なるべく元の服のまま…
前田哲平
そうですね。一つポイントなのは、基本的にお客様がもともとこのデザインがお気に入りで着たいと思って持って来られる洋服をお直しするので、極力お直ししてるように見えないというのがかなりポイントにしてますね。
高見知英
なるべくお直ししてるように見えないような感じですね。
前田哲平
はい。そうですね。元のデザインのまま。
なるほどですね。
あえてお直ししている箇所の色を、素材を変えて、お直ししているように分かってもいいのに、むしろ逆に目立つようにして欲しいということをリクエストして来られる方もいらっしゃいますので、
そういった方にはもちろん、ご指定の色ですかね。
普段はお直しする服と同じような色の材料を使ってお直しして目立たないようにできるだけしてるんですけど、逆に目立つようにして欲しいという方もいらっしゃるので、そういった方にはもちろん対応はしてますけど、
基本はやっぱりできるだけ元のデザインのままというのを基本のお直しとしてやってます。
高見知英
なるほどですね。ありがとうございます。
ありがとうございます。確かにそうですよね。やっぱりデザインを好きで選んでらっしゃいますもんね。
前田哲平
そうですね。はい。
高見知英
こういうような形でお直しができるというのは、お話を聞いてびっくりしましたね。確かに既存の服でもここまでできるんだというような感覚がありますね。
前田哲平
はい。
高見知英
ありがとうございます。
前田哲平
はい。
高見知英
それではこちらについては、服を提供しているという方は今障害のある方という形になってくると思うんですけれども、その他に対象としている人や変えたいなと思っている人、物、こと、何かございますでしょうか。
前田哲平
お客様の対象ということですよね。
高見知英
それ以外の方にも、もし何かアプローチしたいなと思っていらっしゃる方がいればお伺いできればなと。
前田哲平
でもお客様の対象が、メインはその障害とか病気の方で、体が不自由な方が対象、一番のお客様にはなるんですけれども、他にもですね、かなり対象となるお客様はたくさんいらっしゃると思っていて、
例えば、高齢で体が動きにくくなった方ですとか、実際にそのお子さんですよね。ちょうど40代ぐらいの方だと思うんですけど、高齢になった親が体が動きにくくなったんで、今は着せやすい洋服を介護で着せているけど、今回は着てもらいたい服を買ったんで、それをプレゼントしたいんで前開きにしてくださいというのが実際に依頼もあったんですけど、
15:07
前田哲平
そういった形で、高齢者であったりとか、あとは入院、一時的に体が怪我をしてしまって入院するんですけど、入院で身引きしやすいように前開きにしてほしいとかですね、そういった形で結構幅広く対象としている方がいらっしゃるので、そういった方も含めて洋服の服選び、たくさんの方の服選びを変えていきたいと思います。
高見知英
ありがとうございます。
なるほど、確かに。
カザルタの不自由な方以外にも高齢な方とか、あとは入院中の入院をするというような方に向けてっていうのもあるんですね。
ありがとうございます。
そのほか、何か他の活動を通して変えたいなと思っている物事はありますでしょうか?
前田哲平
そうですね、やっぱりなかなか体の不自由な方の洋服の選択肢が少ないとかですね、こういう洋服は着にくいとか、こうすれば着やすくなるとかって、一般的にはなかなか知られていないというか、分かりにくいと思うんですけど、
実際にお客様に提供したお直しの実績だったりとか、お客様からいただいた声とか、あとは着やすくの活動自体を世の中に、やっぱり今も実際やってるんですけど、見える化をしてどんどん発信をしていって、
しかもそれが専門的な言葉だったり表現を使ってじゃなくって、誰にでも伝わるような形で発信をしていくことで、そもそも体の不自由な方で、洋服のこういう不自由があるんだよっていうのを普通の人とか、あと一般の人向けに洋服を作ってるブランドの方とかにも知っていただくっていうのはやりたいなと思いますね。
少しでもそういった方に知っていただいて、知っていただくだけでもっと体の不自由な方にも目が向くと思うので、世の中の方の目がですね、そういったきっかけに、そういうふうに世の中がどんどんなっていくようなきっかけに、何か着やすくの活動がなればいいなって思ってます。
そういう意味では、そういう形で世の中を変えたいなっていうふうな思いではやってますね。
高見知英
そうですね。ありがとうございます。
体の不自由な方の服の選択肢が少ないということがあまり公表されていないというか、知られていないというような現状を変えたいということですか?
前田哲平
そうですね。それは思います。
18:01
前田哲平
それは特別な、別に一部の限られた人だけじゃなくて、いずれは誰もが体が不自由に年を取ってなっていくし、やっぱり障害とか病気を抱えるようにある日突然なったりするので、そういう意味では全然他人事じゃないと思うので、そういった意味でも全員がやっぱり認識しておくべきことだというふうに思うので。
広く知ってもらいたいなと思います。
高見知英
ありがとうございます。
今後、未来も含めて考えると全くの無縁というようなことはないはずですので、そういう面では、例えば本当にパソコンとかITの分野ではよく言われるアクセシビリティというものに非常に近いものがあるのかなというふうに思っています。
例えば今の時点では関係なくても、例えば何らかのきっかけで怪我をして右手がちょっとうまく使えない、利き手がうまく動かせないとかいう時あるかもしれないし、あとは自主的に目がすごく見えづらくなっちゃうこともあるかもしれないし、そういうような時に気軽に使えるものがアクセシビリティ等であってほしいというような思いのもと、やっぱりこういうアクセシビリティという仕組みは広く叫ばれている中、
やっぱりそこに近いものはあるのかなと。いろんな方面で着やすく、いろんな状況でも着やすく、使いやすく、しかも見た目もすごくいいというような服がどんどん出てきてくれればいいと。そのためのきっかけとしてやっぱりこういうような情報を公開していくということがすごく重要になってきますね。
前田哲平
そうですね。それは意識してやってますし、やっぱり身体の不自由な方にとって着やすい洋服とか物っていうのは多分誰にでも使いやすいものだと思うので、やっぱりそういうものがどんどんどんどん増えていくけど、誰にでも便利な豊かな世の中にもっともっとなっていくと思うので、そういうきっかけに少しでもなれるかなというのはですね。
高見知英
誰でも使いやすいもの、身体の何らかに不自由なものがあるという方に使いやすいものっていうのは、結果的に誰にでも使いやすいものになっていくというのは本当にその通りになってくるんじゃないのかなというふうに思います。
やっぱりこういう着方、こういうお直しの仕方があるんだよということはどんどんいろんな人に知られていってほしいですね。
前田哲平
そうですね。
一方で、誰にでも便利っていうのが、ユニバーサルデザインとかインクルーシブルデザインとかもありますけれども、これはこれで大事な考え方だと思うんですけど、
みんなに使いやすいものとかって難しいんじゃないかなと思っていて、一方で使いやすさとか便利さとか、あと好みもそうですけど、本当に一人一人全然違うと思うので、
21:16
前田哲平
みんなが一緒に使えるというよりは、みんな選択肢が同じで、その中からそれぞれの意思を持って選べるという環境の方が大事なのかなと思うので、そういう環境を作るきっかけになればなというふうに思っています。
高見知英
ありがとうございます。
誰でも便利っていうものってやはり難しい。好みはやっぱり一人一人違うからなんですね。
確かにその通り好みによって、誰でも使いやすいように作られているものでも一見ちょっと思われてはいるけれども、やっぱりちょっと使いづらいとか、もっとこうなってほしいとかいうようなものはすごくあると思うので、やっぱり特化するっていうことも大事ですよね。
前田哲平
そうですね、両方のバランスかなと思います。
ありがとうございます。
高見知英
ちなみにこちらの活動、いろいろと活動していて、何か課題に感じていらっしゃることは何かございますか?
前田哲平
そうですね、課題…。
そうですね、やっぱりあんまり規制服を、身体の不自由な方向けに特別な洋服を作るとか、そういった活動を今までされている方がたくさんいらっしゃるんですけど、
あるものを着やすくお直しをするっていう活動をあんまりされている方って今までいなかったので、それで僕はそれをやりたいなと思って始めたのもあるんですけど、
やっぱり一方で、今まで世の中になかなかなかったサービスなんで、知ってもらうまではまだまだ時間もかかるし、
知ってもらうためにこういうサービスがあるんだよっていう困っている人に知ってもらうっていうのはもっともっとやらないといけないなと思っていて、
それは課題でもあり、やっぱりこれからやっていかないといけないことなんで、そこは難しさを感じてはいますね。
なかなか今までなかったので、イメージをなかなか持ってもらえないというか、こういうことやってるんだよ、こういう便利さがありますよって言ってもなかなかイメージにしてもらえないので、
そこは特にオンラインでサービスをやっている人もあるんで、なかなか実感として持ってもらえない部分があるんで、
それをやっぱりSNSだったり、ビジュアルでちゃんとわかりやすく伝えてもらって、自分にも使いそうだな、便利そうだなって思ってもらう伝え方っていうんですかね。
24:13
前田哲平
それはやっぱり今も試行錯誤してやってますけど、そこが課題かなと思っています。
高見知英
なるほど、ありがとうございます。確かにそうですね。やっぱりこういうような来やすくお直しっていうようなもの自体が、いまいちやっぱりはっきりとピンときてこないっていうような方もいらっしゃるということですね。
前田哲平
そうですね。なのでやっぱりお直しやった実績だったり、あとはリアルな、それを使ってくださったお客様の声とかですね。
そういったものをちゃんとわかりやすく伝えて、他の方にも自分も使ってみようって思ってもらえるように、
リアリティとか手触り感っていうんですかね。そういったものをちゃんと備えて情報発信していくということはやっていかないといけないかなと思います。
それが課題だっていうのもわかって始めてるんで、そこはもうわかった上で挑戦していきたいなと思います。
高見知英
そうですね。確かにその通り、本当にこういうような、そもそも来やすくするというより紹介がある人、不自由な人、体の不自由がある人に来づらいってなんだろうっていうところからまずわかってない。
あまり共有できてないっていうところもあると思いますので、そういうようなどうやったら来やすくなるのか、どういうふうに来やすくするのかっていうふうな2つを一気に知ってもらわないといけないっていうところはあります。
自分もお話を聞くまでどうやったら来やすくなるのかとか、どこが来づらいと思うのかっていうのは、いまいちそこまでピンときてるところはなかったので、もちろん以前にお話をお伺いしたときにもある程度はわかったんですけど、
やっぱり他にもこういうようなところで来やすくなる方には、こういうふうにすればいいっていうのは、今回のお話だけでもすごくいろいろな観点の話を伺えてきたので、やっぱりこういうようなものをもっともっといろんな場所で、例えば映像、動画とかですとか、そういうようなもので広げていくっていうのはすごく大事になってきますよね。
前田哲平
そうですね。結局どうやったら来やすくなるかとかっていうのは一人一人違うので、こっちからこういうものですよっていう提示を一方的にするよりは、やっぱり目の前のお客様が実際に何が来にくいのかどうすれば来やすくなるかっていうのは、
そのお客様にきちんと対応すれば、それが一つの実例としてはっきり出てくるので、それをやっぱり共有するっていう方がやっぱり一番説得力もあるし、たくさんの人に自分ももしかしたらこれは当てはまるんじゃないかって思ってもらえると思うんで、
27:19
前田哲平
そういう意味では本当に、こちらから何かこう提案するっていうよりは、目の前一人一人の実際に困っているお客様をまずは全力で一緒に来やすくする解決方法を向き合って取り組んで、それを広く世の中に共有するっていうやり方が一番いいのかなと思って今それでやってます。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。やっぱり一人一人どうすれば行くのかっていうのも違うっていうのはもちろんですし、どうすれば来やすくなるかっていうのを知ることによって、今まで気づいていなかった、気づいてはいなかったんだけども、そういえばこれあんまり便利じゃなかったなっていうようなものに気づくっていうこともできると思うので。
そうすると本当にそれこそ先ほどお話をされてたように、メーカーの人とか一般の人とかにも伝わるようになって、じゃあ好きなにか作るときこここうしておけばお直しもしやすくなるし、多分標準的にも何もお直ししてない状態でもある程度来やすくなるんじゃないかっていうような配慮もできるようになりますよね。そういうのは始動に大切ですよね。
前田哲平
ありがとうございます。
そう思います。
高見知英
SNSでわかりやすく伝えるっていうようなことでもありましたけれども、こちらは今のところメインはYouTubeの動画とかになるんでしょうか。
前田哲平
今はインスタですね。インスタとツイッターですけど、インスタが一番見ていただけてるしわかりやすいのかなと思うんですけど、インスタでも掲載OKって許可をいただいたお客様だけですけど、実際にお直しをする前とした後の洋服の写真、
あとは実際に受け取ったお客様からのメッセージだったりとか、そういったものは随時定期的に発信をしておりますので、それが今は一番メインですかね。
高見知英
インスタグラム確かにきっとしたお直しのワンシーンみたいな動画になると、多分インスタグラムみたいなところの方が見やすいかもしれませんね。
ありがとうございます。
前田哲平
そうですね。
高見知英
確かにこういうようなところから何となくでも触れられるっていうのはすごくいいですよね。
前田哲平
はい。
高見知英
ありがとうございます。
それでは続きましてですけれども、ITについてどう関わっていきたいなどございますでしょうか。
前田哲平
そうですね。ITについてどう関わっていきたいか、あとは今実際にどう活用してるか、どういう考え方で活用してるかっていうところでお話をさせていただきますと、
30:08
前田哲平
まず来やすくは今オンラインでやってます。そういう意味ではITをめちゃくちゃ活用してるサービスになるんですけど、
実際お直しのやり取りとかって対面の方が絶対やりやすいに決まってるんですけれども、あえてオンラインサービスにしてるんですね。
それはやっぱり近くにお直しを手頃な価格で、しかもやってくれるお店があったりとか、ご家族とか知り合いの方でお願いしたら来やすく直してくれる方実はいらっしゃると思うんで、
そういった方もあんまり必要ないかもしれないですけど、やっぱり近くにそういうお店がないとか、ネットで検索したり、今どこまで使ってるかわかんないですけど電話帳とか探してもそういうことを頼める場所がなくて、
結局我慢してるみたいな方が全国たくさんいらっしゃると思うんで、そういった方がまず全国どこからでもアクセスできるバーチャルなお店ということでまずインターネットでサービスをやってるのと、
あとはですね、体の不自由な方ってなかなかこう外出するのも難しい方とかもいらっしゃると思いますし、どうしてもお店に持ち込むにしてもすごくそれで大変だと思いますし、
生活のペースとかそういうのも必ずしもお店が空いてる時間と会う方ばっかりだとは限らないので、そういった方々が自宅から全部サービス完結させられるように、
かつご自身の生活ペースに合わせて24時間いつでも利用できるようにっていうサービスにしたかったんでオンラインサービスにしてますし、
あとはこういう体の不自由な人に限らず洋服のお直しの世界って、何て言うんですかね、俗人的でなかなかノウハウ自体があんまりたまってない世界だと思うんですけど、
ネットを通じたサービスを提供することでやっぱり履歴が全部デジタルで残るので、ノウハウをためてこれからよりそのノウハウを使っていろいろ活用して広げていったりとか、
あとはみんなでノウハウを共有していくっていうのでもデジタルはすごく有効なので、そういった形でオンラインサービスで始めているので、
そういった意味ではキアスクがサービス提供するためのインフラとしてというか、たくさんの人により使いやすくするために、
ITはやっぱりキアスクもたくさんの人に使いやすいサービスにする手段として今は活用してますし、これからもそういう考え方でやっていきたいなというふうには思っています。
ただ一方でお直しって結局さっき言ったように一人一人ニーズは違いますし、やっぱり対面の方が頼みやすいというか、
33:11
前田哲平
やっぱり体の不自由な方の困りごとにちゃんと寄り添ってサービス、接客したりとかお直しをできる、
そういう優しさとか人間臭さみたいなのは絶対に必要だと思うので、そこはインターネットサービスというのを基盤としながら、
スタッフの採用とか配置とかそういうところでちょっと工夫をしながら温かみもあるサービスにしたいと思ってやっています。
ただ基盤としてはやっぱりメリットが多いんで、オンラインITっていうのはすごく使ってますし、これからもITを活用したサービスでやっていくっていうのは変わらないと思います。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。やはり近くにそういうようなお直しができる人がいるっていう環境もありますけども、
ない人に向けてアプローチをするために、外出が難しいというような人のためにもオンラインを延々とやっていきたいということなんですね。
そうですね。ありがとうございます。また洋服のお直しってやはり俗人性が非常に高い分野だからこそ履歴を残すためにもオンラインを中心に活動することで
ノウハウを共有していくっていうような試みもあるということで、こちらについても本当にすごい面白いやり方だなというふうに思いましたし、
そういうようなことをやっていく、そうやってオンラインで俗人性をなくしていくっていうような考え方っていうのは、多分非常にいろんな分野で必要になってくることなんだろうなというふうには思います。
前田哲平
あとごめんなさい。もう一個インターネットの活用でいうと、さっきお客様が自宅でいながらとか好きな時間でっていう話をしたんですけど、
実はケアスクはお直しをする人、キャストと呼んでるんですけれども、キャストもお客様が体の不自由な方が多いと思うので、
体の不自由な方の困りごとを具体的にイメージできる方ということで、死体不自由なお子さんがいたりとかですね、
ご家族に介護が必要な方がいらっしゃって、お直しをする技術も持ってるっていう方が一番キャストとして多く働いてくださってるんですね。
そういった方はフルタイムで働くことがなかなか難しいので、そういった意味でもケアスクで働いてもらうっていうのはすごくいいかなと思うんですけど、
キャストも接客、お直し全部ご自宅で、全国各地にいるんですけれども、それぞれご自宅でやってもらえるようにしてるんで、
そういう意味でもインターネットの活用っていうのはお客様だけじゃなくて、働く人も働きやすい環境。
36:02
前田哲平
実際にお店を構えたりせずにご自宅から働いてもらうっていうので、そういう意味でお直し料金、お直しの場合は技術料が一番多いんですけども、
その辺も事務所や家賃とかそういうのもないので、料金を安くするっていうのも役立ってる。
そういう意味でもITっていうのは本当に便利だなと思って使ってます。
いろんなことが可能になってるんで。
高見知英
そうですね。そういうお直しをする人も動きやすくなる。
前田哲平
時間の制約をある程度有効に活用できるようになるっていうようなところもありますね。
高見知英
そういうようなオンラインの使い方っていうのは、特にこういういろんな仕事をされている方にとってこれから重要になってくるんじゃないのかなっていうふうに自分も思います。
ありがとうございます。
その他、これを聞いている人に何かしてほしいなっていうことって何かあったりしますか?
前田哲平
これを聞いてくれてる方ですか。そうですね。
でも周りに体が不自由な方とか、洋服の脱ぎ着がなかなか苦手にされてる方とか、そういう方がいらっしゃったらですね、
こういったサービスもあるよっていうのをぜひ聞きやすくのことをまずはその方に教えていただけるとすごく嬉しいなと思います。
やっぱりまずたくさんの人にもっともっと使ってもらってどんどん先ほど言ったノウハウもためていったりとかっていうのもありますし、
やっぱり一人でも多くの困ってる方を役にも立てると思うんで、そういった意味ではもっとたくさんの方に知ってもらって使ってもらいたいなと思ってるので、
もしこれ聞いてくださってる方、ご自身がもちろん着やすく、これは自分に使えそうだなとか、自分の家族に便利そうだなと思ったらぜひ利用していただきたいんですけど、
ちょっと自分には関係ないなって思う方もいらっしゃるかもしれないですけど、
もし周りにそういう方がいらっしゃれば教えていただくだけでもすごくありがたいので、そういったことをやっていただけると嬉しいです。
高見知英
ありがとうございます。
そうですね。周りにやっぱりそういうようなこのケアスクールのサービスを必要としているような人がいたらぜひ教えてほしいというのはその通りですね。
やっぱりそういうようなことによってノウハウがたまるっていうのももちろんそうですし、困っている人が減るっていうのももちろんありますし、
そのためにもやっぱりこういうようなサービスの存在を別に自分自身が使わないっていう方も把握しておいてほしいなっていうのはありますよね。
前田哲平
そうですね。
ありがとうございます。
高見知英
今後インターネットでこのコアドローブのまた着やすくの活動を知るにはどのようにすればよろしいでしょうか。
前田哲平
そうですね。コアドローブは運営会社の名前なので、実際にサービスをやっているケアスクの方が世の中にまだ出回っている方だと思うので、
39:05
前田哲平
ケアスクの方を知ってもらえればと思うんですが、まずオンラインにサービスを提供しているサイトがありますので、
ケアスクという形で検索をしていただいたら多分そのサイトが出てくるので、それをもし見ていただけると嬉しいですし、
あとは今インスタグラムとツイッターもやってますので、そこももしよろしければフォローしていただきながら活動を定期的に発信していますので、
見ていただけるといいなと思います。
高見知英
ありがとうございます。そうですね。ケアスクのウェブサイトやインスタグラムの方も先ほどのお話をお伺いしてすごく興味が出てきましたね。
やっぱりそういうようなところで、実際のお直し同様のことをやっている方も知っていただけるといいなと思いますね。
前田哲平
ありがとうございます。
高見知英
それでは最後になりましたけれども、ケアスク及び株式会社パワードローボ全体を通しての何か活動のキーワードをお伺いできますでしょうか。
前田哲平
そうですね。
2つ。1つはケアスクのスローガンというか、この言葉を掲げてやっているので、着たい服を着る日常をすべての人にというこのスローガンでやってますので、
着られる服、着やすいだけの服を着るんじゃなくて、やっぱり着たいと思う、自分の好みにあって着たいと思う服を日常生活の中で着られる、
この本来当たり前の生活をすべての人に送ってもらいたいなと思ってやってますので、着たい服を着る日常をすべての人にというのは1つキーワードにしたいなと思っているのと、
もう1つは、これはサービスのコンセプトとして掲げている言葉ですけれども、先ほどもちょっと言った話にも伝わる、
easy to wear just for youという英語なんですけど、
要はeasy to wear着やすくするのをjust for youということで、あなたのために、あなたのための着やすさという、
これをサービスコンセプトにしているんですけど、やっぱり誰にでも着やすいじゃなくて、結局1人1人目の前のお客様にとって着やすいお直しというのをやらせてもらうと思ってますので、
そのためにお客様がどういう着にくさを抱えていてとかってお直しで対応するキャストはきちんと寄り添って聞かせていただきますし、
お客様の要望にきちんと対応できるようにやってますので、やっぱり1人1人の着やすさというのを大事にして、
それに対応するお直しをするというコンセプトでやってますので、easy to wear just for youですね。
42:01
前田哲平
もうまさにあなたのための着やすさという、この2つをキーワードにこれからも今までやってますし、これからもやっていきたいと思います。
高見知英
ありがとうございます。
着たい服を着る日常をすべての人に。
easy to wear just for you。
いいですね。ありがとうございます。
やっぱりそういう風に、着たい服を着るっていうのが難しい環境か、
着たいけどもこの服はちょっとっていうようなケースはすごく話にはいろいろと聞いてはいますので、
なのでそういうような環境が少しでも減っていくといいなという風に思います。
着たい服を着られる状況がもっと増えていくといいなという風に思います。
ありがとうございます。
それでは最後その他何かこれは言っておきたいなとか、これ言い逃したなと何かございますでしょうか。
前田哲平
もう全部高見さんが聞いてくれたんで、もう言い残すことはございません。ありがとうございます。
高見知英
ありがとうございます。
それでは今回のゲストは株式会社コアドローブ前田てっぺいさんでございました。
前田さんどうもありがとうございました。
前田哲平
どうもありがとうございました。
高見知英
ありがとうございました。
今回は障害や病気などを抱える方の洋服の不自由を解決する活動を行う
株式会社コアドローブの前田てっぺいさんに
前田哲平
洋服のお直しサービス着やすくをはじめとしたサービスの内容やその思いを伺いました。
高見知英
指先が不自由なためボタンのつけ外しがしづらい。
車椅子に座ったままだと固い生地のズボンが痛い。
体に不自由がある人は着られる洋服に制限が出てきてしまう。
自分の好みで洋服を選ぶ前に着やすいかどうかで洋服を選ばなければいけないという現状。
その状況を打破するためにコアドローブの活動を始めた前田さん。
着やすいかどうかで洋服を選ぶのではなく
まず自分の好みの服を選び後から着やすくお直しをする。
一人一人のお客様に向き合って体に合ったお直しを提供するということを目標に着やすくというサービスを始めました。
あるものを着やすくお直ししていく。そしてその結果や実績を外部に発信していく。
それにより体に不自由がある人に服の制約があることをより広く多くの人に知ってもらう。
45:00
高見知英
そうすることで自然と多くの人が着やすい服が増えていくのではないか。
一人一人好みは違うけどみんなが同じ選択肢を持ちその中から選べる。
そんな環境になっていければいい。そんな環境にしていくために。
着やすくの活動やその活動内容の発信を通じて課題の存在をアピールしていきたいと前田さんは言います。
また着やすくはオンラインでの受付を行っています。
お直しのやりとりは多岐にわたり対面でない状態でお直しの相談を行うのは容易ではない。
しかし体に不自由がある人には外出に困難があったり活動の時間帯がテンポと合わないという人も少なくない。
そんな人々が自宅でサービスを完結できるようにするためにオンラインサービスとした着やすく。
その他にも活動の履歴を残すことでお直しに際する俗人性を撤廃しノウハウを残していくために。
お直しに関わる人たちが空いた時間をフルに活用して仕事に当たるために着やすくはサービスを円滑に進めるための手段としてインターネットを最大限活用しています。
前田さんの株式会社コアドローブの活動のキーワードは
着たい服を着る日常をすべての人に。
誰にでも着やすいというわけではなく、あなたに着やすいということ。
一人一人の着やすさを大事にして対応するお直しをしていきたい。
着たい服を着られないという人がいるという事実を知る。
着やすくないということはどういうことかを知る。
それを通してどうすればその人たちへの配慮ができるかを知る。
より多くの人が着やすい服を考える。
皆さんも株式会社コアドローブの活動を見て、体に不自由がある人が着せい服にどんな課題を持っているのか知ってみませんか?
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高見知英
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また、SBキャストでは、継続のための寄付受付を行っています。
毎月1000円の月額サポートの内容となります。
得点などご興味ご関心のある方は、ぜひ寄付サイトをご確認ください。
今後もこの番組では様々なステージで地域活動、コミュニティ活動をされている皆様の活動を紹介していきたいと思います。
それぞれの視聴環境にて、ポッドキャストの購読ないし、チャンネル登録などをして次をお待ちいただければと思います。
それでは今回のSBキャストを終了します。
お聞きいただきましてありがとうございました。
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